アキバでハニトーを食う話

こんばんは、オルソンです。

 

秋葉原、といえばどんなイメージがあるだろうか?

萌えアニメ・ゲームの街、家電の街、総称してオタクの街…そんなところではないだろうか?青果市場という年齢層の人は弊ブログの読者にいないだろう。

そんな、オタクタウン秋葉原の端、中央線と総武線が分岐する部分に「カラオケパセラ」というカラオケボックスがある。このカラオケボックスにデカデカと書かれ、中央線神田〜御茶ノ水間を移動する者の目を引くもの、それがハニートースト略してハニトーである。

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実は秋葉原というのは飯屋も多い。まあ、曲がりなりにも千代田区だし駅は大きいといえば大きいしそらチェーン非チェーン問わず飯屋が乱立するのも当然ではある。C&Cだってバーガーキングだって三田製麺所だってあるし、CoCo壱ハラール対応も非ハラール対応もある、そして壱角家だって博多風龍だって野郎ラーメンだってある。なくていいような店も例に挙げてしまった気はするがそれはさておき何でも食える街だ。でもハニトーとなると話は別だ。何しろさっきの写真を見て欲しい

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同じ写真を2つ貼ったのは校正ミスではなく絶対伝えたいから。これがハニトーだ。こんなにもカラフルにフルーツが盛られドーンとアイスの盛られたインスタ映えの代名詞みたいなアボカドやマカロンと同じくらい女子が好きそうなもんがオタクの汗の渦巻く秋葉原で食える、これは驚きだ。まあ、フルーツとアイスはトッピングで別料金なんだけど。とにかく、そんなわけで行ってみようと思ったのだが…。

ある時市川旭氏*1とオタクタウンオフした時のこと、「中央線と総武線が分岐するとこのカラオケパセラはカラオケパセラではなくパセラリゾーツなのでカラオケせずにハニトーだけ食える」ということで実際にカラオケパセラ…もといパセラリゾーツに出向き食品サンプルと値札を見る。

ニートースト税込930円

完熟バナナのハニートースト1080円

うーんこの値段設定。しかも食品サンプルを見る我々の後ろにはパンと同じく小麦粉を水で練った後伸ばして細長くして茹で、それを魚介醤油の汁に浸して食べる料理が、小麦量1kgまでなら850円で食える麺屋武蔵という店が控えている。結局その日は麺屋武蔵に行った。

後日、私がピアノをバイクで轢いているとこんなツイが流れてきた。

 

そう、何と市川旭氏はオタクタウンでハニトーを食べたのだ!しかも、アングルと本文から察するに多分彼女と。さらに後日

 

 

というやり取りの末、ハニトー実食レポ記事を書くことになったのである。

後日、これとは関係ない記事の取材を終え、パセラリゾーツのハニトーカフェ入店後のツイートがこれである。

 

そう、私はハニトーの高すぎる値段を忘れていた!充電させていただいてる身分でいきなり悪態からスタートである。あ、そうそうパセラリゾーツのハニトーカフェは携帯充電器とコンセントを無料貸出しているので私のような出川哲朗でも何でもない者にもスマホを充電させてくれます。ありがたいね。

さて、(よく考えたら、ハニトー食レポ記事、本文だけもっともらしく書いて写真は二郎系ラーメンにしておけば読者が「いや、ハニトーやなくてwwwww二郎系やないか〜〜〜〜〜いwwwwwwwwウピエーwwwwww」とか言ってくれて8000RTは行ったな…オモコロにそういう記事あったしな…*2などと考えながら、しばらく待っているとパン屋でしか見ないマジのワゴンに食パンが何斤も積まれているのを見た。(マジで焼いてんだなあ…この値段設定でマジで焼いてなかったらアレすぎるよなあ…)と思いながら、「ハニハニハニトー♪ハニハニー♪」とカスカスダンスみたいな曲が流れる店内でさらにしばらく待つ。ハニトーを頼んだ自分よりオムライスを後から頼んだ客の方が早く来るところにカラオケボックスらしさを感じていると自分のハニトーも来た。

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失礼、間違えた。

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これがハニトーだ。焼いたパンを角切りにしたものが器の中に入れられ、生クリームと蜂蜜がかかっている。この横にも蜂蜜があってさらにかけられるけど。
ちなみに器とフタもパンなので食べきることができる。そういえば、はねトびで「女芸人がイケメン俳優に弁当を作る」というオブラートに包んで言えばはねトびらしくない、オブラートに包まず言えばクッッソつまんねえゴミカスみたいな企画で北陽伊藤さおりがこんな弁当を作っていた気がする。まあ、その半年後くらいにはねトびは終わってしまうわけだが…あ、そうそうオブラートで思い出したけどボンタンアメが個包装ごと食えるっていうのとも同じシステムだよね、これ。

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よく見ると筆記体で「Honey」とチョコレートで書かれていて、「殺伐としたTLに…」を思い出す。

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そして、食器がこれ。ナイフはわかるがフォークが完全に蟹用だ。蟹用の奴は蟹をほじる以外にハニトーを食うという用途もあったらしい。実際食べて見るとなるほど、ここまで細いフォークですら角切りのトーストを刺すと壊れてしまうくらいだ。

 味は…まあハニーと生クリームとトーストの味だなあっていう。もっというと小麦粉を水で練った後伸ばして細長くして茹で、それを魚介醤油の汁に浸して食べる料理がほぼ魚介醤油の味なのと同様ほぼハニーの味だなあ…っていう。ただハニーは結構上手いし、生クリームのフワフワ感も良さみはある。ただパンは意外とフツーだし、これに930円を出すことがもう一回あるかというと多分ない。完熟バナナとかバニラアイスとかを載せると甘ったるくなるんだろうが、スタンダードな安物ゆえそう言うことも起きない。起きろ。起きないとおもんないやろ。どうせ家でトースト焼いて蜂蜜と泡だてた生クリーム塗っても大体同じ味になる。

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これは食べかけの状態。実はトーストの角切りの積み重なり方が意外に不規則でそれが生クリームによって見えないため、はじめのうちは先の見えない状態でジェンガをやるような気分になる。ハニトーを食べてるだけなのに。

さて、中身は全て食べ終わった。先ほど食べれると言った器とフタだが、実際フタを食べると結構堅焼きで、焦げて苦くなってるところすらある。さらに生クリームもハニーもフタや器の分まではない(フタと本体の間に生クリームが付いているがフタは意外に厚みがあるのでそれだけでは賄いきれない)。それでも何とかフタと一番生クリームやハニーが付きまくった面ぐらいは食べたかあとは味が薄すぎて無理!中にはフタと器に一切手をつけていない客もいたが納得せざるを得ない。まさかアレ丸々使いまわしてないだろうな?と思わなくもない。もしそうだったら「頭が真っ白!頭が真っ白!」という女将の囁き声が響いて来そうだがそんなことはないだろう。さて、トイレに行ったら撤退しよう。

ただ、このトイレも案外曲者であった。私がトイレに行くと鍵がかかっていた。先客だ。仕方ないね。しばらく待つと先客が出て来たので入れ替わる。すると中はこうなっていた。

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いや、小さい方したいだけだったから、この人が大きい方してるんだったら入れてもらえたんかい!…いや、違う。もし自分がこのトイレの構造を知っていたからと言って「すいませーん、僕小さい方なんで大きい方してるんだったら入れて欲しいんですけどー!」と言ったら大きい方してる人が奥から出て来て鍵を開け「どうぞ」と言うことがあるだろうか?もちろん逆に小さい方をしている途中に「すいませーん、僕大きい方なんで小さい方してるんだったら入れて欲しいんですけどー!」と言われたら開けるだろうか?いや、大きい方が切羽詰まってたらその人の中学生活終わるナリする可能性を考慮して開けてしまうかもしれないけど。とにかく鍵をかけられる扉が来るタイミングが速い、速すぎる。バリアフリー化のために身障者用トイレを作ったらスペースがなくなり、洋式便座一台しかないトイレというのは結構あるのだがこの立ち小便器は意味がわからない。最終的に(このトイレもうわかんねえなあ…)と思いながら、店を後にした。

(おしまい) 

 

*1:ブログ旭駅本屋の管理人、旭駅本屋はこちら→http://ithikawa.hatenablog.com

*2:https://omocoro.jp/kiji/36782/