こんばんは、オルソンです。
こんな腕前だが撮り鉄である。こんな腕前だが鉄路百景というサイトもよく読んでいる。
鉄路百景
このサイトによく出てきていたワードが「朝練」である。朝練とは朝早起きして練習すること………ではなく、出勤前に撮り鉄しに行くことである。中学生の頃から「よくやるなあ………」と思っていたものである。
高校生のときはよく、朝に総武快速線を通るEF64の貨物列車を撮影してから学校に行く「朝練」をしていた。総武緩行線のホームから撮ると小さくなってしまうこともあり、わざわざ撮影地の最寄り駅で降りて、ここで撮っていた。
模試の会場を「柏」にすることで、模試の前に東武野田線の8000系を撮影する「朝練」をやってみたときの写真。なお、模試当日の天気は芳しくなかった模様。
そんな、「朝練」だが鉄路百景では近年行われていない。理由は簡単で、ブルートレインの廃止である。鉄路百景としては出勤前に起きてまで朝練する撮影ターゲットはもういないということである。そんな朝練を、7月30日にやってみた。というお話。
7月30日、この日の出勤時刻は13時。そう、私の朝は遅い。逆を言えば、早起きすれば私の朝は長いのである。
そんな「土曜の遅番」を活かした「朝練」をすることにした。時間は8時半、向かったのは越谷レイクタウン。今日はこの場所にやってくる国鉄色の車両を2つ撮りに来たのである。
すでに、越谷レイクタウン駅の先端には15人くらいの撮り鉄がいた。
練習電を撮って、しばし待っていると「電車が通過します」という放送が。そう、今日の国鉄色の登場だ。
E653系国鉄色の「夏休み大洗ひたちなか号」。そう、一つ目の国鉄色はE653系である。生で見るとそこそこカッコいいが、なかなかわざわざ撮ろうとも思えない代物だ。これを休日をペイせず撮れたのは大きい。
これで終わりではない。ここから1時間音楽を聴きながら待つ。さらに撮り鉄が増えてきた。このとき、自分は撮りたい車両が国鉄色だとは正直思っていなかった。どんどん撮り鉄が集まってくる。途中、「乗り換えて乗り継いで……」などと繰り返す要領を得ないジジイが現れる。音楽の音量を上げる。ジジイが電車に乗る。接近放送が流れる。「ひな壇組め」「前詰めろ」「前詰めるぞ」
「お疲れ様でした〜!」というわけで、撮れたのが、EF66-27の貨物であった。EF66が入るとは調べていたが、まさか今話題のEF66-27とは。ちなみにシャッターを切ったタイミングから一拍遅れて急に晴れました。チクショー!
このあと、東京方面のホームに行き、職場へ戻ろうとすると、向かい側をリゾートやまどりが通過して行った。これは、誰も撮っていない………というわけでもなく、意外とまだ撮り鉄がいた。ただ、私は職場に向かわないといけないので撤収した。
ちなみに、最後に通過したリゾートやまどりは「常磐・甲斐国号」という特急で勝田から小淵沢まで4時間かかるというなかなかイカれた特急だったらしい。イカれた特急のわりに乗車率は6-7割くらいあったと思う。
(おしまい)