新受験生のみんな!今から漢字や語句を身につけよう!

  • まえがき

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

3月になり、ほとんどの入試が終わりました。受験生の皆さんお疲れ様でした。この記事は「新受験生」すなわち、今年小6か中3になった方々に向けた記事です。え?高3?まあ、新受験生だけど、この記事の対象かというと…………だいぶ簡単過ぎる気がします。

 

新受験生の皆さん、夏から、秋から勉強するのは当たり前!当たり前のことばかりしても差はつきません!今から勉強する、これが差をつける秘訣です!というわけで、この記事では「意外とちゃんと意味を掴めてない語句」「大人として難関中学・高校の生徒になる者あるいは受験する者として知っておきたい語句」「え!?その漢字そんな読み方あったの!?」などの一例を取り上げます。しっかり身につけてみよう!

 

  • 愚か

読み方:おろか

意味:ばかげていること。未熟だったり動きや頭などが鈍いこと。

例文:戦争は愚かなものだ。

 

解説:愚か、意味のみならず読みくらいまでは中学入試レベルでも押さえておきたい。まあまあ使う言葉なので書けるようにしておくとより良い。「愚か」という字の音読みは「ぐ」で「愚直」「愚鈍」と言った用法がある。漢字の意味から意味を推定してみよう。

 

  • 把握

読み方:はあく

意味:知っておく、しっかり理解すること

例文:ルールを把握する

 

解説:把握の「握」は握力の「握」ということで、「にぎる」という意味の言葉である。が、現代では普通に握るという意味ではなく、「しっかり理解した」という意味での掴んだ、握った、という用法で使われることが多い。漢字は「握る」さえ覚えたら「把」の方は簡単。

 

  • 動向

読み方:どうこう

意味:動きや流れ

例文:相手チームの動向をうかがう

 

解説:漢字を見れば大体意味はわかると思うが、念のため。「把握」同様、実際の動きではなく、経済や試合の流れに対する「動き」として使われる言葉である。

 

  • 一切合切

読み方:いっさいがっさい

意味:全て

例文:食料は一切合切食べ尽くした

 

解説:意味は「一切」を強調しただけである。やや特殊な読みだが、漢字自体は簡単なので書き取りで出る可能性も少なくないだろう。

 

  • 凡庸

読み方:ぼんよう

意味:特徴がなく普通なこと。

例文:最近のJ-POPは凡庸な曲ばかりだ

 

解説:「凡」も「庸」も「普通」という意味合いを含む字。ということで「凡庸」の類義語に「平凡」がある。

 

  • 嗚呼

読み方:ああ

意味:感心から漏れるため息。

例文:嗚呼、美しき大輪の花火

 

解説:代表的な「感嘆詞」と言える。漢字の読み書きとしては出題しにくいが、常識として押さえておきたい漢字。

 

  • 可もなく不可もない

読み方:かもなくふかもない

意味:悪いところはないが、さして良いところや特色もない

例文:この店のラーメンは可もなく不可もない。

 

解説:「可」、「不可」の意味がわかれば、意味を捉えやすい慣用句。

 

  • 出来

読み方:でき

意味:「できばえ」などのでき。完成度。

例文:出来の悪い商品を返品した

 

解説:「でき」と読む、使うことはあるが、そういった何気ない言葉に、実は漢字があった、ということがある。他にもいろいろあるので調べてみても面白い。

 

  • 模範

読み方:もはん

意味:見習うべき手本。

例文:太郎くんは模範的な生徒だ。

 

解説:模も範も一見難しいが、部首ごとに分けて覚えれば意外と難しくない。しっかり覚えておくべし。

 

読み方:じゅうこう

意味:銃の弾が出てくる穴

例文:銀行強盗が銀行員に銃口を向け、お金を要求した。

 

解説:比喩表現としても出てきやすい言葉、「人口」、「口腔」など、「口」を「こう」と読むのは別段特別な読み方ではない。

 

  • 不平不満

読み方:ふへいふまん

意味:不平や不満。平たく言うと文句

例文:前の職場には不平不満ばかりがある

 

解説:四字熟語です。読み書き意味全て押さえておきましょう。「不○不○」などのようなパズル的出題もある!?

 

  • 成れの果て

読み方:なれのはて

意味:落ちぶれて行った結果の有様

例文:かつての王様の成れの果ては悲惨であった

 

解説:マイナスの意味でのみ使う単語は、マイナスな意味であることを押さえておくと、文章読解がスムーズに!

 

  • 注ぐ

読み方:つぐ

意味:コップに液体を入れること

例文:牛乳を注ぐ

 

解説:「焼べる」と書いて「くべる」など一見知っている漢字でも意外な訓読みがあるのだ。他にもないか調べてみよう!

 

  • 先陣を切る

読み方:せんじんをきる

意味:一番先に物事を行うこと

例文:新人だが、先陣を切って退社した

 

解説:慣用句・ことわざも当たり前のように使えてほしい。

 

  • 不文律

読み方:ふぶんりつ

意味:文章化されていないルール。類義語に「暗黙の了解」がある。

例文:高級レストランには不文律が多い

 

解説:少し難しめの言葉。しかし、読み方は特殊ではなく、律がルールを表している漢字である(法律とか言うよね)ことが分かれば、「文になってない(不)ルール」と分かるはず。単語は漢字から意味を推測できるのだ!

 

  • 代弁

読み方:だいべん

意味:代わりに言うこと

例文:彼の痩せこけた身体が、過酷な環境を代弁していた。

 

解説:例文のように、比喩表現として出てくることもあり、良く出る単語。

 

  • 二番煎じ

読み方:にばんせんじ

意味:何度も繰り返しやられており、新しさがないこと

例文:この計画はすでに二番煎じだ

解説:これも比喩的だが、すでにある単語なので、慣用句として覚えるべき。余裕があれば「煎」を書けるようにするのも…

 

  • パロディ

読み方:ぱろでぃ

意味:有名作品などを特徴を誇張したり、もじったりして、作り替えたもの

例文:うまい棒のパッケージはドラえもんのパロディだ

 

解説:これも押さえといてね(雑)

 

  • あとがき

いかがでしたか?重要漢字・重要語句は長文中に出てきても分かるようにする必要があります。そして、実際はこの記事では紹介しきれない量あるのが実情です。

ひとまず、この記事にある漢字・語句を頭に入れましょう。そして、もしこの中に読み方や意味がわからない漢字・語句があった人はこちらの動画を見てしっかり復習しておきましょう。

https://m.youtube.com/watch?v=Qp3b-RXtz4w

それでは、さようなら。