- まえがき
どうも、オルソンです。今回は、2023年のGWで撮り鉄旅行したときのことを書かせていただきます。
- 5月1日
この日は早起きして、東海道新幹線に乗る。朝6時の東京駅、しかも厳密には平日の5月1日とあらば、空いている………といっても過言ではあるが、自由席でも十分座れる。
ここで食べた駅弁は、「品川貝づくし」。一番美味しい山椒煮の部分を一口目に食べてからの撮影で失礼しますね。この弁当はラヴィット!でニューヨーク屋敷がプレゼンした弁当、ということを丸一年前のGW旅行記でも説明したものである。こちら、JR東海管内で販売しているため、「駅弁屋祭」では買えず、東海道新幹線の改札内でしか買えないらしい。だったらなおのこと、東海道新幹線乗るときはこれ買うわな、と思うわけです。駅弁選びでこんなに迷わなくなるとはね。昨年の記事見返したら、昨年の今頃「これだけは押さえておこう!ラヴィット!内輪ネタ総まとめ」が大バズりしておりました。そういえば、今年のGWはラヴィット!そのものがバズっていたような気がします。何かあったんですかね?
新幹線は名古屋に到着。ここで降りて、紀勢本線に乗り換え、津へ向かう。自分が作った行程表通りに津に着くはずがないという人為的すぎるミスに気付きつつ、津で乗り換えもう数駅進み、高茶屋駅で降りる。高茶屋駅からしばらく歩いた農道で撮影を開始。
1993年登場。JR東海の気動車として初期の頃に登場。快速「みえ」を含め、近鉄線などとの競合区間に投入された。気動車として異例の高性能で。転換クロスシートなどの設備も備えている。
名古屋と富山を結ぶ特急「ひだ」と名古屋と紀伊勝浦を結ぶ特急「南紀」に使われていたが、3月に「ひだ」に使われなくなり、6月には「南紀」からも撤退する予定の車両。展望席がついているのが特徴だが、後継車両のHC85系は上の写真のような貫通扉付きの形のみとなり、展望席がなくなった。
このあとは、津新町へ移動。三重県来たついでに近鉄を撮影した。
21000系
21020系
2002年に登場した2編成のみの車両で「アーバンライナーNext」と言われる。この開発の際に従来のアーバンライナーをリニューアルし、サービスのクオリティを底上げしたものが前述の「アーバンライナー+」である。
30000系
ビスタカー…だが、2010年のリニューアルで現在の見た目となり、車内も外装も新車同然となった。大井川鐵道で原型をとどめた車両が走っているが、見る影もないほど。
22000系
「ACE」という愛称がついている。ビスタカーの「ビスタ」は眺望という意味らしいため、2階建て車両がついているのがビスタカー。そしてACEはビスタカーではない。
80000系
特急「ひのとり」に使われる車両。1時間おきにやってくるが、ダイヤも1時間パターンなので、確実に対抗列車が被る。津新町で「ひのとり」を撮影することはできない。
津新町での撮影を終え、京都を経て倉敷へ向かう。が、ここで昼飯を食べていない。ということで、津駅で駅弁を買おうとする…が、津に駅弁はないらしい。無念。しかし、腹は減る。そんな自分の目の前に弁当のような直方体が………その直方体とは「赤福8個入り」。まあ、美味いし…高くないし…いいかあ。赤福を旅先で食べるのって意外と合理的な選択だったのかもしれない。お土産にしては日持ちしないもんな。
そんなわけで、津駅から京都までアーバンライナーと伊勢志摩ライナーを乗り継いで向かう。近鉄特急の疾走感は素晴らしい。ほとんどずっと最高速度じゃない?あと、コンセントが窓側ではなく窓側と通路側の間についているのもいい。窓側にコンセントも窓もあるの、窓側ばっかりメリットありすぎじゃないですか???というか、スマホ充電しながらいじってる人は窓いらないし、窓見てる人はスマホ充電あんましないんだから通路側こそコンセント付けろよ。
ということで京都に着いた。京都で乗り換えるが、まっすぐJRホームに向かわず伊勢丹に向かう。ここで夕飯の調達をする。
夕飯はしば漬けカレーパンととり松のばらずし。この2つ、どちらもラヴィット!のOPで紹介されたという共通点がある。しば漬けカレーパンは結構直近だったかな。しば漬けカレーパンは新快速のホームで食べた。カレーパンにゴロゴロしば漬けが入っており、攻めてる感は嫌いじゃないが、カレーが上質なのもあって(しば漬けが入ってない方がいいかもなあ…)という味だった。逆にカレーが少ないというかカレーがしば漬けを抑え込まなさすぎるのかもしれません。個人的に福神漬けとカレー混ぜることもない派ですからね私は……だったら、買うなって話ではありますが。
しば漬けカレーパンを食べた私は夕方ラッシュで乗客パンパンの新快速に乗った。え?何で倉敷行くのに新快速乗ってるかって?そりゃあ、急ぐ旅でもないし、今日の宿はチェックインが遅ければ遅いほど安くなる宿だからですよ。
これも一口食べてからの写真で失礼しますが、ばらずしの中身はこんな感じ。錦糸卵と甘く煮た椎茸という、普通のちらし寿司では脇役に徹する具が主役を飾っているという布陣。ただ、この椎茸の煮たやつが美味いこと、美味いこと。さらに、錦糸卵の下には鯖か何かのほぐし身が敷いてあり、それがご飯の真ん中にも入っている2層構造。錦糸卵と甘く煮た椎茸と桜色ではない桜でんぶで構成された美味しいちらし寿司でございました。
新快速は姫路に到着。あ〜、ここの駅そばも良かったな〜。まあ去年食べていたし、お腹いっぱいだし、いいか。でも、おススメです。
姫路で乗り換え、普通列車福山行きに乗り換え、倉敷で降りる。兵庫と岡山の県境が長いんだよなあ…。
倉敷で降り、ベトコンラーメンという名物のラーメンを食べる。胃を広げればなんぼでも名産を食べれますからねワハハハ。
と、思い倉敷駅前のラーメン屋「ベトコンマニアGACHI」へ向かった………が、店頭に「4/28〜5/7GW」と書いてあった………悲しいねえ。
失意のまま今日の宿こと快活CLUBへ歩く。商店街の方へ歩くと、そこは飲み屋街であった。夜21時半に商店街を歩いている人々に素面は皆無。倉敷って下戸がいないのか???そんなことを思っていると3人のキャッチを発見。1人が「お店決まってますか?」と話しかけてくる「大丈夫です」と断ると、もう1人のキャッチが「あれ!?兄貴じゃね!?」と話してきた。「いや、違います」と返す。俺は今日初めて倉敷きたし、上に兄が一人いるけど俺自身が兄貴ではないんだよ。しかし、このキャッチ折れない。「兄貴でしょ!?俺っすよ、兄貴!」といい、しまいにはマスクを外して顔の下側まで見せてきた。もちろん、見覚えはない。「違います」と随所に挟みつつ無視して突破した。俺がもう少し押しが弱かったらあの人の兄貴になってたな………兄貴になると何なんだよ!!!客にするより兄貴にする方がハードル高いだろ!!!どういう作戦なんだよ!!!
快活CLUBへ向かう道中、ラーメン屋を見つける。このラーメン屋が「坦々麺」と別に「辛味噌ラーメン」をやっていた。もしやこいつがベトコンラーメン!?そんなことを思い入店。普通の辛味噌ラーメンであった。普通の辛味噌ラーメンで元気をチャージして、ここから1.3kmくらい、倉敷駅から2kmくらい先の快活CLUBまで暗い道を歩いた。もちろん、帰りもこの道を歩くことを考慮して早起きすることとなった。
- 5月2日
ここでの本命はキハ37。久留里線などで使われていた昔の車両である。これが朝早くの便に使われる………のだが、またも時刻表を読み違えていたようで倉敷から次の撮影地へ向かうとターゲットが間に合わないことが判明。何とかならないか…と思ったところでキハ37の色を見て場合によっては撮らないことに。
遠くに見えたキハ37は真っ赤な八高線色。よし!撮るのや〜めた!ダッシュ!
しかし、列車には間に合わず。ということで、どうにか行程を回復させる方法を考える。目的地は備中川面。備中高梁までやくもで行って、備中川面まで歩けるか???歩けないことはないが間に合うかどうか???とにかく、コインロッカーにスーツケースを入れ、特急券を買ってから考える。すると、やくものあとの普通列車でもやくもを1本しか切り捨てなくていいことが発覚。であれば、やくもの特急料金払わなくて良かったね。まあ381系の葬式ができたということにしよう。振り子式もどんどん珍しくなってきているし。カーブを疾走していくサマは気持ちよかったし。
381系
上のやくも色に加え、2022年3月に国鉄色(真ん中)が、2022年12月にスーパーやくも色(下写真)が復活。
振り子式というカーブで車体を傾けて高速運行を可能にしている特急架線の影がかかったとしても、カーブで撮りたいですよね。
381系を3色撮り終えたところで、足守へ移動した。
キハ40
JR西日本は、2009年に「単色化計画」という、経費削減のために鋼製車の車体を一色で塗るという恐るべき計画を実施し、鉄道ファンをドン引きさせた。そんな単色化計画が(デザイン面で)唯一成功した例が「タラコ色キハ40」である。奇しくも、かつて施されたことのある塗装のリバイバルとなっていることもあり、よく似合っている。
足守駅の目の前には「たこ焼きつぐ」というたこ焼き屋があり、徒歩10分くらいのところにスーパーマーケットがある。ということで、スーパーマーケットで酒を買い、「たこ焼きつぐ」でコーンマヨたこ焼きを買う。そして、写真を見てわかる通り川が近くにあるので、それを望みながら飲み食いをする。この「たこ焼きつぐ」、かなりの伏兵でしたね。フワフワとしていてタコもプリッとしている。そして、生地のフワフワに対して、コーンの食感がまた心地いい。わざわざ足守に来るべきかは別として、今まで食べたたこ焼きで一番美味かったかもしれません。
このあと、本来乗るべき車両を撮ってしまうという大ヘマを犯して1時間待ち。本当は大安寺で撮りたいアングルがあったが、諦めるしかないか…と思ったが、大安寺で撮りたい列車とすれ違うことが判明。急いで降りて近くの線路沿いへ向かう。
キハ40は、国鉄を代表する気動車として、全国各地を走っている。今は、路線数そのものが減少したが、かつては地域ごとに様々な塗色で楽しませてくれたのも事実である。
撮れたところで、ここから山陽本線の沿線の鉄橋の撮影地へ歩いて向かう。
途中、メガディスカウントというとても安くなるのか「メガ」と「ディス」がぶつかり合って定価になるのかよくわからない店を発見。あと、あんな大きな大黒様を飾るの強欲すぎるだろ。
鉄橋での撮影中、鉄橋の踏切をヘルメットをした女子小学生が「あの子二股してるんでしょ〜」「二股って何〜?」「二人の人と付き合うってこと」なんて会話しながら渡っていきました。
そんなわけで、鉄橋から撤収し、北長瀬駅へ向かう。その途中、「たぬき屋」といううどん屋を発見。昼飯がたこ焼きのみだったのもあって、入店。このあと割とすぐ夕飯が控えているのにね。もっとも、「岡山はぶっかけうどん発祥の地」という意外すぎる看板を何個か見た上での入店ではあります。無策ではないぞ。
しかし、かけうどんの方が安かったためにうどんはかけうどんに。小エビのかき揚げと筍天ぷらもトッピング。なかなかコシがありつつ、ただ固いだけじゃない感じの麺、そして出汁がなかなか効いてましたね、お近くに来た際はぜひ。
と、このあとは夕飯。まず、コインロッカーに預けた荷物を回収に倉敷へ向かい、それから岡山に戻って、吉備線に乗り換え、備前三門駅で降りる。備前三門駅から上り坂も含む夜道を1.2km歩くと「えびめしや」に到着した。えびめしやは、その名の通り岡山名物「えびめし」の専門店である。
「えびめし」とはえびが入った黒い炒めご飯のこと。4年前に岡山に行った際に駅弁で食べ、そしてボロクソに書いている*1。しかし、「えびめしが美味い」という話を耳にしたため、ちゃんとしたえびめしやで再挑戦することにしたのである。
「えびめしや」はえびめしをメインとし、ハンバーグやメンチカツなどをえびめしの付け合わせにしたり単品で頼んだりできる洋食屋である。写真の通り、私はハンバーグを選択した。
そんなえびめしやのえびめしだが、不思議な味がする。醤油が効いたエビチャーハンのように感じることもあれば、香辛料が効いた洋食のような一面も見せ、味が変化するというか捉えどころがない。そして、あまりにも捉えどころがない味をまとめるのがエビと、ハンバーグにかかっているデミグラス。エビと共に食べるとよりエビチャーハンになり、デミグラスを少し混ぜ込むとより洋食になる。なんなんだこの味は。駅弁で食べた時は「ただのソースかけご飯」だったのに、こんなにも複雑な味わいのものだったのか。そう思うと駅弁ってカスですね。
このあとは岡山駅前の快活CLUBへ。駅前に快活CLUBあるっていいよな〜鍵付完全個室が満室でしたけどね!!!予約なんてシステムがあるんだってさ〜!!!
- 5月3日
この日は6:01岡山発に乗る予定だったが、快活CLUBで起きても二度寝してしまい無事終了。5:50に快活CLUBを出ることになってしまった。ピンチ!
しかし、そこから大急ぎで荷物をまとめて会計してダッシュすると………間に合った〜助かった〜。
そんなわけで無理矢理間に合わせた列車は、瀬戸大橋線。4年前も行った撮影地である列車を撮るために向かったのである。
「サンライズ瀬戸」の写真。現存する唯一の寝台特急であり、最終の新幹線より遅く東京を出て、始発の新幹線より早く岡山に着くことから、旅情以上の需要を確立している。
ただし、製作費が普通の列車より大幅に高くつくことや、協力してもらった「ミサワホーム」に大変な苦労をかけたことから後継車が出ない疑惑もある。
さて、光線が微妙すぎるサンライズ瀬戸を撮り終えたところで、岡山駅へ向かう。時刻は7時前。前章で「カス」と評した駅弁を頼るほかない。でも岡山の駅弁屋ってその…例のえびめし弁当と同じ店じゃ…と思いつつ、ある弁当が目に入ったのでそれにした。この駅弁については後述。
というのも、岡山駅から博多駅まではさくらで移動したが、自由席が完全に満席なのだ。後で聞いたが、東海道新幹線が混雑の影響で遅延したらしい。岡山駅でも各扉ごとに警備員がおり、電車に乗せては、中まで詰めさせ、警備員が降りてから発車としていた。そりゃあ時間かかるよねえ…。
新幹線が小倉に着くとまあまあ降りる人も多い。小倉から九州旅行する人も多いんですかね。ということで、博多に着くまでの間で朝食とする。
買った駅弁は「岡山いいとこ鶏弁当」。そうです、駅弁界で常に一塁打を出し続けるTHEアベレージヒッター鶏めしでございます。牛肉系も結構打率高いけど、牛肉の方が値段も上がりますからね。そこへいくとコイツは950円ですから。実際、普通に美味しかったですよ。ありがとうアベレージヒッター鳥めし!
博多で降りたら、地下鉄に乗り換え貝塚へ向かう。貝塚駅は地下鉄箱崎線の終点にして、西鉄貝塚線の始発駅だが、ここから10分程度歩き、あくまでもJRの撮影地を目指す。
1994年登場。博多と大分を結ぶ「ソニック」に使われる車両。これも振り子式なのでカーブで車体を傾けて爆走していく。
813系
JR九州は、デザインからして斬新な車両を特急に入れることで観光客を引き込み、高速バスに勝つ戦略をとってきたが、通勤電車もこんなデザインである。住民が何を思うのか気になるところ。
811系
1989年登場。「よかトピア」なるイベントの開催に合わせて作られたJR九州ド初期の車両。写真は2016年にリニューアルした車両。
2000年登場。こちらも「ソニック」に使われる振り子式車両だが、元々の目的は博多と長崎を結ぶ「かもめ」の速達化なので、ソニック専用の883系と運用範囲が異なる。
白いソニックを撮り終えたところで、貝塚から地下鉄で天神へ向かい、そこから西鉄で都府楼前で降りる。
783系
特急「みどり」「ハウステンボス」に使われている。ステンレス製だが、ハウステンボスに使われる方の編成がマジでハウステンボス周辺以外走れないようなオレンジ塗装になっていた。
ED76
貴重な交流型電気機関車。
うん、そうなんだよ。全然撮影が上手くいかんのよ。昔の情報だから?なぜか不明だがすっげえ撮りにくい。というか編成の後ろ切れてるよね?ということで別の場所を模索。その結果、この場所を見つける。多分あってない。
1992年登場。博多と西鹿児島を結ぶ「つばめ」に導入。現在は九州新幹線ができたこともあって「かもめ」などに入れられている。JR九州で一番好きです。
811系
リニューアルを受けていない811系。リニューアルを受けて赤の差し色がなくなり、単調なデザインとなったことがわかる。
「ゆふ」と同様の区間で使われる「ゆふいんの森」で使われている。2階建ての2階部分のみ乗れるようになっている「ハイデッカー」が特徴的。
ゆふいんの森を取り終えたら、鳥栖へ向かいSL人吉を撮る!!!はずだったのだが、ここで都府楼南駅への徒歩の時間を見誤り1本乗り遅れ。この1本が明暗を分け、私が鳥栖にいた頃には、SL人吉はすでに出発してしまっていた。残念!ということで、ここでご飯だ、ご飯!
鳥栖駅では駅そば・うどんの店がかしわめしの駅弁を売っている。本当はごぼ天うどんだけで終わらせる予定だったのだが、すべてのうどんにトッピングされるというかしわ(鶏肉)があまりに美味い。もちろん、九州特有の柔らかいのにどこかにコシも感じるうどんとかも美味しかったけど、そんなことより出汁と鶏肉のコラボが美味しすぎる。ということで…
気づけば、「かしわめし」も買っているのです。うどん食べたばっかりでいるわけないのにね。夕飯は夕飯で博多名物色々あるのにね。怖い怖い。
このあと、フォロワーの村野玉露さんが博多に来ていることを見つけてしまう。そこで、私の方からリプライを飛ばしコンタクトを取る。コンタクトをとりながら博多へ帰還し、博多の地下のマックで充電をする。
偶然博多にいらっしゃったオルソンさんと、屋台ともちゃん&もつ鍋やってる蕎麦屋で飲み食い。全部美味すぎ!あとラヴィットの山添の件とか存在しない教場の話とか、普段できない話を色々できて楽しすぎた!あざした!!! pic.twitter.com/tQR7njgYbd
— 村野玉露 (@bagpipe_ps) 2023年5月3日
その結果、村野さんが「ともちゃん」という屋台を提案してくださったので、そこへ向かうことにした。村野さん曰く、アメトーークの博多屋台大好き芸人で紹介された屋台なのだという。メニューは「おでん」「串焼き」「ラーメン」の3種で、それぞれの具体的な具を選んで頼むスタイル。おでんマジで美味かったな………昆布以外も効いていそうな出汁が美味いから、もう何頼んでも美味いんだろうな、と確信させられる。和牛サガリの柔らかさ、〆の豚骨ラーメンも最高。濃厚すぎないのが本当に〆としてもラーメンとしても美味しかったですね。
あと、飲み屋でどんな話ししていたかというと、村野さんのツイートにある通り、ずーっとTVの話をしておりました。「ラヴィット!の山添の件」は結果的に会話の縦軸になっていたので、飲み屋行く前の地下鉄の中で超能力を使って、その件の切り抜きを予習しておいてよかったです。だから飲み屋への道迷って待ち合わせに遅刻しちゃいましたね、あの節は申し訳ありませんでした、地下鉄では道順の予習しろ!!!バカ!!!
あと、この屋台がアメトーークで紹介された店ということと、自分がこの旅行でもラヴィット!で出てきた飯食べてるのを踏まえて
前傾姿勢で見てるバラエティに出てくるメシは色がついてる、あの時期のくりぃむナンタラに出てくるメシは白黒に見えてた、的な話はこちらでメモっとこうと思います。
ー村野さんのブログ「遠回りは手短に」より引用
なんて話もしました。この現象何なんでしょうね?
このあと、村野さんと博多駅ビルのもつ鍋屋にも行った。店名が「おらが蕎麦」ということで、もつ鍋出してる蕎麦屋でござんすね(マジのもつ鍋屋もあったが激混みしていた)。カセットコンロでもつ鍋を温めるとキャベツやニラに食べるたびどんどん味が染みていく。本場のもつってただただ脂身なんじゃないんだなあ。あと、〆が蕎麦だったのは意外でしたが、醤油味のつゆだったこともあり普通に合いましたね、いやあ良かった良かった。
村野さんとは水ダウまでに間に合うようここでお別れ。自分はカプセルホテルへ向かったわけですが、このカプセルホテルにテレビがなかったので水ダウは見れませんでしたとさ、チャンチャン。快活より設備悪いじゃんかよ、と思ったのですが天神の快活8時間コースより安かったし、そこから天神の快活に電話をかけたら、鍵付き個室どころかあらゆる部屋が塞がっていた。じゃあしょうがいないじゃんね。
村野玉露さん、ありがとうございました!機会があればまたよろしくお願い致します!
- 5月4日
朝8時半ごろ起床。TVなしカプセルホテルから退却。この年のGWはこの辺りから天気が芳しくない予報だったので、この日はあまり電車を撮る気は起きず。ひとまず博多駅でお土産を買い、ノープランだが博多周辺をウロウロすることにした。太宰府なんか近いし、雨降ったら雨降ったで美味いもん食うのもいいしねえ…
と思っていたが、意外と天気が悪くないことに気づいてしまう。いや、よくはないが雲が薄くチャンスといえばチャンスな感じ、少なくとも前日5月3日と同等でそれより天気が大崩れしていないこの感じ!
ということで、水城駅だと午前順光っぽいのでそこで撮影を開始した。
817系
ほとんど形式被りかと思いきややってきた。椅子が鋼鉄と革という意味不明な素材の組み合わせでできていることで悪名高い。
結局午後はドン曇ってしまった。仕方がないので、少し休んで飯を食べたら退散とすることにした。
博多駅に退却し、ホームで駅そばならぬ駅豚骨ラーメンをいただく。博多の豚骨ラーメンは安くて美味い。ご飯を食べたら、休憩・仮眠の拠点として「みなと温泉波葉の湯」なるスーパー銭湯を見つけたので、そこまでバスで向かい、風呂に入ってから畳の休憩所で仮眠を取り、カプセルホテルであんま寝れなかった分とかその前から快活だった分とかを取り返すことにした。波葉の湯、特筆することなし。風呂の種類が5種類程度で思ってるより狭めではあった。とはいえ、休めたのでそれだけで満足です。実はこの次の日に大学の時のサークル仲間と遊ぶ予定を入れて旅行とドッキングさせていたんでね。
波葉の湯で時間を無為に過ごしてやったらもう夕方である。夕飯を食べて18:30出発の終電に乗って東京へ帰ることに。
そんで夕飯は、「天麩羅処ひらお」にした。ここもラヴィット!で紹介された飯屋です。ありがとうラヴィット!
そんな、天麩羅処ひらお、店は広くなく、店内に行列もほとんど出ていなかったのだが、店内は文字通りとぐろを巻きに巻いており草食動物の腸のように無駄なく折り畳まれていた。どれほど待つのか、気が遠くなり、最終の新幹線も心配になる頃だったが無事着席。
天麩羅処ひらおでは、天ぷらが一気に出ず、揚げ終わった天ぷらが一個ずつくるコース料理のようなシステムを採用している。上の油切りパットに天ぷらがどんどん盛られていく。
カマンベール天
トップバッターが追加で頼んだ邪道天ぷらだったが、チーズがよく伸び、衣サクサク。このあとの王道天ぷらの美味さを確信させてくれた。
エビとイカ。エビの赤の出方からもう分かりますよね。そうです、ひらおの衣は薄いんです。
また、食感はプリプリを通り越してブッリンブッリン。最高。
豚の天ぷら。
トンカツとの差は何か?トンカツではなく天ぷらにする意味はあるのか?天麩羅処ひらおにおいては間違いなく、意味も差もある。この衣が本当に美味しいので…
野菜3種。野菜天すら美味しい。特にピーマンが肉厚で食感がシャッキリしている。揚げ時間があまりにも絶妙なんだろうな。一番意表をつかれたのはピーマン天ぷらだった。
このあとは、新幹線で東京へ帰還。混雑に懲りて指定料金を払い、コンセント目当てで窓際を予約したが、来た新幹線は「N700系A」だった。じゃあ窓際取らなくてよかったね。
(おしまい)