篠ノ井線120周年記念号を撮ったよ

  • まえがき

6月25日(土)、この日は篠ノ井線120周年記念号が走った日である。EF64と12系客車による走りはまさに令和のブルートレイン。そんな列車を撮るべく、長野まで行ったときの紀行文である。

 

まず、東京駅に向かい、北陸新幹線の始発に乗る。この時頼りになるのが、「駅弁屋祭」である。5:00からやっている店は東京駅の駅ナカ広しといえども、これくらいしかない。ここで駅弁を買ってから、新幹線に乗り込む。この旅行の成功を確信しながら………

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なぜ、この旅行の成功が確信できたか、それは「えび千両ちらし」を見つけられたからである。駅弁といえば1000円越え確実なわりにそれほど美味くないものも多いが、えび千両ちらしはなかなか美味しい。マツコの知らない世界にも出たことのある駅弁だ。

この旅も、千両になるかもしれない………そんなことを思いながら、この日で配信が終わる「世にも奇妙な物語」を見ていると、検札が来た。特急券と週末パスを見せる。すると、検札曰く「指定券がない」と…。まあ、ないんですよね。買ってないので。最終的に、荷物をたたんでデッキに立たされることとなった………長野までデッキは辛い…この旅が三十両くらいになってしまう………と思いきや、何とか空き席を見つけてくれたので、座る。いやー、かがやきは全車指定席だったとはねえ……………。

そんなわけで、電波が悪くなるギリギリまで世にも奇妙な物語を見進めていく。そして、長野で降り、篠ノ井線に乗って西条まで行く。

西条はトンネルから抜けてくる列車が撮れる場所である。Google Mapで見つけたが、やはり有名な撮影地なようで、150人くらいいる。そして、開いている隙間に入っていると三脚で場所取りしていて退かされたり、三脚の下にしゃがんでいたら追い出されたり、三脚の隙間を利用して脳カベしようとしてしくじったりし、まったくいい場所が見つからない。中継信号が邪魔すぎるし………特に高い三脚の下が使えないのが痛手すぎる。あんなに広くパーソナルスペースを取るな。

そんな、中継信号が邪魔すぎる場所で撮った篠ノ井線120周年1号がこの写真である。正直、これ単体で納得できない。納得できない、が。

 

篠ノ井線120周年記念号は3号まである。というわけで、2号は1号と比べて運転区間が少し伸びる。さらに、1号を見たとき初めて気づいたが、EF64はプッシュプル運転、すなわち、両側にEF64が付いている。そこで、自分が2号を撮るために選んだ撮影地は「同じ場所」である。8割近い人が移動していくなか、自分は2割の方とともに居座る。お茶を飲むくらいしかすることがないなか、1時間近く待って撮った写真がこちら!

2枚目が本命にして後追いだが、1枚目のために広角にしたままズームするのを忘れたので列車が小さくなってしまった。でも、まあ、小さい分にはトリミングすれば激Vなので、激Vです!いやあ、よかったよかった。1号の撮影は2号のための場所取りでしかなかったのである。ということは、もう少し遅く起きてもよかったね。

 

さて、この撮影地はいい加減撤収とし、西条駅に戻った。西条駅前には、地元の人しか使わなさそうな商店があった。

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そこで、信州ワインとポテチとチーズを購入。3号の撮影を前に祝杯を上げた。祝杯を上げていると、地元のおじいさんに話しかけられた。最初は「こんなに来るとは思わなかった」みたいな世間話だったが、よくよく話を聞くと、野菜アートを作っていて海外向けに作っていたり、ふるさと納税の返礼品としていたりするという話になった。また、若いころは番組制作会社で働きまくっていたという話も…。

そんなわけで、電車がやってきたので乗る。この列車で向かった先は……

姨捨である。姨捨日本三大車窓に数えられているほか、スイッチバックが現役で使われている駅ということもあり、ホームからは車窓と線路を同時に見下ろせる、のだが………

車窓と線路が同時にファインダーに収まらねえ~~~~~~~~~~~~もっと広角のレンズを持ってこないといけなかった~~~~~~~~~~~~~~最悪~~~~~~~~。

ということで、左上にちょこっとだけ車窓を映していくスタイルを模索し……

本番の、篠ノ井線120周年記念号3号を撮影し終える。ただただ、ケーブルがかぶる陸橋で撮ったみたいになっちゃったけど、とにかく成功です!

 

  • 帰還の儀

このあとは、長野駅から新幹線で戻る。ここで、昼ご飯を食べていないので、長野駅なので実は美味い駅そばを食べてから、酒と山賊焼きを買う。

山賊焼きとは長野県名物のデッケえ鶏の唐揚げである。「焼き」という割には唐揚げである。ちなみに、「山賊」という名前の由来は「山賊→取り上げる→鶏揚げる」という説があるらしいが、多分地元のおめでたい人が考えたウソだと思います。ひょうきんですね。

さて、お土産も買っているともう17:00である。電光掲示板を見ると、17:04発がかがやきで、17:09発はあさまだった。かがやきの方が明らかに停車駅も少ない。が、かがやきは全車指定席。指定席券を買える券売機が混んでいて面倒だったため、あさまを選ぶ。どうせ急ぐ用事ではないからねえ!

さて、東京駅に着いたところで、Twitterを見ると………

オフ会突発の流れとなりました。しかし、これでは、どの駅かわからないので、オフ会できませんね!残念!と、思いつつ目星をつけて秋葉原で降りると

正解した。なお、この日の夜知ったが、この「れいわ新選組による町内会夏祭り」はまあまあバズっており、17時頃にはマジの盆踊りも行われていたという。節電しろ!

というわけで、待ち合わせ場所を決めて、呼びつけてしまったところで、待つことにした。しかし、電気街口に一番近い山本太郎ののぼりの前で待っていると、山本太郎の演説を聞く羽目になるのであった………「山本太郎さん、消費税下げて景気良くなるんですか、はいなるんです」って一人二役したり、「質問ある方挙手をお願いします。アンチ大好きです。」と挙手で質問を募ったりしていた。ちなみに、「あなた、錦糸町の時と同じ人じゃないですか?錦糸町でいたんですよ、変な人が…」みたいなことを言っていたので、多分指名される人はサクラなんだと思います。

20時を前にして*1、演説がシメに入ったところで水道橋博士も櫓上に登場。「ういこ」なる議員とともにシメの挨拶をしていたが、山本太郎、ういこ、水道橋博士の中で一番表情が固くて棒読みなのは水道橋博士であった。なんでよ。

そして、20時となり演説が終わったところで市川旭氏は来て下さったのであった。いやー、「秋葉原駅前の水道橋博士横」を待ち合わせ場所にしてよかった~~~~~。

このあとは、オタクタウンを巡ったあと、向かった店は「ecute万世橋」という、元万世橋駅のガード下にある「常陸野ブルーイングラボ」という常盤野ビールが飲めるオシャレめな店へ。

飲み比べセットと、ソーセージを注文した。3人で飲みながら閉店まで雑談をする。

その後、市川旭氏がヨドバシカメラで、タブレットをラヴィット!のロケくらいテンポよく爆買いしたのを見届けたのち解散した。

(おしまい)

*1:公職選挙法か何かで、20時以降の選挙演説は禁止されている