タイトルの通りです。意外と長くなったので、パッパと行きます。カムバック爆笑レッドシアター時代のあの頃。カムバック高校生時代の俺。
なお、バックトゥーザ・フューチャーの曲、エンタの曲、ゲームから出るBGMなどは解説を割愛しております。
2010年8月18日リリース。AKB48の17thシングルにして、大島優子が初めてセンターを務めた曲(なお、センターの決め方は選抜総選挙)。2010年11月1日から49週連続でオリコン週間カラオケチャート1位を取り続けるなど、根強い人気を誇り、当時のAKB48の代表的な楽曲と言える。
なお、カラオケで歌ってみると、思ってたよりMVがエチエチであることでも名高い。
- あとひとつ(FUNKY MONKEY BABIES)
2010年8月4日リリースの14thシングル。テレビ朝日系の「夏の高校野球」「熱闘甲子園」のテーマソングであるほか、この曲を登場曲としているプロ野球選手も少なくない。
実際、歌詞中にも「砂混じりの風が吹いてたグラウンド真上の空」など、明らかに高校野球を意識した描写があり、当時東北楽天ゴールデンイーグルスだった田中将大選手が、ジャケット*1にもMVにも起用されており、野球一色の曲と言える。
- I Wish for You(EXILE)
2010年10月6日リリースの35thシングル。その週のオリコン1位を取り、その年のレコード大賞を受賞*2。
自動車のCMにも世界バレーのテーマソングにも起用されており、当時の人々は聞く機会が多かったはずである。
- 風になりたい(レッドシアターズ)
元はTHE BOOMの曲だが、レッドシアターズ(爆笑レッドシアターのメンバーのこと)によるカバーがリリースされたのは2009年8月5日。2009年のお台場合衆国のテーマソングにする目的で歌われた曲である。後述する謎のオープニングが継続して使われたこともあり、レッドシアター本編ではそこまで流れなかった気がする(レコーディングに密着みたいなのはあったけど)。
なお、狩野英孝が「風になろうよ」というオリジナルソングをテーマソングにする目論見もあったが2秒で却下された。
- Little Green Bag(George Baker)
爆笑レッドシアターのオープニング曲。個人的には、この記事を書かなければ、曲名を知ることはなく、まさか爆笑レッドシアターのOP曲の曲名に「Green」と入っているとは夢にも思わずに過ごしていたはずの曲である。
この洋楽が流れているところで、レギュラーメンバーが赤いペンキを塗り合うオープニング映像はよく言えば「前衛芸術」悪く言えば「意味不明」であった。マジであのOP映像何だったんだ。
- Trouble maker(嵐)
2010年3月3日リリース。嵐の29thシングル。櫻井翔主演ドラマ、特上カバチのテーマソングでもあった。
……………ひみつの嵐ちゃんを見ていた記憶はめっちゃあるんですが、この曲に対するエピソードや思い入れが何も出てきません。何も出てこなさすぎて自分でも怖いくらい。
- 笑顔のまんま
2009年1月7日リリースのBEGINの35thシングル*3。
2008年の27時間テレビの際に、さんまが「(エンディングのために)曲作ってくれまっか」と冗談半分で言ったところ、BEGINが快諾し、15時間後のエンディングの時には一番まで完成。そして、リハーサルなしで披露されたのが初披露である。なお、CD発売時には2番が追加された。
さんまはこの無茶振りに答えてくれたBEGINに恩義を感じているようで、ノーギャラでBEGINのライブに出演したり、さんまのまんまのテーマソングとして使い続けたりしている。
2010年9月29日リリースの5thシングル。2010年の紅白歌合戦でも歌われた楽曲。映画「君に届け」のテーマソングである。なお、作曲者であるflumpool阪井は漫画版「君に届け」の愛読者であるという。Wikipediaに載っているエピソードが生々しくて面白いので見るべき。
- Gee(少女時代)
2009年1月5日にリリースされたK-POP。なお、日本版のリリースは2010年10月20日である。韓国でも大売れしたようだが、日本でも2010年11月1日でオリコン初登場2位などの記録を樹立。なお、少女時代の日本版シングルとしては「GENIE」についで2本目となる。
この頃、K-POPや韓流ドラマなどのブームはめざましいものがあった一方、それをごり押ししたとしてフジテレビへの批判がピークに達していた時期でもあった。2008年の浅田真央転倒の扱い以降、圧倒的なキムヨナ推し、韓国推しが様々な番組で行われているという風潮が徐々に高まり、2011年にはデモ活動が行われる事態まで発展した。この風潮そのままにネトウヨを拗らせてしまい、帰ってこなくなった者は多数いると言われている。
- Secret Base〜君がくれたもの〜(ZONE)
若花田がオンワールドスカイラークスという社会人アメフトチームに入り、アメフトを始めた年である2001年8月8日にリリースされた、ZONEの3rdシングル。2011年に「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」というアニメのエンディングに抜擢されるなど、多くのカバーが存在することもあり、知名度は高い。Twitterにおいては「米やカップラーメンなどを床に落としてぶちまけたときのテーマソング」としても知られている。
また、ZONEは2005年に解散したが、「10年後の8月また出会えると信じて」という一節通り、この曲リリースの10年後にあたる2011年8月に活動再開した(2013年4月に再度活動休止)。
- 負けないで(ZARD)
マイケルジョーダンがバスケットボール選手を引退した年*4である1993年1月27日リリースの6thシングル。ZARDの曲としては珍しく恋愛ソングではなく応援ソングであり、24時間テレビの終盤の曲というイメージが強いが、1993年の高校生クイズのエンディングでも使用されたという。
- 旅の宿(よしだたくろう)
連合赤軍があさま山荘に立てこもった年である1972年7月1日リリースの4thシングル。なお、「よしだたくろう」は当時の表記。よしだたくろう唯一のオリコン1位取得曲である。
あさま山荘事件は、1972年2月に起きた立てこもり事件であり、最終的に山荘にクレーンで釣った鉄球をぶつけてぶっ壊す、というワイルドな方法で解決した事件である。
当時、現場は-15度であったため、あらゆる差し入れや食事を最前線に持っていっても凍ってしまうなか、カップヌードルを食べる隊員たちの姿が現場の生中継とともに映し出され、それがカップヌードルの知名度と売り上げの向上に貢献したという。
- UFO(ピンクレディー)
1977年にリリースされたピンクレディーの6thシングルにしてピンクレディー最大のヒット曲。
ピンクレディーの音楽以外の功績(?)の1つに、番組本編で言われている「茶色い液体」こと、烏龍茶の知名度向上がある。彼女たちが「美容のために烏龍茶を飲んでいる」ことを公言した結果、1970年代末期に、いわゆる健康食品として一大ブームが起こり、烏龍茶の輸入量が2トンから280トンになったという。ただし、現在のように缶やペットボトル入りの烏龍茶が販売されたのは1981年のことだという*5。
- GO!GO!MANIAC!(放課後ティータイム)
けいおん!!*6の前期のOP。「放課後ティータイム」というのはけいおん!!の作中で主人公たちが入っているバンド名で、この名義では4thシングルということになる。リリースは2010年4月28日。
けいおん!!は2010年4月から10月まで2クール放映されていたアニメ。ちょうど一年前に放送されていた一期の段階で大売れしており、いわゆる「オタク」でなくともタイトルくらいは知っている人が少なくないはずである。タイトルに反して(?)女子高生たちがまったり日常を過ごしているだけのシーンに対して、軽音楽をストイックに練習しているシーンが貧弱すぎることで知られており、「日常系アニメの元祖、皮切り的存在」とも言われているとかいないとか。
実際、1期はアホほど売れたようで、2期では「高3の主人公らが修学旅行に行った次の回に、修学旅行で高3がいない間の高2の過ごし方でもう一回使う」、「脇役のはずの中野梓が夢か現実かよくわからなくなる回」など、作家性という名のやりたい放題が爆発した回がちょこちょこある。
- MONSTER(嵐)
2010年5月19日リリース。嵐のちょうど30枚目のシングルであり、大野智主演の2010年4月開始ドラマ「怪物くん」テーマソング。
2010年4月は土曜21時の「怪物くん」に大野智が出演するのみならず、その後の土曜22時に放送していたエンタの神様が終了し、嵐にしやがれが始まった時期。この頃の嵐はTV露出という点では今以上に勢いがあり、今なお伝わる「嵐が地方でコンサートするとホテルが埋まる」などの都市伝説はこの頃くらいから囁かれ出していた気がする。
なお、2010年代初頭はエンタの神様のみならず多くのネタ番組が終わり、芸人がネタで出てくることがあまりに困難すぎる最悪の時代を迎えることとなる。
- タマシイレボリューション(Superfly)
2010年6月18日リリースの楽曲、Superflyの10thアルバムに、シングルより先行的に収録されたためにディスコグラフィーのシングルのページが存在しないなど、複雑な経緯がある曲。そして、番組本編で「岡ちゃんごめんね*7」などと言及されたワールドカップの、NHK系でのテーマ曲である。ただでさえ力強いSuperflyの歌声が、より力強くなっている歌という意味で彼女の特徴が最大限出ている曲と言える。
なお、番組本編での「岡ちゃん農業やるんだって?」というのは、英誌の取材に対する「監督を引退後は晴耕雨読*8に過ごしたい」という回答の誤訳がきっかけに広まったデマのこと。
以上です。ドリーム東西や恋する小惑星ほどではありませんが焼きごてにしては意外と手間がかかっているので、何かしらに活用してあげてください。ちなみに次週(もう今週)の勇者ああああは「RIFUJIN FIGHTING FEDERATION2010後編」だそうです。ヤベエですね、それではさようなら。
*1:ファンモンの特徴に、「シングルのジャケットは有名人の顔のアップ」がある
*3:厳密にはBEGIN with アホナスターズ名義で明石家さんまと、間寛平や村上ショージなど、さんまにゆかりのある芸人たちと歌った楽曲
*4:マイケルジョーダンが野球選手になったのは1994年
*5:伊藤園と中国の間での烏龍茶の輸入契約は1979年に結ばれていたようだ
*6:エクスクラメーションマークが2個なので2期です
*7:オシム監督の後釜として岡田監督が就任したことについて、2006年以前の監督としての戦績の悪さなどから批判されたが、実際にワールドカップが始まると、国外大会初の決勝トーナメント進出に導くなど偉業を立てた事象のこと。
*8:天気に任せてのんびり過ごす、というような意味