「異世界はスマートフォンとともに」、それは私にとって革命的なアニメだった〜後編〜

  • まえがき

どうも、こんにちは、オルソンです。今回は「異世界はスマートフォンとともに」を9-12話まで見た感想を書きます。4話ずつくらいに分けて書かないと何らかの病になるぞ。

 

  • 本編

そんなわけで、異世界スマホを見進めた結果、コナンもびっくりのとんでもない思い違いに気づきまして………この作品が見せたいもの。それは「スマホも使って異世界を無双する少年」だとばかり思っていたのだが………そんなことはなく、パンツでありおっぱいでありハーレムであった

コンセプトがクッキリハッキリしている以上こちらから言うことはない。たとえこちらが、「女を何だと思ってるんだ」「中身がない」「もっと異世界っぽい所をもっとちゃんと見せろ」と言っても、「これはそう言うアニメだから」で、跳ね返されるのは目に見えている。異世界スマホコンセプチュアルアートなのだ。話している人の顔ではなくおっぱいが映し出されるおっぱいインサートなんかは本当にコンセプチュアルアートとしては満点物語としては0点だと思う。

虚無中の虚無でおなじみ、11話は特にすごく、「ノーパン女がいる空中庭園空中庭園での調査を待っている女のおっぱいトーク→ノーパン女がいる空中庭園」という、ノーパン女とノーパン女でおっぱいを挟むというウェンディーズのワイルドロックのような構成になっている。

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また、11話から急におっぱいが揺れるたびにマリオのジャンプ音(鼻引っ張ったら出る方ではなく、マリオ3辺りのちょっと低くて音が混ざってる方)が鳴る演出も施されており、「俺が見せたいものはコレなんや!!!!」感を前面に押し出している。

これらの演出・コンセプトのぶっ込みにより、元来自分がこの作品の良さだと思っていたテンポの良さ・軽さは完全に削がれており、最終的には主人公自身がスマホの便利さを忘れる有様である。自分がスマホ持ってて、スマホの利便性忘れることある?

また、ハーレムもの・恋愛ものとしても、前半で人物描写を削いでテンポアップしたことが、ちゃんと大仇となり、見てられない代物となっている。照れ方のパターンが5種類くらいで回してるのよ、しかもフリー素材みたいな基礎的な骨組みみたいな照れ方が5で!

 

 

異世界無双」「ハイテンポ軽ストーリー」という新ジャンルを見せながら、後半結局「おっぱいパンツハーレム」へ舵を切るアニメ、それが「異世界スマホ」。このR-13指定くらいはかけておきたいが、13歳以上でこれ楽しむ奴もおらんやろ感が何とも言えない。個人的には最終回で2期を見据えたオチ方をしたことすら、ちょっと腹たっている始末である。これは………革命的なアニメ……なのか?何だったんだ…これ?

(おしまい)