春の九州旅行記

こんにちは、オルソンです。

 

 

 

今回は、年度末に有休消化の指令が出たのを利用して、九州に行ってきたことを記事にさせていただきます。

 

 

  • 一日目

さて、九州であるが、どうやっていくか?夜行バス、新幹線、LCCとあるが……まあ、LCCと夜行バスって早めに予約しないと大して安くないんでね。結局速さ重視でLCCを使うことにした。

福岡空港は、博多駅から地下鉄で5分という都会ど真ん中にあるのが特徴である。飛行機が高度を下げていくと、博多の街が少しずつ大きくなっていく。いろいろな路線の線路が見える。このまま飛行機が真下に落ちたらとんでもないことになるんだよなあ…そう思うと、人の作った安全システムってすげえよなあ…。さすがに空港周囲は開けてきたところで着陸。写真を撮っていなかったですが、福岡空港着陸はやってみるといいと思います。巨人になった気分になるので。

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これは、帰りに撮ったので、突然写真が夕方になってしまったが、福岡空港の滑走路になっていない裏側から撮った写真。空港の周りがこんなに街中というのはなかなかない感覚。

福岡空港に着陸し、博多駅へ向かう。

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さて、博多駅ですが、駅ホームに豚骨ラーメン屋がある。この豚骨ラーメン、写真は素ラーメンという一番安いラーメンなのだが、490円だが、素といいつつねぎは入っているし、紅ショウガと高菜は卓上だから入れられるし、何よりホームで食べれる麺類にしては美味しすぎるので結構オススメです。

さて、この時点で11:30。弥生が丘駅で撮影を行う。

キハ185

特急「ゆふ」、「九州横断特急」に使われている車両。JR初期ではなく、国鉄型末期の車両である。

787系

1992年デビュー。奇抜なデザインで競合となるバスから乗客を奪おうというJR九州のデザイン戦略の最初期の作品。30年以上走っているとは思えないデザインではあると思う。

EF81貨物

九州は鉄道の架線が交流なので、関東とは貨物の機関車が異なる。EF81は交直両用の機関車である。

813系+305系

1994年デビュー。JR九州のデザイン戦略は通勤電車にも根付いていることがよくわかる赤く派手な列車が特徴。デザインからは古さを感じさせないが、金属光沢はもう失われている。

811系

青帯なので、リニューアル済みの車両である。811系は1989年デビューと、JRド初期の車両であるため、2016年からリニューアルが開始された。

キハ72形

博多〜湯布院を結ぶ特急「ゆふいんの森」に使われている車両。ハイデッカーで2階展望席があり、ラウンジなども備えているという、豪華めな車両。ちなみにデビューは1989年。

雲が多くなってきたので、ここで撤退。

博多駅に戻り、ここからは食事をしまくっていく。

博多駅の駅ビルにある「天神ホルモン」という店へ向かう。

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ここで丸腸ホルモン定食を注文。丸腸とミックスホルモンが半々で入った定食である。めちゃくちゃ美味かったですが、ラヴィット!で紹介された飯なので、あとはこちらの記事をご覧ください。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

ちなみに、ラヴィット!でぼる塾が福岡のメシを紹介しまくるので、福岡のメシは大概ラヴィット!で事足ります。あと何回か、このリンクが出てくる覚悟はしておいてください。

このあとは、時間稼ぎと腹ごなしを兼ねて中洲川端付近をウロウロした。

 

具体的にはこういうのを見つけたりしていた。姫路駅にある揖保乃糸のやつとかこういうの好きなんですよねえ。懐かしさもあるし。

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さて、今回行った屋台は「ともちゃん」である。2023年末「酒のつまみになる話」で松本人志も行きつけとして紹介したらしい。前回九州旅行したとき*1も行ったのですが、美味すぎるので博多行ったら行っちゃうね、しょうがないね。

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そんな「ともちゃん」に開店30分前から並び、歩道でこんなことしていいのか、とお節介を言いたくなるほどに燃え盛る炭火を見ながら開店を待つようにしても一巡目に入れず、トータルで一時間くらい待った。また、屋台が狭いので座席を詰めに詰め、それでもということでリュックを屋根の上に乗せてから注文をした。屋根の上て。インドの電車じゃないんだぜ。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

そんな、大盛況すぎて俺の荷物がインドの電車状態になった屋台「ともちゃん」はラヴィット!で川島明行きつけの屋台として紹介されておりましたのでこの記事へのリンクをもって、「ともちゃん」の紹介は終わりとします。

ともちゃんで調子に乗って6000円くらい吹っ飛ばしてしまったので、このまま宿へ向かってもよかったのだが、もう一軒行くことにする。ただまたお腹いっぱいになったので、途中のブックオフに寄って腹ごなしをする。さて、ブックオフで少しディグったので目的の屋台へ向かい……あれ?肩が軽いぞ?リュックがない!どこへ……あ、そうか、インドの電車だ!ということで、ともちゃんに一回戻る。店主がわざわざ謝りながら荷物を下ろしてくれた。接客の温かさも、ともちゃんの魅力です。

そんなわけで、一回ともちゃんに戻ってから次なる屋台へ。
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その屋台とは「雲仙」。この屋台も、ラヴィット!でぼる塾が紹介した店ですね。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

メシをラヴィット!に決めさせると楽ですねえ。しかも今のところハズレなしと来たもんだ。ケータイのメモに美味そうな店入れ続けよう。

このあと、ちょっと急げば間に合いそうなので、快活CLUBへ急ぎ、「水曜日のダウンタウン」をリアタイすることにした。楽しく見させてもらったが、その影響で1時間分宿泊料金が高くつき、4500円というビジネスホテルみたいな宿泊費になってしまったがまあよい。

 

  • 二日目

天神を8時前に起床。早起きしないから宿泊費が嵩んだってのもありますね。そろそろ快活卒業かなあ。

朝食はソフトクリームで済ませて、水城へ向かう。水城は、鹿児島本線としては珍しく、線路が東西に走っており午前中に順光となる撮影地である。最初はめちゃくちゃ曇っていたが、10時になってから晴れてきた!いいぞ、いいぞ!

キハ72形

特急「ゆふいんの森」、この頃はまだ晴れていなかった。

787系

通常の787系より黒く光るこの車両は「36ぷらす3」という全車グリーン車orグリーン個室で大正風の和洋折衷の内装になっている特急である。

特急「ゆふ」

885系

2000年にデビューした、博多〜長崎を結ぶ「かもめ」と小倉〜大分を結ぶ「ソニック」に導入された。北九州を走る特急に充当されており、「かもめ」に充当されると「白いかもめ」、「みどり」に充当されると「白いみどり」と時刻表で呼ばれる。ちなみに、振り子式が導入されている。

783系

1988年導入。JR化初期からいる古株。扉が車両の真ん中にあるため、適度に個室感がある内装が特徴。九州初(日本でも2番目)の在来線130km/h運転を実現した車両である。その頃とは塗装も内装も大幅に変わっており、オレンジ色なのは、ハウステンボスへ向かう特急「ハウステンボス」の塗装である。ちなみに、後ろには特急「みどり」が連結されている。

811系

解説は先述したが、これは赤と青の帯なので、リニューアル前の車両。

813系

813系もリニューアル車があるが、それはバスくらい行き先の表示がデッカいので、これもリニューアル車ではない。

EF81 450番台

国鉄民営化のあとに作られたEF81である。

787系

側面の光線が芳しくなくなってきたが、とにかく晴れた787系である。

このあとは、久留米へ向かった。久留米では鳥栖駅のかしわめしを売っていると聞いていたが、実際には売っていなかった!久留米駅に駅弁はないらしい!無念!

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ということで、せめて悪あがきとして駅コンコースのファミマで福岡っぽいものを買い、昼食とした。資さんうどんの焼きうどんは確かに福岡風の柔らかうどんでタレが染みて美味しい。めんツナかんかんは辛口とあって、結構辛いが、ツナの隙間に明太子の粒を感じる。

さて、久留米駅では九州新幹線を撮影した。N700系を撮ったあと、5分後にやってくる800系を撮って難なく撤収する予定だったが、切り遅れてしまい、一時間待つハメになってしまった。こんなに800系の割合って小さくなっていたんですね。

N700系7000or8000番台

東海道新幹線に入ることがないN700系。2011年に九州新幹線が博多まで開通したときに、山陽新幹線と直通するために作られた車両。

800系

2004年に九州新幹線が部分開通したときに導入された。………20年選手!?

JR九州のデザイン戦略が「和風」になり始めたきっかけくらいの車両だった気がする。

このあとは、この時期に九州にやってきた最大の目的を撮るべく、羽犬塚に向かった。この九州旅行最大の目的………それは

 

 

 

SL人吉である。

SL人吉は、2024年3月23日に運転を終了するSL列車。SLは人気でも、メンテナンスが大変なんですって。3枚目は、久留米駅にあった地元高校生による看板。

久留米駅で新幹線を撮っていると見えた煙。一瞬マジで火事なのかと思ったが、下にSL人吉が止まったときの煙だった。よかった〜。

SL人吉を撮るために移動する前に久留米駅で撮れた「ゆふいんの森」。この記事で「ゆふいんの森」唯一の晴れカットである。晴れカット撮れました!激Vです!バンザーイ!

九州新幹線高架下を通るSLが撮れた。撮るものは撮ったのでもう撤収のみだが、寄り道はする。

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まずは、鳥栖駅のホームにある「中央軒」のごぼう天うどんである。シャッキリ食感が暴力的な太いごぼう天と、どのうどんを頼んでも、柔らかく煮込まれて優しい味が染みたかしわがついてくる。ほぐされたかしわが柔らかいうどんと絡むし、鶏の旨みが少しずつ出汁に滲み出ていく。うっかり鳥栖駅で降りちゃうくらいには美味しいのでオススメです。

さて、鳥栖から博多に戻るときは、「最後くらいは」ということで特急に乗った。
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やってきた特急は787系。JR初期車もどんどんなくなりつつあり、いつ無くなるか分かったもんじゃないですからね。
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特急の中では、先ほどの中央軒で買った「かしわめし」と「缶ビール」をかます。かしわめし、先ほど紹介したかしわがご飯に載せられており、汁がない分本領が発揮されている。また、白米ではなく鶏の出汁で炊かれているので、ご飯にくまなく鶏の味がついている。一個だけついているシューマイもまた美味しい。こちらもオススメ。

博多駅ではお土産を購入した。
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博多玉露まんじゅう

博多通りもんのメーカーである「明月堂」が作っている饅頭。歯で噛むのではなく、歯を当てると崩れる食感は通りもんそのままに、玉露の甘さと苦さと香りがブワッと鼻と口に広がる。通りもんより好きなのだが、福岡に玉露のイメージがないのと、通りもんより少し高い*2のとでなかなか広がらない。

このあとは、福岡空港から飛行機に乗って帰還した。搭乗する際「お座席、非常口になります」と言われ、何気なく聞き流してしまった。その結果、非常口なので窓がないとか自分の座席の前が逃走経路になるので荷物を全て上に置かなきゃいけないとかはあったが、まあいいかな、と思っていたが、「非常口のしおりをご一読ください」と言われて、ご一読してみると…

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・キャビンクルーが非常口を完全に開放するまでの間、他のお客様を制止すること

・キャビンクルーの指示に従い、機外が安全であることを確認して、非常口ドアを操作し開放すること

・脱出スライドが膨らんだ後、他のお客様を速やかに脱出させること

・脱出スライド下において、後から脱出するお客様を援助すること

・速やかに機体から離れて遠くへ避難するよう声をかけること

いや、責任が大きすぎやしねえか〜!?

乗客のうちランダムで選んで抱えさせるにしては、

責任が大きすぎやしねえか〜!?

(おしまい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2023/05/08/000458

*2:通りもんは1個140円で玉露まんじゅうは1個200円。1個60円差だと6個で360円差となり、6個入り1400円となる。6個入りで1000円くらいで博多土産となる菓子は通りもん以外にも結構あるので、なかなか競争に勝てないのだと思われる

255系とか撮影記

どうも、こんにちは、オルソンです。

 

 

今回は、ダイヤ改正でいなくなるとかそうでもないとか言われている255系の撮影に向かった日のことを書こうと思う。それでは、よろしくお願いします。

 

 

まず、某駅から千葉駅へ向かう。ここで、乗り換え兼朝食の時間とする。

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この日は、そばいちという駅そば屋で朝定食とした。朝定食なんてやってるんですね。納豆をかき混ぜてそばにぶち込み、そばを啜りきってから残っためんつゆと納豆と生卵をご飯にかけてさらに啜った。

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あと、千葉駅の駅弁屋で「チキン弁当のからあげ」も購入。550円と手頃かつ美味しいのに、あるときとないときがあるので、つい確認してしまうし、あったら買っちゃう。冷めてもスパイスが程よく効いてて、肉も柔らかめで美味しいのでオススメです。もっとずっと売っててほしい。

チキン弁当のからあげを持って、内房線に乗車。何のトラブルもなく、終点上総湊で乗り換え、浜金谷で降りる。浜金谷は、鋸山の最寄り駅とあって、多くの登山客が降りて行った。

そんな鋸山とは逆方向に無限に走る。というのも、9:10浜金谷着で新宿さざなみは9:40浜金谷着と、時間が少ないのである。何とか走りまくり、撮影地に到着。

1分くらいでお目当てがやってくる。ギリギリの行程すぎて気づかなかったが、電車に枝がまとわりつくように被ってしまう。まあ、しょうがないということにして、戻る。

とはいえ、ただ255系を撮って戻るだけではもったいないし、電車の待ち時間もあるので、ここで早めの昼ごはんとする。

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金谷食堂というところで、房総フライ定食をいただく。黄金アジを筆頭にカレイとメバルもついている。黄金アジフライが旨いんですよねえ。マジでアジフライがフワフワなのである。黄金アジフライ食べるまでアジフライがフワフワと言われてもピンと来なかったし、他のフライとの優位性も感じていなかったのだが、一気に好きになりました。他の白身魚のフライも美味しかった。

浜金谷駅に戻り、内房線に乗る。五井で乗り換え、小湊鐵道に乗る。光風台で降りて撮影を行うためである。

キハ40

国鉄型であり、小湊鐵道が最近導入した車両。まさか、千葉県がキハ40見れる場所になるとは思わなかった。

キハ40

少しずつ光線が悪くなっている。

小湊鐵道も本数がけして多くないので、途中で近くのスーパー「しげのや」に行く。千葉のご当地スーパーらしいが、千葉県出身千葉県育ちでも知らなかったですねえ。しげのやでは千葉県産の刺身を多く扱っており、刻みしょうがやネギが散らされているのも嬉しい…が、それらの刺身にはどうやら醤油がついておらず、無料で取れる醤油もない模様。ということで………

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オモコロで見た旨い牡蠣を買った。これと、朝買ったからあげをつまみに酒を飲む。いくら何でも意味がわからないので、せめて酒だけは千葉の地酒を買った。ちなみに、牡蠣は丸々として旨味たっぷりだった。

キハ200

小湊鐵道の標準的な車両。最も新しいものでも1977年製造という約50年選手。

キハ200

最後の撮影チャンス。夕暮れのいい光線で撮れてよかった。

このあと、光風台から帰還した。

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帰還するときの列車はキハ40であった。小湊鐵道のキハ40はまだまだカラーバリエーションある。またリベンジするしかないね。

(おしまい)

 

 

 

 

THE W2023の勝ち残りノックアウト形式を考察しよう2023

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千原ジュニアの座王の「言いにくいことを叫んでください」というお題の回答から失礼します、オルソンです。

 

 

さあさあ、今年もこの季節がやってまいりました。THE Wの結果考察記事でございます。

THE W審査システム「勝ち残りノックアウト方式」を徹底考察 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2020/12/16/011018

 

THE Wの決勝の結果を考察しよう2021 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2022/01/02/021747

 

THE W勝ち残りノックアウト審査を考察しよう2022 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2022/12/21/113519

THE Wでは勝ち残りノックアウト形式という独特な審査方法を採用しております。それゆえに、ブロック間の順位が不明瞭という特徴がありますが、そこを筋道立てて考察し、明瞭にした結果昨年はAマッソが優勝という考察結果になりました。筋道をしっかり立てて辿っていったらそうなったんだもん、後味悪いけど。

 

そんな闇を持つ審査システムが続投されたため、今年も考察を捗らせていただきます。いや、誰かが考察しないと、順位が分からない審査方法って、何〜!?

 

  • Aブロック

煽りVTRで「シンデレラストーリー」多用したら本当にシンデレラのネタやってる場合は何かネタ被りみたいになっちゃうだろハナタレと思うまいあんつのネタから始まったTHE W。縦軸というか設定をギャグの羅列に乗せることで羅列ではなくする手法をもってしても、見失いかける手数は…ギャグと「これが12時まで…」「トカゲがイグアナに」などのツッコミが混在していたのが…とはいえ、「右手は指揮者で左手チンパンジー!せめて意味のあるやつにしてちょうだい」は笑ったが…。はるかぜに告ぐは、一年目ということを差し引いても素晴らしい。「物パクる根性ないもん日本人」「岸和田の人、まだデカいと早いがカッコいいと思ってんねん」など偏見の笑いをワードセンスで成功させているのも、「傘のちゃんとした捨て方知ってる?」「なくすとられるで世界を循環しててん」などビニール傘だけで展開を転がせているのも…。もっとキャラが認知されたり、使い方が見出せると、さらにハネそう。そういった部分が完全になくなり、中堅の落ち着きすら感じさせたのがスパイク。「キレ方が静かで陰湿」というのとボクシングを掛け合わせる設定がまず良いのに、それ以前のツカミがあって、「最後の客」「ツバを吐く」「何で会話できてんの?」などの展開を入れるタイミングが絶妙で、「あれ〜〜〜私そんなこと教えました!?」「止めましたよ!」など松浦の漫画みたいなツッコミがあって……これは優勝しちゃう!とTHE W見始めて最初に思ったネタですね。2本目も「だってぇ!!いつもユカさんの靴下ぁ!!真っ黒なんだもん!!」の言い方だけなのに面白い。言い方と間が完璧なだけなのに………あ、そうか、言い方と間が完璧だったら、もう完璧なのか。スパイクに続いたがゆえの0票感あるやす子、元々の回文の荒さに、「(国家)は入れてはみたけど全然気に入ってない」「虹が出ているとか金髪の人とかそう描かなきゃいいところをそう描いている」「回文ではなく怪文というチェック」「これは作ったとき面白いと思った」など、洗練されたフリップネタと真逆の要素が笑いに繋がっていましたねえ、ニンというか、少なくとも裏笑いとかそういうのではない、ないけども洗練されたネタではない。そんな、Aブロックの審査結果がこちら!

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野田、友近、哲夫とその他4名で審査傾向がハッキリ二分されていますね。あんまり審査傾向が割れると、解くパズルの数も増えるので、たかだか二分で済んでよかったです。

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では、野田・友近・哲夫審査員の結果をもとに、順位づけを行う。画像の上にある3つの不等式は、審査結果を表している。この審査結果をもとにすると、スパイクが1位であることはわかるが、それ以外の順位はよくわからないということがわかる。左と真ん中の不等式を見るとはるかぜに告ぐが最下位に見えるが、やす子の位置がわからないことには、はるかぜに告ぐが最下位ということは確定していないのである。ちなみにスパイク以外の3組の並び順は、「はるかぜに告ぐ<まいあんつ<やす子」、「はるかぜに告ぐ<やす子<まいあんつ」、「やす子<はるかぜに告ぐ<まいあんつ」の3通りまで絞れることは分かっているが、この3通りについては3名の審査員が同じ審査傾向とは限らないことに留意する必要がある。
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田中、川島、塚地、そして国民投票の審査を整理すると以下の通り。こちらもスパイク1位以外の情報はない、なぜならやす子が何位かわからないから……ってあれ?審査傾向はスパイク来てからは一緒で、異なるのはまいあんつとはるかぜに告ぐの並びだけじゃね?だとしたら、さっきとここで書き方違うのおかしくね?まあ、とにかくスパイク1位以外は何の意味もなさない考察となりました。余談ですが、CMあおりの「4度目の決勝進出スパイク」の4度目は、決勝進出決定後コロナ感染で決勝出れなかった分も1回にカウントしてます。そういう部分はしっかりしてる。意外と。

 

 

  • Bブロック

芸術家肌の変な陶芸家という設定がゆるーく伝わってから、「何で結婚できるんですか?」でぐっと掴んだハイツ友の会のコント。芸術家肌の変な人のディテールが全て「何で結婚できるんですか?今のところ血の繋がっていない人と共同生活できる要素が一つもないんですけど」に収束するという構成は強力だが、そこへの固執から展開はどうしても少なめ。一方、相撲部屋という独自の設定で、どこをイジっているかの明言を避けつつ「イタイ新規VSイタイ古参」というWボケWツッコミを見せた紅しょうが。双方のイタさの割り振りも完璧!2本目でも、熊元の方こそパンツ丸出しとわかった時優勝は確定といっても過言じゃなかったですねえ。最終決戦は音声トラブルの有無に関わらず圧勝だったと言えるでしょう。変ホ長調は「電子チケットは緊張する」「展覧会と水道屋が陣取り合戦してる」などのあるあるの精度が高い一方で「アベノマスクのガーゼでカイワレ育てた」の破壊力もある。梵天は姉妹ということでボケもツッコミも口悪いというキャラクターがいい。最後に「うちの食育が終わってるのがバレてしまったよ」となるのも。「お前今日1000万持って帰れなかったらどうするつもり?」という決勝でしか言えないセリフぶち込みも好き。そんな、Bブロックの審査結果がこちら!

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国民投票含め、全審査員が同じ審査をしております。ここまで解くパズルが少ないと、つまんねえですね。

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それ以前に、紅しょうがが圧勝すぎて、そもそもパズルがつまんねえですね。こんな有様なので、紅しょうが以外どういう順位でつけたのか?その答えはわ・か・ら・な・いとさせていただきます。この状態は、去年もBブロックで天才ピアニストが起こした現象なので、ここ2年間の傾向として、THE Wで優勝しやすいのはBブロックのトップバッターということになりますね。Bブロックのトップバッターになって圧勝できれば優勝できます。どうやったらBブロックのトップバッターになれるのか、どうやったら圧勝できるのか?その答えは、わ・か・ら・な・いとさせていただきます。

 

  • Cブロック

ゆりやんレトリィバァVSあぁ〜しらきという名勝負(?)から幕を開けたブロック。ゆりやんのハムスターがエアーなだけでしかないエアーハムスターショー(そもそも本当のハムスターショーよく知らんし)も面白かったし、「本当のエアハムスターは私たちなのかもしれません」って怖いようで全然意味わからんし、ゆりやんゆりやんたる所以が良い方に転がり続けていたネタだと思うが、あぁ〜しらきがカオスさで食らいつく!妖怪角刈りおばさんって何だよ、別におばさんが角刈りしてもいいって考えたら妖怪でも何でもないんだよ。あと「角刈りになるとヘビに懐かれるのよ」っていう聞いたことない角刈りあるあるは何だ、あとフリがエアドラムなのも何なんだ。賞レース決勝でこんなにどっちでもいいことないですよ、と思っていたら麒麟川島が「これ、どっちも負けっていうのはないんですか?」プレイヤーとしても視聴者としても色々なお笑いに触れているはずなのにまだそんな感覚が生きていること自体が素敵すぎますね。ぼる塾は、結構田辺さんのニンというかキャラに頼っていた印象で、ちょっと評価しづらいかと思うが、それ言い出すと前2組も評価しづらい。何なんだこのブロック。そんな、カオスブロックを丁寧なコントでかっさらったのはエルフだった。ありそうな架空配信ソフト「ポテポテ」の語呂からして面白い。「めっちゃ私の妹や」、「ポテポテ」「ウィ〜!」オチのことを考えるとお父さんがお茶を知らないところだけおかしくないか、と思うが…ところで、ネタ順次第では角刈りしらきVSすっぴんエルフがあったと思うと熱いブロックですね。その上で、2本目の漫才のつかみが「間に合いました〜!ハッシュタ〜グ!」なのはちょっとズルすぎる気も……いや、THE Wだけはこれくらいズルくていい……のか?そんな、Cブロックの審査結果がこちら!

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野田審査員、友近&川島審査員、その他4名で合計3通りの審査傾向に落ち着きました。

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そんな野田審査員の審査を見ると、見たことない形になりました。1位も最下位も確定しないやさしい世界が広がっています。
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友近&川島審査員も、1位は確定しない形になりましたが、最下位だけはしっかりと確定しました。しっかりと確定すんな。
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哲夫、田中、塚地審査員と国民投票の傾向は以上の通り。完全に順位が確定となりました。全順位確定したのはこの企画やってて初めてだと思いますし、初めてにして4人もの審査順位を確定できたのは嬉しい限りですね。

 

  • 考察

ここから、さらに考察を進める。以下の表は、ここまでの結果を元にして、各々の審査員が誰を一位にしていたかを記したものである。ただし、1位が確定しない場合は全パターンを記したものである。

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去年の考察結果では、普通に1位のグループに投票するシステムだったらTEAM BANANAかAマッソが最終決戦進出するはずだという旨のことを書き散らかし、あわよくば予言になることを狙った結果*1、AマッソはTHE W2023不参加、TEAM BANANAは体調不良に伴う活動休止という結果に終わった。今回は最終決戦3組とも揺らぎのない結果となりました。AブロックのスパイクとBブロックの紅しょうがは言わずもがな、Cブロックもエルフ1位確定が4名いるので、あぁ〜しらきやゆりやんがこの牙城を崩すことはできなかったのである*2そんなわけで、考察パズル面においてはとても順当かつ平和な回ということがわかったところで、来年の予言をさせていただく。来年優勝するのは…………Bブロックのトップバッターだ!!!!

 

(おしまい)

 

 

 

*1:2020→2021オダウエダ優勝はこの方法で当てています

*2:とはいえ、野田クリスタルがあぁ〜しらき1位と思っている可能性があることも、友近ゆりやん1位と思っている可能性があることも、ロマンがあると思いませんか?

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた

どうも、オルソンです。

 

 

毎日ラヴィット!を見ている。すると、美味そうなメシが多数出てくる。もちろん、美味そうなメシが目的ではないのだが、美味そうと思ってしまってはしょうがない。ということで、この記事ではラヴィット!で紹介されて、実際に食べたメシを紹介します。あと、メシ以外も紹介します。ちなみに順番は、スーパーアトランダムです。

 

  • 品川貝づくし

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オススメ度:★★★★☆

(わざわざ食べにくることはないが、東海道新幹線に乗るときのオススメ度は★★★★★★★★)

2022年3月10日放送。「オススメの新幹線に乗るときのオススメ」より、ニューヨーク屋敷が紹介。3種類ではなく5種類の貝が入っている。

右下の食べかけの部分に「アサリの山椒煮」があり、ピリッとした山椒と甘辛いアサリが混ざり合い、米も酒もガンガン進めてくれる。

駅弁としては破格の美味しさで、それでいて値段は1000円と駅弁にしては手頃まである価格。屋敷がプレゼンでおっしゃる通り、私も東海道新幹線乗るときの駅弁で迷う意味がなくなりました。なお、東海道新幹線改札内でしか買えないため、駅弁屋祭などでは売っていないことに注意しよう。

 

 

  • とり松

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オススメ度:★★★★☆

地味だけど美味しい、美味しいけど地味。

2022年3月10日放送、先述の品川貝づくしと同じ日にギャル曽根が紹介。こちらは京都駅前の高島屋で購入可能。錦糸卵と椎茸の甘辛煮とかまぼこという率直に言って地味なメンバーが散りばめられちらし寿司は、これまた食べかけの断面を見ての通り、サバのおぼろがご飯の上と間の二段構えで挟まれている。

このおぼろ二段構えを持ってしても絵面の地味さは拭えないのだが、全てが堅実にしっかり作られており、ちゃんと美味しい。ちらし寿司に入っている椎茸の甘辛煮って美味しいよなあ、おぼろもフワフワでサバの味も残ってていいよなあ、と「脇役しかいないのにこんなに美味い!」という縛りプレイ的な凄さではなく「名脇役が集まったからこんなに美味いんだ!」と言える、非常に魅力のあるちらし寿司です。

 

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オススメ度:★★★☆☆

うーん

2023年4月24日放送「私の自己ベスト」という循環論法のようなテーマで、ぼる塾はるかが紹介したのが進々堂のしば漬けカレーパン。捨てる直前の包み紙の写真しか撮っていなかったようですが、こちらも京都駅前の高島屋で購入して食べました。カレーパンの中にカレーのみならず打田漬物のしば漬けが入っているというのが特徴ですが、カレーとしば漬けを同時に食べることでの化学反応が意外なほど意外と起きていない………カレーパン食べてるときにしば漬けの食感来ても邪魔だし………。

と、なかなかになかなかなことを書いてしまいましたが、カレーパンもしば漬けも双方良いもの、美味いものであることは互いに混ざり合っていてもよくわかる。ここのカレーパンは普通にオススメです。それだけにこの出会い方が………。うん。

 

 

  • 豆狸

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オススメ度:★★★★★

店を見かけたら買った方がいい。1個100円程度だから。

2023年1月23日放送、「オススメの茶色いもの」で田辺さんが紹介したいなり寿司屋。のちに、2023年10月6日の「私におまかせしてほしいもの」で近藤千尋も紹介。しっかし、OPテーマの作風だいぶ変わったよね。

大阪梅田発祥だが東京駅にあるため、移動の多い吉本芸人には助かるとの発言がラヴィット!である一方で、上野、大宮、赤羽、蒲田、亀戸など割とどこの駅のエキュートにもあるので入手はしやすいはず。

ラヴィット!で紹介されていたのは「わさびいなり」は、酢飯にわさび菜が混ぜ込まれており、均一にツンとした辛味が行き渡っている。1個108円(1個から買える!)で細長い形なので非常に食べやすく、ゾロリが100個食べてもお腹を壊さないでしょう。ほかに明太いなり(明太子が均一に混ぜ込まれたいなり寿司)も食べたが、わさびいなりが圧倒的に美味しかったです。

 

  • えび千両ちらし

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オススメ度:★★★☆☆

駅弁にしては美味しいが…

2023年4月25日放送、ラヴィット!ランキング「東京駅の駅弁屋祭で買える駅弁」で一位を獲得。個人的には、それ以前にマツコの知らない世界で見かけたのをきっかけに食べたこともある駅弁。

大きな卵焼きをどけると4種の具が出てくるという仕様で、具や酢飯の酸っぱさもちょうどよいのだが、いかんせんこのご時世で緩やかに値上げしており、気づけば1500円となかなかになかなかな値段となっている。ただ、他の駅弁に手を出して、美味しくないと(やっぱりえび千両だったかなあ…)となる。東海道新幹線乗るときは品川貝づくし一択なのだが、それ以外の新幹線乗るときは何がいいんだろう???誰か助けてくれ〜!!!!

 

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オススメ度:★★★★☆

さすが専門店!

2022年6月23日放送「オススメのテクニシャン」で川島明が紹介した店。「カニチャーハンの店」は店名である。写真はカニ味噌チャーハン1030円。特筆すべきは、チャーハンに乗っかっているカニの量である。パラパラチャーハンとゴロゴロしたカニのほぐし身の食感がしっかり分かれているからこそ、カニもチャーハンもしっかり味わえる。カニ味噌もカニ味噌の味が濃密で嬉しい。

 

  • 天麩羅処ひらお

オススメ度:★★★★★

ありがとう、ラヴィット!

2022年9月5日放送の「オススメの驚いたもの」でぼる塾あんりが紹介した天ぷら屋。福岡県内に7店舗あり、うち5店舗は福岡市内という偏った展開をしているため福岡に行かないことには食べられない天ぷら屋。

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天ぷら定食を頼むと写真の通り、白米と天つゆとイカの塩辛とバットがくる*1。そして、バットの上にどんどん天ぷらが載せられていくため、常に揚げたてを食べることができるというシステムなのである。

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海老天イカ天の海鮮コンビ。エビの透けっぷりを見て分かる通り、衣は薄くてサックサク。それでいて太いエビが水分を保ってプリップリを通り越してブリンブリン。
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これは豚天である。トンカツではなく豚天である意味、それは衣が美味いことと、天ぷらを揚げる技術の賜物により美味い天ぷらになっていることである。
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巨大かつ肉厚なピーマン天。ここまで肉厚なピーマンの食感はシャキシャキしており、それでいてもちろん火も通っているし衣もサクサク。どれほど絶妙に計算された揚げ時間なのか…。

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変わり種であるカマンベール天ですら、サクサク衣とチーズのとろけぶり、伸びっぷりが最高!揚げ時間や揚げ方に技を感じずにはいられません。

 

  • 天神ホルモン

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オススメ度:★★★★★

注文待っている間も楽しい

2023年4月10日放送の「ささやかな喜びを感じるもの」でぼる塾あんりが紹介。写真は丸腸ホルモン定食。丸腸とミックスホルモンが半々くらいで入っている。

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なんと、ラヴィット!で紹介されなかったライフハックとして、定食メニューはすべて値段据え置きで米をハイボールに変更できる。そして、ご飯単品は200円なので、事実上200円で定食にハイボールをつけられる。

丸腸からはジュワっと脂が出てきて、プルプルの食感。まさにホルモンといった趣だが、硬いわけではない。さらに、ミックスホルモンも入っているので、食感の変化も楽しい。ホルモンを噛んで噛んで噛みまくって旨味と脂で口の中を満たし、ベタついた口の中を白米やハイボールでぶった斬る。当然のようにどちらにも合ってくれるのには感謝しかないですね。
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また、注文してから待つ間、自分のホルモンが焼かれていくところを見ることができるのも特徴。博多の駅ビル地下の店舗ですらこの形態でした。パツパツの丸腸やホルモンが鉄板の上で切られ、己から出る脂に沈んでいくサマはたまりませんな。

 

 

 

  • かかん

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オススメ度:★★★★★

マジで山椒痺れ系麻婆豆腐で一番美味しい。

2023年4月6日放送「オススメの金メダルをあげたいもの」で千鳥ノブが紹介していたお店。この店、あるフォロワーの方が「東京に行くので美味い飯を教えてほしい」という趣旨のツイートをしたのに対して「ラヴィット!でロコディ堂前が紹介した店」としてここをツイートしたのですが、今調べてみたら完全なる記憶違いでした(ロコディ堂前は別の日に別の店の麻婆豆腐を紹介していた)、この場を借りて深くお詫び申し上げます。

そんな、かかんは本店は鎌倉ですが、代々木公園付近にも支店がありまして、私はそっちへ行きました。上の写真は、左が「茄子の青山椒揚げ」で右が「麻婆豆腐」である。

麻婆豆腐は花山椒を使っているからか、舌がビリビリしながらもふわっと鼻に抜ける香りがあり、香りが抜ける頃にはビリビリ感が爽やかさに変わっているという、理想的すぎる四川麻婆豆腐でした。茄子の青山椒揚げも、衣サクサク、中の茄子トロトロ、山椒ビリビリの三位一体で最高です。

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紹興酒ピータン豆腐も頼みました。四川料理店なので「辛いのばっかりでしつこいのでは?」という懸念もあるでしょうし、実際、ピータン豆腐にラー油がかかっているので、その懸念自体は外れていないのですが、先述の通り辛さがしつこくないので、3品でも余裕でしたね。

 

  • 藤子F不二雄異色短編集

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オススメ度:★★★★★

買ええっ!!買えっ!!買えーっ!!買えーーっ!!!!

そんな、かかんからの帰り道、「リズム&ブックス」なる良すぎる雰囲気の古本屋に入り、1200円くらいだったので4巻まとめ買いしたのが、2022年6月30日放送、横田真悠の誕生日会でマヂラブ村上が横田真悠にプレゼントした藤子F不二雄異色短編集である。

あのドラえもんの作者が大人向けでブラックな作品を描いていた……ということは広く知られていることであろうが、それにしても秀逸で、これを読んだあと「あんな童心しかないドラえもんと同じ作者か……」となること間違いなし。逆にブラックな作品や背景知識の解説の多い作品絵柄がドラえもんなのでスイスイ読めてしまうという側面もあります。個人的に撮り鉄するとき、次の列車を待つまでに電気を使わない暇つぶしが欲しかったので本当にありがたい。横田真悠への誕生日プレゼントとして正しいかはよくわかりませんが、川島明も「未だに本棚の一番いいところに置いてる」らしいので、入手の機会があれば是非ともお手元に。以下、各巻ごとの紹介です。

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人と牛の立場が逆転した星の違和感に地球人が空しくツッコミを入れ続ける表題作「ミノタウロスの皿」や、科学的ではなくある種陰謀論じみた角度からできない理由を検証する「T・M(タイムマシン)は絶対に」、当時の価値観でも亭主関白では済まされないほどの暴君小説家の夫と静かに従う妻の生活を描いた「コロリころげた木の根っこ」など切れ味鋭くブラックな作品が多い。

有名どころでは、トリビアの泉で紹介された「劇画・オバQ」と、刑事のキャラと宇宙人のデザインのコミカルさに反してオチが怖いことで有名な「ヒョンヒョロ」はこの巻に収録。

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タイトル通り、気楽に殺人ができる以外にも様々な倫理観・価値観が歪んでいる世界で、おかしいのは世界か自分か苦悩する「気楽に殺ろうよ」の鋭さが印象的だが、他の作品は笑ゥせぇるすまんのような世界観がゆるーく描かれ、オチまでユルいことで笑ゥせぇるすまんとは違った味わいの「やすらぎの館」、タイトル通りとにかく人が入れ替わり混乱の渦に陥れる「換身」、描かれるストーリーのブラックさに反してタイトルとオチがあまりにもバカすぎる「ウルトラスーパーデラックスマン」など、ただ切れ味鋭いだけじゃない作品を多数収録。ただのブラックも面白いのだが、ストレート以外の見せ方が見れる作品集といえる。「気楽に殺ろうよ」のオチの見せ方が素晴らしいが、「やすらぎの館」と「定年退食」のオチのユルさは好きですねえ。

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表題作「箱舟はいっぱい」以外にも、ペルシアのカンビュセス2世の5万の軍勢の史実から描いた「カンビュセスの籤」、夢の中だけは前世であろうクレオパトラの体験を思い出せるさえない青年を描いた「クレオパトラだぞ」など輪廻や終末観などある種宗教観が垣間見える作品が多め。いや、それ自体は意外と2巻にも言えるが、エジプト要素が多いのは……藤子先生がエジプトにハマっていたのかもしれない。ほかにも、1巻とはまた違った角度からタイムマシンの実現可能性を探った「タイムマシンを作ろう」や、具体的なエピソードは一切明かされないがとにかく悲惨な男がタイムリープで過去を変えようとする「あのバカは荒野を目指す」なども秀逸。

有名どころでは「ノスタル爺」を収録。みんなも買ええっ!!買えっ!!買えーっ!!買えーーっ!!!!

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表題作の「パラレル同窓会」や、何かが変わった世界でも「女には売るものがある」、藤子F不二雄のSF(少し不思議)を体現した「鉄人をひろったよ」などは該当しないが、子供のジオラマ用のカメラが100万円!果たして父親は買ってしまうのか「コラージュ・カメラ」や、ドラえもんにも出たあのカメラを大人たちが使うと…「丑の刻禍冥羅」など、未来のカメラのセールスマンが現代でカメラを売るシリーズが3巻後半から始まっている。他の巻で「正義の暴走」を見せられると、コラージュ・カメラのオチは怖くもある。

有名どころでは、唐突すぎるし、伏線もないし、説得力もないことでお馴染みの「ある日」を収録。

 

 

  • マロリーポークステーキ

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オススメ度:★★★★★

トンテキの見方が変わる

2023年6月15日放送「オススメの頼りになるもの」でタイムマシーン3号山本が紹介していた店。豚肉のステーキ、いわゆるトンテキである。自由が丘、中目黒、横浜、そして難波などに店舗があるが、私が行ったのは大手町ホトリアというビルの地下にある店舗である。

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ちなみに、大手町ホトリアには2023年4月3日に浅田真央が紹介していた*2もうやんカレー」もありますので、行ってみてもいいのではないでしょうか。私はまだ行っていませんが。

上の写真は「高尾山(270g)」のもので、これで税込990円、ライスが別料金だがそれでも200円くらいなので、1200円しないくらいであんな大きな肉(チーソー牌の持ち合わせがなかったので大きさが伝わりにくいかもしれませんけど)が食べられます!

肝心の味ですが、なにやら低温調理など特別な手法が用いられているらしく、牛肉とは違う肉の繊維が完全に美味しく、「牛並みに美味い!」とかそういうことではなくしっかり豚肉である意義が感じられるトンテキとなっている。脂身も牛よりガツンとくるしプリプリ食感なのに、脂が口に残らずサラッとなくなる、これは豚肉の見方が大きく変わるぞ!

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ちなみに、ステーキは塩コショウ以上の味付けはされていませんが、卓上調味料は充実しております。マスタードは豚肉によく合うし、岩塩の後ろにあるかき醤油は、牡蠣の出汁が入っているため、弾力のある豚肉にかけて食べると豚肉が牡蠣になります。本当です。

 

  • 香川一福

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オススメ度:★★★★★

コシ≠硬さの意味がよくわかる、コシがあるのに硬くないうどん

2023年6月19日放送のぼる塾の自由時間の「アウトレット湘南平塚」のフードコートで、ゲストのRGが食べていたうどん屋ミシュランビブグルマン受賞ですってよ。

ミシュランビブグルマンといえば、私がこのツイートを私がした際、エアリプで4名くらいからご教授をいただけました。通常ミシュランよりハードル低め、価格帯安めのミシュランのことなんですって。この場を借りてお礼させていただきます。この場を借りないとお礼するタイミング完全に失ってましたからね。

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そんな香川一福は本店が神田にあり、恵比寿、みなとみらい、さらには名古屋にもある。私が行ったのは千葉駅の改札内にある店。ちなみに香川県にはない模様。改札内にある美味いうどん屋といえば、都内の駅に多数ある「親父の製麺所」ですが、それすらも超えてきましたね。駅構内にあるうどん屋って親父の製麺所超えていいのかよ、というのが率直な感想です。

店頭に「コシ≠硬さ」と書かれている通り、麺は柔らかいのにモッチリとでもいうべき噛みごたえ(まさしくコシ)があり、つゆも甘みと出汁の味が含まれ、大変美味しい。

RGが食べていたバター釜玉うどんも、変化球ながら美味しいのですが、個人的なオススメは「鳴門わかめ」。ちゃっちい細切れワカメではなく、大きくて厚みのあるワカメが何枚も出てくるので、うどんとまた違った噛みごたえと磯の香りが楽しめます。ワカメってあんな美味かったんだ(うどん屋の紹介がワカメで終わるなよ)。

 

  • 鬼金棒

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オススメ度:★★★★☆

美味しいけど、辛いの好きじゃない人は行かなくていい。

2023年1月11日放送の「コットンのカラデミー賞」の初回で紹介されたラーメン屋。大仁田厚に似たディレクターに圧力かけられたわけでもないので、スパイスを鬼マシすることもなく、全ての辛さを普通にしたのですが、それでもしっかり辛い!しっかり辛いが、唐辛子と山椒だけではなく、あまりにも多様なスパイスの味と香りが鼻と口に広がり、その奥には味噌ラーメンの味も感じられるという、ただテキトーに唐辛子増やして激辛にしただけのカップ麺とは月とすっぽん、いや、月と消しカスくらいの差があります。また、写真奥に浮かんでいるチャーシューは肉厚でトロトロの脂身多め。そして、スープとは異なる甘じょっぱ寄りの味付けがされています。ただこのチャーシューにもシナモンなどのスパイスが使われているようで複雑な味と香り。スパイスは日本語で「香辛料」といいますが、辛さだけでなく香りがあるのもスパイスなんだなあ、と感じさせてくれる一杯でした。

 

  • ともちゃん

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オススメ度:★★★★★

多品目なのにハズレなし、ゆえにハシゴする意味なし

2023年12月25日放送「川島明の冬休み」で、川島が最も好きな屋台として紹介していた店。私はフォロワーの村野玉露さんがたまたま私と同時期に博多に来ていたので会ってもらって呑んだお店であり、そういえば、村野さんが「アメトーークの福岡屋台大好き芸人で紹介されていて美味しそうだったのでこの店にした」「千鳥など吉本芸人が結構使うらしい」ということを話していた記憶があります。

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ともちゃんのメインはおでんと串焼き。2023年GWに行ったのち、2023年年末に紹介されたので、時空がねじれているというか食べてから知ったのですが昆布だしだけではなく、サバ、いりこ、カツオ出汁も混ぜているのだとか。そりゃそうか、そりゃ昆布だけでこんな複雑な味にならないか。屋台ということでずーっと煮込んでいるからか、練り物にも大根にも牛すじにも出汁が染みまくっており最高。1品から頼めて価格帯も160円からと、良心的なのがありがたいですね。

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写真は牛のサガリですね、ラヴィット!で紹介されていた牛タンなど、串焼きではない焼き物も多数あり、店には焼く前に串打ちされた材料が多数あります。この肉が屋台であることを忘れるくらい柔らかくて脂がほどよくて美味しい。食べ終わる頃には最終的に後ろの千切りキャベツも脂が沁みて美味しくなります。

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そういえば、2023年GWに行ったのですが店が開く前に村野さんが「屋台の中に焼く前の串がいっぱいあるんですけど、それを直接手に取って食べちゃダメですからね」と話されたのを思い出しました。…………当時一番新鮮な時事ネタだったんだからな!

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こちらは、そんな串焼きで、左から豚バラ、ぼんじり、豚軟骨ですね。特に、軟骨は「軟骨」といいつつ、結構しっかり肉付きもよく、美味しかったです。

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〆のラーメン。何というかあっさりしてるのに濃厚というか、濃厚豚骨ラーメンにありがちな臭みやベタつきが一切なく、ただただ豚骨の旨み100%!飲みの〆としてあまりに最高なので、飲みから〆までこの屋台で完結できてしまいます。

 

 

  • 雲仙

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オススメ度:★★★★☆

星4.5というか、5よりの4。

2023年10月2日放送、「私の夜のお楽しみ」というテーマでぼる塾あんりが紹介。この店とは関係ないですが、ノンアルコールビールがスタジオに登場し、あやうく最終回になりかけた回ですね。

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紹介されていたのは焼きラーメンでしたが、「明太子入り卵焼き」や「ニンニクの芽と軟骨炒め」など、ともちゃんにはないメニューもあり、やっぱりハシゴする意味大アリ。もちろん、「アッチにはないから」という消極的な理由にとどまらず、卵はふんわり、ニンニクの芽はホクホクで焼き加減炒め加減抜群!誰だ!ともちゃんの項でハシゴする意味なしとか言ってたやつは!

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こちらが、焼きラーメンですね。豚骨ラーメンがより濃厚になり、甘みの出たキャベツや、コリコリ食感のキクラゲと軟骨が入っており、おつまみになるような一品。というか、こっちにも軟骨入ってたら、ニンニクの芽と軟骨炒め頼まなくてよかったじゃん!ラヴィット!で確かに「軟骨も入っていて…」って言ってた気がするじゃん!これはヒューマンミス、いやヒューマニティーミス*3ですね。

 

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オススメ度:★★★★★

なぜなら良いスーパー銭湯は、最高なおかつ最高だから

2022年11月2日放送、今よりはまだもうちょっとまともな編集していた頃のオフロシュランにて紹介されたスーパー銭湯。埼玉県草加市にある。ちなみに、竜泉寺の湯はチェーン展開しており、2022年5月25日に紹介されたスパメッツァおおたかの森は竜泉寺の湯のブランド違いである。

スーパー銭湯はある程度似通った設備が多いが、ここはサウナがアツアツなのが特徴。冬に行くと、いわゆる交互浴がやりやすかったですねえ。あと泡風呂の泡の細かさなんかも気持ちよかったです。

あと、ラヴィット!で紹介されていた「ドラゴンラーメン」という辛いラーメンでさらに汗をかくとなお最高でした、マジで最高のスーパー銭湯。駅から遠いですが、草加駅・竹の塚駅からシャトルバスが出ているので風呂で流した汗そのままに帰れるのも嬉しいサービスですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:ラヴィット!ではイカの塩辛食べ放題と紹介されていましたが、私が行ったときはイカの不漁により食べ放題ナシになっていました。ゆずが効いた新感覚で美味しかったのにね

*2:ぼる塾3人も御用達って言っていた気がする…。うろ覚えなので記憶違いかもだけど。

*3:これ書いてるときは素面なんだぜ…

VSEを追いかけた1日

どうも、オルソンです。

 

2023年12月10日、小田急からVSEが引退した。VSEの撮影記は過去にも記事にしている

https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2022/11/12/203000

VSE、好きなんですよねえ。LSE、HiSE亡きあとの新たなるロマンスカーという風を感じさせてはくれましたが、いろいろあって風を感じさせてくれただけでしたねえ。

意外と短命だったため乗ることも叶いませんでしたが、12月10日の最終日にVSEを追いかけまわすことにした。

 

 

我が家から西船橋東西線に乗り換え、最初の撮影地へ。その場所は、よみうりランド駅である。駅でありながら、アウトカーブがあんまり長くないレンズで撮れるのが嬉しい撮影地である。ホーム先には小さい子どもと母親がおり、小田急がファミリー層人気を獲得しているのがうかがえる。

GSE

VSEで採用された連接車の不採用など、今後の観光特急としてのロマンスカーを担うであろう車両。

1000系

1987年に登場した。小田急初のステンレス車両。ワイドドアが採用されたりされなかったりしている。2014年にリニューアルが施されている。

 

さて、写真を見ての通り、影が多いんですよね。冬だし駅前だから建物が多いのも仕方ない。仕方ないなりにいろいろ練習しながらVSEを待つことにした。

VSE

小さくて全面が明るいほう

VSE

大きくて前面が暗くてピントが甘いほう

 

AFの速さを過信した結果失敗してしまったが、切り替えていくことにする。VSEはこの日喜多見車両基地を経て多摩線に入ると分かっていたので、私は新百合ヶ丘で乗り換えついでに箱根そばを食べ、黒川駅へ向かった。ちなみに、新百合ヶ丘箱根そばはキャッシュレス専用だった。黒川駅では唐木田行きも新宿行きも両方撮れる!はずだったのだが、唐木田行きは自分がシャッター切る寸前に、前にいた撮影者のひじが当たったためブレて終了。ホーム逆側に行って新宿行きを撮ることにした。

小田急8000系

それはさておき、背景墓場じゃんかよ。線路沿いかつ駅前に墓場って、東京マガジンの「噂の現場」じゃないんだからさ。

VSE

多摩丘陵のトンネルを抜ける多摩線らしい光景。多摩線ロマンスカーが存在した期間は2000年から2016年と長くはなく、通勤用なので朝晩の運行がほとんどで、しかも通勤用にあまりVSEは入らない。つまり何が言いたいかというとこの写真は相当レアということ。

前の撮影者の肩は写っているが、肩が電車に被っていないのでまあセーフ。このあとはトイレに行って一本電車をやり過ごしてから新宿へ向かう。新宿2号踏切のアウトカーブで撮るぞ!

と、新百合ヶ丘快速急行に乗り換え、新宿駅で降りる。チャージ不足だったので、精算機に並ぶも、さすが利用客数日本一の新宿駅とあって精算機に数人並ぶ。そして、歩く方向を間違えたまま2分歩き引き返した結果、新宿1号踏切に到達。なんとか踏切を渡りきり………

VSE

なお間に合わん模様

 

ということで、VSEの最後の撮影は楽しいスナップ風になりました。悔しいけど、見送りが楽しかったからまあいいか、と。

 

このあとはせっかく東京来たので、昼飯や夕飯を東京で食べたのだが………まあ、それは後日別記事とします。引っ張ろうってわけじゃないんですけどね。

(おしまい)

静岡といえばさわやか、神奈川といえばハングリータイガー、千葉といえば………

  • まえがき

みなさまは「さわやか」というハンバーグ店をご存知でしょうか?「さわやか」は静岡にあるハンバーグ店で、生肉に近いと言われるほどレアなハンバーグを出す店としてネットミームになってるまである地方チェーン店である。

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かくいう私も一度くらいさわやかに行ったことがございます。
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外はこんなにもこんがり焼けているのに中は真っ赤っかということで、生部分と周辺のハンバーグ部分の2つの食感が楽しくもあり、噛めば肉汁と旨味が出る素晴らしいハンバーグである。

さて、「さわやか」は静岡県にしかないという欠点がある。新鮮な肉が必要であることもあり静岡県外での管理は困難と考えている部分も大きいとか何とか。また、タイトルにもある通り神奈川県には神奈川県で「ハングリータイガー」というハンバーグ屋が席巻しているとかいないとか。私、ずっと行きたいんです、ハングリータイガー

そんなご当地チェーン激ウマハンバーグ店は、千葉県にはないのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

ありません!!!!

 

 

 

 

 

 

 

すみません、急に記事を終了させたくなってしまいました。なかったらないで話が終わりますけども。

 

 

ということで今回は千葉県のローカルハンバーグ店を紹介します。

 

 

  • ここから本文

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千葉県にあるローカル激ウマハンバーグ店は「CowBell(カウベルという。見た目は一見普通のファミレスだが…

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入り口前に牛の像が飾られている。牛へのこだわりが感じられて大変素晴らしいですね。ミートホープみたい。

というわけで店内に入る。メインのハンバーグももちろん注文したが、カウベルはおつまみになるサイドメニューも充実しております。
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こちらは炭焼き厚切りベーコン。580円(税抜)ながら厚切りで大きく満足感抜群。焦げ目も香ばしいし、くどくないがしっかりと脂が乗っている。剣のようなものに刺さっていて豪快に食べられるのもまた面白い。

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こちらは、とちぎ和牛の牛すじ煮込み350円。カウベルで最も高いメニューは「とちぎ和牛サーロインステーキ」で、150gでも5350円、500gで15500円する*1。そんな、カウベルのラスボスとちぎ和牛だが、それを使った牛すじ煮込みやコロッケやメンチカツはくれてやると言わんばかりにリーズナブルな値段設定で提供されている。プルプルでトロトロなスジと、やや洋風ながら醤油がキリッとした煮汁が非常に美味しい。

 

それでは、皆様お待たせしました。ハンバーグの登場です!

 

 

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こちらが、カウベル自慢の弾力ハンバーグだ!
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中はこの通りレア。写真左上の焼き石で切っては焼いてを繰り返していくと、後半は少しずつ火が通っていき、どんどん美味しくなっていく。

焼き上がるハンバーグももちろん美味しいが、生の柔らかい食感も捨てがたい。ミンチではなく千切りにした肉を使うことで赤身の食感がしっかり残ったハンバーグになるらしい。今回は、酒とともに味わったが、もちろんご飯と合わせても美味しい。

 

 

 

というわけで、カウベルはJR船橋駅京成船橋駅からともに徒歩3分にあった店が2020年8月をもって閉店したため、千葉都市モノレールみつわ台駅から徒歩5分のみつわ台店および、京成本線八千代台駅から徒歩25分*2の八千代本店の2店舗体制で営業中!!!

是非とも千葉観光の際は、千葉観光のプランに組み込めるものなら組み込んでみてください。

それでは、さようなら。

*1:通常のステーキは200g2800円、カットステーキだとなお安い

*2:東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩29分でもアクセス可能

2023夏休み〜北日本旅行〜

  • まえがき

どうも、こんばんは、オルソンです。

今日は2023年8月12〜14日に北日本に行ったときの紀行文を書かせていただきます。

 

  • 8月12日

まず、東京駅へ向かい、新幹線に乗る。

1日に1本しかない何も連結していないつばさに乗る予定だったが、つばさは全席指定席であった。ヤバい!と思い、駅員に言うと、1本早いやまびこに乗れば済むことが判明、セーフ。

さて、時刻は6:30。東京駅で、こんな時間でも空いていて繁盛していて今回もお世話になることになる店は………

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駅弁屋祭しかないですよね。「かきめし」という名前ながら、ウニもカニイクラも入っている。この世の業かよ。米が少ないので余計におつまみに向いております。

とはいえ、あんまり腹にたまらず。まあ、昼飯含め地のものがお腹に入ると思うとよいですね。

ということで、郡山に到着したので降車。乗り換える途中で…

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もう一個駅弁を購入。TVで見たことあったなあ、JR東日本の「駅弁味の陣」なる大会で2018年優勝だそうです。

この駅弁は、会津若松への移動中に食べる。海苔は薄くて、よくわからないものの、煮物の染み具合、鮭の塩加減、海苔の下に引いてあるおかかと、海苔以外のおかずの味がちょうど良くて美味しい。

会津若松に到着。この周辺でいろいろなものを撮る。まずは、会津鉄道を撮影。撮影地への移動中に、展望列車が横を走っていったが…

そう、今回、天気がゴミなのである。今年、7月はめちゃくちゃ暑いのに8月になると積乱雲を筆頭に曇りが増え、お盆には、台風が近づき、曇りと雨が増えていく始末だった。とはいえ、今年のお盆じゃないと撮れないものはある……ということで、場所を移動し…

今年の冬になくなるフルーティアを撮影。この赤と黒のデザイン結構好きなんですけどねえ。さて、会津若松にはもう一個撮りたいものがある。磐越西線から磐越西線に移動をする。

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途中、牛すぎるデザインのビッグボーイを横目に…

AIZUマウントエクスプレスという会津鉄道所有の優等列車。先ほどチラッと出てきた展望列車はこれのこと……………ではない。

撮影地を変えて、撮影続行。ここでの本命は…

ばんえつ物語である。ばんえつ物語が来る頃に少しだけ晴れるというしょっぱい奇跡が起きたところで撤収。昼飯とした。

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昼飯には「ラーメン二郎会津若松店」を選択。エビ味のつけ麺も気になったが、汁なし+気まぐれライスを選択。気まぐれライスは白米の上にチャーシューの角切りが乗っているだけなので、ラーメンより先に来た。このチャーシューが美味しい時点でラーメン勝ち確定だが…

うん、美味い。二郎だなあ、と言う感じ。美味いけど、特筆すべきポイントも言い表せない。しっかり二郎だなあ。特筆ポイントという意味では、エビ味のつけ麺にすべきだったかもしれない。置きに行かなきゃよかったかもなあ。

このあとは、ばんえつ物語に乗車。事前に買った切符を完全に紛失するというトラブルはあったが、指定席が空いていたため買い直すことで何とかことなきを得る。

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ばんえつ物語の車内。大正ロマンを体現したレトロな車内が特徴的。
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そんな車内はトンネルに入ることでさらに深みを増す。

SLということもあって速度は遅く、3時間近い乗車だが、川沿いを走るため鉄橋あり、山あり、森あり、田んぼありと意外なほど意外とバリエーション豊かな車窓がこちらを飽きさせない。さらに、15時から18時の乗車ということで終盤は日が暮れてくるのもポイント高い。これは、会津若松駅で買った「榮川」という会津の酒も進む。甘味と辛味が両立している、不思議かつ美味な日本酒であった。

ばんえつ物語は新津に到着。ここで乗り換え、今日の夕飯の店と宿のある長岡を目指す。もうすっかり暗くなり、何も見えなくなったなか、電車は走る。

長岡に到着。

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長岡では、以前食べた「小嶋屋」というへぎそばやでへぎそば、天ぷら、タレカツをいただく(上の写真は、そば味噌というお通し。)あともちろん、日本酒も飲む。新潟も辛口の日本酒多いんすねえ。この店のラインナップがそうなだけかもだけど。

ただ、以前食べたとき感動したへぎそばだが今回は…その…2回目だからか!?駅ビルの中に入っている小嶋屋だから違うのか!?それともよく見たら「小嶋屋長岡店」と「小嶋屋十日町店」じゃなくて「長岡小嶋屋」と「十日町小嶋屋」だから味が違うのか!?意外と無関係ブランドなのか!?

このあとは、歩きに歩いて快活CLUBを目指す。前回の教訓を活かし、しっかりと鍵付完全個室を予約したため、難なくこの日の行程は終了した。私は宿代を飯代以下にすることで名高い男です。

 

  • 8月13日

この日は、朝早く起きて直江津を目指す。直江津ってネカフェないのよね。春日山とか柏崎とかにはあるけど、列車が直江津止まりだから面倒でね。遅くなるから、ろくな夕飯食べれなくなるし。

そんなわけで、直江津えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに乗り換え、上越妙高の1つ先の、北新井で降りる。直江津は、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン開業当初に行ったのだが、そのときは更地だった上越妙高は今マンションやスーパー銭湯的温泉やらができており、その経済成長ぶりは感慨深かった。北新井にも分譲地があり、まだまだ発展しそうである。そりゃ、上越妙高からえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインで一駅って便利だもんな。そんな、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインは、社長があの鳥塚社長に変わったこともあり、観光列車に力を入れている。そんなわけで北新井で撮った写真がこちら。

455系

2021年にJR西日本から譲り受けてもらった車両。JR西日本時代より、北陸を走っていた車両ではあるが、この区間JR東日本区間だった気がしてならない。幕にある通り「急行」として走っており、えちごトキめき鉄道の財源となっているが、この列車は送り込み回送の都合で急行料金なしで乗れる普通列車である。そういう列車結構減ったよね。

E653系しらゆき

上越妙高と新潟の間、つまり北陸新幹線上越新幹線をつなぐ特急。これは新井駅まで乗り入れる列車である(そうじゃないとここを通過しないから)。

雪月花

えちごトキめき鉄道が打ち出した、455系急行とは別ベクトルの新造リゾート列車。ばんえつ物語にもある、天井に届くほどのデカい窓が印象的。

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撮影地が北新井から徒歩1分という立地ゆえ、もう2分歩いたらローソンがあるのはありがたい。ローソンでは朝食と別に、「もも太郎」なる見たことない氷菓を買った。新潟限定氷菓のようだ。名前の通り桃色だが、完全にいちごシロップ味ですけど???あとガリガリ君にはあるカバーっぽい部分がないから夏の暑さによってすぐ崩落しましたけど???けど??????

撮影も終わったので、この日はこの日で臨時列車に乗る。我ながら珍しい行程の組み方ではあると思う。

そのためには、北新井から直江津を経て、ほくほく線十日町へ移動する。ほくほく線は特急はくたかが160km/hでぶっ飛ばすため、普通列車が追突されないようぶっ飛ばす路線だったが、北陸新幹線の開業により特急は廃止、あとにはローカル線にふさわしくないハイスペックな高架線とハイスペックな普通列車のみが残った。ただ、普通列車の爆走ぶりは健在で、嬉しくなる。嬉しくはなるが、この車両(HK-100系)が廃車されたとき次に投入される車両はどんな車両になるだろう?今のほくほく線で爆走する義理というのはない。実際超快速も廃止された。そうなると、この爆走も過去のものとなるかもしれない。

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そんなほくほく線の一部車両には、「ゆめぞら」という愛称があり、トンネル区間では天井に映像が流れるという仕掛けがある。ほくほく線がいかに無策ではないかを語る上で欠かせない車両だが、以前乗った時は、トンネル内はうるさくなるためナレーションがまるで聞こえないという欠点を抱えていた。今回乗車した時は、ナレーションをほぼほぼ諦めるという手法により解決していた。色んな意味でほくほく線は無策ではない。

無策ではないほくほく線十日町に着いたところで降車。ここで時間があるので駅弁と酒を買う…と思ったが、酒は酒屋で買えたものの、十日町駅は駅弁が売っていない!!!New Daysもなく、酒だけ持って乗車することにした。

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今回乗車した臨時列車は奥に停まっている越乃ShuKura…
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の、手前に止まっているおいこっとである。おいこっとは十日町と長野をつなぐ飯山線という路線を走る列車。おいこっとという名前は「TOKYO」の逆読みで、東京の真逆のローカルな景色を楽しむ車両という意味合いがある。

そんな、おいこっと、お盆でありながら1両が点検中のため、普段は2両編成のところをまさかの1両編成、さらにキハ110のセミクロスシートはそのままなため、指定席なのにロングシートもあるということで何やら落ち着かない。ロングシートが区切られており、それぞれにインアームテーブルが入っているが、ロングシートを区切ったらやっぱり少し狭苦しいと思う。あと何より、花柄のスカートを着て女装している森永卓郎がいるのも落ち着かない。そういうのって、いるとしても東京の電車じゃん。東京の真逆で電車の真逆の気動車に何で女装した森永卓郎がいるんだよ。ロングシートで向かい側に女装森永はもう東京だろ。

そんな飯山線は、信濃川沿いを走る路線であり、川沿いを走るという意味ではばんえつ物語に似ているが、信濃川千曲川を渡るのは1回しかない。田んぼや山の中を走り抜ける車窓は素晴らしく、時に住人の存在を感じさせない駅を通過したりもする。

車内放送で日本最高積雪地点とされる駅(森宮野原駅)を知ったり、飯山での長時間停車で飯山市がサバ缶を推していることを学んだりしている間においこっとは長野に到着。

この時点で16時過ぎなので、三才に戻って、しなの鉄道を少し撮り鉄しておくことにする。

115系

千曲市を舞台とするボウリングのアニメ「Turkey!」のラッピングがされている。

https://turkey-project.com

どう見ても姨捨駅すぎる公式サイトトップページは必見。

このあと、宿に行くと宿代が高くつくのもあり、バスで「まめじま湯ったり苑」というスーパー銭湯に行くことにした。このスーパー銭湯エムウェーブ前という、長野五輪のスタジアム前のバス停からさらに歩く。夏に歩いてスーパー銭湯行ったら帰り台無しでは?と思うがやむなしと割り切って歩く。温泉の快適さもさることながら、風呂上がりのご飯処が果実酢ドリンクや、砂肝焼きなど他では見ないメニューがあり、美味しかった。風呂上がりの酒とつまみっていいですねえ…。

このあと、また行った道を歩き、果実酢ドリンクで回復した疲労を取り返して長野駅に戻った。長野駅前の「信州長屋酒場」というところで長野名物をつまみに酒を飲むことにした………したのだが、満席だった。引き下がり、代わりの店を探すとロータリーにゴールデン酒場なる立ち飲み屋を発見。長野名物もあるということで、早速入店。しかし、注文してみると…

筆者「この山賊焼きと…」

店員「すみません、山賊焼き終わってしまいまして…」

筆者「じゃあ、野沢菜の天ぷらと…」

店員「すみません、野沢菜の天ぷらも終わってしまって…」

筆者「では、信州サーモンの刺身は…」

店員「もう売り切れてますね」

筆者「イナゴの佃煮はありますか?」

店員「もうないですね」

私は、店員の目を盗んでこっそりこの店を抜け出すことにした。まめじま湯ったり苑が遠すぎること以降、今日はいい流れが来ない日のようだ。とりあえず、長野電鉄に乗って今日の宿を目指すことにした。

長野電鉄で「信州長野」という駅を目指す。スマホの充電は切れかけ、トンネルでもないのに真っ暗な中を列車は走る。そして、この日の宿は信州中野駅前のホテルルートイン………ではなく、駅からまあまあ歩いたところにある快活CLUBである。途中、「よろこびの街100万ドル」という電気屋のような施設を見つけたあたりで無視できない強さの雨が降ってきたことも含め、今日はもう上手くいかないようだ。とはいえ、事前に予約していたため、もちろん個室をキープできた。夕飯は、快活CLUBの坦々麺とポテトにした。我ながらすごい組み合わせだが、前々から快活ポテトは気になっていたので…

ちなみに、鍵付完全個室では快活で頼んだものの飲食が不可能(法的事情らしい。ホテルとの何らかの区別のため?)なため、飲食ブースが存在。飲食ブースに行くと、充電中なので写真はないが、料理が載ったお盆をラップで包むという引きこもりスタイルの提供だった。あと、ポテトは確かに太さが絶妙だった。マックのポテトよりやや細く、それゆえマックのポテトのレア個体にあるカリカリサクサク感が全ポテトにある感じ。確かに一番うまいフライドポテトの太さはこれかもなあ、と納得させられた。

 

 

  • 8月14日

この日も早起きして、信州中野駅へ歩く。早起きしねえと宿代が嵩みますからね、この宿は。

この日はまず、長野電鉄の有名撮影地「夜間瀬川の鉄橋」を目指し、夜間瀬駅へ向かった。朝のうちは本数が多いが、この日の天気は不安定。そして、長野電鉄の特急「ゆけむり」「スノーモンキー」が本命だがこれらは1本ずつしか来ない。さあどうなるか…

長野電鉄3000系

2020年運用開始。前面だけ帯を赤くしているが、日比谷線の03系をほぼそのまま使用。これまた元日比谷線だった3500系を置き換えた。

長野電鉄1000系

「ゆけむり」という愛称の特急。ロマンスカーHiSEをほぼまんま使用。もちろん展望席も健在なのである。ちなみに、明るさはこれでも補正をかけた。

長野電鉄2000系

スノーモンキー」という愛称がついている。こちらは元成田エクスプレスだった車両で、そのときよりは塗装のパターンが変化している。

微妙な結果で夜間瀬川を後にした。このあと、夜間瀬駅に行っても列車は2時間以上後なので、信州中野駅まで歩くことにした。信州中野駅まで行けば少しは長野行きの本数が増えるのである。

………しかし、ものの数分差で乗り遅れ、あとにはまた膨大な待ち時間が。仕方ないのでここで昼飯。「戸隠伊勢屋そば」というそば屋で長野名物のそばを食べることに。地元の人たちで大盛況なので、おそらく美味い。

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天ぷらとかけそばを注文したが、普通にもりそばの方がそばの味が分かった気がしないでもない。ただ、それでもそばの香りはするし、ツルツル感もコシも秀逸。天ぷらのクオリティも高く、いいそば屋だった。地元民で大盛況なのも頷ける。ただ、地元民で大盛況なので待ち時間の間にもう一本電車が行ってしまった。

この旅程崩壊を救うのはバスしかない…と思いきや、バスもなかった。八方塞がりか…と思ったその時、「長野電鉄タクシー」なる車庫を見つけてしまった。これだ。ということで、タクシーに乗り、豊野駅を目指す。豊野駅では飯山線しなの鉄道が合流するため少しは本数稼げるはず、という算段。もちろん、長野駅よりは近い。それでも、5000円近くはかかったが。一回の出費では、宿代や飯代を差し置いて、新幹線代の次に高い出費となったが。

そんなわけで、うまいショートカットをしたところで、豊野から長野を経て、屋代で降りる。屋代駅から10-15分くらい歩いた踏切で、しなの鉄道リバイバル塗装のアツい115系を撮影をした。

115系台鉄色

2018年にしなの鉄道と台鉄双方に「田中駅」があったことから、友好協定が実現。そのために生まれた塗色である。

115系

「晴星」という愛称がつけられている。星空やパラボラアンテナなど宇宙・空を想起させるものが描かれている。

115系初代長野色

1989年の国鉄民営化後、1992年の長野色(青を基調とした色)になるまでの3年程度だけ長野を走っていた色のリバイバル

115系ろくもん

水戸岡鋭治がデザインしたジョイフルトレイン。水戸岡特有のレタリング英語と車内の木目がこの車両にもしっかりある。

115系

こちらがしなの鉄道のノーマルな塗色である。今や塗装の種類が多すぎて遭遇率が大して変わらなさそうではある。

SR1系

2020年運用開始。「しなのサンライズ」「しなのサンセット」に使えるようデュアルシートという座席が90度回転する座席が採用されている。Wi-fiもあるなど技術革新がなされている。

ろくもんの回送まで来たこともあり、湘南色以外全ての115系が撮れた。夕方になり、雲も出てきたので撤収した。湘南色が撮れていないという、大きな忘れ物をしながら…。

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屋代駅で電車を待っている間に「葛バー」初体験。こんにゃくゼリーを凍らせた…よりはアイスキャンデーっぽい硬さがあるが、溶けても葛餅に近くなっていくだけで、ボタボタ滴る心配がない。新感覚のスイーツだった。

このあとは、お土産を一通り買ったあと、昨日できなかった長野名物呑みのリベンジを果たすことにした。まず、「信州長屋酒場」を目指したが、やはり、予約で満席。ここは予約しないと無理っぽい。ではでは、と違う店を探すことにし、結局「美味門」というビジネスホテル併設居酒屋に行くことにした。
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ここでは、山賊焼きや野沢菜の天ぷら、さらに写真にはないが信州サーモン刺身と野沢菜わさび漬けも注文。昨日の雪辱を果たす。さらに、信州の地酒・地ワインも飲みまくった。
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〆には「みそ家」という味噌ラーメン屋で味噌ラーメンまでいただく。ここも行列ができており、実際美味しかったです。

このあとは、新幹線に乗って帰宅。
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新幹線では御布施堂の「生くりかん」という栗の水羊羹を食べました。こちら、全てのお土産で一番美味しいのでオススメです。

(おしまい)