こちら葛飾区亀有公園前ボブスレー

(2017年)

(派出所にて)

両津「冬季オリンピックだと?」
中川「ええ、来年の平昌オリンピックですが、ジャマイカ代表のボブスレー用ソリを新しくするとかで…」
両津「ジャマイカのソリなんだからジャマイカで作ればいいだろ」
中川「いや、それは…」
両津「だいたい冬季五輪なんか誰も見てないだろ。やめてもいいくらいだぞ。」
中川「平和の祭典ですし、誰も見てないとかでは…」
両津「何が平和の祭典だよ。北朝鮮との関係も解決してないのに韓国でやる時点でそんなもんじゃないだろ。大体、平和の祭典だったらスポーツで各国が闘ってる時点でおかしいだろ」
部長「…………………」
両津「若者も今更オリンピックなんか見ないぞ、部長みてえなジジイのせいでバラエティとかをドラマをくだらねえオリンピックに潰されて、可哀想なもんだ。でも中継しねえと、『何で中継しねえんだ』とか文句言い出すからな、ああいうジジイは」
部長「…………………」
中川(顔がひきつる)
両津「そう考えると、とんでもねえクレーマー世代だよ、何が平和の祭典だって話だよ。」
部長「誰がとんでもないクレーマーなんだ?ん?」
両津「ゲゲッ!?部長!?…いやいや、私は北緯38度線問題について中川と…」
部長「嘘つけ!全部聞いていたぞ!とんでもない、のはお前の方だろ…お前みたいな奴が平和を乱してるんだ」
両津「いやあ…部長のおっしゃる通りで…これは一本取られたな…ははは………(中川をこづいて)バカヤロ、何で部長が後ろにいるのを言わないんだ」
中川「遅かったんです、すいません…」
部長「そういえば、ジャマイカ代表のボブスレーだが、お前が作るんだぞ」
両津「えっ!?どうして!?」
部長「ジャマイカ代表が、ものつくり大国日本のソリがいい、と頼んできたんだ。」
中川「日本製品は品質がとにかく良いと海外でも評判ですからね」
両津「だからって…私一人ですか!?」
部長「そうだ、その方が警察のイメージアップになるしな。」
両津「軽い気持ちで頼まないでくださいよ!どうせ1円の金にもならんし…」
部長「もし、ソリを採用することになったらジャマイカ代表から5億ジャマイカドルの報奨金が…」

両津(ピクッ!)「中川、5億ジャマイカドルっていくらだ?」

中川「えーと、1ジャマイカドルあたり0.86円だから…4億3千万くらいですかね。」
両津「何!?やりましょう!日本のイメージアップのために!警察のイメージアップのために!平和の祭典のためにやりましょう!」
麗子「大丈夫なの、両ちゃん?軽く引き受けて。」
両津「大丈夫だろ。ボブスレーなんて滑るだけだし。最悪板っぺらでもいいくらいだぞ」
麗子「ダメよ、そんなの!」
両津「それで4億円だからな、美味いもんだろガハハハ!」
麗子「大丈夫かしら…」
中川「先輩、手先は器用だけどお金が入ると露骨に手を抜くからな…」


(ニコニコ寮にて)
本田「センパーイ!何ですかこれ!?」
両津「ボブスレーのソリに使う樹脂だよ。」
本田「先輩、ボブスレーなんてするんですか?」
両津「わしじゃなくてジャマイカ代表のやつを作ることになってな。」
本田「凄いじゃないですか!」
両津「すごいもんか、部長も普段プラモ作ってる時は怒るくせにこういう時だけ頼りにして…プラモとソリは違うっての!…お前も手伝えよ。上手くいったら4億3000万円もらえるから山分けしよう。お前が1千万円でわしが4億2000万円だ」
本田「それ山分けですか…?」
両津「設計とかの方が大変なんだから多めにもらうのは当たり前だろ?」
本田「は…はい。」
両津「と、いうわけでゲームをやったら始めるとするか!」
本田「大丈夫かな…」


(一ヶ月後)
本田「先輩!大変です!首相がボブスレーを見にくるようです!」
両津「ほーん」
本田「まだ、何も作ってないじゃないですか!?マスコミも来るんですよ!どうするんですか!?」
両津「うろたえるな、わしが何とかするから」
本田「本当ですか…?」
首相「今、見学大丈夫ですか?」
両津「あ、もちろん」
首相「両津さん、なぜ今回ソリを作ろうと決意なされたんですか?」
両津「それは、ものつくり大国日本の底力を見せるためですね。我々の世代のおもちゃといえばベーゴマ、メンコ、銀玉鉄砲。周りの友達もそうでしたが、私はこれらのおもちゃを改造して遊んでいました。ベーゴマであれば削ったり重しをつけたり、メンコであればロウを塗ったり油に漬けたり、銀玉鉄砲はバネを強力にしたり弾道にストッパーをつけて高いところからでも撃てるようにしたり、昔の子供はわしのように遊びの中で創意工夫してきたんです。それが日本のものづくりを支えてきた、そうわしは考えています。不況の今こそ日本の底力を見せつけたい。そういう理由でわしがソリ作りをしよう!と、決意したわけです!」
首相「なるほど」
本田(首相をも騙すとはさすがペテン師…)
マスコミ「プラモデルが散らばっているようですがこれは…」
両津「ええ、一見するとソリ作りに関係ないように思うかもしれません。しかしプラモ作りもソリ作りも同じなんです!」
本田(部長に言ってたことと真逆だ…)
両津「ものづくりの心を身をもって学ぶ、そのためにプラモデルを作っているわけです。オリンピックといえば平和の祭典。各国の人々がこのプラモの部品と部品のようにつながり一つになれば、そう私は考えています。なので私は遊びではなく真剣にプラモを作っています。」
本田(それっぽいこと言ってる…まだ何も作ってないのに…)
首相「それではそのソリを見せていただけますか?」
両津「あ、えーとそれは……まだ企業秘密でして………」
マスコミ「製作はしてるんですよね?」
両津「え?ええ……もちろん…。当たり前じゃないですか…はは…は…」
東京出版「すいません、東京出版です。あなたの心意気に感動しました。ぜひ道徳の教科書に首相の方と一緒の写真を載せたいのですがよろしいでしょうか?」
両津「大丈夫ですよ。イエーイ、ピース!」
東京出版「すいません、道徳の教科書なんでピースはちょっと…」
両津「あ、ダメなの?」
マスコミ「ありがとうございました!」
両津「じゃあね、バイバイ!もしジャマイカがボブスレーで金取れなかったら私のソリのせい、もしジャマイカがボブスレーで金を取れたら選手のおかげ、とか書いておいてね!」
両津「(マスコミが見えなくなってから)フーッ!ちょっとやりすぎたかな?」
本田「やりすぎですよ!まだ何もできてないのにどうするんですか!?」

両津「まあ、何とかなるだろ。さ、プラモの続きをやろう!」

本田「大丈夫かな…本当に…」


(一ヶ月後)
(派出所にて)
両津「いやあ、おはよう!」
中川「あ、おはようございます。」
両津「ソリが完成したぞワハハハ!」

中川「おめでとうございます!」

麗子「さすが両ちゃん、ね」
部長「両津!まだ書類出してないのか!早く出せ!」
両津「いい〜んですか〜?私はジャマイカ代表のソリを作った英雄ですよ〜〜???」
部長「ウッ…」
両津「あーあ、誰かさんに怒鳴られたせいで肩凝っちゃったな〜肩揉んで欲しいなあ〜誰かさんに」
部長「クッ…(両津の肩を揉む)」

麗子「始まった…わね」

中川「弱みを握ることとたかることにかけては天才的だからね」
両津「肩終わったら足ね。私は疲れてますからね。」
本田「センパーイ!大変です!昨日完成したソリ、全然規格に当てはまってないです!」
両津「何!?規格なんて聞いてないぞ!?」
本田「最初にもらったでしょう!まず選手と合わせた体重が50kgも足りないですよ!」
両津「だったら、選手が乗る前に50kg水飲めばいいだろ」
本田「ダメですよ!選手、タプタプになっちゃいますよ!」
両津「それじゃあ選手が入るところに米かなんか50kg入れておけ」
本田「選手どこに入るんですか!?あと長さは長いし、幅も小さいし、そもそも菱形な時点でダメだし、とにかく作り直さないとダメです!」
両津「そ、そうか…」
部長「両津〜…」
両津「あ、僕急に疲れ取れてきちゃったんで、マッサージはもういいです部長殿」
部長「いや、もう少しマッサージしてあげよう。座ってなさい両津くん」
両津「いやあ…気を使わなくて結構ですよ…」
部長(警棒で両津の頭を思いっきり殴る)
両津「ぐう!」
部長「もう少しマッサージしてあげるから、座りなさい、両津くん、ね」
両津「ぶ、ぶちょ〜!それはマッサージじゃなくて虐待です、ぶちょ〜!」

 

(一ヶ月後)
(ニコニコ寮の庭にて)
両津「と、何だかんだありつつ発表前日には完成させてしまうのがわしの凄いところだ」
本田「長さ、幅、重さ、全部規格通りです!」
両津「わははは、天才と呼びなさい!ソリだけに総理大臣賞なんかもらえちゃうかな!(完成したソリにもたれかかる)………あら?」
(ソリが滑り出す)
両津「まずい!道路に出たら大変だ!」
(ソリが下り坂に差し掛かる)
両津「下り坂入ったらまずいぞ!(ソリに掴まる)おい!止まれ!バカ!ご主人様だぞ!…ギエエエエ!」
ガン!ガツン!ゴン!ガン!(ソリが道路両側のブロック塀に当たりまくる音)
両津「ぐう!ギャン!きゃいん!グエッ!」
本田「センパーイ、大丈夫でしたか…うわああああ!」
両津「わしは大丈夫だったが…ソリはもうダメだ、完全にひしゃげちゃってる…」
本田「どうするんですか!?発表明日ですよ!」
両津「今から作り直すのは無理だし…うーむ…」

 

(翌日)
(葛飾署にて)

 部長「マスコミの皆さん、ジャマイカの選手団の皆さん。本日はわざわざお越し下さりありがとうございます!」

署長「いやあ、わが署の署員がオリンピックに貢献するとはな。」

部長「こういう時しか役に立ちませんからね。」

署長「そう、このための男だ!」

本田「これが…一応…ソリです…」

部長「みなさん、こちらがソリです!(カバーを開ける)」

箱の中にソリはなく

 

「アイム

 

なんちゃって!」

 

と書かれた置き手紙だけがあった。

 

選手団「ザワザワザワザワ…」

マスコミ「これは一体…」

選手団「帰る!私たちをバカにして!」

署長「大原くん、これは一体どういうことだね?」

部長「あ、いや、これは…その……」

 

(派出所にて)

頭を卍に刈ってソリに乗ってガトリングガンを構えた部長「両津のバカはどこだ!?あのバカ、どこにいる!?」

中川「ソリの作り方を学ぶと言って、さきほどラトビアに旅立ちましたが…」

(おしまい)

R-1ぐらんぷり準決勝進出者が発表されていた話

さて前回はR-1ぐらんぷりの準々決勝のレポをした。

R-1ぐらんぷり2018準々決勝レポ - オルソンブログ http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/05/000636

そして、何とその記事をアップした頃にはすでに準決勝進出者発表が出ていた。

準決勝 進出者 - R-1ぐらんぷりスタッフブログ - Yahoo!ブログ https://blogs.yahoo.co.jp/r_1grandprix/64890846.html 

というわけで、実際準々決勝を見て来た身として準々決勝の審査の感想を書いてみた。

 

  • 準決勝進出予想に入れていて、準決勝進出した芸人

牧野ステテコシオマリアッチ、おぐ、アイデンティティ田島、メルヘン須長石出奈々子、カニササレアヤコ、レオちゃん、おばたのお兄さん、ZAZY、サツマガワRPG、クロコダイルミユ、マツモトクラブ、ルシファー吉岡、ユリオカ超特急

以上の15組。この組が少なかったら自分の感性と聴力(客ウケは耳で聞くからね)がおかしいということなので、そうじゃなくて良かった。ほら、病院行けば少なくとも後者は治るから。
牧野ステテコシオマリアッチはあのウケで落ちたらちょっと裏で金動いてるのを疑うレベル。おぐは版権パロだから厳しく見られるかと思ったけど、よく考えたらアイデンティティ田島とかメルヘン須長とか石出奈々子とかみたいなモノマネ芸人って版権パロと区別つかないから当然だわな。個人的にはカニササレアヤコとレオちゃんの進出が嬉しい。面白かったし、大笑いもしたけど、どっかで(勝ちあがれるタイプのネタか?評価されるか?)みたいな思いがあっちゃったんだろうな。
おばたのお兄さん、ZAZY、サツマガワRPG、クロコダイルミユはネタのクオリティ自体もさることながら、毎年2-3組くらい売れてるor売れかけの芸人を決勝に上げておこうというR-1特有の見え透いた魂胆が働けば少なくとも1人は決勝進出すると思う。
近年の決勝進出常連といえるマツモトクラブとルシファー吉岡も当たり前のように準決勝進出。当たり前のように見えるかもしれないけど、実際準々決勝見に行った身としてはドキドキしちゃうんだよねえ。2組とも去年のR-1決勝のネタ以上に手数が増えていたり分かりやすい設定になっていたりするので決勝に期待したい。

 

  • 準決勝進出予想に入れてなかったが、準決勝進出した芸人

紺野ぶるまギフト☆矢野トレンディエンジェルたかし、銀シャリ鰻、チョコレートプラネット長田、まとばゆう

紺野ぶるまギフト☆矢野はギリギリまで準決勝進出予想に入れるか悩んでていたな…。紺野ぶるまは準決勝までに音響とドリカムの音量をよく話し合ってから決勝来てね。
トレンディエンジェルたかし、銀シャリ鰻、チョコレートプラネット長田のコンビ片割れ三銃士は正直イマイチだったと思うぞ…。というかチョコプラ以外はコンビでチャンピオン取ってるんだからわざわざR-1出ないでチャンピオンっぽい仕事をもっと頑張れ、チョコプラも一回キングオブコント準優勝してるんだからもっと売れろ、というよりよしもとが売り込め!もっと売れていい芸人だろ、チョコプラは!
まとばゆうは、まあ行ったなら行ったでまあどっちでも…って感じ。

 

  • 準決勝進出予想に入れていたが準決勝進出しなかった芸人

ロイヤルミゾグティー、天竺鼠川原、岡野陽一、ピクニック、手賀沼ジュン、キャプテン渡辺

客ウケトップクラスだったロイヤルミゾグティーの敗退は残念。やはりブルースリーのモノマネという題材のベタなモノマネに、クソ画像botのようなベタな言葉遊びというベタオンザベタで勝てるような大会ではないらしい。その辺はちゃんと尖った審査してるんか〜い!ってなった。面白かったのに(念押し)。客ウケという意味では天竺鼠川原と岡野陽一も残念。天竺鼠川原に関してはフリップだけで3分乗り切らなかったのが、構成が甘いと見られたのかも。
岡野陽一の「小学校でパチンコを教えるネタ」とピクニックの「怪我人がラジオ体操」。ここはギャンブルだとか怪我人を笑い物にするだとかそういうコンプラ的部分も働いたのかな?でもそういうことは準決勝→決勝のタイミングでやればいいことな気がしないでもない。
前述のピクニック、そして手賀沼ジュンも残念ながら敗退。こういう狭い範囲でやりくりして行く軸のシンプルなネタ、個人的には結構好きなんだけどなあ。
キャプテン渡辺は準決勝予想の中ではウケてない方で、最後まで予想に入れるか悩んで、好きだから入れてしまったんだけど、正解率上げるんだったら紺野ぶるまギフト☆矢野が正解だったみたいですね…。

 

まあ、審査に多少は不満はあれど、芸人本人に文句はないです。準決勝進出者には頑張ってもらいたいですね。

(おしまい)

 

R-1ぐらんぷり2018準々決勝レポ

 こんばんは、オルソンです。

 

2月3日、私は父が予約してくれたR-1ぐらんぷり2018の準々決勝(東京会場)を見てきた。3000円で40組以上の芸人のネタを見れるというのは素晴らしかった。と言うことでここからは1組ずつ感想を綴って行く。ちなみに「〇」が付いているのは観客にもウケていて自分も笑ったので、多分準決勝行きそうないわば予想である。

 

  • 大谷健太〇

「2コマ漫画」。フリップを2枚使った2コマ漫画を次々見せて行く。トップかつ無名だけど、きっちりウケていた。霜降り明星粗品のフリップに近いけど、絵が上手い分「サメよりヤバい奴」など絵力で持っていけるのは強み。2コマ漫画1つ1つのストーリーはないが、後半で前半の2コマ漫画を被せる件は前半の1.3倍くらいウケていた。

 

  • きの

「野球部」。野球部の先輩が後輩に野球部のことをみっちり叩き込む。野球部の坊主イジリからのサッカー部がロン毛に流れて行く辺りとかベタすぎるのがどうも。でもオチのチョーク投げる件はあれこそ丁寧に振ったベタだけど面白かったな。

 

  • カニササレアヤコ〇

雅楽モノマネ」。雅楽の楽器「笙 」を使ったモノマネ。「〇〇のモノマネ」のフリの部分が雅楽の専門用語まみれで分からない→実際に笙を吹いて披露するがやっぱり分からないのローテーションだが、3分尺だと飽きる前にオチ前の件に行ける。もしかするとTVで売れるキャラ……………かもしれない。

 

一日中松戸駅前にあるモニターを見つめてる人にはお馴染み手賀沼ジュン。ネタは「L'Arc〜en〜Cielの書き方が分からない」。歌ネタであり、歌詞に合わせてフリップをめくって行くラルクのスペルイジり。こんな狭いテーマで3分乗り切れんのか?と思いきや、記号の使い方で迷走したり、他のロゴとマッシュアップしたり、正解をネットで調べてから出てくる事実もネタにしたりで乗り切れてしまうのが凄い。個人的には「軽く案じ得る」が好き。

 

「宇宙人の良いところ」。ゴッドタンでやってた奴を宇宙人に。フリップのことを「イカ」と呼んでいるわ、「イカは海におかえり」と言いながら海の絵が書いてある箱にフリップをしまって行くわ…ゴッドタン見ていた人ならわかると思うけど、終始もう中的な感じの変な人…。賞レースで勝ち上がるタイプというよりそれこそゴッドタン的なバラエティに拾われて売れる方のルートしか見えないタイプのネタだった…。どうしても嫌いにはなれない…。

 

  • ZAZY〇

「中華屋さん」。食へんに寸で「スン」、アスパラガスが「薹(トウ)」、中華「饅(マン)」などをリズムとニュアンスで押し切る割といつもの訳わからん紙芝居。何というかホーム感があったというか凄い受け入れられてる感じでウケてた。いつか決勝進出すると思うんだよなあ。もちろんそれは今年かもしれない。

 

  • ユリオカ超特急〇

「ハゲ漫談」。豊田真由子の「このハゲー!」に関するエピソードトークを掴みに、ハゲ関連のエピソードトークを。この人は発想とか以上に、滑舌とか間とかが絶妙で序盤の豊田真由子イジリの段階で笑ってしまう。そんな感じで結構ウケてもいた。

 

  • まとばゆう

「山手線の駅」。歌ネタ王決定戦やTHE Wでやっていた手短にまとめる奴を今回は「山手線の駅について山手線の発車メロディで」。手短にまとめる方の件は当たり外れが結構あるけど、それより直後に差し込む一言が好きだったな。「(高田馬場について)早大生が飲んでゲロ吐いて街を汚すことが社会的に許されてる」の後の「羨ましい!」とか、「(西日暮里について)日暮里でいいよね!」とか。

 

キングオブコント決勝進出したこともあるコンビ「巨匠」の片割れ(現在は解散しもう片方は芸人も引退している)であり、TBSの2017年末のバラエティの実写版カイジにも出ていたが、高所恐怖症が祟って一回戦の鉄骨渡りであっさり敗れてしまった人。ネタは「パチンコのやり方」。インフルエンザで倒れた先生の代わりにやってきた先生の知り合い、というクレイジーな設定で掴み、生徒のことを「みーんな肉の塊だろ?」と言い放つだけでもクレイジーなのにそれを「パチンコ台は見た目が違ってもみんな同じルールであることの例え」として使うクレイジーさ。何より設定がパチンコということ。巨匠は解散しても何一つ変わらずクレイジーということがわかったいいネタだった。決勝行って欲しいなあ…でもやっぱコード的なアレがアレになっちゃうかなあ…?

 

  • パーマ大佐

掴みでいきなり「顔と名前と著作権の大切さだけ覚えて帰ってください」。本ネタは「末尾にジャ〜ン♪をつけて発車メロディっぽくする」。こんな短時間に発車メロディでネタ被りという事実を手短に笑いに変える。ただ本ネタは、演奏技術は高いけど、ネットで似たようなことやってる人見たことあるし…何より歌ネタではなくメロディネタなので歌詞でボケれないのが辛いところ。客席も笑いより拍手の方が大きかったので多分「演奏や編曲技術は凄いけど…」という見え方は間違えてない、多分だけど。

 

「女優を諦める」。田舎では可愛い可愛いと散々持て囃されていたのにいざ東京に出ると…ということで当時持て囃していた田舎の友人を問い詰めて行く…。昨年の決勝で披露した占い師のネタのような割と偏見強めのボケも入ったコント。ネタ中にBGMとしてドリカムの「何度でも」がかかっていたんだけど、その音量が超デカいの。程なく音量が落ち着いてから、後半の「私、パチンコ営業のこと墓場って呼んでるから!」辺りから盛り返していたんだけどBGMなくても面白いというか、BGMの音量調整さえ上手く行ってれば前半もっとウケてよかったんだよなあ…。もし準々決勝落ちてたら、まあドリカムのせいということでいいと思います。

 

「映画の予告編」。フリップでどういう映画か示して、それを音響絡めて一人芝居で演じる。ここも、その音響の音が割れていてセリフが聞き取りにくいところがいくつか。二連続で音響ミスすんな。でもネタは良かった。あるあるだけど、映画本編見終えたら記憶の奥底に行ってるような予告をほじくり返してくる着眼点と、パントマイムが何かを分からせる表現力が見事。ただ調べてみるとどうもコンビでもやってるネタのようだ。あんまりそういうの良くないと思うな僕は。

 

「フリップ」。昨年の決勝で見事準優勝した、ジブリっぽい女の子がフリップネタを作ってきた。が、なかなか披露しない……というRGのあるある言いたいに限りなく近い構成を取ったメタネタ。ただそこにジブリっぽい女の子というキャラクター、ジブリっぽい女の子が言いそうなことが乗っかることで無限に笑えるネタに。このキャラクター好きなんだよなあ…。余談だけど、髪の質感がツヤツヤすぎてカツラだと思ったらカツラだったんですねえ。あと横から見ると、使いもしないのにフリップが7枚くらいあった。芸が細かい。

 

今売れてる、野沢雅子のモノマネ芸人。今回も野沢雅子ネタで「カーナビのレコーディング」。あの出来上がった出で立ちとキャラクターはやはり生で見ると笑ってしまう。ネタは「おでぃば」というお馴染みの悟空訛りの他に、「この右折はクリリンの分!」というドラゴンボールとカーナビの絡んだボケや長めのドラゴンボール一人芝居、カーナビにもドラゴンボールにも出てこなさそうな謎のセリフなど色々な野沢雅子ボケを見せつけて行った。フリ役として相方がいた方が良さそうな感じになってしまってるのが何とも言えないけど、クオリティは高い。

 

  • しずる村上

「歩道橋の手すりを歩く女」。かなりキテレツな設定なのにやってることはまさかの一言ネタ。しかも一言ネタのクオリティが正直…うん。ウケる一言ネタはちゃんとウケてたけど…。正直今日一番ウケてなかったな…。

 

「筋肉紙芝居:桃太郎」。筋肉紙芝居:桃太郎というネタを、音響の渡辺くんに盛り上げてもらいつつ披露する…………が、音響がめちゃくちゃで…という結構直球なメタネタ。ただ、石出奈々子と違い、筋肉紙芝居は筋肉紙芝居できっちり作ってあり、「爺さんと婆さんがムキムキとか…用意してたのに時間がないから」と高速で流して行ってしまう。ちゃんとしたネタのメタ化というかなり贅沢なネタと言えるかも。

 

「卒業式前」。卒業式前、最後のホームルーム。先生は生徒一人一人に「形態模写」を贈る。設定自体は単なるフリで結局は散漫な形態模写が本題という構成のネタ。注がれるビールとか今にも消えそうな電灯とか着眼点はベタすぎる、が動きと顔のコミカルさは生で見ると笑ってしまう。

 

科捜研の女」。科捜研の女沢口靖子のモノマネで捜査会議と称して色々な怪事件…もといあるあるネタを披露していく。アイデンティティ田島同様、似ているモノマネというのはキャラクターとして面白いよなやっぱり。そこがもうまず手堅くめちゃくちゃウケる。Abema TVのフリップネタ王決定戦ではもっとヤバいネタをやっていたはずだが、そこは決勝を見据えた放送コードを通れる仕様で勝負。「ドキュメンタリーが青汁の宣伝だった」ってアレ、ベタというか擦られすぎだけどどうしても自分は笑っちゃうんだよな…観客もそこで猛烈にウケてた。

 

  • 浜村凡平

「油物コント:エビフライ」本人がエビフライのパックを持ちながらコールしたタイトルを尊重。ただ、内容は「薬局に行ったら薬ではなくエビフライを渡されたので困惑しつつクレームを言う」というタイトルの割にはベーシックなナンセンスコント。この設定が「油物コント」というコールのワクワク感(ハードルとも言う)を超えていたかと言うと微妙なところ。事実「セリフに何度も登場するエビフライ」ではあまりウケてなかった感。ただ「ジェネリックはアジフライ」「噛まずに飲むのは無理!」などエビフライから少し反れたボケでちょこちょこウケてはいた。

 

  • すえひろがりず南條

変換は諦めてる、「するひろがりず」って書く手も考えたけど。ネタは「今昔ライン」。舞台上にある今と昔のゾーン。昔の方に行くと昔っぽくなってしまうという…。見せ方を変えただけで基本はいつもの能アレンジの奴。能のネタは好きなんだけど、能アレンジのフリになる「今」の方の演技が粗いのがどうしても少し気になったかな…。

 

  • キャプテン渡辺〇

カイジの黒服」。カイジの黒服としてクズを地下に送り込んで行く仕事をしているという男がこれまでどんなクズを地下に送り込んで来たか、というクズ漫談。「その昔、R-1準決勝で海物語のサムに扮してパチンコ漫談してめっちゃウケたけど落とされたあと、普通の姿で漫談してR-1決勝進出を2回果たした」という歴史があることを考えると芸風が退化した気がしないでもない。ただ、借金しているクズ、バイト先の居酒屋にいるクズなど様々なクズが地下に送り込まれる漫談はベストアルバムと言えなくもない。多分キャプテン渡辺の周りに実在するクズなんだろうな…。

 

「ポールダンス」。この日、トップクラスでウケていた人の一人。と言っても、本ネタのポールダンスしながら一言いうところではなく、一言と一言の間の客いじりがウケてた。それはもう狂ったようにウケてた。客に尻を見せつけてから「あなた、今、同性に対して新たな感情芽生えちゃってる!」はなあ…。面白かったなあ…。

 

  • サイクロンZ

「子供の前でマジック」。マジシャンが子供にマジックを邪魔されるというネタ。子供だけでなく母親が絡んで来るところや終盤の歌パート、そして地味に巧いオチまでよくできたネタ。準決勝進出するかは組数にもよるけど五分五分では。「そのペットボトル怪しい!」「だから調べてって言ったじゃん!」

 

あらびき団アマレス兄弟というコンビで出演し、ただレスリングをやるだけのネタをしたコンビ。ネタは「アマレス電話」。一人で何するのかと思いきや「レスリングの時につける耳当てが電話になったら…」というなかなか妙な設定の歌ネタ。歌いながらフリップめくるタイプのネタで、フリップの絵も相まってわかりやすいネタ。

 

  • おぐ〇

「ハゲの名は。」R-1ぐらんぷり2014決勝進出者にしてこの日のトップウケ。「女子高生がハゲのおっさんと入れ替わる君の名は。のパロ」という設定バラしの段階で狂ったようにウケて、そのまま何を言っても狂ったウケがキープされる状態。事実「ハゲの性欲って物凄いじゃん!」「ハゲなのにディズニーとピクサーしか入ってない…意味不明すぎる!」とかハゲへの偏見をぶつけまくるボケも面白かった。版権パロというのが評価を下げさえしなければ決勝はある。

 

「お笑いオーディション」。お笑い番組のオーディションで田上よしえを審査する人自身を田上よしえが演じるというやや複雑な構図のネタ。いやー、賞レース予選って本当にこういうネタ見れるですねえ。何しろツカミから「(手を合わせて)お願い!お願い!お願い!からのナマステ〜」だし、田上よしえがオーディションに来たら来たで「国民的美少女コンテストの会場だったら隣ですけど…」に始まり、最終的には「(客席を見渡しながら)業界関係者は声かけた方がいいと思うよ?」という自画自賛の嵐だしで身内感が強いのは否めない。「カビキラーの容器の底のカビはどうやって処理すればいいんでしょう?」なんかは田上よしえらしくていい。

 

  • クロコダイルミユ〇

コンテンポラリーダンス」。体の柔らかさを生かして何か凄い動きで何かを表現するが…「東京タワー!」次は動きのあるものを…と言いながらまた動き出すが「(最後に腕を振って)バッター!」…。ダンス部分をフリにした「無回転謎かけ」のようなスカしネタ。フリとなる動きやセリフに変化をつけて見るものを飽きさせない。やっぱり、動き系のネタは生で見ると違うな!あと、コンビの片割れなのにピン用のネタ持って来たと言うだけで、もう素晴らしいことです。

 

「サスペンス料理番組」。サスペンス風のシリアス演技と料理番組の融合。井上マーらしい綺麗にまとまったネタだけど、綺麗にまとまりすぎてウケきらなかったのも井上マーらしい…。構成の綺麗さが評価されれば準決勝いけるけど、ウケ重視だったら少し厳しい。

 

「なすび」。キャラクターはいつものだが、相変わらず新しいことして爆発的に面白いことをやらかしてくれる。今回のネタは「フリップが小さい」。オチのフリップのあとに一言入れるが、そもそもオチのフリップが見えないというある種メタ的なネタだが、このフリップの後の一言がとにかく面白かった。やっぱり天竺鼠川原はタダモノじゃない。

 

  • こがけん

「音楽ライブ」。イオンモールで音楽ライブをしていると観客のiPhoneが鳴り出し…。いわゆる歌ネタ。歌ネタかつ散漫な構成というのが何ともいえない感じ。曲が切れると展開がリセットされるのがアレなところです。ウケもそれなり。

 

  • レオちゃん〇

「4分間で何ができる」。そのタイトルの通り、恐らく自分が面白いと思ったことをごちゃごちゃに混ぜ込んだストーリーも構成もクソもないネタ。何しろ「4分間で何ができる、3分バージョンでーす!」と言い放ち、胸に雑誌のSweetを縛り付けた状態で出て来て何かと思えば「Sweetの付録になれました!」と言い放ち、しかしその後のショートコントは「肩で蜘蛛が死んでるOL」とタイトルから厳ついし、そのコント、自分がSweetの付録っていう設定関係ないし、肩で蜘蛛が死んでるOLも「肩で蜘蛛が死んでるのと関係ない会話から突然肩で蜘蛛が死んでるのに気づく」というあらすじだし……………。個人的には結構好きです。

 

「THE HELL HAND」。まさかのペープサートでネタ進行。最初(どうせ自分の手で紙人形回収して終わるんだろうな…)と思わせておいて手のペープサートが登場、サメが出て来る件で(サメ関係なく海面からHELL HANDが出て来て終わるんだろうな…)と思わせておいてサメの口からHELL HANDが出て来る、などオチが同じショートコントの羅列なのに裏切れるところはセンスを感じざるを得ない。決勝でも映えそうだな…。決勝進出すれば、だけど。

 

「どうでもいいことを教えてくれる曲紹介」。細かすぎて…でお馴染みのやつ。一応ラジカセとザ・ベストテンっぽいフリップは持って来ていたけど。そこそこ笑ったし、新ネタを作っているっぽいところは好感持てるけど、今更これがR-1決勝進出って言うのはちょっと見えないよなあ…。

 

  • チョコレートプラネット長田

「ジェットコースター」。たいそうな大道具が組まれたと思ったらチョコプラだった。わけのわからない小道具に客の長田が振り回されるコント。ボケが自由すぎて流れちゃった印象が強い。そういえばレッドカーペットとかで松尾がボケでこういうボケを流す感じのやってたな、ってちょっと懐かしくなってしまった。でも音響がボケとはいえピンでボケ流しは単純にちょっと厳しい。

 

「なめとこ」。佐々木さんに何度電話をしても「なめとこ」という気持ち悪い声の男に繋がってしまう…。ってこれオンバトでオーバー500取ってたコンビのネタだろ!そう言うのやめようって言ったじゃん!会話がない分多少手数が上がっているような気はするが基本的に内容はオンバトの時とおんなじ。オチがジグザグジギーのネタの中でも特に投げっぱなしなのもおんなじ。

 

  • ペンギンズ・アニキ

「アニキ漫談」。ここも、普段のアニキ漫才をピンにした感じ。舎弟がいない分自分でオチを説明したり、アニキが自ら笑ってない観客を脅したりとピンに丸め込んだ感がどうしても。ややウケくらいの滑り方からフォローを自分で入れていく感じは少しダンディ坂野っぽかった。

 

フラッシュ暗算」。フラッシュ暗算だが数字ではなく単語が出て来て…という、少し検索ワード連想クイズに似たネタ。ピン専用でハゲ関係ないネタを持って来るというだけで好感度爆上がり(n回目)。システム以上の展開を起こしにくいネタなのでウケはそこそこ。

 

ブルースリー」。ブルースリーがフリップをめくりながら、有名な掛け声である「アチャー」っぽい言葉(アーチャー、中田敦彦前田敦子ことあっちゃんなど)をアチャーっぽい言い方をするかなり勢い重視のネタ。Twitterのクソ画像botみたいな言葉遊びしかしてないんだけど勢いと手数でまんまと大笑いさせられてしまった。お茶を持ってるアグネスチャンやホラン千秋の頬の件でしれっと構成を見せてくるところもたまらない。

 

  • マツモトクラブ〇

「昔の友人」。昔の友人の家への行き方をその友人に聞いているのだが電波が…。電波の悪さを押していくサマはロッチの試着室や千鳥の蒸し穴子を彷彿とさせる………いわば天丼の構成。これまでのマツモトクラブに足りなかった、分かりやすくくだらないボケ、構成のネタ。これまでR-1決勝で披露したネタより評価されやすいネタになったと言えるかもしれない。いやー、いいネタだった。

 

  • ピクニック〇

「ラジオ体操」。右手、左足、腰を大怪我した状態でラジオ体操第一をするというただそれだけ。それ以外の小細工どころかラジオ体操の歌詞を除くと本人のセリフはほとんどなく、アイディア一発勝負のストロングなネタ。一部の体操では全く動けないので動かない、という件はもうめちゃくちゃウケてたしめちゃくちゃ笑った。いい発想のネタだったなあ…。

 

  • サツマカワRPG

ほぼセリフのなかったピクニックの直後に「どうも〜〜〜〜!!!!!!サツマガワRPGで〜〜〜〜す!!!!」という超大声が映える。いいネタ順取ったな。ネタは「ショートコントを深夜3時にリメイク」。いわゆる深夜テンションを題材にしたネタで、普通のショートコントを見せてからリメイクした奴を見せるという意外に堅い構成。大声もブリッジでは出すがショートコント本編(?)では使わない。リメイク内容も「単純につまらない」ではなく「間違った方向にシュール」というのが深夜テンションらしくて良い。

 

  • 尼神インター誠子

「細かいモノマネ」。一応朝ドラだったかのオーディションという設定はあるが、本ネタはその設定と無関係な細かいモノマネいくつか。ギフト☆矢野とかおばたのお兄さんと比べるとウケはどうしても控えめ。やっぱり漫才できるなら漫才するに越したことない芸人の一人です…。

 

「明るく陽気に行きましょう」。下がり上がりでも披露していたウクレレ漫談。この人も間の使い方が巧いんだよねえ…。分かりやすいネタが分かりやすくウケていた。なんだかんだでこういうネタはこういうネタで、いい。「俺の一番の失敗作は………そういうことです」

 

「ミニセグウェイ」。いきなりミニセグウェイに乗って登場し、ミニセグウェイを使って動きモノマネをいくつか見せる。ミニセグウェイでしかできない動きで動きモノマネをするという現代性というか発想の勝利。小栗旬のカードは一回だけ使用。でもそのネタも小栗旬ではなくセグウェイでめっちゃウケてた。あれは笑う。

 

  • アイアム野田

「猫と話すおばさん」。猫に対して「〇〇なんですか?」「〇〇なんですね!」と聞き返して会話(?)をしているおばさんというコントだが、そのお題は「お笑いライブの話」。猫がお笑いライブのチケットを自分で予約して自分で行く、という笑いどころはあるがその先は「ロッピーは取りやすいけど、イープラスはすぐサーバーが落ちる」「いつもいってるライブに人気者がきてその人気者のファンがいっぱい来るからチケットを取れなくなった」「行けなくなったライブチケットをTwitterで譲り先を探して、見つからったらツイートを削除した」とお笑いライブに行く人あるある。というか実質内輪ネタ。客席は狂ったようにウケてたけどわからんわからん。決勝進出というかゴールデンの地上波で流す設計のネタではない(下ネタや反コンプラ要素はなかったけど)。いやー、賞レース予選って本当にこういうネタ見れるですねえ(田上よしえに次いで2度目。人力舎しっかりしろ)。

 

「乳首アート」。アメトーークかなんかで披露していた、乳首の形に合わせて色々な絵を描く奴をフリップで。フリップで用意している分アメトーークの時に比べるとアドリブ性は落ちるが、結構ちゃんと面白かった。

 

「隣人の苦情」。アパートで隣に住んでいる人が大学生が集まってうるさいと苦情を言いにきた………というかなり分かりやすい設定から「隣の部屋の会話をあまりにも克明に聞きすぎている男」というホラーと笑いが良い配分で共存した良いネタ。大トリだし、決勝もちらつくしでハードルは上がるけどしっかり面白かったのでしっかりウケていた。準決勝どころか決勝あると思いますね、ハイ。

 

  • 総評

とりあえず、なんだかんだ書いたが、面白くない芸人、全くウケていない芸人はいなかった。前半ウケてなくても後半で面白いこと言えばウケる。そういう受け入れ態勢がしっかりした観客だと感じた。決勝だとこれが緊張感とか会場の広さとかでウケなくなっちゃうんだよなあ…と思った。

ただ、一方で多少なりともTV出てる売れかけた人の方がウケやすいっていうのはどうしてもあるな、と。そういう意味ではZAZYとかアイデンティティ田島とかはやっぱ笑いが早く大きい。ただ、無名でも準々決勝くるとあれば面白いし、それに対してきっちりウケる、いいライブにいい客ですよ本当に。

とにかく自分は行けたらまた行きたいなあと思いましたね、結構オススメです、予選見に行くの。

雪が降ったので撮り鉄した話Season2

みなさん、こんばんは、オルソンです。

 

2018年2月2日、首都圏には雪が降った。年に2回も首都圏に雪が降ることってあるんだね、すごいね。

さて、雪が降ったからどうしたかはタイトルの通り、学校をすっぽかして撮り鉄へと消えていったのである。

 

今日はその時の撮影記を綴っていく。

まずは撮影路線をどこにするか、が肝要である。結果的にE351系の消滅が確定しているほか、E257系なんかも雪が似合いそうという理由で中央線にターゲットを定めた。

というわけで、一路西荻窪へ向かう。西荻窪は杉並区民の涙ぐましい努力により中央快速の停車駅であるが、中央緩行線は遅れてないのに中央快速線だけ遅れていたため緩行線を使用した。すると阿佐ヶ谷駅進入前で自分の乗っていた緩行列車がE353系を追い抜くという珍事が発生。もちろん、緩行列車は阿佐ヶ谷に停車したためE353系はゆっくりと抜いていった。あまりの出来事に写真すら取っていないのが悔やまれる。というか、スーパーあずさ粘りだと2時間後かよ。

以下は西荻窪で撮った写真である。

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E233系京浜東北線東海道本線などにも導入されているが初めて導入された線区は中央快速線であった。E231系と比べ、内装、座席、機器全てがグレードアップされている。

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E257系。通過速度がゆっくりなためLEDを止めることができる。房総特急として導入された500番台とは需要が違うので両数が違うほか、非貫通が存在する。今後は波動用としても189系の後継になるとか伊豆特急になるとか言われている。

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189系快速富士山。そういえば金曜限定快速なんてあったな。かつては房総特急や中央線特急を担っていたが、E257系への置き換え終了後は波動用となる。近年急速な波動用としての出番の減少や廃車が行われており、首都圏においてはこれが最後の雪景色となる可能性も否定できない。

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E351系スーパーあずさJR東日本最初で最後の振り子式特急として有名。振り子式がたたったのかあまり増備もされず、E257系が登場するまで189系が本格的に置き換えられることはなかった。ところで、なんで前面LEDが芝生のジオラマみたいになっちゃったんだろう?

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減りゆく電池の中で挑戦したE233系流し撮り。「EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」の文字がブレると失敗が分かりやすくバレてしまうため、結局引きすぎるほど引いたやつでしか成功しなかった。

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E257系も流し撮り流し撮り自体は成功しているがこの構図なのに編成がちぎれてしまってとても悲しい。

 

このあと、雪は止んだし溶けたしで最悪なので午後からは大人しく学校へ向かうことにした。

(おしまい)

ラーメン大好き小泉さんに出てくるラーメンを作ってみた

 みなさん、こんばんは、オルソンです。

 

みなさんは「ラーメン大好き小泉さん」というアニメを見ているだろうか?このアニメはタイトルの通りラーメン大好きな小泉さんという女子校生が色々なラーメン屋でラーメンを食うという、ある意味オタクが一番嫌いそうなグルメロケ番組に最も近いアニメである。というか、二郎、一蘭一風堂などという置きに行った選択から察するに恐らく深夜アニメの割にはわりかし本気で数字を取りに来ているアニメである可能性がある。そんな、ラーメン大好き小泉さんのウリは先述の通り「実在するラーメン屋を使っている」というところにある。公式ツイッターによるとラーメン屋にきちんと許可を取っているらしく、店舗の内外やラーメンの細部まで造形が行き渡っているのが印象深い。そんなラーメン大好き小泉さんに出てくるラーメン屋に行って実食するという聖地巡礼もあろうが、金がない。小泉さんは二郎で豚ダブルラーメンを頼んだり天下一品で唐揚げセットを頼んだり一蘭で替え玉を頼んだりとまあまあ高いメニューを選ぶので小泉さんに追従してそんな生活を続けていると財布がすっからかんになってしまう。しかも私は千葉県民。東京のラーメン屋には行くだけでラーメン一杯分くらいの交通費がかかってしまうのだ。というわけでそういう聖地巡礼記事は閉廷!見たかったら他を当たりなさい。

…と思ったが、事態は第3話で急激に動く。タイトルは「即席麺」。内容は「朝から何も食べておらず、ラーメン屋に行ったら定休日だったために行き倒れてしまった小泉さんを助けるために、悠が自宅に搬送し即席麺のアレンジメニューを食べさせる」というものだった。それを見て思った。これ作るんだったらイケるやん!というわけでここではラーメン大好き小泉さん3話の「即席麺」に出て来たラーメンを作ってみます。あ、ただ私親が共働きではない実家生でコンロを手軽に使えないので、基本カップ麺でその他の具も火を使わないで作る、「ノーコンロ」がコンセプトなのでそこはよろしく。

 

  • なんちゃってイタリアンラーメン

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味はなんでもいい、と言う割には袋に思いっきり「しお」と書かれている主張の強い絵から塩を採用。煮沸したトマトジュースをカップ麺にぶち込む。実家生に余った野菜などという概念はないのでかやくで誤魔化す。一方ベーコンが余ったので余った肉として入れ、とろけるチーズが余ったので粉チーズの代わりとする。どこで余ったのかは…お楽しみに!

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まず、とろけるチーズとベーコンを乗っける。今回の記事は「カップ麺に色んなものを入れる」ことしかしないのだが、お湯を入れる前に入れた方がいいものとお湯を入れて完成してから入れた方がいいものとどちらでも良いものがあるので注意しよう。とろけるチーズは熱でとろけさせたいので当然お湯を入れる前に入れよう。 ベーコンはどっちでもいいです。生でも中らないし。ちなみにニンニクはあらかじめ入れることで、原作がニンニクを炒めていたのに少しでも近づこうとしている。

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トマトジュースを入れるとこんな感じ。銘柄によるんでしょうが、結構粘性が高くて下に行きにくいので注意。この辺の対処法は後述。

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 3分待ってできた完成品がこれ。3分待った結果赤いトマトジュースが真っ青になってたりしたら面白いのだが、そんなことが起こるはずはなく。代わり映えしない写真はギガの無駄ですよね、ごめんなさい。

味は…美味しいけど。ナポリタンと同じ味だ!こんな、なんちゃってイタリアン食うくらいならちゃんとナポリタン食うわ!あ、でもあれかナポリタンもなんちゃってイタリアンか!そして、トマトが濃いいこと濃いいこと。これ、全部トマトじゃなくて、お湯で希釈してからカップ麺に入れるとか、お湯の量を減らして麺をふやかし終えてからトマトジュースを後入れするとかでいいと思う。追加検証はしないけど。80点で。

 

  • おろしそば風ラーメン

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醬油味に天かす、大根おろし、鰹節をぶっかけたラーメン。小泉さんが食べているらしい。今回は、ある時余ってしまった卵も使い、月見そば風にしようとしている。

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なお、今回純粋な大根おろしが手に入らなかったため、おろしポン酢で代用している。本当は研究室で遠心分離機を勝手に使って、上清をデカンテーションで取り除けば純粋な大根おろしが手に入ったけど、それはさすがにコンタミネーションの原因にもなりうるからね、仕方ないね。作り方はカップ麺を普通に作り、完成品に天かすと大根おろしと鰹節を入れるだけ。あまりに簡単すぎて写真を撮り忘れているけど許してね。

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これが完成品。カップヌードル特有の縦長カップの影響で終わってる天丼みたいになってしまったが、肝心の味は美味しい。

「おろしそば風ラーメン」という言葉を聞いた時大概の人が思うのは「おろしそば風ラーメンを食べるくらいなら、おろしそばを食べればいいのでは?」という疑問だと思う。しかし、おろしそば風ラーメンは醤油味の汁に天かすと鰹節を入れることでたぬきそば感を出しながら、そば特有のさっぱり感はなくラーメン特有のこってり感があるという妙な感触になる。この妙な感触は「おろしそば風ラーメン」でしか味わえないだろう。しかし、鰹節の香りがたまりませんな…。91点。

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ちなみに、天かすは麺以上に高速でつゆを吸収するので気をつけよう。

 

  • ピザポテト風ラーメン

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味噌味に砕いたポテチ、とろけるチーズをぶっかけたラーメン。お好みでタバスコをかけてもいいそう。名前から察するにポテチはピザポテトでいいのだろう。

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まず、お湯を注ぐ前にとろけるチーズを入れておく。書き忘れていたが、カップ麺にお湯を入れる前に入れる奴は、蓋を半分しか開けないで入れると配置が偏ってしまうので8割がた開ける、という小技がある。

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お湯を注いでからカップ麺ができるまでの3分間も無駄にはできない。ポテチの袋を少し開けたら…

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ポテチを砕く!喰らえ!喰らえ!今東京で売れてる大阪の芸人全員死ね!あとO.A前にインスタでめちゃイケ終了バラす芸人も死ね!

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多くの関西出身芸人の犠牲の上に完成致しました、ピザポテト風ラーメンです。これを食べると…。

あれ?美味しくないぞ?何というか、ピザポテトも味噌も融合しないのである。なぜだ?俺がピザポテト特有のケミカルなチーズ味が苦手だからか?いや、それにしても酷くないか?しかし、食べ進めてみると完全にジャガイモに食感の戻ったポテチ、チーズがとろけた味噌味のスープには光明を感じた。そして気づいた。これ、ポテチはうすしお味で良かったのでは?と…74点。

 

あ、追加検証はしません。さようなら。

 

  • シーチキンおにぎり風ラーメン

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塩味に岩海苔、ツナ缶をぶっかけたラーメン。おろしそば風、ピザポテト風、シーチキンおにぎり風はすべて小泉さんのアレンジメニューであり、悠の「ぶっかけてばかりだ…」という意味深なコメントが冴え渡る。

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小さい塩ラーメンに対してツナ缶が多かったのでツナ缶の半分はお湯を入れる前に入れ、もう半分は完成してから入れることにしてみた。

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お湯を注いで3分待ったら海苔も載っけて完成!ちなみに、写真には海苔が2枚写っていると思うが、1枚しか載せていない(キャパの都合)。

味がさ…うん、美味いよ。でもさ、これ塩ラーメンとツナ缶が美味いだけじゃん。融合がどうとかもないし、小泉さんの手柄じゃないじゃん。味的には100点だけど、サッポロ一番といなばがそれぞれ塩ラーメンとツナ缶で100点取ってるだけじゃん。こういうの一番嫌いだよ?M-1グランプリでいうと客ウケ良くてもオリジナリティがなさすぎて松本人志が50点つけた、2001年のチュートリアルみたいなカップ麺ですわ。そういう意味ではこれも50点でいいんでしょうけど、一応味がいいからそこまでは下げんわ。77点。

 

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醬油味に卵+野菜+片栗粉でお好みでお酢を足す。なお、片栗粉と酢は研究室からかっぱらってきたのでタダ。また、野菜は例によってかやくで済ましている。ま、かやくって乾燥野菜くずの略だし多少はね?

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まず、お湯を入れる前に片栗粉と卵を入れる。ソース焼きそばに間違ってソース入れちゃった奴みたいになるが気にしない。

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お湯を入れたら3分間はただ待つだけでなくちょいちょいかき混ぜて片栗粉がダマにならないようにしよう。

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ちなみに今回使用した酢は「小麦不使用」によりグルテンアレルギーの方も安心していただけるようだが、構わず小麦の塊であるラーメンに入れる。

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これが完成品。味はラーメンに酢って入れると酸味が鋭くなりすぎることってあるじゃん?でもこのラーメンはアレを、醤油スープと酢の間に片栗粉のとろみが入ることによってまろやかに緩衝してくれる感じがある。あんかけラーメンのようで美味しい。「このレシピだと『辣』の要素ないのでは?」と思ったし、事実その通りだったが美味かった。美味かったけど、悠って頭悪いのでは?(今更)

あ、あと片栗粉をお湯入れる前に入れると麺や具の一部がコーティングされ、ふやけにくくなる部分が出てくるので後から入れた方がいい。でも味はよかった。ワンポイント工夫って感じの手軽さもいい。82点。

 

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味噌味に鯖缶(色から察するに水煮。味噌煮の方を買うと味噌煮と味噌ラーメンで味噌が被ってしまった…となるので要注意だ!)とカレールウを投入したもの。鯖の代わりに牛乳入れたら味噌カレー牛乳ラーメン*1になるんだけどな…。

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工程はフツーに味噌味のカップ麺を作ってから、そこに鯖缶とカレールゥをぶち込むだけなので簡単だ!3分待っている間に、召し上がる直前に入れるスープやカレールゥを蓋の上に置いておくと温まるぞ(この量のカレールゥが温まりきるとは言ってない)。

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完成品はこんな感じ。味噌ラーメンに鯖とカレーが入っている(頭の悪い解説)。味は…うん、美味しい。味噌カレー牛乳ラーメンと鯖の味噌煮を食べたことある身としては、味噌とカレー、鯖と味噌が合うことは知っていたが、鯖の青魚感がカレーにも合うとは!これは作中で言われていたように「不思議な融合」という他ない。カレーに飽きたら鯖を入れてみたり、逆に鯖の味噌煮に飽きたらカレーをぶち込んでみたりしてもいいかもしれない。いやー、美味しかった…。91点。

 

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豚骨味にベーコンと牛乳+ポーチドエッグで完成。なお、今回は周囲のコンビニを3軒ほど回っても豚骨味のカップ麺がなかったため、ワンタンを使用している。ところで、ポーチドエッグって何だ?ポーチドエッグというのは、酢を少量入れた湯で卵を茹でて崩れないようにしかしゆで卵ほどカッチリしないように卵を固めたものらしい…。つまり温泉卵ってことだから 

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こうだな!さっき卵を3分間湯に入れても固まらなかった気がするが固まらなかったらその時はその時である。

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ベーコンを入れ忘れていたのに気づいて投入。そして3分待ったら卵を割って牛乳を適量入れて…

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写真の通り、卵は固まらず、卵を割ると高速で生卵が落ちていった。これをかき回すと

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こんな感じ。あれ?意外とカルボナーラになったのでは?

そして、食べてみるとカルボナーラだこれ…。豚骨の味が多少残るもののコンソメ的に変換される部分の方が大きく、そこに卵と牛乳を投入した結果カルボナーラ感の強いワンタンに。豚骨のカップ麺はラーメン屋のそれとは全っ然違い、濃厚な味や強烈な匂いがないのが悲しいが今回はそれがむしろカルボナーラに近づくために功を奏しているような気がする。あ〜、これ麺だったらもっと合うんだろうな〜…。80点。

 

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セブンプレミアムの豚骨ラーメンにセブンプレミアムの味玉とセブンプレミアムの牛乳でカルボナーラ風ラーメンを作成。肉?ねーよ。

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こんな感じ。ウッマソ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!実際の味は卵+牛乳でクリーミーを求めた結果、やっぱりカルボナーラになった!ただし、1話で出演したことでおなじみ馬油はない方がカルボナーラに近づける。旨いは旨いけど、マー油は罠です。

 

  • 鶏そぼろと梅のお茶漬け風ラーメン

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味は不明(多分塩味かお湯じゃないとあの色にならないとは思う)だが、鶏そぼろと梅を載せた冷製ラーメン。お茶を濃〜く入れるのがポイントらしいので、袋に「ありがとう茶」と書かれたヤバそうなお茶の粉末を3杯分実家から持ってきた。

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まず、今回の銘柄は粉末がすでに麺の上に載っているので麺を天地返しして粉末を下に落とす。

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ただし、麺のブロックは意外としっかりはまっているため、外せない場合はカップを揺すると粉末が麺の下に落ちていくのでそれでも可。スープの粉は天地返しで落としたのに、茶の粉末は揺すって落としたので茶そばみたいになった。

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 お湯を入れる際、カップの内側に引いてある線まで入れず、麺がふやけるために必要な健康で文化的な最低限度の量だけ入れる。理由は後述。

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待ってる間に焼き鳥缶を開け、ハサミで切って焼き鳥をひき肉にして鶏そぼろを作る。ほら、鶏そぼろって桃屋の瓶詰めだと高いし、缶詰探すとガパオチキンバジルとかみたいなエキゾチックな味付けされた鶏そぼろしかないし、「挽き肉作るのってミンサーじゃね?」って言われても俺、ミンサーなんかやって!TRYでしか見たことないし。

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作中と違い、硬めの梅干しを買ってしまったので実を剥いて種を除去してからこっちも刻む。ありがとう茶の残骸が大変お見苦しいことをお詫び申し上げます。

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完成した塩ラーメン(茶入り)にさっき刻んでたのを入れたもの。これで完成ではない。なぜなら、冷製ラーメンだから。というわけで、カップの内側まで水を入れたら完成だ!完成品の写真はない!撮り忘れた!ちなみにこの割合だと冷製ラーメンというよりぬるいラーメンになるのでよいこは氷も入れましょう。

味は…うん、結構アリだな。ありがとう茶を入れすぎたのでやや苦くなりすぎたものの、それを受け止める梅干しの酸味がいい。要するに梅茶漬けってご飯じゃなくてラーメンでもよかったんじゃね?っていう話であり、その仮説を見事立証した形になっている。塩ラーメンにより最低限出汁があるのも大きい。ただ、おろしそば風ラーメン共々けしてさっぱりはしない。もしさっぱりしたものが作りたかったら、味覇的なものに塩を入れて自分でノンオイルの塩ラーメンの汁を作った方がいいのかもしれない。俺はやらないけど。90点。

 

というわけで、ラーメン大好き小泉さんの第3話に出てくる全てのラーメンのノーコンロ制作及び実食が完了した。これ以降小泉さんがまさか即席麺に手を出すなんてことはないだろう。というわけで旭駅本屋の聖地巡礼記事*2とは違い連載にせずに済むわけだ。いやー、よかったよかった。ちなみに旭駅本屋の管理人は今、ハワイの砂浜でマックのサイミンを食べているらしいです。大変ですね。さあ私はラーメン大好き小泉さんの第4話をGYAO!で見ますかな…

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ん?コンビニ?

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小泉さん「今日は趣向を変えてコンビニラーメンを…」

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おう、おろしそば風ラーメンと似たようなもん作ってコンビニのイートインで食うのやめーや。

 

というわけで、油断大敵なので今後追記があるかもです。あ、あと、おろしそば風ラーメンの副産物なんですけど余ったカップヌードルの汁に天かすを汁を吸いきれるレベルまで入れて生卵入れてかき回すともしかしなくてもご飯を無限に食えるヤバい天かすができます。

(おしまい) 

 

 

 

*1:青森の名物。カレーラーメンに比べて牛乳のマイルドさと味噌の塩気が追加され、ライスよりラーメンに合うカレー、カレーライスではなくカレーラーメンにする意味のあるカレーラーメンとなっている

*2:http://ithikawa.hatenablog.com/entry/2018/01/14/113121

徳井青空の「青」に関するお話

みなさん、こんばんは、オルソンです。

みなさんは徳井青空という声優を知っているだろうか?彼女は1989年12月26日千葉県南房総市出身、出演作品にはミルキィホームズ(譲崎ネロ役)、ラブライブ(矢澤にこ役)、ご注文はうさぎですか?(マヤ役)、ブレンド・S(神崎ひでり役)などがある、そんな彼女のことをクレジットで名前くらい見たことある人も多いだろう。そんな彼女の名前は「とくいあおぞら」………ではなく「とくいそら」なのである。

いや、ちょっと待ってほしい。読みにくい名前の人というのはこの日本にいくらでもいるが、「青空」に「そら」と読み仮名を振るのはなかなか意味がわからない。考えてほしい、まずあなたが葬式に参列するとしよう。その時あなたは参列者名簿に名前を書かされる。その時、当然参列者の列にあなたは並ぶだろう。そこで、だ。あなたの前に徳井青空がいたとしよう。そして、徳井青空とあなたの間には多くの参列者が並んでいるとしよう。この時、徳井青空より後ろに並んでいる人たちは「青」一個書く分だけ待つこととなる。もちろん「澤邊鰹龍之輔(さわべかつをりゅうのすけ)」という男が「澤邊鰹龍之輔(さわべかつおりゅうのすけ)」の分だけ待たされるのであれば納得はできる。しかし「とくいそら」という参列者のために「徳井青空(とくいあおぞら)」一回分待つとなると納得行かないのではないか?もちろん、青一回分というのはたかだか5秒程度だが、その5秒を徳井青空より後ろの参列者全員から奪っていると考えたらどうか?例えば徳井青空の後ろに参列者が36人いるとしよう。そしたら5秒を36人から奪っている、つまり5秒×36人で3分も奪っている。3分あればカップ麺ができる。ここまででも、十分に徳井青空の「青」が人々の時間を奪ってきたかわかるだろうが、さらに想像を続けて欲しい。あなたは徳井青空と同じ葬式に参列している。そして、あなたは子供がいるにもかかわらず、徳井青空に一目惚れしてしまったとしよう。そしたら、あなたは子供を殺すだろう。そして、その子供の葬式にも徳井青空は参列するだろう。すると、徳井青空はまた参列者名簿に「徳井青空(とくいそら)」と無駄な青を書き、後ろの参列者にも無駄な時間を取らせてしまうだろう。さて、なぜあなたは子供を殺したのだろうか?徳井青空と結ばれる上で子供が邪魔だったからだろうか?あるいはもう一度葬式があればもう一度徳井青空に会えると思ったからだろうか?もし後者ならあなたはサイコパスだろう。先ほどの想像をさらに続けよう。あなたが子供を殺したことで徳井青空に葬式に参列してもらうことができ、それをきっかけに付き合い始めたあなた。そして、徳井青空と結婚するときあなたは自分の名前と徳井青空の名前を結婚指輪に彫ってもらうこととなるだろう。かくして指輪職人は結婚指輪の細い輪っかの部分に「徳井青空」と彫ることになる。しかし、「徳井青空」は「とくいそら」である以上、本来この青は指輪職人が彫らなくてもよい青だ。「普通結婚指輪の名前ってローマ字じゃね?漢字で彫らなくね?」読者の中にはそういう方もいるだろう。しかし、それでも問題は解決しない。「それでは『Aozora Tokui』と彫らせていただきます」「あ、すみません。これ『あおぞら』じゃなくて『そら』って読むんです」という店員とのやり取りは不可避だからだ。指輪職人が確認を怠った暁には一回「Aozora Tokui」と彫ってしまってから、先程のやり取りをすることになる。そしたら「Ao」だけではなく「Aozora Tokui」と彫った時間全てが無駄になる。さらに、指輪職人だけでなくあなたも確認を怠ってしまい、プロポーズの時に渡した指輪に「Aozora Tokui」と彫られていた暁には…もう、目も当てられないだろう。「俺結婚してるけど、結婚指輪にはイニシャルしか彫ってないよw自分では似てると思わないんだけどキリトに似てるってよく言われるwwwあと、嫁もアスナに似てるwww」読者の中にはそういうイキリオタクもいるだろう。しかし、だ。もう考えればわかるだろう。「それではA.T.と彫らせていただきます」「A…?あ、すいませんこれ徳井青空って書いて『とくいそら』なんで、A.T.じゃなくてS.T.でお願いします」という店員とのやり取りは不可避だからだ。

と、ここまでは徳井青空の「読まない『青』」がいかに我々の時間を奪って来たかを書いて来たが、この青に時間を奪われているのは徳井青空本人も同じである。先ほどの想像をさらに続けてみよう。夜景の見えるレストランで「Aozora Tokui」と彫られそうになったのを訂正して「Sora Tokui」と彫ってもらった指輪を渡し、プロポーズするあなた。それを承諾する徳井青空。後日婚姻届にまず自分の名前を書くあなた。それをあなたが徳井青空に渡したとき悲劇は起こる。徳井青空が婚姻届に「徳井青空」と名前を書くのだ。この時「青」を無駄に書いているのは他でもない徳井青空本人だ。そもそも空はいつも青いわけではない。夜になれば黒くなるし、太陽が顔を出さず白や灰色の空が広がる日もある。でも、徳井青空はいつも「徳井青空」と「読まない『青』」を書き続けていた。名前を書く時間がテストの時間に含まれるタイプのテストを受けた時も青一個分受験時間がなくなった。そのせいで答えがパッと浮かんで、あとは答えを書くだけというところで試験監督に「はい、そこまで」と言われてしまうこともあった。39℃を超える高熱の時も病院の問診票には「徳井空」ではなく「徳井青空」と書いた、いや書かなくてはならなかった。なぜなら、徳井青空の名前はとくいそらだけど徳井空ではなく徳井青空だったから…。

つまり何が言いたいかというと、結婚って大変だね、というお話である。

(おしまい)

 

雪が降ったので撮り鉄した話

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

2018年1月22日、首都圏で大雪が降った。これは首都圏のニュースが全国区となるため日本全国誰もが知るところにあるだろう。東京都心で積雪20cm程度かそれ以上という規模の大雪は首都のインフラを殺したり殺さなかったりした。この雪は翌日も降ると言われていたが、実際は快晴となった。
さて、朝から快晴だが雪はまだまだ残っている首都圏でやることといえば一つ、そう雪の積もっている中を走る列車の撮影だ。私も昨日雪の降る中の列車を撮れなかった分を撮り返すべく、学校をサボって撮り鉄に向かった。これはその時の話である。


まずは小菅駅に向かった。小菅駅東武伊勢崎線の駅であるため、スペーシアりょうもうといった東武の花形特急から半蔵門線東急田園都市線の乗り入れまで幅広い車両が撮れる撮影地だ。

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 東武10000系。当初は東上線の地上用として製造されたが、ほどなく伊勢崎線にも導入され、東武の通勤型の標準型として8000系の後継となって活躍している。2007年にはリニューアル工事が行われた。

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東武100系。当初はオレンジ色だったが、東京スカイツリーの建設に伴いそのネオンの色になぞらえて「粋」という塗色になった。スカイツリーのネオンになぞらえた塗色では「粋」があるほか、リニューアル前の色に近い「サニーコーラルオレンジ」、特急と言えど列車として異例過ぎる金色の塗色である「日光詣」がある。

私鉄特急としては貴重な個室ありの車両であり、そのためにAVが撮られたこともある。

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東急8500系。1975年に登場して以来、40年以上東急の主力車両として活躍している。活躍するな。長野電鉄にも譲渡されたが、これはそれと関係なく雪の中を走行している。

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東武200系。りょうもうという愛称がある。当初は急行型という扱いもあって、東武100系と比べるとシートピッチが200mm程度小さく、個室もない。上は標準塗装だが下は台湾鉄路普悠瑪号の塗装が施されている。

普悠瑪号塗装りょうもうを撮ったら小菅から撤収した。余談だが、雪の影響で特急も内側線の各駅停車もダイヤがガタガタだった。
午後からは千歳船橋に行った。雪で千歳船橋といえば、秒速5センチメートルだが、聖地巡礼が目的ではない。小田急線の撮影に向かったのだ。小田急線は定時で動いており、ロマンスカーも12:50新宿発から定時運行を開始した。対応が早く正確である。

 

そして、そのことを呟いたらバズった。小田急最高。ありがとう小田急

 

以下は千歳船橋で撮影した写真である。

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小田急8000系。1982年登場と古いが、2002年には床材と化粧板を全て張り替えるような大胆なリニューアルを行なっている。小田急最後の界磁チョッパ制御である。

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小田急1000系。小田急初のVVVFインバータ採用車両。箱根登山鉄道用塗色がいたり、各駅停車から快速急行まで幅広く充当されたりしており、4000系登場前は千代田線への直通運用もこなしていたオールラウンダー。秒速5センチメートルにも出演している。

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小田急60000系。白い雪に青い車体が映える。MSEという愛称で、地下鉄に入れる唯一のロマンスカーであると同時に、分割併合できるためさがみ&えのしまに充当されたり、20000系の後継としてあさぎりに導入されたりしている。いわば汎用型の特急。椅子が終わってることでも有名。

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小田急50000系。白い車体なので保護色みたいになるかと思いきやそんなことなく。雪のおかげでヨーロッパ特急感がより強くなったような。VSEという愛称があり、ロマンスカーの特徴たる展望席はもちろん、サルーン(個室)もある。かなり広幅の窓が採用される、座席が窓側に5°傾いているなど長めにこだわった観光特急である。

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東京メトロ16000系。千代田線の車両として2010年に登場し、2012年にはすべての6000系を置き換えた。LCDや出入口識別板など近年の車両に見合ったクオリティとなっている。なお、写真の列車は唐木田行だが2018年3月のダイヤ改正で千代田線の車両は多摩線への乗り入れをやめることが決まっている。

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E233系。JR常磐線の車両。そういや2016年3月から直通してたな。この直通のせいで常磐緩行線も遅延が増えたので三社直通というのも考えものである。

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小田急7000系ロマンスカー当初からのデザインを最も受け継いでいる車両であると同時に最古参。もうすでに2編成しかおらず、そろそろ撤退すると言われている。

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小田急3000系。工法こそ違うが、E231系と同様のガイドラインによって製造され、製造コストの低減に成功したため小田急では最多両数を誇る。貫通扉がないので千代田線には入れない。

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小田急30000系。EXEという愛称が付いている。通勤型として設計されたためロマンスカーでありながら展望席がなく、そのためかロマンスカーで唯一ブルーリボン賞を逃している。しかし、座席の評判はかなり良い。なお、2017年にはEXEαというリニューアル車が登場。見た目も変わっておりこの見た目も近々見られなくなるかもしれない。

 

 

このあと、市川旭氏とオフしようとしたら直前で電池が終わったり、新宿であったのに結局数分でオタクタウンに向かったりしたが、それはまた別のお話である。よいこのみんな、こんな学生にならないように気をつけよう!

 

 

 

 

明日は学校行きます…

(おしまい)