おかめ豆腐が豆腐の鍋を3種類も出したので食べてみた

こんばんは、オルソンです。

 

 

突然だが、最近スーパーやコンビニで売られている冷蔵冷凍の加工食品が目覚ましい進化を遂げている、と感じないだろうか?冷凍のカット野菜なんかは明らかに種類が増えているし、ラーメンのような既存の食品さえもヘタな店よりよっぽど旨いレベルまできている。冷凍刻みネギはいつまで経っても不味いままだけど。どうしてもネギを冷凍させると辛味や苦味を含んだネギの汁が出てしまうんでしょうな。出てきたネギの汁が凍った部分、ネギの葉からネギの汁を引いた虚無の部分どっちも不味い。

 

さて、今回紹介する食品はこちら。

f:id:EF_510_514:20171223230414j:image

スンドゥブ他2種の鍋である。左下にもあるように、レンジで2分30秒チンすると鍋ができるという代物だ。冷凍食品ではなく冷蔵食品なのでさほど日持ちはしないが、お手軽に鍋が一人前できるのが特徴で、値段も198円と大変安い。欠点は電子レンジがないと作れないということだが、電子レンジくらい一人暮らしの下宿生でも持っているでしょうからさしたる欠点ではないだろう、多分。…………多分、ね。

 

1、濃厚スンドゥブ

f:id:EF_510_514:20171223230414j:image

まずは、濃厚スンドゥブから。写真は使い回しなので読者諸君は気づかないフリをしてほしい。

f:id:EF_510_514:20171223231003j:image

フタを開けるとこんな感じ。何と、豆腐とツユしか入ってない。インスタ映えどころか何にも映えない宇宙食のような絵面である。

198円で鍋一人前って時点でおかしいって気づくべきだったんだよなあ…。

「お好みでネギや卵を入れてみても美味しいです」じゃないんだよパッケージよ。

f:id:EF_510_514:20171223230414j:image

パッケージに堂々と卵黄とネギ入っている時点でそういうのも入ってるのかと思ったわ…入れとけ!カップ麺に入ってるしょーもない乾燥野菜でいいから入れとけ!しかも、豆腐を鍋に移す時に豆乳がものすごい勢いで噴出したため服と床を汚してしまい、テンションは一気に急落。想像以上に豆乳が入っているので器から出さずに豆腐を開けるのがコツである。

f:id:EF_510_514:20171223231457j:image

パッケージを開け、豆腐を入れて崩し、ツユを入れてからチンしたものがこれ。作り方によると水は入れなくていいらしいので入れていない。尋常じゃないほどの豆乳が水分の役割を果たしている、という解釈でいいのだろう。にしてもつゆだく過ぎんだろ。当然だが、宇宙食をチンしても宇宙食である。どーせ宇宙食みたいな地球では食うに耐えない味なんだろうなあ…宇宙食食べたことないけど……………………。

あれ?旨いぞ!辛いだけでなく、アサリなど貝類の出汁がしっかり出ていて旨い!豆腐も198円出しただけあって多分ちょっといい豆腐だ!食感が柔らかくてまろやかだしちょっと甘味もあるぞ!あー、これは旨いわ。米にも酒にもうどんにも合う万能選手だわ。そら最初は、豆腐とツユしか入ってないという、ねこだまし→とっておき型のエテボース並にストイックな構成に困惑したけど、豆腐とツユしかないだけに、豆腐とツユの味には全力出してますわ…。ネギとかもやしとかお好みで具を追加してからチンしてもいいかもしれない。豚肉なんかも入れてもいいでしょうが、火が通ってなかった場合大当たりするのでそこは注意。ちなみに、ねこだまし→とっておき型のエテボースは鋼、岩、ゴーストタイプで止まる*1が、このスンドゥブ辛いもの苦手、豆腐苦手、ネトウヨに勧めると止まるので気をつけよう。

 

 

2、だし香る豆乳おぼろ豆腐

 f:id:EF_510_514:20171223232555j:image

続いては、だし香る豆乳おぼろ豆腐。この「だし」っていうのがあごだしな時点で期待MAXですな。

あごだし:あごという魚…というかトビウオから取っただしのこと。世界一旨い出汁といっても過言ではなく、「あごだしなんか飲んたら、もうかつおだしや昆布だしなんか飲めないね、ナハハハハ!」と自慢するスネ夫に対し、「あごだしが何だ!うちにはもっと凄い出汁があるぞ!」とのび太が無責任な約束を取り付けてしまうシーンがドラえもんにもあるということはあまりにも有名。

f:id:EF_510_514:20171223233902j:image

あごだしについてあることないことが言い終わったところでパッケージを開ける。アレですね、「あごだしたれ」ってアントニオ猪木にダル絡みする関西人みたいですね。見た目はそうです、さっきの宇宙食の色違いです。

栄養バランスでいうと、あごも豆腐もタンパク質なのでコマで例えると1秒で倒れますな。とはいえ、さっきの宇宙食も美味しかったので多分こっちの宇宙食も美味しいでしょう!豆乳が飛び出しても大丈夫なように器から出さずに豆腐を開けて、豆腐を崩してツユを入れてチンすると…。

f:id:EF_510_514:20171223234533j:image

こんな感じに。早速食べてみると

絶   対   日   本   酒。

すみません。ロケ番組で中堅俳優が食レポで言いがちな言葉を使ってしまいました。いや、でも本当美味しい。柔らかくて滑らかな豆腐は言わずもがな、あごだし特有の強い旨味が、優しくしかし確実に来る。これは絶対日本酒だなあ。出汁ということでうどんとも相性いいでしょう。もやしなんか入れるともやしのえぐみで潰れてしまう気がするのでネギや春菊なんかが合うかも。あと、肉よりは魚介、例えば牡蠣や白子なんかが合いそうだが、火を十分に通さないとやはり大当たりしてしまうので注意しよう!

 

 

3、ごま味噌坦々鍋

f:id:EF_510_514:20171223234929j:image 

最後はこちら、ごま味噌坦々味。もう、期待しかしておりません。

パッケージ開けたところの写真は撮り忘れてしまったが、大方の予想通りツユと豆腐しか入っていないので察してほしい。想像して?

f:id:EF_510_514:20171223234047j:image

豆腐を豆乳が飛び出さないよう容器から出さずに開けて、豆腐を崩してツユを入れてチンした結果がこちら。意外と赤くない。そして食べてみると意外と辛くない。柔らかくまろやかな豆腐に、これまたまろやかなごま味噌が染み渡る…。これまた米にも酒にもうどんにも合う万能選手ですよ。…これもネギとかもやしとか合うんやろなあ…!辛さは辛いのが本当に苦手ならやめたほうがいいかもしれないレベルで基本的には弱い。なので辛い鍋食べたい時はスンドゥブの方を選んだ方がいいだろう。スンドゥブと坦々は唐辛子ってこと以外全然違うだろって意見は蓋をする、鍋だけに。

 

  • 結論

おかめ豆腐の鍋シリーズは普通に美味しい。夕飯にすると、栄養バランスが気になるが、晩酌のつまみにはめちゃくちゃ良いのではないか。

また、アレンジのしがいもありそうで、アレンジしながら3種類をローテーションすれば一年…は無理でも一冬くらいは飽きずに暮らせそうな気がして来る。とにかく、この鍋シリーズは良い。それが結論である。

 

(おしまい)

*1:鬼火や精神力など、相性と無関係な対策もあるぞ!という声は無視