どうも、オルソンです。寒いですね、寒いのでコタツから失礼します。
みなさんは、アルペンとハローマックの居抜き、と言われてピンと来るだろうか?
居抜き、とは元々店だったが潰れた物件を、別の店が建物をそのまま使うこと、そして「アルペンの居抜き」というのは「元々アルペンだった物件を、アルペン特有の三角屋根を含めてそのまま流用してできた店」のことを指す。ハローマックの居抜きも同じような意味合いだ。
さて、ここからが本題。私がハローマックの居抜きのセブンイレブンを見つけたと思ったけどそんなものはなかった話である。
そんな、ハローマックの居抜きではないセブンイレブンは、セブンイレブン八千代台北店。
地図が示すように、駅で言うと明らかに京成大和田駅が最寄り駅であり、京成本線に乗ると車窓から見ることができる。私は、ここを通りかかるたびに「ハローマックの居抜きのセブンイレブンがある」と本気で思っていた。そのセブンイレブンがこちらである。
そう、思い立って調べてみたら、なんか結構違ったのである。あのー…ほら、あれだな。そのー…つまり……電車って速いからな。
ということで、具体的には以下の点がアルペンやハローマックと異なっている。
①突起している看板の形状が、アルペンは三角形、ハローマックは台形だが、このセブンイレブンは正方形(立方体)である
②ハローマックの居抜きだとしたら、西洋のお城感を出そうとするための凹凸がない。
③アルペンやハローマックの居抜きは、突起部分を都合よく成形したものもあるが、アルペンの三角形などと違い、明らかに後付けである。
さて、ここからが問題ですよ。このセブンイレブン、何かの居抜きであることは間違いない。是非とも当ててみてほしい。
この店舗はアルペンやハローマックと異なり現役バリバリのブランドである。そういった意味で、アルペンやハローマックより注目度が劣っているものと思われる。
さらに言えば、この形状での店舗もバリバリ現役であるから当てれるはずである。私は無理だったけど。
ということで正解発表である。実は、Google Mapのストリートビューには「他の日付を見る」という機能があるため、前は何の店だっけ?ということを調べられる。いや、そりゃ、データがないと無理なんだけどさ。
ということで、正解は2017年7月までマツモトキヨシだった、でした〜!厳密には、ストリートビュー越しでも2017年7月の段階で、マツモトキヨシとしては潰れていたことが伝わる。
と、いうわけで、ここからは時速80kmくらいで通過したらハローマックの居抜きに見えなくもないマツモトキヨシの居抜き物件*1を探してみようと思う。
調べ方は簡単
①開店閉店ドットコムで閉店したマツモトキヨシを調べる
https://kaiten-heiten.com/tag/マツモトキヨシ/:embed
②閉店したマツキヨの店舗名を、Google Mapに入力。
③ストリートビューで見る。
ということで、出てきたのがこちらの業務スーパーである。とにかく、安さとデカさに定評のある業務スーパーだけに、看板もデカいとよりオトクに見えてきますね。
ちなみに、少しいい角度で撮ろうとGoogle ストリートビューを少し動かすと…
急に時空を超えてマツモトキヨシになってしまいます。
こちらは埼玉県にあったマツモトキヨシ。
ドラッグセイムスが入った模様。セイムスって「同じ」ってことなんすかね。とはいえ、他のセイムスにはない立方体は健在。
ちなみに千葉県の都賀にはハローマックを居抜きしたセイムスがある……と書こうと思ったが、2023年6月30日に閉店した模様。そして、こうして比較してみるとやっぱりハローマックの方がおもしろ形状である。
- マツモトキヨシ新松戸南店
新松戸は千葉県松戸市の地名。こちらはワールドクラスジムというちょっと存じ上げないスポーツジムになっていた。立方体は健在。
なお、もう少しスクショ上手く撮れよと言われるかもしれないが、こちらもひとたびカーソルを動かせば、2年前から13年前まで遡ってしまう。そして、多少なりとも居抜きに詳しい人なら気になる建物が映っているのがお分かりいただけるだろうか?
そう、同じ交差点にメガネのパリミキを居抜きした写真屋があった。西洋のお城風という意味ではこっちの方がよっぽどハローマックの類似品かも。
- マツモトキヨシ福島南店
名前の通り福島県にあるマツモトキヨシ。2022年に閉店という情報をもとにストリートビューを使うと…
なんとピンピンしていた。何なんだよ、と思いながら、過去に遡ると…
立方体がある!そう、2022年閉店ではおそらくリニューアルが行われており、新ロゴ新配色になると同時に「立方体いらなくね?」と誰かが提案したのか、スッキリしたマツモトキヨシに変わっていた。あと、TSUTAYAは潰れていた。まあ、サブスク時代だからね…
建物が改築されて同じ店が入るという、居抜きの正反対が行われていた記録である。
- マツモトキヨシ鹿嶋店
もうストレートな居抜きは弾切れです。これから、オチに向かいます。
まず、このマツモトキヨシはファミリーマートになっていた。これも居抜きではない。まあ、マツモトキヨシの場合看板が簡単に取れそうなのではあるが…。
ということで、マツモトキヨシに必ず立方体があるとは限らない→マツモトキヨシの跡地が必ずしも立方体を活かすとは限らない、の二重苦(苦!?)から、今回見つかった居抜きはたかだか4件であった。
そんな、マツモトキヨシ跡地で少し右を向くと………
そこには新たなる立方体の姿が………
(To be continued)