君の名は。を見てきたので感想を書く

某所のイオンシネマ君の名は。を見てきました、ハイ。
いやー、まだやってるもんですね。よかったよかった。
映画本編とは何一つ関係ないんですけど、劇場入って椅子座って上映開始待ってたらカゴを持った従業員が「ポップコーンいかがっすかー?」って言いながら入ってきて「おーマジかー」って
だってねえ、今時どこのJRの特急も車内販売なんてやってない…は若干盛ったけど縮小傾向ですよ。人件費がどーのこーのって話で。そんな中イオンシネマはポップコーン売りにくるんだすげえなって。

…本編の話しよっか。てな訳でこの下からネタバレです。ネタバレなしの感想だったら「君の名は。はいいぞ」という話で。というか、君の名は。舐めてたよね。あれだけ大ヒットされるとちょっと「うっ…」ってなって見に行くの後手後手になっちゃったりハードル上がっちゃったりするけど、きちんとそのハードル越えてくるところが凄いよね。あとめっちゃ作画綺麗。以下はネタバレ。

 

 

 

 

 

ストーリー的には大まかに3つに分けられるのかな、日常に異変が起こる導入から、入れ替わりに気づいてからの大喜利、そして入れ替わり先である三葉が彗星に関わる事件に巻き込まれてるとわかってからの瀧の奮闘の3つに。
「都会のネズミ、田舎のネズミ」っぽい導入が印象的。田舎のしょーもない伝統とか村長(だっけ?)の政治的汚さとか、都会の人は多いわ物価は高いわDQNはいるわという互いの汚い部分もきっちり描いてるんだよなあ…。
その後の「僕たちは夢の中で」「私たちは夢の中で」「「入れ替わってるー!?」」→前前前世が流れる、の件で、入れ替わりの大喜利畳み掛けただけで1500円中の700円くらいは満足したわけだけど、このパートは結構やりたいことやったみたいな部分もあったんじゃないかな?バスケットボールのシーンなんかアレやりたかっただけだろっていう。これは完全にどうでもいいけど三葉が瀧に送ったデートのやり方みたいなんがnaverまとめだったのは笑った。naverはアカンて…。いやあ、ホントこの部分面白くて楽しいんだから、ここだけずーっとやっても良かったんじゃん?マジで。
でも、そうしないのがこの映画のいいとこだよなあ…と今更ながら思うわけで。奥寺先輩とデート終わってから急に映画の空気が変わるのに、ストーリー自体はぶつ切りになってないっていう。そうか…日曜なのに制服着るシーン…、引っかかってたけどそういうことかよって。口噛み酒そんな重要な道具になるのかよって。このパートに関しては彗星をそういう見方できた時点で勝利だよなあってホント思う。そうだよ彗星、遠くで見るぶんには綺麗だけどいざそういうことなったらヤベえんだよ。このパートは「放送室で放送ジャック」とか「変電所を爆破」とかサマーウォーズ的な要素がガッツリ出てくるのが非常に良いですな。あと、瀧と三葉がクレーターで会話するという大喜利パート的な要素に一旦戻る件が挟まるのも良い。あのシーンかなり好き。
そんで、安直なハッピーエンドではないけど、何というかこう、良きところまでいって〆と。ただ、〆のセリフは、あの2文字ない方がいいんじゃねえかなあという気はする。細かい話だけど。
細かい話で思い出したけど、誰かが違和感あるって言っていた、四葉が三葉に「巫女の口噛み酒を売って大儲けしよう」って提案するシーン。あのシーンだけ見ても違和感なかったけど、のちに瀧が死亡者名簿を見るシーンで四葉が9歳とわかったところで目ん玉飛び出ましたね。9歳でその発想かよ。煩悩まみれかよ。巫女としてOUTかよ。何なら人としてもOUTかよ。
あと、瀧が三葉と入れ替わり成功して、泣きながらおっぱい揉んでるシーン見た時は、「人間、性的な意味なしでおっぱい揉むパターンあるんだ」って思いましたね。この時はバカリズムの「見よ、勇者は帰りぬ」ってコントのことしか考えてなかった。後半のパートでも笑えるところは笑えるし、でもオチで感動できるあたり本当にすげえよこの映画。

 

 

最後に提案なんだけど、「寝起きでおしっこすると尿が分岐して一方が便器の外にコースアウトする現象」の名は「ティアマト彗星」にしません?