ネタパレに出て来たドリンクを作る〜3月号〜

こんばんは、オルソンです。

 

みなさんはネタパレという番組を知っているだろうか?ネタパレはフジテレビで金曜日23:40〜0:10で放送されている30分のネタ番組である。うしろシティやあばれる君などの若手芸人だけでなく、NON Styleジャングルポケットのような一度は売れた芸人まで幅広く扱っており、売り込む芸人を売れた芸人と抱き合わせセットで売ろうという構成が透けて見える素晴らしい番組である。ちなみに、土曜19時から放送されていた時代は頭痛が痛くなるくらい演出が終わってるネタ番組だったが、深夜に降格するのと引き換えに終わってる演出の数々が取っ払われた。鉄道でいうと、8両と6両を混合して走らせていたのに、両数を統一するときに沿線人口の減少を鑑みて6両の方に統一した新京成のような大英断である。

そんな、めちゃイケみなおかも終わった今、フジテレビが若手芸人を育成する番組としての負荷がかかりにかかることが予想されるネタパレだが、この番組は、劇場という設定があるためか、ゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーがある。「何で?」と思った方も多いだろうが、僕もわからない。でもゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーは確かにあるのだ。ゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーあり、故に我思う、のだ。そして、この謎コーナーは2018年3月から(2月以前からすでに遂げていたかも知れないけど覚えていないです)、なぜかオススメドリンクのレシピが表示されるという謎のパワーアップを遂げた。というわけでそのレシピを元にドリンクを作ってみるというのがこの記事の趣旨である。なお「3月号」というタイトルからわかるように一応、連載する予定はある。

 

  • 3月2日

この日のゲストは小島瑠璃子。花火職人のコントで清く正しく美しい大どんでん返しをしたあばれる君、スタッフに4日前に衣装を聞き出させてまでこじるりとのペアルックを敢行し「小島あ瑠璃子」を演じたRGと坊主がやたらかましていた回。こういう変化球が過ぎるネタにはこじるりのコメントが冴える。この日のゲストへのオススメ芸人はセルライトスパ。やっぱり坊主じゃねえか。うしろシティはモヒカンだったけど。

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そんな、この日の小島瑠璃子へのおすすめドリンクはフルーティグレープジュース。「1晩漬ける」という行程は難しいようで実際は火を使わなくてもいいので獣でも作れる。

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まず、ワンカップ焼酎の空ボトルを用意する。ワンカップ焼酎の空ボトルはペットボトルと違って間口が広いので果物を入れやすく出しやすいのだ。ワンカップ焼酎の空ボトルを使うとボトルシップも簡単に作れるので皆さんも是非お試しあれ。

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1パック298円のイチゴと1個108円のリンゴというクソ安果実コンビをざく切りにしてボトルに適量詰める。ネタパレは全然分量を教えてくれない。歌ネタのとき歌詞のテロップ出すくせに。

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ここでブドウジュース登場。このブドウジュースは「ポングレープ」というあのポンジュースで有名なえひめ飲料がブドウジュースに参戦した謎の商品である。何で参戦したんだマジで。ちなみに、スーパーでの流通が少ないため自販機で150円で購入したが、秋葉原にあるえひめ飲料東京営業本部の麓にある自販機は130円なので秋葉原までの交通費が往復20円以下の人はそちらを使った方がおトクである。

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これで一晩待つ…と。

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突然、外ロケになったのでびっくりした読者も多いかもしれません、申し訳ございませんね。こちらが一晩漬けた完成品である。イチゴとリンゴがブドウジュースによって紫に染め上げられるのかと思いきや、実際はその逆で静脈血のような色だったブドウジュースにイチゴとリンゴの色素が溶け出し、動脈血のような赤色になったわけだ。味は…一番近い飲み物でいうと「ワインで『リンゴのようなフルーティな香りが味わえます』と書かれていて『いや、ぶどう酒なのに香りをリンゴで例えたらアカンやろ』と思いつつ試飲してみたら本当にリンゴの香りがするワイン」である。もっともイチゴとリンゴを実際にぶち込んでいるぶんこちらの方がより、リンゴとイチゴがマイルドに溶け合い融合している。これ美味いな…。またやろ…。ちなみに、漬け込まれたリンゴとイチゴは完全に虚無の味でした。

 

  • 3月9日

この日のゲストは橋本環奈。トップバッターのサンシャイン池崎が「音楽の先生として合唱の池崎パートを指導する」という変化球なセルフパロディをぶち込んでスタート。ゆにばーすが橋本環奈がゲストなのにしっかりした全編下ネタコントをぶち込んでもいた回。チョコンヌの「くぅ〜」がシリーズ化されている流れはいい意味でも悪い意味でもレッドシアター末期を思い出す。ゲストへのオススメ芸人であるきつねが日本全国酒飲み音頭や我が家では洋梨、などいつものネタをやってストックの少なさを見せつけた一方で、ジャルジャルのネタ本数が8000本ということが明らかになった*1回。

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そんな、この日の橋本環奈へのおすすめドリンクは「クリーミーオレンジジュース」。オレンジジュースを絞りたてかつ濃厚な味わいにすることにこだわるのは良いが、「クリーミー」の部分が明らかに難易度とコストを上げている。

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オレンジをあえて縦に切り絞り汁を出しやすくする、と。

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これがオレンジ一個分の絞り汁です。クソ少ないな、クソかよ。握力の問題かな?と思って強く絞ったら皮が破けたので多分握力だけの問題ではないんだろうな、クソかよ。スティックシュガーを一本入れ、一煮立ちさせる。なぜ一煮立ちでやめておくかというと二煮立ちも三煮立ちもやると果汁がなくなりそうだから…。

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氷を入れて急冷した後、「クリームは用意できないし、コーヒーフレッシュでいいか…」と思い家に放置され続けたコーヒーフレッシュをぶち込もうとしたところ、コーヒーフレッシュがクリーム状に固まっていた。やったぜ。というわけで完成。飲んでみると…うーん。絞りたてのフレッシュさやパルプ質が入ることによる食感のよさみはあるものの、クリームを入れた意味はよくわからない哲也…。TVと同じ量作る場合オレンジが10個くらい犠牲になりそうなのでそこまでして作るもんでもねえなあ…というのが率直な感想。

 

  • 3月16日

この日のゲストは、劇場に入る前からかましてきた中丸雄一。男がゲストのこともあるんかい。トップバッターはR-1王者なりたての濱田佑太郎。ネタパレの客はよく笑うし、よく拍手する。「どっちか迷ったらわろといて下さいよって決め台詞あるんですけど…」。ネタ後のトークも良かった。ジャニーズの件とノンストップで陣内と共演した時の話は面白かったな…。相席スタート花言葉を使った花屋のコント。9日のロングコートダディといい、よしもとの若手は情報性の高いコントをやらないといけないきまりでもあんのか。ネタ後のトークでは、山崎がいい女としていい男か見極めるために「彼女が『この服とこの服どっちがいいと思う?』と見せながら聞かれた時どうするか?」という話。この議題を濱田佑太郎の前で出す時点でいい女ではない(過激派)。

後半は、あいのりをそのままやることで「素人の演技が巧い」という意味不明な印象を残して行ったレインボー、時事ネタとして半ば強引にカーリングを取り入れた瀬良社長、地下アイドル握手会のアイドルとオタクの謎すぎるノリに振り回される剥がしのバイト君をトリオで演じたジェラードン、とあまりにニッチな設定が続いたカオス回だった。

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そんなこの日のおすすめドリンクは「スパークリングオレンジジュース」。オレンジシロップと炭酸水を混ぜるだけという、オレンジシロップと炭酸水さえあれば猿でも作れる超お手軽メニューだが、オレンジシロップなんて家庭にNEEEEEEE!!!!!!!

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と、横を見るとさっきのオレンジジュースの残りがあった。そう、これが世に言う二本撮りである。

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スティックシュガーをもう3本、累計4本入れた後、さらに煮込み水分を飛ばし粘性を出す。これでオレンジシロップは完成。

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オレンジシロップを炭酸水で割ったらスパークリングオレンジジュースの完成だ!ちなみにTVでは最初はシロップは沈殿していて少しずつ炭酸水と混ぜて行く感じのようだがいきなり混ぜてやったぜ!あと、パルプ質を濾過していないので汚く浮いてしまった。ネタパレのように、お客様に出す場合はオレンジ果汁の濾過も忘れずに!あ、味はファンタオレンジと全く同じ味がしました。ファンタオレンジは無果汁なのに、スパークリングオレンジジュースと全く同じ味がするので、コカコーラの企業努力は凄いな、と思いました。ただ、このくらいの黄色さでファンタオレンジと全く同じ味がするということはファンタオレンジが我々消費者にオレンジを想起させるために使われる着色料の量はとんでもないのだろう。この着色料が発ガン性を持ち…違う違う違う。お笑い番組の記事だから。そんな話したいんじゃないから。後味は自然な感じというかスッキリした感じだけど味はファンタオレンジそのものな、スパークリングオレンジジュース。試さなくていいと思います。

 

  • 3月23日

この日のゲストは優香。アキラ100%、ミキ、野爆くっきー&ガリットチュウ福島という最近フジに推されがちな芸人が多く出た回。電流イライラ棒のような大掛かりな装置を組んだアキラ100%、あんなの絶対笑ってしまう。野爆くっきーもお絵かきおじさんとウォークマンという前回と全く同じ流れなのに笑ってしまう。オススメ芸人は消防士で無駄にテンション高くてテンパっているというキャラが渋滞しまくった男女コンビ、キラキラ関係。正直渋滞しすぎてきちんとハマりきれてない。

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ところで、これネタパレ本編の間に流れた黒烏龍茶のCMなんですけど、めちゃくちゃキングオブコント天竺鼠のネタみたいですね。アメリカン天竺鼠

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そんなこの日の優香へのオススメドリンクはコットンコーヒー。「綿菓子」と「ヘーゼルナッツシロップ」というあまりにもどこで売ってるかわからない代物が2品も飛び出した割には、大方味の想像がついてしまうのが悲しい。いや、だって綿菓子入れたコーヒーってガムシロップ入れたコーヒーと全く同じ味やろ。

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どこで売っているかわからないものその1、綿菓子は無印良品で購入。パッケージに「4個」と書いてあるのは無印側のミスではなく、写真を撮る前に食べた私のミスである。ちなみに「綿菓子 売ってる」で調べたところ「綿菓子はどこで売ってるの?」という質問サイトがたくさん引っかかった。どうやら子供が「綿菓子ほしい」とダダこねた時に需要があるらしい。ネタパレ見て飲み物をマネしたいからという需要はぱっと見なかった。

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無印良品の名に恥じず小包装に文字が一切ない。完全に脱脂綿である。

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どこで売ってるのかわからないものその2、ヘーゼルナッツシロップは「ファミマのドリップコーヒーの機械の横」でクリア。無料で使い放題(一応アホ向けに言っておくと、節度は持とうね)である。

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というわけでアイスコーヒーを購入後ヘーゼルナッツフレーバーシュガーをコーヒーを注ぐ前にかける。こうすることで熱いコーヒーが直接かかったところはすぐ溶けるはずという寸法だ。

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完成したアイスコーヒーに綿菓子を置いたら、スーッと沈んでなくなったため写真が撮れなかった…。これではもし「いつ綿菓子入れたの?何年何月何日何時何分何秒地球が何回まわった時?」と聞かれても答えられない。捏造用の脱脂綿も買っておけばよかったな。味は、ヘーゼルナッツ風味のコーヒー。綿菓子を入れる意味はさっぱりわからなかったので、インスタ映え狙わなければ入れる必要ないでしょう。インスタ映えを狙う場合は私のように沈めて即消ししないように気をつけよう。

 

3月30日(金)は全力!脱力タイムズが1時間スペシャルなのでネタパレはない。よってこの記事はおしまい!4月号をやるかはやる気次第です、あしからず。

(おしまい)

 

 

 

 

 

*1:他の番組では、もう言ってるとかそういうことは気にしないように!