面白くないTV番組はなぜ面白くないのか

最近、「TVが面白くない」という声をよく聞く。最近といってもここ5年はみんな言ってるようなことだと思う。「TVはもう終わりだ」とも言われる。しかし、TVは5年以上面白くない、と言われても終わらないのである。なぜか?それは視聴率があるからである。このブログの読者がいかに冒頭の「TVが面白くない」という声に対し、「それなわかる」と己の語彙力を2にしてまで言ったところで、見ている人は見ているのでTVは終わらないのである。なぜ面白くないのか。これを掘り下げて行くと以下のような理由が出てくる。

1、面白くない番組の方が視聴率があるから

2、一度当たったコンテンツを何度もやるから

3、コンプラを守ろうとするから

4、コンプラを破ろうとするから

5、TVがつまらない理由をみんなが知っているから

一つ一つ、敢えて詳しく説明しようと思う。

 

1、面白くない番組の方が視聴率があるから

これはいきなり訳のわからない見出しが出てきた、と思うだろう。しかし、そんなことはない。一番分かりやすい例が、2017年8月26日である。この日は24時間TVの放送日であるが、同時にテレビ東京が「ゴッドタン」という番組を真裏にぶつけてきた日でもある。ゴッドタンとは、かれこれ10年近く深夜2時ごろにテレビ東京がやっているバラエティ番組であり、多くの新企画や若手芸人発掘*1を行なってきた、コアなファンがけして少なくない番組である。ゴールデン化の際にはさすがに評判が良さげな企画で置きに行った部分もあるものの、東京03角田やロバート秋山などが歌自体のクオリティは高いのに、しょーもない歌詞の歌を熱唱する「マジ歌選手権」、街頭インタビューで「この芸人が嫌いな理由は?」というクイズを本人の前で解答させたり、「嘘のゴシップを言っても真に受けられるのは『そういうことしてそう』と思われているからだ」という論理の元、嘘のゴシップを言い合い、最終的に「ハライチ澤部とバイきんぐ小峠は副業で白バイ隊をやってる」とか言い出す「マジキライ選手権」などは腹が千切れるくらい笑った。比喩とかじゃなしに3時間半笑いっぱなしだった…というのはさすがに嘘で、2時間くらい腹が千切れるほど笑ったら腹の筋肉が疲れたので録画を少し止めて休んだ

…今とんでもない単語が飛び出したのがわかるだろうか?そう「録画」である。ここまでさんざんゴッドタンを持ち上げてきた私だが、そういう私もゴッドタンを見たのは録画なのである。録画では視聴率にならない*2。しかし、面白い番組をガッツリ堪能するには録画の方がいいという事情がある。よって面白い番組は視聴率にならない視聴率になる番組というのはガッツリ面白い番組ではなく見ても見なくてもさしたる影響のないBGMのような番組なのかもしれない…。現に、ゴッドタンの視聴率は大変残念なことになったらしいし、甲本ヒロトという歌手も「一番売れてるものが一番いいものだとしたら、一番いいラーメンはカップヌードルになっちゃうよ」と言っていたのでこの仮説は多分間違ってない。

ついでに言うと、ゴッドタンのような芸人が集まってワーワーやってるだけで情報とかは皆無な番組よりグルメだとか日常の裏技だとかの情報が入ってる番組の方が視聴率が出るという事実もある。どうやら世間は東京03角田やロバート秋山の歌より渋谷のワンコインランチなどに興味があるらしい。だから、面白い番組、というか芸人が企画に沿ってワーワーやってる番組とかネタ番組とかが消えるんだよ。悲しいね。そんな、しょーもない番組の批判を芸人がしてるサマを流した番組が、2017年9月16日25時45分から放送していたゴッドタンなんです!*3

 

2、一度当たったコンテンツを何度もやるから

第1章であげた面白くはない番組の例として「渋谷のワンコインランチ」を提示したが、TVというのは基本的に一度当たったコンテンツをいろんな番組やいろんな局でやり、視聴者が飽きるまで、いや実際には視聴者が飽きてちょっと遅れるまで流し続ける。その理由は「一度当たったからでしょ」と思っていたが、さらにもっと理由があるのではないか?と思ったのである。

その理由とはクレームが来ないからである。そう、私に言わせればTVには新しくて面白い企画や映像をどんどん流してほしいのだが、現状はクレームが来ると怖いという理由でTV局側が萎縮に萎縮を重ねているのは、読者もよく知るところであろう。そこへ行くと、「一回当たったコンテンツ」というのは「一回やったらクレームが来なかったコンテンツ」ということである。これをちょこちょこっと焼き直してから出せばクレームは来ない。来るはずがない。しかも当たっているんだから、視聴率までついて来る。これが、一回当たったコンテンツ最強説の全貌であると思う。と、言いたいところだが、一回当たったコンテンツ最強説の全貌はまだある。

ここでまた芸人の話をしようと思う。先ほど私は「TVには新しい企画や映像をどんどん流してほしい」と言ったが、実は初見の芸人のネタはウケにくいという事実がTVだけでなく劇場などでもあるのだという。そしてその理由だが、TVに出ている芸人というのはキャラ付けがされていることが多い。「クロちゃん=嘘つき」、「村本大輔=クズ」、「近藤春菜角野卓造などに似た人」などと言った具合に。そして、キャラというのは笑いどころに繋がる、視聴者と番組の共通認識である。しかし、初見の芸人にはキャラ付けがない。つまり、笑いどころにつながる共通認識がないという点で、売れていない芸人は、売れている芸人に対して不利なのである。コンテンツにも同じことが言えそうである*4。つまり、新規コンテンツを当てに行くより、一回当たったコンテンツをもう一回流した方がよりウケるのである。ここまでが一回当たったコンテンツ最強説の全貌である。そして、これにより芸人に限らず、同じような演者が色んな番組に出て、いわゆる若手が出て来るスキを与えない原因であるように思う。

ちなみに、「キャラ付け」というのは芸人側がTV番組で何度もネタ*5をやって提示する場合もあるが、芸人でないコンテンツを当てに行く場合、テロップとナレーションで強引に提示するという手段が取られることが多い。むしろ最近はテロップとナレーションを出せば何でも面白コンテンツになるとでも思ってるんじゃないか、と言わざるを得ない粗雑な番組も増えた。そして、強引にでも当てたコンテンツは、何度も何度もいろんな番組で当てられることになり…。

 

3、コンプラを守ろうとするから

まあ、第2章でも書きましたけど、今TV局はクレームを恐れて萎縮に萎縮を重ねているのでね。そら昔は流せていた面白い番組も流せなくなるとか、「これがダメだったなら、あれもダメなんじゃないか…?」とか考え出されちゃってお蔵入りするとかありますよね、って話で。まあ一応書いておきますけど、放送を止めてほしい人が「放送やめろ!」ってクレーム出すことはあっても、放送を面白いと思った人が「放送面白かったよ!」って電話することなどないですからね。そらクレーム側だけ言うこと聞いて、後者の言われてない意見を無下にしたらつまんなくなりますよ。よく「TVがつまらないと視聴者は言うが、TVをつまらなくしたのは視聴者のクレームだ」なんて言ってる人もいるが、視聴者なんて広くくくるな、と思う。クレーム出す視聴者と「今のTVより昔のTVの方が面白い」という視聴者が同一人物なわけないんだから。

 

4、コンプラを破ろうとするから

先ほどと矛盾しているが、コンプラを破ろうという意思もまた一つの邪念なのではないかと思う。先述の通り、今のTV番組というのはコンプラと自粛のセットにより大変萎縮しており、息苦しい。この息苦しさの中で流行ったのが坂上忍梅沢富美男と言った(的を射ているかは別として)本音をズバズバ言う人々である。しかし、彼らを批判する声もまた大きい。俺も嫌いだし。

そもそも、コンプラを破る、すなわち法令遵守をしないというのは簡単でコンビニのアイスケースで寝そべるとか一般道を時速150キロで走り抜けるとかでもいい。じゃあ、「コンビニのアイスケースに入ろうTV」とか「一般道を時速150キロで走り抜けようTV」とか作ったところで「それ、面白いか?」という疑問が出て来る。まあ、ここまで言えばわかるだろう、コンプラを破ればいい番組ができると思ったら大間違いである。

さて、ここで大昔のめちゃイケの面白かった企画*6の話をしようと思う。その企画の名前は逃げろ100万円岡村隆史が100万円を自前で用意し、街行く人に肩を叩かれないようにしながら(もし、肩を叩かれたら1万円払う)、大阪からお台場を目指す(なお、岡村隆史がお台場まで逃げ切った際持っていた金は2倍になるというルールもあったため、50万円以上残してお台場に来れば岡村隆史側が得をする。あと交通費は多少支給される)企画である。この企画そのものはコンプラに反する部分はない。100万円は岡村の金だが、一応岡村はルールに同意しているし、「お金を他人にあげてはいけない」などという法律もない。交通費は支給されるので、電車賃をケチってキセルするなんてこともない*7

しかし、コンプラの観点、つまり「法律守ってるか?」という部分でアカン部分はあった。というのもこの企画の面白さが「岡村隆史がお金に必死になって逃げまとうサマ」なのは言うまでもないが、必死になるあまり法に触れた逃げ方をしているシーンも散見されるのである。例えば、「『岡村隆史の肩を叩いて1万円もらおう!』というポスターを大阪→お台場の逃走経路に多数貼っていたが、名古屋にはそれを貼らない」という手法で作られた安全地帯名古屋のバスの中のシーン。岡村隆史は名古屋の中継車の中でしばし休憩をする。しかし、休憩が終わるとすぐにオーロラビジョンに「岡村隆史の肩を叩いて1万円もらおう!」と表示される。当然、街の人々は中継車に釘付けとなり、中継車の扉は完全に囲まれてしまった。そこで岡村隆史はドアと逆側の窓から飛び出し、横断歩道でも何でもない車道を渡って逃げて行ったのである。完全に道交法違反であるが、彼が犯した道交法はこれだけでなく、彼はフジテレビからお台場のゴールまで移動する手段として車のトランクに乗って駐車場から出るという荒技を披露*8

しかし、これを見て少なくとも自分は「コンプラ破ってんな。」とは思わなかった。じゃあどう思ったかと言うと「この企画面白いな」と思った。そう、コンプラを破るから面白いのではなく、面白いものの中にはコンプラを破っているものもあるというだけなのである。だから、コンプラを破っただけでは何も面白くない。このことに気づかず、ただコンプラを破って車を壊したりしているようではそらクレームも来ますよ。というか、ヤラセだろうがコンプラ破っていようが、「おもしれーwww」って視聴者を笑わせられているうちはクレームなんぞ来ないと思う。もっとも、全ての視聴者が、面白いと思うコンテンツを作るのは難しいというか無理なのだが…。

 

 

5、TVがつまらない理由をみんな知っているから

さて、ここまで今更言うでもないと思って流し気味に言ってきたが、TVがつまらなくなった根底には「視聴者からのクレームとそれに伴う萎縮」があるのは言うまでもない。ここで重要視したいのは「TV局が萎縮しているという事実をみんなが知っているという現状」である。こう書くと俺だけ俯瞰できてるみたいでカッコいいでしょ?

視聴者みんなが「TV局が萎縮をしているからTVがつまらない」と知っているとどうなるか?まず、面白い人ほど「TV局入ってプロデューサーになっても面白い番組は作れない」と考えるので、TV局に面白い人は入らなくなる。すると、TV局にはつまらない人しかいないのでつまらない番組しかできなくなる。そして、つまらない番組を見た次世代の面白い人が「TV局入ってプロデューサーになっても面白い番組は作れない」と考えるので…と、悪循環が成立する。この循環はこれからどんどん回っていき、そうなれば今度こそ本当にTVは終わるのではないか

 

6、まとめ

書きたいことは書いたのでまとめに入る。TVがつまらない理由は

 1、ガッツリ見ようが流し見だろうが視聴率が同じであれば、万人が流し見するものを作った方が視聴率は良くなるから。

2、新しいコンテンツより、時に内輪ネタとなるレベルまで古いコンテンツを煮詰めた方が視聴率は良くなるし、クレーム対策にもなるから。

3、新しいコンテンツを当てるために強引にテロップやナレーションで煽るから

4、コンプラで萎縮する一方で、無闇にコンプラを破ろうとするから

5、面白い人がTV局に入る意味がないから

と言ったことが今回の文章に書いてあったりなかったりする。今こそ、クレーマーに屈さず新しくて面白い番組を作って、流して行く勇気がTVに必要なのではないだろうか。

 

 

 

 

しかし、鬱陶しいテロップやナレーションもなく、人を傷つけない笑いで、内輪ネタもなく、それでいて面白い番組って何かねえのかなあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

http://www.yuyushiki.net

 

あったわ*9

(おしまい)

 

*1:三四郎とかおかずクラブとかがこの番組の「この若手知ってんのか」という企画から世に出ている

*2:録画率、みたいな統計があるとも聞いたことあるんですが詳しい人は教えて

*3:ハライチの岩井が「TVなんて30点の笑いも多い」「30点の笑いを100点だと思ってる芸人が売れる」「芸能人が自分の子供を本当に可愛いと思っていたらブログに顔をUPするはずがない。金のために決まってる」など様々な名言を作り上げた回。インパルス堤下イジリのイジる側の役をMC等に取られたインパルス板倉の「作り手への敬意が全くねえな、TVって」なども名言。

*4:というかコンテンツを芸人が作っている例も多い

*5:このネタ、というのも同じネタを延々とやっている例が少なくないのが悲しい

*6:Q、そんなの配信もしてないのにどうやって見たんですか?A、聞くな

*7:公共交通機関を使うと見つかりやすい、という理由でトラックをヒッチハイクした部分はあった

*8:道交法によると「車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。」とあり、要するに「椅子に荷物載せてもいいけど、トランクに人なんか載せんじゃねえ!人は椅子に座れバカ!」ということ

*9:深夜アニメとゴールデンのバラエティの関係性については「http://ithikawa.hatenablog.com/entry/2017/09/24/212202」の記事でも言及されているぞ

ダイエット番組のお話

こんばんは、オルソンです。

 

Twitterにはモーメントというツイートをまとめる機能がある。そして、バズってるモーメントは検索窓の下の方に現れる。これにより自分も自分がフォローしてる人も興味がないのでRTしないはずの話題のモーメントが現れたりする。そんなモーメントから先日、こちらの記事が現れた。

「ブタ」と罵られたアイドル、ダイエット失敗で活動休止に 摂食障害の研究者「危険な演出」と指摘 http://m.huffingtonpost.jp/2017/09/20/bis-pour-lui_a_23217324/

まあ、あらすじをまとめると「あるアイドルのマネージャーが、アイドルをブタと罵り、ダイエットさせる約束を取り付けたが、規定期間までに体重が減らなかったので、そのアイドルを活動休止させた」というネット番組が摂食障害の研究者に見事に批判されるという記事である。

まあ、「ダイエット」や「目標に対して苦難を乗り越えて達成する感動」なんてコンテンツは、日本において僕らが生まれてくるずっとずっと前どころかアポロ11号が月に行ったずっとずっと前から流行っていたコンテンツなわけで。よって、俺だってそういうダイエット番組くらい見たことある。これはその時のお話…。

 

 

 

 

ある昼下がりのこと、私が見ていたダイエット番組は「10人の女性が10日間合宿してトータルで100kg痩せる」と言うものだった。そう、日本人は「みんなが団結して大きな目標を成し遂げる感動」だとか「連帯責任」だとかそういうワードも好きである。「連帯責任」なんて江戸時代の農民の徴税方法として使われた伝統芸能であり、現代においても、そう言った連帯感が生み出す感動への異常な執着が組体操という悪しき風習を作り出し、全国の学校で怪我人を出しているというのは読者もご存知のことだろう。さて、ダイエット合宿というのは当然鉄研合宿のように昼間はでんちゃっちゃに乗って観光地に向かい、広い通路でかけっこ大会をし、夜はOBの潤沢なカンパを元に居酒屋で酒とつまみを暴飲暴食するチョー楽しいもの…なはずはなく、食の節制と過酷な運動を重ねる、カケラも楽しくなさそうな合宿であった。そんな、ストレスの塊みたいな状態の共同生活を続けると、そら、摩擦も出てくるわけで…。

合宿の参加者にはAさん(本名忘れたので仮名)と、Åさん(本名忘れたので仮名)がいた。Aさんは元グラビアアイドルだったが、怠惰な生活が祟って太ったため合宿に参加したのだという。とはいえ、元グラビアアイドルだけあって、10人の参加者の中で一番痩せていた。一方、Åさんは、職業等は忘れたが、キツい話し方ゆえにAさんに苦手にされていることと、10人の参加者で最もデブだったことは覚えている。

ある時、というか合宿もまあまあ終盤になった頃、ÅさんはAさんに「野菜とか好き嫌いしないで食べなよ!」「好き嫌いしていると痩せられないよ!」と言った。これをきっかけにAさんは錯乱し発狂した。…いや、錯乱し発狂は盛ったかもしれない。こういう誇張した書き方をできる人間が将来、TVやラジオを見聞きした発言をテキトーに切り取った記事を書くライターになり、TVラジオ切り取り記事御殿を建てて優雅に暮らすようになるのは読者もよく知るところであろう。とにかくAさんは、同じダイエット中の立場であるはずのÅさんから上から目線でアドバイスをされたことに腹を立てて泣き叫び、「もうこの合宿やめる!」とログハウスを出て行こうとしたのは事実である。もちろんここで1人でも逃亡されると「連帯責任」により企画が終了のお知らせを迎えてしまうため、3人程度の参加者が必死でAさんを取り押さえる。TVには地獄のような光景が映し出されていた。そもそも、塾で「偏差値60の得意科目の偏差値を10上げるより、偏差値40の苦手科目の偏差値を10上げた方が楽だぞ」と言われた私にはわかるのだが、「10人で100kg痩せる」という目標のためには最も痩せているAさんをさらに痩せさせるより、最も太っているÅさんを痩せさせた方が早いのである。さらに、Åさんは好き嫌いしないで食べる点でAさんに勝っていると思っての上から目線なのだろうが、実際には好き嫌いもなく与えられたものをバクバクと食うような性格の方がデブへの道を辿っていくのは、中2の修学旅行で峠の釜飯についてくるわさび漬けをみんなが食べられないということで、ホイホイもらって10個くらい集めて喜んで全部食ったという、デブの自分の経験が物語っている。にも関わらず、好き嫌いせず野菜を食べることを野菜嫌いのAさんに強要するÅさん、そして「10人で100kg痩せる」という番組が勝手に立てた目標のために「連帯責任」のもとAさんのダイエットの放棄を許さない参加者…。これが地獄でなくて何だろう…?

 

 

 

 

と、いう内容の番組を中華料理屋のTVで見ていたら、担々麺(汁あり)大盛りと半ライスが来た。ランチタイムは大盛りが無料ということで浮いた大盛り代を半ライスに回して、トントンにしてやった私の昼ご飯。大盛りにしたとはいえ、唐辛子の辛さと芳醇なゴマの香りで食欲がそそられ、ズルズルと麺をあっという間に完食してしまった。これだけでも腹八分目になった私だが、ここでさらに担々麺の汁に浮かぶ余ったひき肉と汁をレンゲで少しずつ白飯にかけていく………唐辛子と味噌の味わいの染みたひき肉とご飯の共演……スープに崩される白米……これだから、ラーメンライスはやめられない!!!ラーメンライス最高〜〜〜〜っっっ!!!

(おしまい)

ガキの使いに豊田真由子を降霊させてみた話Season2

【徹底検証】豊田議員の騒動を2ショットトークにしたら笑いに変わるのか - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/06/22/230734

↑Season1はこちら

 

浜田「第一回、ガキの使いやあらへんで、チキチキ!この一瞬に命をかけろ、10万円争奪!ききこのハゲ〜!選手権〜!」

松本「はい、というわけでね、今回は何人かの声優さんとかにお願いしまして…誰が叫んだ『このハゲ〜!』なのかを当てるという…」

浜田「ハッハッハ!」

松本「今回は…何種類ですか…?」

豊田真由子
にしおかすみこ
早見沙織
能登麻美子
佐藤聡美
竹尾歩美
村上奈津美
上坂すみれ

遠藤「8種類ですか…?8種類ですね!」
田中「8種類!少ないですねえ!」
山崎「これは10万円、あるかもわからんぞお!」
松本「ただまあ、初めての『聞き』ですけどね。『きき』と『聞き』がややこしいんですけども!」
一同「……………」
浜田「さ、始めましょう!」
松本「ンナッハッハッハッハ!」

 

(オープニング)

 

ナレーター「トップバッターの浜田に出題するのは、こちらのこのハゲ〜。」

早見沙織このハゲ〜!

浜田「なるほど…何というか、透明感がありますね。」

松本「透明感…なるほど!」

浜田「多分、これはちゃうと思うねんけどなあ…」

豊田真由子このハゲ〜!

浜田「あぁん、全然違うわ!」

浜田「私が聞いたのはぁ!豊田真由子の『このハゲ〜!』ではございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ピポピポピンポーン!」

浜田「よっしゃあ!」

浜田「次がね…これ行くか!」

能登麻美子このハゲ〜!

浜田「んあああああああ〜!似て…いや、………う〜〜〜〜〜ん…いやちが………似てるな〜〜〜〜〜………」

能登麻美子このハゲ〜!

浜田「んあああああああ〜!でもこの透明感が…ちっ…違う気もするしぃ〜!」

松本「はよ選べ、このゴリラ!」

浜田「ンナハハハ!そんなん言うたって似てんねやからしゃあないやんけ!」

浜田「あー…わからん!…………おい、みんな何か言えよ!」

山崎「え!?」

浜田「いや、だから。これなのか言えや!」

遠藤「浜田さん、それはおかしいですって!」

浜田「いや、でももうわからんもん……よし!」

浜田「私が聞いたのはぁ!…あ〜…いや!行こう!私が聞いたのはぁ!能登麻美子の『このハゲ〜!』です!」

音「ブブーッ!」

浜田「え〜〜〜!嘘や〜〜〜ん!」

外国人「お前の!ききは!全然!違うだろ〜!」ドヒュ!

浜田「グエッ!」

遠藤「浜田さん、正解、これなんですよ!」

浜田「えー…でもすっごい似てたで!」

 

ナレーター「続いて挑戦するのは遠藤。遠藤に出題するのはにしおかすみこのこのハゲ〜。」

にしおかすみこ「このハゲ〜!

遠藤「あれ?これ、本家に近いぞ?」

浜田「本家て!」

松本「茶道みたいにいうな!」

遠藤「じゃあまず、全然違いそうなの行っていいですか?」

早見沙織このハゲ〜!

遠藤「なるほどぉ!」

遠藤「もうね、全然違います!わかりますね、これ!」

松本「遠藤、もうええよ」

遠藤「へ?」

山崎「もうクサイのええよ」

遠藤「クサくないでしょ!えー、私が聞いたのは…早見沙織のこのハゲ〜!ではございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ピポピポピンポーン!」

遠藤「よしっ!」

松本「…今の『よしっ!』もクサイよね?」

浜田「ンナハハハ!そやんなあ!分かってたのになあ!」

遠藤「次これ行ってみよ!能登麻美子!」

能登麻美子このハゲ〜!

遠藤「なるほど!…浜田さん、これ2つ、ソックリですねえ!」

浜田「せやろ!そこ2つ似てんねん!」

遠藤「えー、私が聞いたのは、能登麻美子のこのハゲ〜じゃあございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

遠藤「じゃあ次、これ行ってみましょう!にしおかすみこ!」

にしおかすみこ「このハゲ〜!

遠藤「あれ?これ結構似てるぞ?」

松本「早見沙織に?」

浜田「ンナッハッハッハッハ!」

遠藤「いや、違います!…僕が聞いたのと、似てるなあ!」

遠藤「似てるぞ、似てるぞ、…これ、似てるぞお!」

松本「出た出た出た!」

山崎「クサイクサイクサイ!」

松本「臭みがね…出てきたよね。」

遠藤「ちょっと、クサイとか言わんといてください!いや、でも違うといえば違うなあ…?よし!」

遠藤「えー、私が聞いたのは、にしおかすみこのこのハゲ〜じゃあございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ブブーッ!」

浜田「ンナッハッハッハッハッハッハッ!!!」

外国人「最近!再婚したからって!いい気になるなよ!」ドヒュ!

遠藤「グゥ!」

浜田「正解、それやで遠藤。」

松本「惜しかったんですよね。だからね。」

遠藤「えー…あぁ…うわーっ!」

 

 

ナレーター「続いてのチャレンジャーは田中。田中に出題するのは佐藤聡美のこのハゲ〜。」

佐藤聡美このハゲ〜!

田中「なるほど…残りますね…」

松本「残んの?」

田中「はい、残ります!」

松本「残んねや?」

田中「はい!」

松本「その、残るっていうのはどういう感じd…」

浜田「もうええわ!」

田中「とりあえず、本物ではなかったと思うんですよね…」

豊田真由子このハゲ〜!

田中「はい!私が聞いたのはぁ!豊田真由子のこのハゲ〜!ではございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ピポピポピンポーン!」

田中「よしっ!」

田中「違う、違う!全然違う!」

ナレーター「その後も田中は自分の聴覚を頼りに…」

田中「これも違いますね!私が聞いたのはぁ!竹尾歩美のこのハゲ〜!ではございません!」

ナレーター「見事4連続正解!」

ナレーター「続いて田中が聞いたのは…」

田中「これ行きましょう!佐藤聡美!」

佐藤聡美このハゲ〜!」

田中「なるほど!全然違う!私が聞いたのはぁ!佐藤聡美のこのハゲ〜では、ございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ブブーッ!」

田中「えーっ!嘘ーっ!?」

浜田「ンナッハッハッハッハッハッハッ!!!」

松本「ヒヒヒヒヒ!ンヒヒヒヒヒ!」

外国人「この!シャクレ野郎!」ドヒュ!

田中「ウッ!」

松本人志「ヒヒヒヒヒ!ンフフフフフ!」

遠藤「カッコ悪っ!」

松本「いや、俺もすごいな、分かってんのかなって思っててん!」

浜田「せやんな。」

松本「いや、そしたらお前全っ然分かってへんやんけ!」

浜田「ンナッハッハッハッハ!」

 

ナレーター「続いての挑戦者は山崎。山崎に出題するのは…」

竹尾歩美このハゲ〜!

山崎「全然ちぎゃう…」

松本「ヒヒヒヒヒ、何やねん!」

浜田「はよ行けや、もう!」

山崎「まあ、本家ではないと思うんで〜…」

竹尾歩美このハゲ〜!

山崎「あれ…?これなんちゃう?いや、違うやろ〜、違うやろ〜…」

松本「あいつ自身が豊田みたいになってる…」

山崎「ハハハッ!そういうことじゃないですよ!実際ちょっと関西弁っぽい感じとか似てるんですよ!いや…でも…一発目から行く〜?」

竹尾歩美このハゲ〜!

山崎「いや!違う!行こう!私が聞いたのはぁ!竹尾歩美のこのハゲ〜ではありません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ブブーッ!」

浜田「ンナッハッハッハッハッハッハ!!!」

松本「アハハハハハハハ!!!」

外国人「大した!尺も取れない!三流芸人め!」ドヒュ!

山崎「ウッ!」

遠藤「これですよ、山崎さん〜」

山崎「いや…でも…一発目からなんてこと…あります!?」

松本「いや、まあまああるやろ!」

 

ナレーター「最後は松本。松本への出題は?」

浜田「ちょっとここらで、かみさか行ってみようか?」

遠藤「浜田さん、それうえさかです。」

松本「もう〜〜〜〜〜!!!誰でもええから早よして!!」

早見沙織このハゲ〜!

松本「あの〜…ないとは思うんですけど一応、上坂すみれ行っといていいですか?」

上坂すみれЭтот лысый〜!*1

松本「ハハハハハハハハ!!!なあ、みんな!これ聞いたか?」

山崎「え?何々?」

上坂すみれЭтот лысый〜!

山崎「ハハハハハ!これはアカンわ!」

浜田「これアカンな!」

遠藤「アカンですねえ!」

松本「アカンやろ!こんなん!ルール違反やもん!…ききこのハゲ〜!やのにこのハゲ〜!言うてないねんもん!」

松本「はい!私が聞いたのはぁ!ヒヒヒヒ!上坂すみれのこのハゲ〜ではございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ピポピポピンポーン!」

松本「そらそやろ!」

松本「……アカン。さっきの衝撃で最初に聞いた声忘れてもうた。…まあええわ!次これ行ったろ!」

竹尾歩美このハゲ〜!

松本「これは違うな…イントネーションも違うもん!私が聞いたのはぁ!竹尾歩美のこのハゲ〜ではございません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ピポピポピンポーン!」

松本「よしっ!次はこれ行こう!」

早見沙織このハゲ〜!

松本「なるほどなぁ〜〜〜〜〜!!!でも、これやったら…能登麻美子の可能性もあるやんけ〜〜〜〜〜!!!!」

浜田「ンナハハハ!」

松本「これわからんなぁ…」

浜田「アカンアカンアカン!何してんの!?」

松本「いや、能登麻美子と聞き比べようかと…」

浜田「ンナハハハハ!アカンに決まってるやろ!」

松本「え〜!これどっちやろ〜〜〜〜〜???さっきの衝撃で忘れてるしぃ〜〜〜〜!!!」

松本「よしっ!行こう!私が聞いたのはぁ!…いや………私が聞いたのはぁ!…いやいやいや…」

浜田「はよ行けや!」

松本「よしっ!決めたっ!私が聞いたのはぁ!早見沙織のこのハゲ〜ではありません!」

(※ジャンク品のipodを捨てています)

音「ブブーッ!」

松本「クソーーーーーッ!!!!こんなもん受けるかぁ!受けへんわぁ!こんなん!」

外国人「筋肉!ばっかり!じゃなくて!耳も!鍛えろ!」ドヒュ!

松本「ウグッ!入ったぁ〜!」

浜田「ンナッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

 (エンディング)

 

 

*1:このハゲ、のロシア語翻訳。Google翻訳より。

あのポテトチップスのシリーズが増えていた話

えー、みなさんこんばんは、オルソンです。

オルソンブログ初期の記事にこんな記事があります。

 

空前絶後のぉ!!!超絶怒涛の食レポブログ!!! - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/02/17/004158

 

コイケヤの高級ポテトチップス、「コイケヤプライドポテト」のシリーズを3種類全部食べた食レポ記事です。最近、様々な高級志向の食料品が出ていますがコイケヤプライドポテトは何と一袋が160円程度と高級志向なだけで実際にはそこまで高級じゃないリーズナブルさが最高なのでブログのネタにしてしまったんですねえ。

 

…この記事の執筆からnヶ月経ったある日私がコンビニの店内を見渡していますと、

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 増えていました。

 

そうです、「柚子香るぶどう山椒」と「長崎平釜の塩」という新作がリリースされていたのです。これは食べて記事にしないわけにはいかない!というわけで以下食レポ記事です。

 

1、柚子香るぶどう山椒

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「 ポテチの味でぶどう味とは斬新だね〜」と思っていたのですが、ぶどう山椒という山椒が使われていただけでぶどうは入ってないそうです。植物の実を植物の実で例えるなよ、グレープフルーツがグレープと別な果物なことくらいややこしいよ。てかグレープフルーツもぶどう山椒もぶどうに例えられた奴らじゃねえか。二度と他の植物の実がそういう付き方してたからってぶどうで例えるな。

さて、肝心のポテチの味は「美味い」。柚子胡椒とかいう、実は胡椒は入ってなくて、青唐辛子で辛さを出している詐欺調味料と比べると、山椒の辛さは爽やかに突き抜け、それでいてピリッとしたパンチもあります。そして柚子の酸味や苦味は、あくまで山椒の辛さと爽やかさの引き立て役に徹しており、柚子のクセを最小限に抑えているのもポイントが高い。

あと、山椒味なので鰻の蒲焼のタレをぶっかけたら鰻の蒲焼味ポテチになると思うので、鰻の蒲焼に山椒かける派の人はやってみてもいいと思います(適当)。

 

2、長崎平釜の塩

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 続いては長崎平釜の塩。長崎で塩でポテチといえば、対馬(たいま)の塩ですが果たして…?

 これがね、めちゃくちゃ旨かった。塩のしょっぱさが長崎のリアス式海岸のごとくすっごい鋭利だけども、その中で旨味が引き立つ引き立つ。何で塩だけでこんなに旨味が引き立つんでしょうか?平釜のパワーなんでしょうか?と思いながら原材料名を見たら「まぐろ節」と「昆布」が入っていました。まぐろ節か〜!まぐろ節の旨味か〜!動物の出汁に昆布出汁ってよく聞くもんな〜!なるほどなあ〜!って、じゃあ「長崎平釜の塩」って商品名おかしいだろ!もっとまぐろ節も押し出した名前つけろや!おい!

…というわけで今回どころか前回含めた5種類のコイケヤプライドポテトシリーズ…いやポテトチップス全体でも一番好きですねこれ。結局出汁の旨味って旨えんだよなあ…。

 

 

 

結論:出汁の旨味は旨い

女芸人に関する話

 みなさんは「女芸人」という単語をご存知だろうか?ご存知じゃないとしても大概意味はわかるだろう。そう、「女芸人」とは「女の芸人」である。次に「山ガール」、「リケジョ」、「餃子女子」という単語の意味はご存知だろうか?ご存知じゃないとしても大概意味はわかるだろう。そう、それぞれ「山登りするガール」、「理系の女子」、「餃子が好きな女子」である。意味がわかったところである異変に気づくだろう。そう山登りする女だって、理系の女だって、餃子が好きな女だってそらいくらでもおるやろということである。男女平等が叫ばれる昨今の日本において、「餃子が好きな女子を『餃子女子』とくくるのは、どこかに(女なのに餃子が好きなんて…)というジェンダー的なアレがあるのでは?」と思われるのは致し方ないことであり、餃子女子なんてくくりは取っ払って、餃子が好きな男ともども「餃子が好きな人」とでもくくれば良いのではないか?という考えが出るのも致し方ないことである。いいじゃん「餃子が好きな人」。餃子大好き芸人としてアメトーークにでも呼ばれればいいと思う。

 さて、ここで冒頭の「女芸人」という単語を見返してみる。この単語にも当然、女の芸人だっておるやろ、とか、女が芸人になって何が悪い、とか叫ぶ人が現れても良い。というか多分俺の知らないところですでに現れてるだろ。しかし、昨今、「女芸人」というのは男芸人とは違う、あまりにも特殊な職業になってしまったと思う。どういうことか?具体的に女芸人の仕事を知りたかったら、例えば「イッテQ 温泉」Youtubeで検索して出てくるであろう違法アップロードの動画でも見ればいいと思うが、一応書いておこう。女芸人の主だたる仕事は

・体を張る

・時に裸体を出したり出さなかったりする

・ブスぶりを凄いイジられる

・どこかにいそうな女性をあるあるネタ的に演じる

・恋愛や結婚をしたいけどできない感を出したり、たまの恋愛や結婚をめちゃくちゃ話題にしまくる。

などである。かの松本人志は、自身のラジオ「放送室」の中で「女性が芸人になるのは難しい、面白いことをするには女を捨てないといけない」というような発言をしたという…遺書(松本人志の著書)でも似たようなこと書いてるんじゃなかったかな?しかし、当時の松本人志自身も読み切れなかったであろうことは同じ面白い行動をやっているのでも、「女を捨てて」という要素が乗っかるとフリが大きくなるぶん爆発力が大きくなるという事実である。もっと言えば女なのに女を捨てているというのはそれでもう一つのボケですらある。ところが、この「女を捨てる」という単語こそが曲者である。というのも、女を捨てるという表現自体、「女」に何かしらのステレオタイプのイメージがあるから作られる表現である。例えば、「髪の毛が長い」はずの「女」が丸刈りになる、「おしとやか」なはずの「女」が熱湯風呂なんかに入ってリアクションを取る、「可愛い」はずの「女」の顔が角野卓造に似ている。こう言ったところに女を捨てるという行為とそれに伴う笑いが生まれる。上記で長々書いた女芸人の仕事を一言でまとめると「女を捨てる」というところにつながる。しかし、一番下の項目は「それまで女芸人として女を捨てていたはずの人が女になる」というボケで笑いを取っている部分である。これが「女芸人」の仕事に今現れている捻れである。

さて、ここまでの話を一回まとめたうえで、はっきりと断言する。2017年において、女芸人は女を捨てさえすれば、男芸人より楽に売れることができる、と。最近芸人というのはどんどん数が増えており、全体のレベルは上がっていても、頭一つ抜きん出て売れるのは難しく、M-1キングオブコントの決勝にたかだか1回進出したくらいでTVにバンバン出て爆売れすると思ったら大間違いというのが現状である。さらに、ハライチの澤部じゃない方とか、フットボールアワーの後藤じゃない方とか、コンビやトリオでは平場で使いやすそうな方だけ出して、相方は切って出演させるということも少なくなくなってきた。早い話が若手も中堅も少ないパイを取り合いに取り合いを重ねた状況が今の芸人界である。しかし、しかしである。女芸人はというと、中堅は森三中がいるなか、若手でもハリセンボンに始まり渡辺直美、フォーリンラブバービー、たんぽぽ、ニッチェ、横澤夏子相席スタート山崎、尼神インター、ゆりやんレトリィバァブルゾンちえみ…とパイが無限に大きくなる状態が発生している。それでいて平場での立ち回りは上記の通り似たりよったりなのだからたまらない。この現状がずーっと続くのであれば、女芸人は先人の模倣をしていればずーっと売れる。それこそ、かの松本人志が、リンカーンの朝までそれ正解というコーナーで「お、で始まる芸人として大事なものは?」という問いで「オリジナリティー」と答えていたのに、この現状はおかしい。もっと色んなものが女芸人に求められても良いのではないか?いわゆる形態模写ネタだけでなくゴリッゴリに独創的なボケで笑わせる女芸人がいても良いのではないか?もっと斬新な設定や発想が生み出す斬新な漫才やコントをする女芸人がいても良いのではないか?話術が鋭く光り、すべらない話の常連となる女芸人が出てきても良いのではないか?私はそう思う。しかし、そんな女芸人は現れなかった。現れなかったのである。これは私自身もそう考えていたのだが、こんなにも現れないと、女芸人はブスイジられとあるあるネタしかできないのではないか?と思うのも無理はない。が、実はそんなことはないのである。嘘だと思うなら「黒沢かずこ 七変化」とYoutubeで検索して出てくる違法アップロードの動画を是非見て欲しい。少なくとも、黒沢かずこはもっと面白いことができる人である。他にも上で挙げた芸人の中にだってもっとあるあるネタだとかブスをイジられるだとか以外にもっともっと面白いことができる人たちがいる。しかし、それがTVに出ることはほとんどなく、あらゆる女性の芸人は「女芸人」という型にハメられた状態でTVに出ているのだ。つまり「女性だって芸人になれるし、TVに出て売れることができる!」という状況になった日本の行く末は「女性だって芸人になれる!という状況そのものが作った『女芸人』という型に、女性の芸人がハメられていく、『女芸人』の生産工場の稼働」だったのである。別に「女を捨てる」ということが面白くないとか不快だとかそういうことを言いたいのではない。ただ、そればっかりだと飽きるよ?てか俺はもう飽きてるよ!ということが言いたいのである。…何とか……何とかならんかねえ…。

 (おしまい)

 

 

風邪っちを引いてしまいました。

えー、こんばんは、オルソンです。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は今日も元気にブログを更新しようと思ったのですが、あるスーパーで買ったタケノコの炒め物とポテトサラダを食べたところ具合が悪くなってしまいましたので、私オルソンに変わりまして、桜ねねさんが記事を執筆致します。

 

桜ねね

きらら女子大学の現役女子大生でありながら、イーグルジャンプというゲーム会社で契約社員として働く新進気鋭のプログラマー。イーグルジャンプでは、あのフェアリーズストーリー3のデバックを担当していたこともあるぞ。

 

 

と、いうわけで、ここからはねねっちが書きまーす!今回のテーマっちは葬式っちのマナーっちだよ!

まず服装っちは、故人っちの親族っちなら、喪服っちと呼ばれる黒い礼装っちを着るのが良いが、最近では略礼装っち、つまり黒いスーツっちでネクタイっちやカフスボタンっちも黒いもので、腕時計っちやアクセサリーっち、女性っちなら髪飾りっちなども派手っちなものを避ければいいよ!なお、故人っちの親族っちでない参列者っちは親族っちより格上っちにならないようにするため、略礼装っちを着るんだ!また、香典っちと数珠っちを持って行くことを忘れないでね!
ある方が死んでしまったためにその方の自宅っちに向かうことを弔問っちというよ!弔問っちではお悔やみっちを伝えることになるけど、「このたびは御愁傷様っちです」などと簡潔っちに済ませるのがよく、「死」に直接関係する言葉っち(生きる、も含む)や「繰り返しっち」を意味っちする言葉っちは使っちゃダメだよ!
葬式っちまたは通夜っちでは、香典っちを不祝儀袋っちというのに包み、会場入口っちの受付っちでお悔やみっちを伝えつつ渡すよ!なお、不祝儀袋っちはふくさっちという(葬式っちの場合は紫の)布っちの袋っちのようなものっちに包んで持って行くんだって!
不祝儀袋っちに書く字っちや結ぶ紐っちは遺族っちの宗教っちによって異なるが、宗教っちの確認っちが取れていない場合っちは「御霊前っち」と書いておけば大丈夫!紐っちは仏式っち神式っちどちらの場合でも使えるのは黒白っち。双銀っちは仏式っちのみ、双白っちは神式っちのみで使えるよ!また、不祝儀袋っちに書く名前っちは「涙っちで墨っちが薄くなる」という観点っちから薄墨っちで書くのがマナーっちとして正しいんだよ!また、香典っちの金額っちは故人っちとの親密さによって決め、それによって不祝儀袋っちのクオリティっちも上げて行く必要っちがあるよ!
葬式っちで分かりにくいマナーっちといえば焼香っちの上げ方だよね!焼香っちを上げる場合っちは左手っちに数珠っちを持ち、焼香台っちの手前っちまで歩き、遺族っち、僧侶っちに一礼してから、遺影っちに合掌っちと一礼っちをしてから焼香台っちに進み、右手っちの親指っち、人差し指っち、中指っちでお香っちをつまみ上げ、香炉っちに落とす動作っちを3回するよ!この時、焼香っちを食べるなんてオスマンサンコンっちみたいな行為っちはしないでね!その後遺影っちにもう一度合掌っちと一礼っちをしてね!
これで、葬式っちは終わりだよ!あとは出棺っちをして、火葬場っちでご遺体っちの火葬っちと納骨っちをするよ!

(おしまい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献っち

http://www.yamasou1919.co.jp

http://www.sougisupport.net/flow_kaso.html

 

 

京都大学11月祭のテーマを考えてみた

みなさん、こんばんは、オルソンです。

 

私は京大生ではないですが、京大生のフォロワーならいます。そして、9月14日には京都大学11月祭の統一テーマが決まったそうです。それがこちら。

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

軍事研究するヒマがあったら、みんなで肩組んで騒ごうぜ!

なんと言うことでしょう。前半の京大特有の「何を言っているかは分からないがとにかくすごい自信だ」感が後半の「肩組んで騒ごうぜ!」で台無しになっています。しかも台無しになったことによる面白さが特にないのもキツい。靴のサイズで言ったら12くらいキツい。というわけで本日、このブログでは11月祭の統一テーマの前半を残しつつ後半を変えて行くことを提案しようと思います。

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学となった疲れからか

不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう…

後輩をかばい全ての責任を負った三浦に対し、車の主暴力団員谷岡に言い渡された示談の条件とは…

 

ド直球の淫夢営業ですね。しかし、先ほど書いた統一テーマと比べると810倍くらい良くなったんじゃないでしょうか?淫夢だけにね。というか昨年の統一テーマが「ぽきたw 魔剤ンゴ!? ありえん良さみが深いw 京大からのNFで優勝せえへん? そり!そりすぎてソリになったw や、漏れのモタクと化したことのNASAそりでわ、無限に練りをしまつ ぽやしみ~」だったことを考えるとThis is 最高にちょうどイイとすら思えてきます。

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

そう考えるとトッポってすげえよな。

最後までチョコたっぷりだ。

 

定型文シリーズですが、先述のものと比べるとちょっと古いですかね。ただ、このスローガンのミソは「戦争に加担した大学」が「戦争に加担した大学」のまま筋を通すことの大切さを説くという恐ろしく暴力的極右的な統一テーマとなっている点です。これからも京大は

朝鮮半島を海に沈める方法とか研究していてください、ありがとうございます。

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

と、言って山極壽一総長が親指を立てながら溶鉱炉に沈んで行くシーンは涙なしには見られなかった。

 

さらに元ネタの古い定型文になってしまいました。しかし、総長を溶鉱炉に沈めるという攻撃性の高さは平和を希求する大学としては類を見ないものであり、あの頃の京大らしさを多分に含むものではないでしょうか?

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ
オ前達ノ父母兄弟ハ國賊トナルノデ皆泣イテオルゾ

 

先ほどからセンスが古いと言われそうなので先手を打ってやりました。ここまで古ければ逆に誰も何も言うまい。もし言ってくるのであれば、オ前達ノ父母兄弟ハ國賊トナルノデ(以下略)

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

軍事研究をアツモリィ!

失礼いたしました、熱盛と出てしまいました。

 

フレッシュな定型文を取り入れたいのであれば、これがオススメ。ただ、フレッシュなぶん他の高校大学の文化祭の小ネタと差がつかなそうではあります。「軍事研究を」の部分を「資本主義は全人類の敵」や、金正恩の睾丸は」や、「東大なんか」などに差し替えるとより尖れるかもしれません。

 

 戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

指の混ざり 頬の香り

夫婦を越えていけ

二人を越えていけ

一人を越えていけ

 

 フレッシュさは熱盛に劣るものの、そのぶんカブリ防止と爽やかさで優位です。というかこの記事で紹介されている統一テーマの中で最も爽やかです。欠点はJASRACが飛んできかねないことですが、引用であることを明記しておけば、天下の京大なら、まず大丈夫でしょう。

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

そんな思いを支えてくれたのは、この青汁です。青汁は野菜の王様と呼ばれるケールをふんだんに使用し、ビタミンCをレモン50個ぶん、食物繊維をレタス100個ぶん含むなど栄養価の高い野菜です。

 

安心感すら漂うTVあるある「感動的なドキュメンタリーだと思ったら青汁の通販だったでござる」を統一テーマに取り入れてみたのがこちら。結果的に青汁の凄さだけが残ります。京大生も認める青汁、ぜひご賞味ください!今ならこちらの専用シェイカーもつけて、100杯ぶんが何と4500円!4500円で提供させていただきます!さらに全国送料は無料!(一部地域を除きます)今すぐお電話を!

 

 

戦争に加担した大学から

 

平和を希求する大学へ

 

麦100%

 

大分麦焼酎、二階堂

 

トッポ、青汁に次いで焼酎の宣伝を取り入れた統一テーマがこちら。二階堂の美しいCMが目に浮かぶようですね。欠点は酒のCMが元ネタという点が大学と相性悪すぎるのと、やたらと行間を食うことくらいでしょうか。

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

空は何色か

人は人を愛さなければならない

僕は君の20年後を見ている

 

ネットに強い部分を出したかったらこれ!どんどん平和を希求していこう!平和を希求する人々は嫌な思いなんてしてないから、それにお前らが嫌な思いをしようが俺の知ったことではないわ。

だって全員どうでもいい人間だし。

 

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

あ、でものび太はダメ。この京大祭は3人用なんだ。

 

こちらも良いですねえ。「平和を希求する」と言いながら「のび太はダメ」と言って新たな争いを生んでいるあたりが大変味わい深いです。

その結果ドラえもんが出す武器は空気砲かショックガンか、あるいは地球破壊爆弾か…?

 

戦争に加担した大学から平和を希求する大学へ

人類みな京大(兄弟)

なんつって

 

何が面白いのかもうよくわからなくなった結果できたのがこちらの統一テーマです。なんつってつっちゃった(copyright byゆゆ式)ので、もう終わりだと思います。というわけで終わり!閉廷!

 

(おしまい)