AマッソのコラムからAマッソの真意を読んでみる話

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

私が好きな芸人のコンビの一組に「Aマッソ」というコンビがいる。Aマッソというコンビは2人とも女性のコンビだ。

女芸人というのは、森三中しかりハリセンボンしかりニッチェしかり渡辺直美しかり、「見た目のインパクト」から売れることが多い。まあ直球で言うと「ブス」ということだわな。先述の芸人はそこをベースにしたネタを持つことが少なくない。が、Aマッソはそこに頼らず(というか、頼れるような見た目でもない)キレた発想から独特なネタを生み出す芸人だ。私は彼女らの「キレた発想」が大好きだ。でも、どうやら「キレた発想のネタ」だけで売れるほどTVのお笑いって甘い世界じゃないらしい。悲しい。

さて、そんな女芸人がブスいじりで売れているのが今のTVの王道となっている中、そういう現状に反感を露わにする者がTwitterにちょこちょこ現れる。女性差別といえばそういう一面は確かにある。「お笑いは元々差別的なもの」として下げてしまえばそれまでであり、こういう主張に屈服するとどんどんTVのお笑いから自由が減っていくのであまり呑まない方がいいのだが…が、もしそういう風潮が強くなった場合、得をする者も現れる。それがAマッソや紺野ぶるまなど「面白いが、ブスでない女芸人」だ。彼女らが、「面白さ」で勝負をしやすい世の中がきっと来る。そして、紺野ぶるまがドカンと売れた暁にはおはようからおやすみまであらゆる番組で彼女があらゆる単語をちんこで謎かけするという誰も傷つけないお笑いTVに流れ続けるという大変クリーンな世界がやって来る。ちんこ謎かけが天下を取る日はもう目前だ。ちなみに、私はちんこで謎かけはしたことないが、ちんこに炭酸水をかけたことがあります。「飲み物を粗末にするな」というお叱りが一部からきました。

話が紺野ぶるまに逸れたので、Aマッソに戻すが、Aマッソには「見た目」という武器がない。そのことをゴッドタンの「腐り芸人セラピー」という若手がハライチ岩井らに悩みを相談するコーナーでも「イケメンが出てきた時、芸人は狂喜乱舞を求められる」「自分の見た目なんか男で言ったらザブングル松尾」などと吐露していた。キレた発想のネタ、で売れるのは難しいようだ(2回目)。

そんな彼女らの悩みを、Aマッソ自身がコントにしてしまったネタがENGEIトライアウトという番組で披露された*1進路相談室で将来の進路を「女芸人になりたい」と言った村上演じる生徒を、加納演じる進路相談の先生が止める、というネタ。その加納のセリフは「Aマッソって知ってるか?」から始まり、「あいつら(Aマッソ)嫌いやねん、見方わからんやん」、「(女芸人の批判に「先生は考えが古いんです!」と怒る生徒に対して)古くて結構!これが世論じゃ!」、「女芸人が最近売れやすくなったなんてあれ嘘やぞ!テンプレートが蔓延してるだけじゃ!」そして、オチは「先生、どうしたら女芸人になれますか?」「知らん。太れば?」

…いわゆる「自虐」ネタかと思いきや、見た目だけで売れていく女芸人を批判するネタ、にも見えるし、ブスだからとTVに出しまくるテレビマンの批判にも見えるし、はたまたブスいじりで笑い、ブスいじりの需要を作る一般視聴者の批判にも見える。「女芸人のブスいじり批判」というのはブスを嘲笑することを批判するフェミニストの主張と噛み合っている、が、その主張は単純にブス発進で売れた芸人が多すぎるしそろそろ飽きたという俺の主張とは似て非なるものである。そしてどちらの主張に寄り添って作ったネタなのか?それはAマッソ本人のみぞ知るわけだが……………。

ここでAマッソ加納が最近連載開始したコラムが出て来る。TVに出れずともインターネットで動画(ネットTVやYoutube)なりコラムなり出して収入が出る仕組みがあり、TVと違って枠が理論上無限なのは現代が芸人に優しい部分だ。

第2回「こいつの足くさいから洗ってんねんー!」|何言うてんねん|webちくま http://www.webchikuma.jp/articles/-/1388

このコラムは一見すると、自分の兄のことを書き綴っただけのコラムに見える…が、最後から2番目の段落で自身の主張が唯一出て来る。

 コントで迷う事がある。医者を演じることはつまり、女医を演じることになってしまう。意味合いが大きく変わってくるのだが、女が演じるのだから当然だ。そんな当たり前を、うまく咀嚼できない。私はコントで、聴診器を使って遊びたかっただけだ。私はコントで、友達の足を洗いたいだけなのだ。

女性が医者を演じる→女医役になる→意味合いが「男性の医者役」から大きくかけ離れる。この意味のかけ離れは男性の医者はAVで主演にならないが女医はAVで主演になる、ということでもある気がする。女医と男医のイメージの乖離。女芸人と男芸人の求められるものがかけ離れている現状。これを埋めるための活動、理論、闘いこそが「ジェンダーレス」という奴なのだろう。それは先述の「ブスいじりによる笑いの取り方の批判」とも繋がる。

が、後半を見れば、Aマッソ加納がジェンダーレスの実現に向けたフェミニズムの戦士になる気はさらさらないことがうかがえる。「私はコントで、聴診器を使って遊びたかっただけだ。私はコントで、友達の足を洗いたいだけなのだ。」ここでいう「友達の足を洗う」というのは、屈託のない男同士の会話の象徴であり、なぜかどうしても女はできないものの象徴として描かれている。Aマッソのネタはよく「こんな発想の女芸人のネタは見たことない」と賞賛される。その賞賛は半分しか当たってない。実際よく考えると男芸人でも見たことない、かなり高いオリジナリティを持ったネタのはずだ。この見方もまたジェンダーレスだ。Aマッソの憧れの芸人は笑い飯なのだという。芸風のアホな感じは確かに似ている。聴診器で遊ぶ、というネタの着想も何となく笑い飯っぽい。しかし、Aマッソは「笑い飯の女版」になることはあっても「ポスト笑い飯」になることはないのか。そこにジェンダーの壁を越える日はないのか。そんなことを考えているように、この段落から感じた。

 

自分は芸人のネタが好きだ。それは「面白いから」という単細胞な理由も当然あるが、芸人のネタを見ていると「その芸人が何を面白いと思っているか?」を筆頭に芸人の思考がわかるような気がするのだ。Aマッソの進路相談のネタは特に本人の思考を色濃く反映したネタに見えたが、それでもネタから芸人の思考を読むのは推測に過ぎない。

そこで芸人の「コラム」というものが出て来る。コラムは筆者が考え方を書き出したものなので、当然筆者の考えが色濃く出る。芸人が筆者ならばそのコラムはネタよりその芸人の考え方が色濃く出ている場、と言えるはずだ。そんなわけで芸人本人が筆者のコラムを見て、芸人の思考を読むのも自分は好きだ。芸人の思考を読むなら素人の推測なんか読むより芸人本人のコラムを見るに限る。

 

………え?この記事ですか?もちろん「素人の推測」ですよ。

(おしまい)

 

 

*1:別の番組だとフル尺版があったけど、フル尺版よりこっちのがメッセージが直球で伝わるはずなので…

信じるか信じないかはあなた次第なグルメの話

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

今日は総集編を…。

 

というのもね、最近「ガセグルメ」なる単語が流行っている。Twitterでバズってる、悪魔の食べ物だの麻薬だの言われているお手軽レシピ。あれが本当に美味いのかを検証した結果、「だいたいが誇大表現」と断じたツイートがバズってるわけだ。まあ、私はTwitterに書いたレシピなんて暴君ハバネロを砕いてカップ塩焼きそばに入れただけだから関係ないけどね………

 

 

いや、ブログにめっちゃグルメ記事書いとるやんけ!!!!!!

 

というわけで、この記事に過去のグルメ記事を纏める。信じるか信じないかはあなた次第です。あとめちゃくちゃ長いので読むか読まないかもあなた次第です。

 

城崎温泉で食べた「日本酒ソフトクリーム」がクッソ旨かったのでみんな作るべき - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/10/27/000200

旨かった売り物をマネしたら旨かったという情報はあるが実りはない記事。バニラアイス+ウィスキーやバニラアイス+ほろよいメロンサワーなどアイス+酒がTwitterレシピでバズってるのをちょこちょこ見るので、あの店はそんな時代を先取りしていたのかもしれない。実際これはオススメ。

 

おかめ豆腐が豆腐の鍋を3種類も出したので食べてみた - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/12/23/235859

これも旨かったね。豆腐を愛する者豆腐を憎む者全ての豆腐関係者に伝われ。…まあまだギリギリ6月なのに30℃オーバーな日々が続くらしいこの時期に紹介しても仕方ないけどね…。そもそも売ってねえし。でも冬にはおかずによしつまみによしの万能選手と見て間違いないと思う。

 

丸亀製麺で本場のヤツを食べてきた話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/09/14/000026

これまた夏向けではないメニューだけど美味しかった。美味しかったけどやっぱりうどんに載せるものではないような気は未だに…。あ、そうそう今期間限定で売っているタル鶏天ぶっかけうどんも旨い。鶏天のジューシーレベルが高いんだよな。要するに丸亀製麺は旨い。

 

ラーメン二郎は怖くない 〜初心者向けラーメン二郎ガイド〜 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/09/10/000051

ラーメン二郎のコピペを「オタクのクソ誇大表現デマ」とバッサリ斬るという意味ではガセグルメ検証会に近い記事。あんなものは量が多くて味のクセが凄いだけであとは普通のラーメン屋です。気軽に行こうな。

 

ラーメン大好き小泉さんに出てくるラーメンを作ってみた - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/01/31/000423

ラーメン繋がりでこちらの記事。カップラーメン相手に80-90点連発しているのでガセグルメ警察に捕まる可能性がある記事。あくまで相対評価ですからね(震え声)。最後の文がガセグルメツイートっぽいのがまた捕まりそう…。

 

無料でもらえる吉野家牛丼の話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/24/000011

牛丼を月に8杯ももらえるヤバい月があったので、全部何かしらちょい足しして食べてみるというヤバい記事。結構多くの牛丼が「しょせん完成された牛丼のポテンシャルに勝てない」という自滅を成し遂げております。自分でいうのもなんだけど結構誠実グルメ記事と言える気はする。

 

KALDIのトムヤムパウダーが何にでも合うっていう話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/07/03/231633

これも旨くないものには旨くないと書いてるとはいえ、ガセグルメ警察に捕まる可能性が高い記事。全部調理法が「料理に粉をぶっかける」というマグマ料理ぶりなので調整すれば何とかなりそうなものもちらほら。Twitterレシピツイートが全て「ガセグルメ」と言われないよう、イメージ向上のために、トムヤムパウダーで誠実グルメを作ってみよう!!!

 

ネタパレに出て来たドリンクを作る〜3月号〜 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/03/30/000134

ネタパレに出てきたドリンクを作る〜4月号〜 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/05/10/011411

「お笑いの感想文とドリンクの感想文を交互に出す記事」という一見わけがわからない記事ながら、元の番組が「お笑い番組なのに突然ドリンクのレシピが出てくる番組」なのでわけのわかる記事となっている。わけのわかる記事ということはその分面白みがないということですね、悲しい。7〜8割くらいが市販の何かしらの飲料に例えられる味になるのでそういう意味でも悲しい。そして、5月末〜6月上旬に5月号の記事を出す予定だったがバタバタしていたので6月末〜7月上旬に6月号と同時UPとさせてください。陳謝。

 

11月11日は何の日? - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/11/12/000014

これは「11月11日はポッキーの日という風潮に対し、ポッキーではない棒状のものを食べて反逆する」というグルメでもなんでもないしょーもねー記事なんですが、記事中のパリパリきゅうりキムチがクッソ旨かったのでそれだけ宣伝させてください。お願いします。

最後に出てくるうどんはわざわざやるほど旨くはないです。

 

空前絶後のぉ!!!超絶怒涛の食レポブログ!!! - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/02/17/004158

あのポテトチップスのシリーズが増えていた話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/09/19/000024

コイケヤのpride potatoシリーズの食レポ記事。リッチ系菓子を買いたいけどリッチ系菓子特有の一回りか二回り高い値段に尻込みしてしまう人にオススメ。元々値上がり幅が小さい上に、たまに何のプライドもなく投げ売られていたりもするからだ。

ちなみに上記の記事では5種類しかないがより増えたのに放置している。ちょうど今日抹茶塩味を食べたが、抹茶塩って塩に少し抹茶が入ってる感じがいいのに、ポテチは塩より抹茶が濃かったのでなんか残念な感じになってた。残念。

 

日清の黒歴史シリーズを食べてみた - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/07/31/224610

日清の黒歴史シリーズ。どこへ行っちゃったんでしょう?今は店に並んでいるところを見ないということはもう一度黒歴史になっちゃったかな?まあ、もう一度黒歴史になるのもやむを得ないような代物だったのも事実だけど。トムヤムヌードルがすでに定着しているのにサマーヌードルトムヤム味をもう一回復活させる采配は今考えても謎。

 

お酒を飲む話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/04/14/001543

3つの安酒を飲んで1勝2敗という貨幣経済の厳しさを学ぶ記事。唯一1勝だったベルモルト、全然セブンの店頭で見かけない。金のビールも見かけない。好きだったのに。どうした、セブンイレブン!?

 

焼酎をいろんなもので割ってみよう - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/03/27/000236

だいたいのものが「味が変わらない」か「不味い」という実験記事としては良いがグルメ記事としてはかなりの問題作。美味しくないときは「美味しくない」と書くオルソンの誠実さが伝わればもうそれでいいです。あと、絶倫無双キングの瓶を持つ手が汚れているのはイナゴの佃煮なのだが、イナゴの佃煮はめちゃくちゃ悪魔的に旨いので実質大麻

 

100円梅酒三種飲み比べ - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/10/07/000330

これも100円梅酒なんか旨いはずがない、という貨幣経済の厳しさを伝える記事。すっぱムーチョ梅酒も実際そんな旨いわけじゃないしな!他のより、よっぽど飲めるけど!あ、そうそう180円くらいで山崎焙煎樽梅酒の缶を買ったらめっちゃ旨かったので梅酒を愛する者梅酒を憎む者全ての梅酒関係者に伝われ。

 

透明飲料界に激震!透明ミルクティーに次いで透明◯◯が売られる時代に! - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/10/14/000040

これは実際バズったし、本人もバズらせようとしている記事なので多くは語らない。ただ、水曜日のダウンタウンのスタッフがインタビューで「ドッキリを多くやろうという意図はないが、説を検証しようとするとドッキリになる説が多い」と言っていたアレは本当なんだな、とだけ思った。

 

アキバでハニトーを食う話 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/15/200330

旭駅本屋とのブログバトルのためにわざわざハニトーを食べた話。パンのフレーム部分まで食べようとするとクリームが枯渇する、というのはデマというのがすでに指摘されていたりするのであんまりアテにしちゃダメな記事。

 

食欲の秋に食べたくない、コーヒー料理3品 - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/09/03/232823

ある程度旨い順に並べてみようかな、と思い立った時点で一番下がこれなのは確定。他は流動するし何ならテーマに合わせてたとこもあったけどね。コーヒーなんてお菓子ならともかく肉炒めやうどんなんかに入れないでください。別々に飲み食いしてください。それが私がこの記事を通して伝えたい願いです。

 

以上、オルソンブロググルメ記事まとめでした。くどいようですが、信じるか信じないかはあなた次第です。

(おしまい)

にちようチャップリンを快適に見よう

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

私は今怒っています。怒っているところから始まるバラエティの企画ってあるよね。めちゃイケの抜き打ちテストとか、ガキ使の山崎に笑いの神は降りるのか?とかね。最近だとゴッドタンのフット後藤の俺も横アリ出させて〜な!もそうだった。

そんなのはどうでもいいんだ!バカ!今日はにちようチャップリンの話するんだ!バカ!怒っている理由はこれです。

そうです、にちようチャップリンという番組を見ています。にちようチャップリンというのはこの記事*1でも絶賛したようにテレ東がやってくれる若手芸人ネタ番組なんですが、最近…

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こういうゲージが出るようになりました。電車でGO!!のGセンサーみたいなね。あれもいらないよね。ブレーキかけると急に女が「ブレーキが強すぎます!」とか言い出すのね。うるせえよ。止まれればいいだろ、ゲームだぞ。Gセンサー同様、これもネタの途中にフワッフワ動くのでめちゃくちゃ気が散ります。フリの部分に入るとスーッと下がっていくのと、もっとウケてもいいボケが全然刺さってないと気が散るを通して少し嫌な気分になりますね。ちなみに、6月第1週→6月第2週→6月第3週とゲージが少しずつ太くなっているのでこのまま3月まで大会が続くと最終的に下画像のような番組になっている可能性もあるわけです。

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というわけで、いつ3です女子の悲劇*2が起きてもおかしくない。もちろん「嫌なら見るな」という声もあるだろう。しかし、そんな理由で見なくなったら芸人が可哀想…もとい俺がもっと芸人のネタを見たいじゃん!というわけで右端を無視すれば普通のネタ番組であるにちようチャップリンをいかにして快適に見るか?というライフハックを9個紹介する。

 

  • カーテン

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オーソドックスな方法、というよりカーテンがTVを邪魔することってあるよね!その現象を逆に利用するというウルトラハイパー天才なライフハックである。しかし、このウルトラハイパー天才なライフハックには欠点がある。それはそう、TVが窓際じゃないと一切通用しないということだ。すみません、全然ウルトラでもハイパーでも天才でもありませんでした。アイディア出す才能ナシでした。夏井先生にめちゃくちゃ怒られちゃうな。

 

  • 観葉植物を植えちゃう

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カーテンと同様のアイディアながら、TVの場所を選ばず隠せるうえに、植物から出るフィトンチッドという物質が、癒しややすらぎ、さらには抗菌性をも与える、大変ネイチャーメイドでボタニカルな手法。ただ、これはこれでちゃんとメンテしないと枯れてゲージがひょっこりはんしたり、逆に手をかけすぎるとめちゃくちゃ育ってTVを覆っちゃったりするという欠点がある。自然を相手にするのってそういうこと。

 

  • 何かの大会の好成績を祝っちゃう

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何かを祝っていれば何かとめでたいし、ゲージも隠れるので二重にめでたいという素晴らしいアイディア。誰も傷つけない、というか(垂れ幕の内容は別)。なお、強風が吹くとピラピラ上がってゲージ以上に気が散り、最終的に絡まってクソになるので強風が吹く環境にTVを置いている方はご注意ください。

 

  • 凍ったイカで画面をドゥーンする

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凍ったイカで画面をドゥーン!することによって画面にひびとケミカルにカラフルな線を表示させて誤魔化す手法。他のTVの右端も見えなくなるので、「どうせ右端なんて、他のバラエティでもロクでもないテロップしか出ねえだろ」と割り切れる玄人向けの手法。台風や地震が来た時の防災情報テロップが出るのは大体左なので安心だが、事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない細部にまで目を凝らしていただきたいある意味で衝撃の記録となっているお蔵入りテープを再編集して流す番組などを見る人には不向きと言える。

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なお、ドゥーンするときに力の入れ方を間違えるとこのように、にちようチャップリンどころか何曜日の何の番組も見れなくなるので注意が必要。

 

  • 凍ったイカを解凍して、皮と内臓を除去し、塩水に浸けて干す

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先ほどの手法と違い、イカの保存性を高め、旨味を閉じ込める手法。凍ったイカを解凍するとドリップが出るので、コストに余裕があるなら冷凍じゃない新鮮なイカを入手しましょう。日曜日の昼間に仕込めば、月曜日の朝には美味しい一夜干しができているはず。

 

  • 大根でもいいのでは?ということに気づく

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「コストに余裕があるなら」とテキトーなことを吐かしたが、最近イカが不漁らしい。それに伴いイカは値上がり、その影響はかの有名な北海道の駅弁「いかめし」をも値上げさせている。そんな中で「TVの右端を隠したいから」という理由だけで、イカの乱獲を推進するのはイカがなものか?というわけで、大根を干し、それをぬか漬けにし、沢庵を作るのがこの手法の趣旨である。干してからさらにぬか漬けにするので、一夜干しよりは完成に時間がかかる。

 

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かつて、「60代が一番好きな鍋はキムチ鍋」などという、ふざけた情報を流した結果、韓流ごり押しに反対する視聴者が某TV局を囲んだ事件があったのだが、あの時の韓国と今回のゲージではどちらが罪が重いかということを参鶏湯を飲みながら考えた結果、「反韓デモが起きたのに、反ゲージデモが起きないのはおかしい」という結論となった。7月8月もあのゲージがあったら、デモが起こるだろうね。僕は起こしませんが。

 

  • ケツピンの右端を足す

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「端を切る」ということで論争になる番組(?)といえば、そうケツデカピングーである。この手法は、両端切る派のケツピンファンが切ったケツピンの右端をもらい、それをにちチャプの右端にしてしまうという地球に優しいリユースである。なお、実際は「ケツピンの右端をプリントアウトしてTVに貼る」のでむしろ地球に厳しい(この手法が特別地球に厳しい、ということはないけど)。

 

  • TVをチェーンソーで切る

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「端を切る」ということでもう一つ思いついたものがあるのではないでしょうか?そう、「切る」といえばチェーンソーですね!チェーンソーでTVの右端をスパッと切り捨てればもうゲージは映らないわけです!チェーンソーに使い慣れていないと少々危険ですが、切り捨てたTVの右端を適切なジャンク屋にみんなが持っていけばもう一台TVができるはずなのでみんなハッピーです!なお、事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない細部にまで(中略)番組などを見る人には、やはり不向きなので要注意。

 

 

結論:あのゲージを考えたスタッフは、ねねねね

(おしまい)

*1:http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/05/10/011411

*2:思い出したくないので解説したくないため、知りたい人は「にちようチャップリン 170416」で動画検索してください。ただその動画を見てお笑いやバラエティを嫌いにならないでください。

濱田佑太郎のR-1優勝特番が優勝なのでここに保存しとく話

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

今回は、R-1ぐらんぷりの優勝特典として数年前から加わった「優勝者自身の冠特番」。正直期待していなさすぎて見ることすらなかったのだが、2018年の王者は濱田佑太郎。盲目のピン芸人、という意味でも注目されている一方で、それだけではなく、シンプルに笑いの地力が高い芸人でもある。そんな濱田佑太郎の単発特番となると、さらにその内容が「濱田佑太郎がこれまで、したことないこと、として紺野ぶるまとコラボコントや、車の運転、さらに太田光との対談も行う。そしてその内容からまた一つの漫談を作る」とあれば期待せざるをえないし、録画せざるを得ない。そして、見たら実際、期待通り、ちゃんと面白かったのでここに記録する。なお、FODでの配信は行なっていないっぽい。しろよ。5年くらい無料配信し続けろよ。

ちなみに、ナレーションは濱田佑太郎が「声が好きな声優」とインタビューで公言しまくっていた内田真礼が担当。多分、濱田佑太郎のガラケーは「うちだまれい」って読んでると思います(僕よりおつむがいいとは考えにくいので)。そんなわけで、例えば冒頭の「濱田くん、ありがとう!ナレーションは私、内田真礼が担当致します!」の「あ」と「ナ」、デートパートの服屋での「最先端のファッション」の「ファッ」と「ギンガムチェック」の「ク」、そして美容室からBARに行ったパートでの「LAスタイル」の「ル」を切り貼りして内田真礼にそういうことを言わせるとか、そういう楽しみ方もできます。僕より暇な人はやってみてください。そして、moraやレコチョクあたりで有料配信してみてください。そして、音声の権利じゃない方の罪で法廷にひょっこりはんしてみてください。

 

 

自己責任論の立場に立って、犯罪教唆をしたところで、本題の感想(及び記録)に入っていくぞ!何てったって、俺の将来の夢はライ◯ドアニュースでTVの内容を切り取ったニュースを書いて、その原稿料でフォロワーに叙々苑を奢ることだからな!

 

  • オープニング

R-1の時の出囃子がそのままオープニングという粋(?)な演出からスタート。センターマイクに立った濱田佑太郎が前述の企画趣旨を説明「何回BPOに審議入りするかというのが…」。その後、いつの間にか笑いのニューウェーブからソツのない司会に転身を遂げた陣内智則と、濱田佑太郎の同期に当たるゆりやんレトリィバァがMCとして登場。陣内が「セット見えてないやろ?何っっっっにもないで!」それに対して濱田が「視覚障害者ならこれでええやろって思ったんですかね」、「今ので1回目のBPOや!」。

 

VTR企画は「屋外デート」、「紺野ぶるまとコント」、「車の運転」、「太田光と対談」、そしてそれらを纏めた対談の計5本だが、それとは別に陣内、ゆりやんと3人で話すパートがあった。VTRの前フリも兼ねてはいるが、それだけではない。

陣内「ゆりやん、何か質問ある?」

ゆりやん「好きな色は?」

陣内「見えてないわ!いや、見えてないわ、ってのもアレやけど!ゆりやんのボケで俺が損するから!」

濱田「それ結構言われるんですよね、ツッコむたびに、自分がどんどん悪者になっていくっていう…」

一方で、濱田佑太郎も仕掛ける。「映画とか見るの?」から「好きな映画は?」という質問を経て

濱田「実写の映画だと映像描写とか分かりにくいんで、アニメ映画の方が好きですね…。ジブリ映画とか…わかりやすいんで…。一番好きなのは…『耳をすませば』。初心に返れるというか…。」

結構ガンガンボケてガンガンツッコミ入れていく感じがどこか陣内智則と相性がいい。それは他番組でも感じることだ。他にも「夢見たことある?」などをテーマに語った。濱田佑太郎もジャーキングするらしい。そりゃするか。目関係ねえし。

ゆりやんもR-1の打ち上げで「ホンマは目、見えてるやろ!」とイジっていたとか聞いてはいたので…。仲がいいというか、ピン芸人である濱田にとって一番イジリやすい人、と言う意味で最も相方に近い存在なんじゃなかろうか。運転ロケでも思ったし、何ならデートパートのOPでもいないのにイジってたし。

 

  • デート

普段は家デートが多いという濱田佑太郎が代官山で、かねがね好きだと公言していた鈴木奈々小倉優子とのWデート。

濱田佑太郎が一番好きな声優だという内田真礼のナレーションで「憧れの女性と公言していた鈴木奈々さんと小倉優子さん!」と言っていたのが何か複雑だったり、最初に行った服屋が小倉優子の前の旦那が好きだった店で、しかもその店の名前が「LOVELESS」だったりという部分もあったが、濱田自身も小倉優子の「誰だかわかる?」という問いに「オール巨人師匠ですよね?」と答えたり、服屋のコーデ対決で決着がついた後「僕もこっちの方がいいと思ってました」と言ったり、かなりボケる。そうそう、コーデ対決といえば

鈴木奈々「私とゆうこりんさんの2人で全身コーデ対決をします!…私とゆうこりんさんの2人で全身コーデ対決をします!」

濱田佑太郎「今2回言いましたよね?」

鈴木奈々「同じこと2回言う癖なんです」

この、濱田佑太郎のツッコミがなかったら、とうとうDVDが壊れたか?としか思わなかった件がちゃんと伏線になっている、ここがすごい。濱田佑太郎がまずすごいが、番組もその辺わかってる人が作ってる。本気が伝わる。

個人的に気になるのはこの後の路地の件。濱田佑太郎が平場でもボケツッコミ切り返しが強いのはその通りなのだが、盲目ありきのパターンがほとんどである。そんな中、「見えないけどランジェリーショップの横を通った」というシーン、のすぐ後に「パン屋がありますよ」と言われた時の濱田佑太郎、これがね…。面白かった!

濱田佑太郎「さっきのランジェリーショップからそんなに歩いてないですよね!?ランジェリーショップのすぐ横にパン屋ですか?………すごいな、性欲と食欲がヤバイぞ、両方満たしてくれる路地」

なかなか濃いツッコミだし、何より視力関係ないのだ。ちなみに性欲と食欲を両方満たしてくれる路地は「代官山 fusubon」でGoogle Map検索すると出るので行きたい人は行ってみましょう。

この後は、女子の長〜い買い物を内田真礼のナレベでバッサリ行かれ、「濱田佑太郎は4ヶ月に1度しか髪を切らない」という衝撃的な事実をさらっとナレーションで処理した後、鈴木奈々行きつけの美容師によってLAスタイルに刈り上げられ、それを2人がBarで迎え入れておしまい!ずっとコンスタントに面白い、濱田佑太郎のロケ適正平場適正がよく見える映像だった!要は面白かった!

 

R-1ぐらんぷりの結果発表の時の立ち回りが話題になったりならなかったりした紺野ぶるまとコラボコントのコーナー。コント自体はやったことあるはず*1だが他芸人とのユニットコントとなるとやったことないらしい。

感想を言うと、正直唯一ダレたパート。濱田佑太郎の要望が「R-1での紺野ぶるまのコントに入りたい」「紺野ぶるまにフラれたい」だったので、コントが必然的にR-1でやった奴の焼き直しに過ぎなかったのが正直残念。だからこそ、付け足されたオチで声だして笑ってしまったのだけど、これだったらなぜか新幹線の車内販売みたいな机でネタ合わせしてた件とかネタ後とかの平場パートがもっと長くてよかった。「映り方だけ気になる」「そういう店だと勘違いしてない?」「にゃんこスターに続く…ぼっきスター」

 

  • 車の運転

今回最も気になっていたパート、いや、実際は太田光と対談の方が気になっていました、嘘をつきました。

トークパートから

陣内「車種は何を運転してみたい、とかあるの?」

濱田「見えないので何でも…高級車でフェラーリとかランボルギーニとかは聞きますけど」

陣内「そうか〜…見えへんもんな、フェラーリって言うとくわ!真っ赤なフェラーリ!世界に4台しかないっていう…」

と、軽妙にボケながらVTRがスタート。また、企画趣旨ナレーションで濱田本人がR-1で披露したネタの「『濱田ってさあ、車運転したことある?』あるわけないやん!あったら大問題や!」の部分とつなげて「そんな大問題なロケを行なってくれたのが…」と繋げる構成にスタッフの本気が感じられる(2回目)。

肝心のロケは「加古川だったかの教習所内で運転」という形に収めることで免許を持たずに合法的に自動車を運転することを実現。濱田「スタジオではフェラーリと聞いていたんですけど」教官「フェラーリですよ」濱田「嘘つけぇ!」何気に教官のノリがいい。関西人への偏見が補強されていく。しかし、スコーンと状況を忘れてしまったのか、教官「遠くを見てください」濱田「今までの生徒と一緒にしないでください」。教官でいうとバックの件も傑作でしたね。

ハンドルの握り方を「10時10分」と言われ、適切な位置に握れる濱田佑太郎。トークパートでも「夢で時計のイメージを見たことある」って言ってたし、R-1でもしっかり眼鏡の形を把握していたが、たまに「わかるんかい」ってなることありますね、と思った直後、教官「バックミラーの調節をします」濱田「必要あります!?」。

最後は教習所特有の「ポールが良き位置に来たらハンドルを切るだけの単純作業」でお馴染み車庫入れ。あの教習いる?いや、あらゆる駐車場や路上にポールがあるならわかるよ?でもそんなポールねえじゃん。車庫の形も千差万別じゃん。それに全然対応できてねえじゃん。あれいる?でお馴染み、車庫入れである。この車庫入れも教官が凄いのか、一発で意外に綺麗に入る。教官も「素質があるのでは」と言い出す始末。意外な素質が発見された興味深いし、面白い映像だった。

 

対談前に陣内智則が話していた、ENGEIグランドスラム舞台裏のエピソードがすごい。

陣内「メイク室にいたら、太田さん入って来て『お前か?目の見えない芸人は?』って。そんで『(指で何か作って)これわかるか?』って(中略)それを濱田くんいないところでやってたから…」

うーんこの、不謹慎。そら濱田佑太郎も「大好きです」っていうわ。このエピソードに対して濱田が「逆に『お前か?藤原紀香と離婚したの?』って聞いてくるかもしれないですね」って返したのも最高。

対談本編、太田光が多忙だからか、太田光がラジオ収録した後のTBSラジオのラジオブースで対談。この場所設定も「いや、フジテレビ系の番組なのにTBSラジオで対談かい!他局、他局!」………なんてことではない部分で笑いになるのだが…。本編は太田が海老反りになりながらゲラゲラ笑うシーン多めながら、言っている内容は結構重め。太田「その杖、仕込み刀だろ?」のようなボケもありながら、

太田「自分が噛んだのに優勝したっていうのずっと引っかかってるんだろ?そういう立場(盲目)だから、お情けで投票してもらったと思ってるんだろ?…青いな、お前は。(中略)どんどん武器にしていけばいいんだよ」

「青いな、お前は」の言い方含めてカッコよかった。実際、爆笑問題は漫才する時は太田か田中のどっちかが1回は噛むね()この少し後の「言っていることはくだらねえのに」、「見えないからワンパターンで」の辺りも印象的。ワンパターンでもウケていればいい、という意味合いの方が太田の中でも大きいんだろうけど。

そういえば「R-1で普通の漫談で成立させたのがすごい」みたいなこと言っていたけど、あべこうじについてはどう思っているんだろう?まあキャラ加工が入っているっていう意味では普通の漫談じゃないか?

太田「作りやすいから時事ネタやってるってだけで別にこだわりとか、社会に物申したいとかないんだよ」

と、常々インタビューで公言している話しから

濱田「自分もウケるから目が見えないっていうネタやってるだけで、障害者として物申したいとか、バリアフリーが広がれとか全く思っていない」

太田「むしろ狭まれ、って思ってるだろ?」

濱田「ヤバいヤバい、バリア欲しい」

太田光が最も尊敬する芸人と言い続けている立川談志は「お笑いとは人間の業の肯定」と言っていたし、太田光自身も「お笑いは人間が不完全なことの証明」と言っていたと聞く。そんな太田が、視覚障害者の立場でのぼやき漫談をメインとする濱田佑太郎に言った、「むしろ狭まれって思ってるだろ?」。…改めて考えさせられる一方、考えないのが正解な気がする。

漫談を挟んだ後のオチがまた声出して笑った。

太田「TBSラジオのキャッチコピーが『聞けば、見えてくる』なんだよ」

濱田「TBSラジオ、大阪入らないんですよ。僕TBSラジオ聞いていたら今頃は見えてたのかもしれない」

そんな、「聞けば、見えてくる」でお馴染みのTBSラジオマイナビラフターナイトという「ネタの舞台をラジオで流すネタ番組」という結構無謀なネタ番組をやっていたりする。

 

  • 漫談

最後によしもと漫才劇場で、今回の企画からできた漫談をする、という。ここまでのおさらいかと思いきや意外にそんなことはなく、むしろ逆に漫談に出てきた件はカットしてその分、他の件のOA量を増やしている。本気が伝わるね(3回目)。鈴木奈々の同じことを2回言う癖が「鬱陶しいと思う人もいるかもしれないんですけど、視覚障害からしたらめちゃくちゃありがたいんですよ!(中略)ナイスヘルパー!」と言われたり、一方で「『お酒の飲めるBarに入ります、ってBarって大体お酒飲めるやろっていう」と、鈴木奈々らしいこれまた盲目関係ないエピソードを出してきたり。運転のエピソードでは、教官が「信号見て!」、太田光との対談でも「(白杖を持って出てくるのはあざといという件から)盲導犬連れてこい、と。そんで盲導犬も全然言うこと聞かへん、野良犬捕まえてこい、言われて…」白杖があざといという件はカットされていなかったが、野良犬の件は漫談で初出し。うーん、いい編集。

 

 

  • 総評

濱田佑太郎の平場での面白さ、「メッセージ性は特にない」というスタンス、企画への順応性の高さが再確認できる良い特番だった!面白かったし、濱田本人が終始楽しそうなのがよかった!

*1:前回の記事…というよりはWikipediaの濱田佑太郎のページの「芸風」の項を参照

Wikipedia芸風逆引きクイズ

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

今回は、タイトルにもある通り「Wikipedia芸風逆引きクイズ」と言う遊びを紹介、実践するぞ!

 

  • ルール

1、今から私がWikipediaのある芸人のページの「芸風」の欄から引用した文を見せます。

2、賢明なる読者諸君は誰のページから抜粋したものか当ててください。

 

早い話がこれだけですが、少し細かい話をしておきます。

細かい話1、Wikipediaの文章は2018年5月26日現在です。

細かい話2、コンビごとの個人名が書いてある場合は、その名前を伏せ字にします。

細かい話3、芸風の項目は

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このように大見出しになっているものと、

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大見出しの「人物」などの中に中見出しで入っているものがあるのですが、どちらも「芸風」の欄という風にみなします。

 

それじゃあWikipedia芸風逆引きクイズ、スタート!

 

  • 第1問

テレビ番組のことを”TVショー”と表現する。

 

  • 第2問

最も多用する流れは以下のようになる。

まず体験談などを話す、小ネタをやって見せたりするなどの前振りを行う。
途中で言葉を間違えたり先にオチを言ってしまったりといった失敗に気付き「あー、下手こいたー!」と落ち込んで床にひざまずき頭を垂れる。
すかさずBGMが流れだし、リズムにあわせて尻を高く突き上げたあと勢いよく立ち上がる。そして軽快な音楽に合わせてネタを始める。最初は「ウィー!」「ホラホラホラホラ!」、あるいは両肩を揺らしながら「揺れてるよー!」などから始まる。
尺が短い場合はBGMを流しながら登場して、ネタを始めることもある。
先の失敗を受けて「ア、ソレ、ア、ソレ、ア、ソレソレソレソレ、○○○、(だけども だっけぇど)、×××、でもそんなの関係ねぇ! あー そんなの関係ねぇ! あー そんなの関係ねぇ!」と利き腕の左腕を、こぶしを握り締め振り下げる。
「だけども だっけぇど」の部分は省略することもある。
「でもそんなの関係ねぇ!」の振り付けは藤井隆「ナンダカンダ」のサビ部やポケットビスケッツYELLOW YELLOW HAPPY」の冒頭部とほぼ同じだが、肘を曲げたワンハンド・ダンベル・ローイングスタイルである。また、(ページ名)自身も振り付けが似ていることを、2007年11月17日放送分『エンタの神様』でネタにした。

その後続けて白目をむきながら左腕と右脚を斜めに伸ばして“イ”に似たポーズを取り、「はい(セイ(say))!おっぱっぴー」と叫ぶ。
傾向としては、『ぐるぐるナインティナイン』では「セイ!おっぱっぴー!」、その他の番組では「はい!おっぱっぴー」と言うことが多い。
チントンシャンテントンチントンシャンテントン」と唱えながら軽妙な踊りを見せる。
元々は三味線の擬音を表現したもの。ただし、2007年に『東貴博のヤンピース』へゲスト出演した際、アニメ『少年アシベ』の主題歌「まかせて!チン・トン・シャン」から採ったという発言もしている。このフレーズを間に挟むことで、激しい動きによりあがった息を一旦整え、次に備えるブリッジとしての役割も兼ねているようである。

 

  • 第3問

代表的なネタの一つに(中略)ボケとツッコミは明確に分かれず、ささいな誤解からお互いが勘違いをしたまま会話が進んでいってしまうというもの。(ページ名)が一番得意とする手法で、彼らの代名詞ともいうべきネタ。このネタをやる際は下ネタを多用する事も多く、後半になってくると勘違いに気づかないほうがおかしいワードなども飛び出してくる。結局、最後までずっと勘違いしたままネタが終わるパターンが多々で、途中で勘違いしていたことに気づくパターンは稀である。

 

  • 第4問

「体育の時間」のコントでは、運動が苦手な小学生がマット運動に臨み、そのうち側転や前転がアクロバティックに出来るようになって最後は全員で大技になるというもの。

 

  • 第5問

リストバンドを外して落とし「2トン!」(これほどの重さがあるという振り)というパフォーマンスなどもしている。

 

  • 第6問

デビューしてから現在まで、全てのライブに来ている熱狂的ファンの「小島さん」がおり、ファンの中でも知られた存在となっている。単独ライブツアーでは、漫才の冒頭で、東京での初舞台から応援してくれているファンの「小島さん」をいじるのが恒例となっているが、いじる時間が長いために公演時間が長くなりがちで、関係者に怒られることがあるという。

 

  • 第7問

白石麻衣とのコラボを2度実現した。

 

  • 第8問

ただしライブによってはコントも行う事があり、R-1での紹介VTRでは先輩芸人として出演したザ・プラン9お〜い!久馬が主催するライブでコントを披露している映像が放映された。

 

  • 第9問

なお、ブルマーネタを辞めた理由は「ブルマーもののアダルトビデオを観て急に恥ずかしくなった」からだという。

 

  • 第10問

互いを、「さん」付けで呼びあうが、番組中等での第三者に対してへの相方の呼称は呼び捨てであることが多い。

 

  • 模範解答

ここからはクイズの解答となります。いわゆるネタバレなので、もう少し考えたい人は上にスクロールしましょう。

  • 第1問

テレビ番組のことを”TVショー”と表現する。

 

A、宮迫博之

 

これはすぐわかったのでは。引っかかるとしたら「雨上がり決死隊のページか、宮迫博之の独立したページか」くらいでは。ただ、この「めちゃくちゃ擦られてるあるある」を「芸風」と言い張っていいのか、という疑念はあるだろうが。

 

  • 第2問

最も多用する流れは以下のようになる。

まず体験談などを話す、小ネタをやって見せたりするなどの前振りを行う。
途中で言葉を間違えたり先にオチを言ってしまったりといった失敗に気付き「あー、下手こいたー!」と落ち込んで床にひざまずき頭を垂れる。
すかさずBGMが流れだし、リズムにあわせて尻を高く突き上げたあと勢いよく立ち上がる。そして軽快な音楽に合わせてネタを始める。最初は「ウィー!」「ホラホラホラホラ!」、あるいは両肩を揺らしながら「揺れてるよー!」などから始まる。
尺が短い場合はBGMを流しながら登場して、ネタを始めることもある。
先の失敗を受けて「ア、ソレ、ア、ソレ、ア、ソレソレソレソレ、○○○、(だけども だっけぇど)、×××、でもそんなの関係ねぇ! あー そんなの関係ねぇ! あー そんなの関係ねぇ!」と利き腕の左腕を、こぶしを握り締め振り下げる。
「だけども だっけぇど」の部分は省略することもある。
「でもそんなの関係ねぇ!」の振り付けは藤井隆「ナンダカンダ」のサビ部やポケットビスケッツYELLOW YELLOW HAPPY」の冒頭部とほぼ同じだが、肘を曲げたワンハンド・ダンベル・ローイングスタイルである。また、小島自身も振り付けが似ていることを、2007年11月17日放送分『エンタの神様』でネタにした。
その後続けて白目をむきながら左腕と右脚を斜めに伸ばして“イ”に似たポーズを取り、「はい(セイ(say))!おっぱっぴー」と叫ぶ。
傾向としては、『ぐるぐるナインティナイン』では「セイ!おっぱっぴー!」、その他の番組では「はい!おっぱっぴー」と言うことが多い。
チントンシャンテントンチントンシャンテントン」と唱えながら軽妙な踊りを見せる。
元々は三味線の擬音を表現したもの。ただし、2007年に『東貴博のヤンピース』へゲスト出演した際、アニメ『少年アシベ』の主題歌「まかせて!チン・トン・シャン」から採ったという発言もしている。このフレーズを間に挟むことで、激しい動きによりあがった息を一旦整え、次に備えるブリッジとしての役割も兼ねているようである。

 

A、小島よしお

 

小島よしおを知らない、ということでなければ、全文読んでわからないということはないはず。こういうのは早押しクイズ形式のが絶対盛り上がるよね。エンタの神様のネタがOA日ごと記録されているほか、「ハイ!オッパッピー!」と「セイ!オッパッピー!」の違いまで詳細に書かれており、小島よしおのアルバイトの初日に配られるマニュアルのようです。オッパッピーの時のポーズを「“イ”に似たポーズ」というのは、バカリズムのビデオデッキにチンチンを挟んでしまったので電器屋に電話する男のネタで、自身の状況を「カタカナのトみたいな状況」と伝える件みたいである。

 

  • 第3問

代表的なネタの一つに(中略)ボケとツッコミは明確に分かれず、ささいな誤解からお互いが勘違いをしたまま会話が進んでいってしまうというもの。(ページ名)が一番得意とする手法で、彼らの代名詞ともいうべきネタ。このネタをやる際は下ネタを多用する事も多く、後半になってくると勘違いに気づかないほうがおかしいワードなども飛び出してくる。結局、最後までずっと勘違いしたままネタが終わるパターンが多々で、途中で勘違いしていたことに気づくパターンは稀である。

 

A、アンジャッシュ

 

これも芸風が確立され、それを丁寧に書いた文なので分かりやすいだろう。これさえ読めば、いつアンジャッシュのアルバイトに緊急で入れられても安心ですね。

 

  • 第4問

「体育の時間」のコントでは、運動が苦手な小学生がマット運動に臨み、そのうち側転や前転がアクロバティックに出来るようになって最後は全員で大技になるというもの。

 

A、ネルソンズ

先の小島よしお、アンジャッシュ、と比べると知名度が落ちる分正答率も落ちるか。丁寧にフってオトすコントを丸々一本ネタバレされてしまった彼らの心情は察するに余りあるものがある。ネルソンズのアルバイトをするときに(以下略)

 

  • 第5問

リストバンドを外して落とし「2トン!」(これほどの重さがあるという振り)というパフォーマンスなどもしている。

A、サンシャイン池崎

 

先の小島よしおはネタの方法を、ネルソンズはネタのあらすじを詳述されてましたが、彼はネタ中の小ボケ、を詳述されています。ボケのことを「振り」って解説してやるな。ボケのことを「パフォーマンス」って言ってやるな。

 

  • 第6問

デビューしてから現在まで、全てのライブに来ている熱狂的ファンの「小島さん」がおり、ファンの中でも知られた存在となっている。単独ライブツアーでは、漫才の冒頭で、東京での初舞台から応援してくれているファンの「小島さん」をいじるのが恒例となっているが、いじる時間が長いために公演時間が長くなりがちで、関係者に怒られることがあるという。

 

A、サンドウィッチマン

 

Wikiepediaにもあるように、ファンの間では有名なエピソードであるため、ファンであれば即答ものであっただろう。こういう「単なるエピソード」すら「芸風」の欄に放り込まれているのがWikiepedia芸風逆引きクイズの魅力であります。

 

  • 第7問

白石麻衣とのコラボを2度実現した。

 

A、ひょっこりはん

こちらも単なるエピソード、なので知らないと答えられないだろう。彼のページもまた、ひょっこりはんマニュアルになっているので見たい人は見ましょう。ひょっこりはん白石麻衣のコラボは見たことあるのですが、「白石麻衣のネタ回しが下手なのが悪いのか」あるいは「ひょっこりはんのネタのポテンシャルがそもそもアレなのか」が分からないという、水ダウの「濱田佑太郎、箱の中身はなんだろな?最強説」で濱田佑太郎が「松っちゃん見てる〜」と言ったのに松っちゃんが「お前は松っちゃんを見たことないやろ」と返したシーンの、ちょうど真逆のメカニズムで地獄が形成された、衝撃映像となっていました。

 

  • 第8問

ただしライブによってはコントも行う事があり、R-1での紹介VTRでは先輩芸人として出演したザ・プラン9お〜い!久馬が主催するライブでコントを披露している映像が放映された。

 

A、濱田佑太郎

はい、さっき擦ったばっかりの濱田佑太郎が正解。一応、「あまりコントをしないが、R-1の紹介VTRがコントの映像だったR-1ファイナリスト」で絞れば知らずとも答えにたどり着けますね。たどり着けるか?知ってたから答えにたどり着けた君も、そうでない君も、たどり着けた時点ですごいと思う(小並感)。

 

  • 第9問

なお、ブルマーネタを辞めた理由は「ブルマーもののアダルトビデオを観て急に恥ずかしくなった」からだという。

 

A、紺野ぶるま

まあ、答えは書いてあるも同然なんですが、そうです、紺野ぶるまです。そろそろ、6月2日か3日のR-1特番の録画入れとかないとな。彼女の「芸風」のページ、なぜかサンドウィッチマン辺りの芸人と同等かそれ以上の長さで、かなり詳細に歴史が語られており、誰かがこれを書いて編集したと思うと、震えて夜も眠れないページとなっているので、全国の女芸人は気をつけてください、何かと…。

 

  • 第10問

互いを、「さん」付けで呼びあうが、番組中等での第三者に対してへの相方の呼称は呼び捨てであることが多い。

 

A、バナナマン

最後は最後らしく「芸風でもエピソードでもなんでもない奴」で難易度を上げてみました。でも、知名度が高く、コアなファンも多いからわかる人にはすぐわかっちゃったかな…???んで、何でこれが「芸風」に載ってるんだ???

 

 

というわけで、みんなも逆引きクイズを作ってみたり、Wikipediaの芸人(芸人に限らず芸能人全般)の解説されっぷりを読んでみると、いいと思います。

(おしまい)

ゆるキャン△でヌいた日

こんばんは、オルソンです。

 

2018年5月5日、それは私が単身で岡山弾丸ツアーを行った日だということは前回の記事で書いた通りだが、この日にはそれとは全く関係のないある出来事があった。それは「ゆるキャン△のニコニコ一挙放送」である。ゆるキャン△は素晴らしいアニメである。女子高生が山梨県でキャンプをする、以外特に何も起こらない一方で、非常に丁寧なキャラクターと距離感の設定、妙にリアリティがある一方でしかしハイセンスな会話、さらにキャンプ中に起こるちょっとした出来事がちょっとずつ展開を進めていくという構成、朝日夕日や湖面に映る富士山などあらゆる物の作画が非常に綺麗、と全てが最高のアニメだった。そんな全てが最高のアニメをオカズにする、ということは考えられなかった。結構経験のある者が多いようだが、トップクラスで好きなアニメというのは「神聖」としか形容できない枠にはいる。この神聖の枠に入ると、「好きすぎて神聖なのでオカズにはできない」という心情になる。しかし、私はつい最近、その神聖の枠を破壊し、ゆるキャン△でヌいてしまったのである。

5月13日。この日の24時がゆるキャン△一挙放送のタイムシフトの期限だ。しかし、私はゆるキャン△を1話も見ていない。このゆるキャン△一挙放送をどう見るかは最初から決めていた。平日はGYAO!でアニメやバラエティを通常通り消費し、土日にゆるキャン△を見ながら岡山旅行記を書こうと思っていた。5月5日は岡山にいるから、アニメ一挙なんて5時間分動画を4G環境で見ることとなりあっという間にギガが干上がってしまう、6日はシンプルにクソ疲れる、平日は多忙&Wi-fiが貧弱、となると12、13日しかなかった。それに、ゆるキャン△は2周目だから、とりあえずながら見でいいかな、という考えもあった。ながら見くらいがちょうど笑えるってこういうことなんだよな、けして、映像で起きてる状況をもう一回ナレーションで反芻し、そのナレーションと全く同じ内容のテロップをデカデカと出し、そのテロップを出すのに音をつけることではないんだよ。わかるか、日テレ?そんなわけでPCとニコ動アプリを起動し、早速PCでブログを執筆しながら、ゆるキャン△を見る。が、スマホの方の写真を使おうとしたことや、撮った車両の解説文を作るべくテキトーにWikipediaをかじったりしたことが災いし、ゆるキャン△の一挙の方が先に終わった。ゆるキャン△を12日の土曜日に少しくらい見進めないから13日に5時間一気見することになったのだが、ブログも進めていなかったので、旅行記は完成しなかったのである。さて、あくまでながら見とはいえ、ずーっとゆるキャン△漬け。そうなると、この日は母とゆるキャン△のキャラ以外で女を見ていないということになる。さらに、勃起力を増強する研究を幾度となく続けた結果、チンチンが脳を支配しに来ている。もちろん、さっきまでゆるキャン△を見ていたスマートフォンとかいう道具でオカズを探すこともできたし、あの日あの時あの場所で買った快楽天*1もしまってはある。が、ぶっ通しで作業をしたら疲れてしまった。このムラムラとしたピンチをどう乗り切るか?

というわけで、浮かんだ考えは「ゆるキャン△でヌく」という技である。この技を実際に行うというのは、先述の「神聖という枠の破壊」ということから、ためらいはものすごいあった。でもこの日は母以外の女と会話なし、そして犬山あおいのおっぱいはデカい。チンチンはどうかしてるぐらいムラムラ悶々とさせてくれる。そして犬山あおいのおっぱいはデカい。

というわけで意を決して、「ちょっと前に見てた」というカスみたいな理由で、ゆるキャン△をオカズにした。瞳を閉じれば瞼の裏では、犬山あおいが大垣千明が各務原なでしこがローションをかけ合い、くすぐり合い、胸を揉みしだきあっていた。ゆるキャン△にそんなシーンはなかったが、人が想像できる物は必ず創造できる。彼女らが胸を揉むたび、ローションはペチャっと音を立て、胸から手へヌルヌルと伸びていった。距離を置いていたはずの、斉藤恵那や志摩りんもやがてこの、淫らなる乱れに混ざり、甘美な喘ぎ声とともに快楽へ堕ちていく…。

気づけば快楽に堕ちていたのは他でもない自分のチンチンだった。5月13日、自分のチンチンはゆるキャン△でヌいてしまったチンチンとなった。なぜそんなことをしてしまったのか?それは「ゆるキャン△を一気見した結果、母とゆるキャン△のキャラクター以外に女を見ない1日を作ってしまったから」に他ならない。ゆるキャン△しかないからゆるキャン△でヌく…これが順応だ。人類は環境に順応することで繁栄してきた。文明の発達や環境の変化に順応できない人種、職業は淘汰されるのだ。私は今日、オナニーを通してまた一つ順応したんだ…。そんなことをヌいた直後に考えながら思った。

 

 

 

……もし、男子校に進学して男子生徒しか周りにいなかったら、男子でヌいてたかもしれないな、と。

(おしまい)

*1:どの日どの時どの場所で買った快楽天かわからない人はこの記事参照http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/12/10/000237

岡山旅行の話

これは2018年の5月5日のこと。前々回の記事の通り、就活を無事終わらせた私は岡山に高速バス弾丸ツアーを行った。直前予約かつGWというバス料金的にも人の多さ的にも最悪な時期の旅行だが果たして…。

 

 

5月4日の夜、岡山行高速バスに乗るために私は東京鍜治橋駐車場に行く…前に、有楽町駅で降りてあるところに寄り道した。その場所は「かごしま周遊館」。少し前に家族で出かけた時に行ったら旨そうな梅酒があったのだが、ランチかつ家族とだったので頼まなかったものだ。なので、まず梅酒とつまみを頼んで一人呑みしにきたのだ。岡山行く前にかごしま周遊館に寄るという意味不明さだが、俺が行きたいときに俺が行きたい所に行きたいように行く、なぜなら俺の一人旅だからだ。

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今回食べた、梅酒とミミガー。なお、ミミガーは写真では見えないが下にゴーヤを敷くという賛否両論を招きそうな構造なので、ゴーヤ嫌いの人は注意しよう。

この梅酒があまりにも旨い、トロっと甘くて梅のさわやかな香りと酸味もあるのに、焼酎が負けることなく、さりとて辛すぎることなく主役の梅を立てる味で最高。1杯540円だがその価値はある(確信)。アルコール度数40なのにそれを一切感じさせない飲みやすさが恐ろしい。1杯で済ます予定が旨すぎて2杯頼んでしまった。

いい感じに酔ったところで鍜治橋駐車場とかいう今回の宿の出発地点へ。確認作業もそこそこにバスに乗り込むと、椅子の上に自分で膨らませるタイプの首枕とアイマスクと毛布があった。杉崎高速バス最高!杉崎高速バス太っ腹!天才だよ、杉崎高速バス!定刻通り22時ちょうどに発車した天才杉崎高速バスの高速バスは、イントネーションがガッタガタで、何の素材を切り貼りしたらこうなるかもよくわからないものだった。いや、「岡山駅到着は8時40分を予定しております」がガタガタなのはわかるけど、「休憩時間は放送を控えさせていただきます」とかはどのバスでも使うんだからちゃんと録っておけよ!

枕を膨らませて、毛布を掛け、しばらくTwitterをイジったらアイマスクをつけて一旦寝る。…しばらくして目を覚ますと、時刻は23:30。バスは停まっている。そこでカーテンを少し開けて覗いてみると、周りにトラックがいっぱい止まっていた。足柄SAで休憩のようだ。通路側の人も起きている。そこで、通路側の人に断って、トイレやコンビニへ行くことに。コンビニでは飲み物だけ買っていこうとしたが、足柄ということはもしや…?アレがあるんじゃないか…?と思いながらコンビニを隅から隅まで捜索し、発見した。富士宮焼きそばカップ麺!しかし、お湯を入れて3分待って食べきる時間はもうない。なので、バスへ撤収すると自分の隣にいた通路側の人は毛布をかけて、アイマスクもして完全に寝ていた。なので、起こして窓際へ。というか寝るなよ。俺が帰ってこないと思ったのかよ。思うなよ。戻るよ。戻ったら俺はあんたを起こすんだよ。なのに何で寝ちゃうんだよ。

とにかく、足柄SAを出発したバス。自分もアイマスクをつけて寝る。が、寝れない。いったん目を覚ますと寝れないんだよな。苦戦しているとバスは急カーブを曲がり、やがて止まった。時刻は1:00、浜松PAだ。ここでもコンビニに行き、今度は「バリ勝男」という鰹節のチップを購入。たまに祖母の家からやってくるおかかふりかけと全く同じ味がした。チップの面積は広いのでこぼさず食べやすいとは思うが。

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着々とたまる静岡土産

本腰を入れて寝る。目が覚めた。朝だ。前の椅子に掛けた水を飲み、アイマスクを取る。時刻は3:00。3:00!?全然朝でも何でもなかったのである。これが逆浦島現象ですか。当然、何とか二度寝する。今度はちゃんと放送に起こされる形で起きる。8:00に岡山駅着。だいぶ早く着いたな、オイ。

まずは朝ご飯。近くを見まわし、ローソンへ向かう。ローソンでお湯を乞食して、昨晩買った富士宮焼きそばにお湯を入れる。乞食と言っても飲み物も買いましたからね。そういう問題じゃないと思う。富士宮焼きそばカップ麺は旨い。魚粉が旨い。魚粉がソースにも合うという発見こそが富士宮焼きそばの全てと言っても過言じゃないからね。あらゆるカップ麺で相当上位に入る好きさなのだが、全国販売が結構前に終わったのかどの店でも見なくなっちゃったのよね、富士宮焼きそばカップ麺。

朝飯を終えたら、新倉敷へ向かう。まず、岡山に行った目的の一つである「EVA500の葬式」がある。EVA500はエヴァンゲリオンとタイアップした500系である。5月13日にラストランを迎え、ハローキティの柄に変えられてしまうのだという。自分はエヴァンゲリオンにはあまり興味がないのだが、EVA500系のデザインがかっこよかったので撮りたかったのだ。ハローキティはねぇ…、かわいいことはあってもカッコイイことはないからねえ…。駅先に出ると午前順光のはずが順光ではなかった。なぜ…?と思いながら、撮影したが、放送で気づいた。ここ新大阪方面ホームだ!新大阪方面の列車撮るのに新大阪方面ホームいたらアカーン!という、ケアレスミスを正して博多方面ホームへ。ミスをただした後も新幹線は何本か来たが、通過列車はかなり速い。新幹線の法的定義を考えれば当然だが200キロは出ている。なのでミラーレス一丸をもってしても切り位置を遅れた。なのでEVA500以外まともなカットは撮れず!閉廷!

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EVA500。500系といえば、その高いデザイン性から人気を博したのぞみの花型だった…今はJR西日本管内(山陽新幹線)のみの運用、こだまメイン、8両に減車される、など栄枯盛衰を感じさせる。今回のEVA500のようにタイアップに使われることも少なくない。

この後は、妹尾に移動し、瀬戸大橋線を撮る。瀬戸大橋線はしおかぜ、南風、マリンライナーといった本四連絡列車が多数走る路線だ。しかも、岡山~茶屋町間は宇野線も乗り入れている。

撮影地への移動中、Google Mapが「コンビニエンスコデラ」という謎のコンビニの存在を示唆する。こういう謎のコンビニとの出会いが地方の醍醐味である。早速行ってみよう!

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と、思ったら閉まっていた。コンビニが閉まることってあるんだ…。あるか。コンビニが閉まらないと思う方が間違いだった、と思い直す。にしても、店の扉に開店時間が書いてないのはどうかと思うぞ、店として。

撮影地に到着した。

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アンパンマンロッコ。まさかまだ現存していて、今日が運転日だとは岡山駅で放送聞くまで知らなかった。トロッコは32系の改造車で後ろの動力はキハ185系の改造車だ。

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8000系アンパンマン塗装。走っている所を前から見るとアンパンマンが飛んできてるみたいで少しかっこいい。

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8000系通常色。初期のJR四国が本気で作った振り子式特急型車両。8600系という後継車が一応登場しているので、ヤバいと言えばヤバいかもしれない。

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2000系。JR四国の車両で、日本初の制御付き自然振り子式気動車。エンジンを動かすと発生する反作用ゆえに無理だった振り子式を、2台のエンジンを逆方向につけて、反作用と反対の作用で打ち消させるというワイルドな方法で乗り切っている。最高速度が120キロなので、130キロ化改造されたN2000系というグループもある。なお、振り子は土讃線用に開発されたため、瀬戸大橋線では使われない。

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前述の2000系の貫通型とアンパンマン塗装。

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5000系+223系5000番台

岡山と高松を結ぶ快速列車マリンライナーには3両がJR四国の5000系、3両が223系5000番台という6両編成で運転されている。もっとも、5000系の一号車が2階建てで2階がグリーン車、1階が普通車になっていること以外、内装にさしたる変化はない。なお、マリンライナーの2階はグリーン車指定席なので快速なのに18きっぷでは乗れない。定期列車としては珍しい例と言える。

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113系。1963年に製造された国鉄型で、以降の国鉄の近郊型の標準となった。JR東日本でも東海道線総武快速線などで使われていたが、現在は全廃となった。しかし、JR西日本では前面幕をLEDにしたり、内装を223系と同一にしたり、なぜか塗料をケチるためだけに色を単色にしたりといった改造を受けながら走っている。広島にすら227系という新車が入った今、国鉄車王国と化しているのはほかならぬ岡山なのだ。あと、もしかすると115系の方かもしれないね、知ったことか。

撮影地から撤収。なお余談だが、撮影地付近に信号があり、それが青くなるとすぐに近くの踏切が鳴り、列車がやってくる。この辺りは過密ダイヤをうかがわせる。千歳線然り鹿児島本線然り、乗り入れの多い路線は普通にスジ屋が頭抱えがちである。

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岡山県は自分が見た限り、カラスよりサギの方が多い。いい県だね。こういう県が土方が土手の下で糞遊びしてたなんて風評被害にけがされないことを祈ります。

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パイプの上で甲羅干しする亀。のんびり甲羅干ししていた亀だったが突然波でパイプが揺れ、ポトリと落ちた。大丈夫か?と思ったら、亀は泳いでいた。なんじゃそりゃ。

途中の岡山駅で駅弁を購入し、中庄に移動。ここは、山陽本線伯備線が入り混じっているので、サンライナー、やくもなどを撮影した。

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この日の昼飯、えびめし&デミカツ丼。紐を引くと温まる方の駅弁であり、2つの岡山名物がハーフ&ハーフで入った一挙両得な弁当。ただ、えびめしはほぼソースかけご飯だし、デミカツ丼はカツにデミグラスかけただけで、ボルガライス(福井県の料理)と被ってるしで、さして美味しくない。岡山はグルメに恵まれない。土産屋の店頭という、一番客に見せたいはずの土産が、R-1ぐらんぷりの予選を見に行った新宿ルミネにもあった「千鳥のクセがすごいあられ」だった時点で気づくべきだった。

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115系(多分)。先述の113系をベースに登坂性能を大きく上げた車両で、山陽本線セノハチを超える区間中央本線などに投入された。こちらも113系同様、徐々に活躍の場を減らしている。

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103系…ではなく、113系3800番台。113系の中間車を先頭車化改造し、前面をツルッツルにしてしまった、JR西日本が世界に誇る珍車。

 

さきほどから気づかれていると思うが、何故か側面が逆光である。何で…?

 

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117系サンライナー117系が定期運用されている数少ない地区の一つが岡山であり、サンライナーに固定運用であるため、撮影もしやすい。117系は元々京阪神地区に初めて新快速を作るときに競合し鉄を出し抜くために作られた、いわば国鉄が初めて本気を出した車両である。そのため、2扉オールクロスシートでラッシュ時には弱い。サンライナーは岡山と福山を結ぶ、ラッシュ時のみ運行される快速である。なお、以前はサンライナー用塗装というのがあったが、今は単色化計画によってやっぱり黄色一色にベタ塗りされてしまった。

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381系。国鉄が開発した振り子式列車。自然式振り子特有の裾絞り構造が特徴的。かつては、しなの、くろしおなど全国のカーブ線区で導入されていたが、今ではこのやくもだけが381系を使う唯一の列車となってしまった。一部の列車はパノラマ型になっている。

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213系。当初はマリンライナー用に国鉄が作ったが、今は伯備線宇野線などに使用されている。

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今回の遠征で唯一成功(?)した流し撮り

 

夕方になってしまったので、高速バス出発時間まで岡山観光をする。岡山城もその横の後楽園という庭園も、GWなのでライトアップなどのイベントをやっていて夜まで営業しているようだ。

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岡山駅前の桃太郎像。

岡山市電に乗って、岡山城へ。路線図をテキトーに見たため、乗り間違える。乗り間違えた分は歩いてごまかす。

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途中、ショボすぎるスクランブル交差点を通過して…。

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岡山城に到着だ!!!

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後楽園は川の向こう。なんか伝説のポケモンがいそうですね。

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岡山城と椿。どっちにピント合わせればいいか迷ったので両方撮る。

岡山城の中へ突入。チケットを買って入ると案内のお姉さんに「エレベーターで4回までお上がりください」と言われる。エレベーター?岡山城は城なのにエレベーターがあるらしい。一発で攻め入られて終わるぞ。城にしては階段も緩やかで天井も低くない。これは城じゃなくて城型博物館ですね、間違いない。

そんな城型博物館では写真の撮れる展示と撮れない展示が入り混じっていた。基本的に解説文とレプリカがセーフで本物がアウトっぽい。

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やたらと綺麗なシャチホコ。なお、岡山城天守閣は岡山駅からほど近いため高い建物が多く、見通しはそこまでよくない。

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岡山市に自生していた、形の美しさから「笠松」と呼ばれていたらしい松。左の看板によると「天然記念物に指定されていたが、松くい虫によって枯れた」らしい。人間は自然に勝てないことを思い知らされる。

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レプリカ丸出しすぎる駕籠。

本物なので撮影不可だが、日本刀も展示してあった。親子連れが日本刀を見て、その母が「トマトとか切れそう」と評していて笑った。また、岡山城の歴史も書いてあったが、城主が歴史には疎くてねえ…大阪城くらいメジャーな城の城主は知ってるけど、岡山城主なんか知らんし、知らんから誰か見ても「誰?」ってなるよねえ………小早川秀秋なんて言われてもさ…小早川秀秋!?小早川秀秋関ヶ原の戦いで西軍に着くと見せかけて裏切り、東軍に勝利を招いたあの小早川秀秋が城主だったこともあるらしい。ちなみに、他にも2-3人が時代を超えて城主になったため、石垣の積み方など建築様式にいろいろな時代が混ざっているのが特徴なんだとか。はえー。

岡山城を堪能したら、後楽園へ移動。ちなみに岡山城と後楽園の入場チケットは200円くらいおトクになるセットがあります。よかったね。f:id:EF_510_514:20180516220453j:plain

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ライトアップされた岡山城。中写真右下に映り込んでいるたこ焼き屋は閉店しており、ただ単に岡山城の景観を破壊するだけの存在と化している。

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後楽園を一望できる展望台もある。なお混雑により入場規制をしていた。

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これらの屋敷も、今や着付け体験などを行っている屋敷型博物館である。

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マスカットビール。岡山の地ビールらしい。ビールにマスカットを混ぜた味がする(語彙力不足)。実際、ビールってそのままだと苦いので多少副原料が入ってる方が好きだな、とこれを飲んで思った。

さて、来たはいいが、思いのほかライトアップが貧弱な後楽園。展望台や鯉の池などもあるが、思うように写真が撮れない。

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救世主現る。救世主と言っても鯉に関してのみで展望台が意外に狭くて朝の西船橋駅の11、12番線ホーム行階段前みたいに入場規制をかけていたことやライトアップが貧弱すぎてピント合わせるのにも一苦労することや、昼間はやっているらしい雉を飼っていた小屋が夜なのでやっていないことや、マスカットビールを買った辺りでカバンに家の鍵がないことに気づき「岡山に落とせば泥棒はこないけど、こんなライトアップおが終わってる庭で落としたら探すのは骨だぞ…」と思いながら家の鍵を探したらカバンの別ポケットにあったことで浪費した時間と寿命や、屋敷でやっていたイベントがほとんど終わってしまっていたことや、そもそもそんなイベントに参加していたらバスに間に合わなくなることを救ってはくれないが、これを使えば鯉を操って照明まで誘導するのも楽なはずだ!!100円玉2枚を池に投げるなんてクソベタなボケをかましている場合ではない!!

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誘導が上手くいっている例。エサが照明のないところまで流れたら終わりで、それ待ちで照明まで動かない鯉が少なくない。

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鯉がいっぱいいる池に限って照明がないので、思いっきりフラッシュを焚いた。

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鯉にピントが合わない。これはこれで綺麗。

さて、後楽園観光が思いのほか長引いてしまった。ヤバいヤバい。何がヤバいって高速バスの時間が決まっている以上、夕飯の時間に余裕がなさげなのだ。とりあえず、えびめしデミカツ丼津山ホルモンうどん、と全ての岡山名物が揃ってそうな店に飛び込む、が、混んでいた。撤収!岡山駅まで戻り、コンコース内で土産を買ってから、夕飯を選ぶ…が、津山ホルモンうどんの店はない…そのほか岡山名物の店もない………というわけで、讃岐うどんのめりけんやに入った。美味いけど、そんな香川頼みでいいのか岡山駅。もっとプライドを持て岡山駅。岡山名物が食えなかったのが癪すぎて、ままかり寿司も買ってしまった。店選びが悪かったのか、ほぼ酢の味しかしなかった。

高速バスに乗り込み、東京へ帰る。帰りも、アイマスクと枕と毛布の支給でおなじみ、杉崎高速バスだった。ありがとう杉崎高速バス。神だよ、杉崎高速バス。素晴らしいよ、杉崎高速バス。

帰りのバスは、自動放送が終わってる切り貼りだったり、不当に夜中に目が覚めたり、休憩時間に飲み物買いに行ったら出る時は起きていた通路側の人が帰って来たらガッチガチで寝てたり、行きと大体同じことが起きただけなので割愛。

5月6日7:40。バスはサンシャイン池袋のターミナルに着く。あとは朝ご飯を食べて帰るだけだ。実はこの日の朝ご飯はもう決めていた。ラーメン大好き小泉さんというアニメ*1がある。このアニメで「24時間営業の煮干しラーメン屋が新宿にある」とやっていたのでそこへ行こうと思う。だったら新宿行の高速バス乗れよって話なのだが、予約がギリギリのギリだったからね、仕方ないね。ちなみに池袋でこの時間開いてるラーメン屋というと日高屋くらいしかなさそうだ。

日高屋くらいしかなさそうな池袋を後にして、地下鉄副都心線新宿三丁目駅に出る。

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これが「我が煮干に一片の悔いなし」の提灯、でもお馴染みの24時間営業のラーメン屋「凪」である。というかアニメでも提灯のインパクトがデカすぎて「我が煮干に一片の悔いなし」っていう店名だと思ってたわ。あと、普通に新宿ゴールデン街ど真ん中なので気をつけましょう(何を?)

ちなみに、自分が行った朝は、何とTVクルーが来ており、そのせいで待ち時間が長くなる旨を店員から説明を受ける。長くなる、と言っても10分あれば店に入れたわけだが、ただ知らん奴が知らん奴を撮ってたぞ?撮ってた奴は知らん奴でいいけど撮られた方も知らん奴だったぞ?いいのか、それ?いいか悪いかというよりどこのTV局だ?

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凪ではラーメン大好き小泉さんの聖地であることをおおっぴらに推している。万に一つ凪の店主が人でも殺した場合「容疑者はアニメが好きで…」と報道されてしまう可能性が高いと言える。なお、店が狭いため撮影チャンスに乏しく、下写真は食券機の前なので「食券を買いながら」か「帰り際」しか撮るチャンスがない。次回来るときはミニドローンでも持って行こうかな、と思ったが、図書館でおでんをドローンに吊るしてそのおでんを顔につけるシーンをTVで見たとき意外とドローンがうるさいということを思い出したので、やめることにした。

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理科室のホルマリン漬けみたいになっている酢。煮干しが入っているため、酢を入れても煮干しの旨味が薄まらない。この店に来た以上我々は煮干しから逃げられない、逃げられないのである。

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コシがあるが硬すぎない麺が、醤油のしょっぱさよりも煮干しが濃いという魚介系の中でも魚介が暴力的に濃いスープに絡むラーメン。乱切りでシャキシャキと噛むほどに味の出るネギや、一反も麺という平たく伸ばしたワンタンの皮に近いがよりコシ強めの麺(?)がスープの新たな味わい方を教えてくれる。完飲。

というわけで、朝食が終わったので帰ろうと思ったのだが、ここで偶然、別の聖地を発見してしまったので、そこも巡礼する。その聖地とは…

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この角度では分かりにくい&看板も見えにくいでしょうが、朝までそれ正解で松本人志が「よ、で始まる怖いもの」に挙げていたことでも名高い、吉本興業株式会社です。吉本興業自体、ダウンタウンからパンサーまで日本の芸人の半数以上を抱えし超大手事務所であり、この社屋自体もガキ使でフジモンが芸人の卵たちからの質問を全て「顔デカイからや」で打ち返す回など、TVでよく見るのでお馴染みだと思います。全然見ないしお馴染みじゃないですか、そうですか。

 

この後はまっすぐ帰り、荷物を片付けて二度寝して閉廷した。

(おしまい)

 

 

 

 

 

*1:漫画が原作だし、実写ドラマ化もされてるという指摘は、筆者もわかっているのでしないようにネ!