プラスチックスプーン有料化より前にするべき政策の提案

拝啓

 

小泉進次郎環境大臣殿、桜の蕾もほころび桜の花が開く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

 

私は一介の庶民であり、政治には明るくありません。しかし、ほぼ毎日コンビニで食事を購入する、まさに一介の庶民です。というわけで、今回は政治はともかくコンビニは詳しい私が、貴殿の「プラスチックスプーン有料化」という政策案に対し、別の提案をさせていただくべく筆を執らせていただきました。セブンの鯖ほぐしご飯、見かけによらず鯖の脂が載ってて美味しいですよね。

 

なお、一介の庶民であり、語彙も作法の知識も乏しい私の文章ですから読みづらい箇所も多々あり、お目汚し失礼することもあるかと思われます。その際はお手数ですが、こちら*1やこちら*2など、よりお見苦しい記事をお読みになることで、相対的にこちらの記事が読みやすくなると思われますのでよろしくお願い致します。

 

それでは、本題に入らせていただきます。今回、私が「プラスチックスプーン有料化」の代わりに提案させていただきます政策は「コンビニでの訳わからん邪道パスタの販売停止請求」です。日々競争に晒されるコンビニでは日々新商品が出ます。パスタとて例外ではなく「帆立とバター醤油のパスタ」や「ニンニク醤油が決め手、炙りチャーシュー&高菜パスタ」など多くのパスタが世に出されております。

 

私自身、新商品を見るとテンションが上がりますし、そのテンションで買って食べた結果後悔することもありますが、私がそのようなパスタの販売停止を提案している理由は、あくまで地球環境のためであり、個人的な恨みではないことを改めて強調させていただきます。なんならセブンイレブンの帆立とバター醤油のパスタは美味しかったです。

 

今思えば、最初に私が「新商品の邪道パスタが地球環境に負担をかける」と考えるようになったのは、ファミリーマートで「麻辣チキンの旨辛パスタ」を買った時のこと、すなわちファミマが何にでも花椒を入れるようになっていたあの頃です。まだ無料であったビニール袋にパスタを入れてもらい、職場に戻ってパスタを食べようとした時私は、パスタしか頼んでいないにも関わらず、フォークと割り箸が両方ついていることに気がつきました。最初は気にもかけませんでしたが、パスタを買うとちょこちょここの現象は起こりました。そして、ある結論が出ました。それは、ファミマの店員は私がお箸を使うかフォークを使うか分からないパスタを買った場合、お箸とフォークの2点賭けをしている、というものでした。店員側としては「箸が入ってない」「フォークが入っていない」という両方のクレームをシャットアウトできる精一杯のリスクマネジメントでしょう。しかし、これにより私は、新商品のパスタを買い、新商品のパスタをフォークで巻きつけるたびに、全く使われない割り箸を捨てる日々が続くこととなりました。また、「ツナととうもろこしの醤油パスタ」を買った日にはとうもろこしの粒をすくうためか、お箸とフォークとスプーンが揃い踏みし、さながらディアルガVSパルキアVSダークライの様相を呈していたこともありました。

 

フォークがフォークとして使われるなら、そこにかかる環境負荷は「仕方ない」と開き直ることもできなくはないでしょう。しかし、箸が箸として、フォークがフォークとして、スプーンがスプーンとして使われないままコンビニのレジを出てゴミ箱へ入り、ゴミ処理場で燃やされ、埋め立て地へ埋められる事態。この環境負荷こそやりきれないものではないでしょうか?ですから、私はカルボナーラやミートソースなど「コンビニ側がお箸ではなくフォークで食べると断言できるパスタ」すなわち「分かりやすい王道パスタ」のみの販売を勧告する政策を、地球環境保護のために行うべきだと考えております。また、この政策では、プラスチックスプーン有料化の際に発生するコンビニ店員の「スプーンお付けしますか?」と聞く手間を省くことができ、常にパスタにはフォークをつけておけば良いと作業を統一できる点で、店員への負荷を増大させるどころか、むしろ軽減することができるというメリットもあります。なにとぞ、ご検討いただけると幸いです。よろしくお願い致します。

 

敬具