逆に今だからオススメしたい!インパルスのコント10選!

えー、こんばんは、オルソンです。


本日Twitterをやっていると衝撃的なニュースが飛び込んでいました。

インパルス堤下さんが追突事故 2人軽傷 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011200361000.html

早い話がインパルスのブタがまた車で事故ったということで。ブタじゃないんですけどね、ブタだったら自動車運転できないんだから。とにかく、つい最近も睡眠薬を飲んで車を運転し、事故らなかったけど書類送検されたインパルス堤下がまた事故ったため、TVでインパルスの姿を見れるのはまだまだ先になりそうですね、チクショウ。というわけで、TVで見れないからこそオススメするインパルスのコント10選を紹介する。見たい人はTSUTAYAなりYou Tubeなりで見てみよう。まだしばらくTVでは見れないようだから…。

 

  • 取り調べ

取り調べ室で自分のことを独白する男。「小さい頃カエルの解剖をしたことがあります…(中略)人の命にも価値がないことを知り、人を殺しても何とも思いません…」…この男が捕まった経緯とは…?結構初期、というかインパルスが爆笑オンエアバトルで初めて披露したネタ。しかし、今でもきっちり面白い。「緊張と緩和」が明確で、分かりやすい繰り返しのシステムで続いていくからだろうな。「板倉演じる暗くてサイコな男を堤下がバッサバッサツッコんで行く」という今なお続くインパルスの芸風を感じさせ、今でも通用するネタ。あと、2人ともこの頃から演技が上手い。

 

  • 企業スパイ

企業からデータを引き出す板倉と回収にきた堤下。そこにコツコツと足音が。そこで堤下はロッカーに隠れる…。これも初期のネタであり、繰り返しのフレームはあるが、フレームの中身であるボケをどんどん大きくしていくタイプの見やすく分かりやすいネタ。大喜利的に作ったことが見受けられ、この頃から板倉の大喜利の能力の高さが見受けられる。また、ボケが大きくなっていくごとに着実に苛立っていく堤下の演技も見事で、今でも十分通用する当時のインパルスの地力を象徴するネタの一つである。

 

  • 居たい場所、いるべき場所

板倉が工場長を務める町工場に面接に来た堤下。早速堤下の履歴書を見ると…。キングオブコント2011で披露されたコント。明確なボケツッコミがなく、「どうしても町工場に入りたいエリート」と「エリートを入れるわけにはいかない町工場の工場長」の二項対立が美しく繰り広げられる。それでも、複雑な設定の中に板倉のリアクションという繰り返し要素を用意して分かりやすく見せている点はさすがインパルスと言える。普段のインパルスらしくはないが良いネタなのは間違いない。

 

  • カリスマ美容師によろしく

斉藤英二郎なる新人美容師が、堤下の美容室を振り回していく…。タイトルからも見受けられるように元ネタは「ブラックジャックによろしく」。そのため板倉に斉藤英二郎という役名がついているのが特徴。斉藤英二郎というのはブラックジャックによろしくの主人公の名前であり、「もしもブラックジャックによろしくの主人公である斉藤英二郎が美容室で働いたら」というもしもコントというかパロディ。だが、元ネタを知らなくても斉藤英二郎の熱いキャラがとにかく面白く、版権ネタなのに全く間口が狭くないのが特徴。「だったら美容師って何なんですか!?」「髪を切る人だよ!!」

 

 

  • 警官

空き巣に入られたので交番にやってきた堤下。警官はなかなか捜査に来てくれない上、「2対2で行かせてほしい」、「シャンプーを買いたい」など不可解な要求までしてくる…。キングオブコント2009で披露されたコント。実は警官が捜査に行くまでの過程を別の行為への過程で置き換えたコントなのだが、当時それが全くわからなかった。分からなかったが、単純に警官が変な人ということで笑えたので問題はない。先述のカリスマ美容師によろしく同様、置き換えコントでありながら堤下のツッコミで、置き換えのシステムが分からずとも笑いを確実に取れる間口の狭くないコント。わかった上で見るとなおよくできてるなあ…とも思えるいいコント。

なお、余談だがこのコントは「インパルス板倉が警官を演じているコント」としてホモガキの間で有名である。

 

  • 幼稚園

堤下先生が幼稚園で桃太郎の読み聞かせをしようとすると、女性の社会進出を支持する校長が入ってくる。そして堤下先生の読み聞かせる桃太郎のストーリーをどんどん変えていく…。いわゆるフェミニストを題材にしたコント。男女平等ではなく、女尊男卑、つまり女性を徹底的に優遇し、男性を徹底的にこき下ろすフェミニストの悪い部分をどんどん桃太郎に押し付けていく、フェミニストのキャラとボケがとにかく良い。板倉は痩せ体型だからやたら女装が似合うんだよな。しかも、ファミレスのコントやこのコントのようにキャラ入った女性を演じさせるととにかく強い。あと、オチが痛快。

 

  • 探偵

猫を探すために探偵に頼んだ堤下。しかし、捜査報告を聞いてみると、探偵は捜査費用で猫を探さず…。これもカリスマ美容師によろしく、警官と同様にあるストーリーを別のストーリーに置き換えていったコント。意外にインパルスは置き換えコントが多いと言えるかもしれない。捜査報告を聞く→猫を探してない、の繰り返しの流れなのにボケのクオリティとキレたツッコミで一切ダレさせない、インパルスらしい良いコントだ。

 

  • 雨やどり

周囲を調べてる途中雨宿りする堤下刑事。同じ屋根には老人もいた。刑事はこの老人に話を聞いて見るが…。インパルスのネタの作りの一つに「単純に板倉が堤下をイジリたいだけ」という部分がある(先述だと企業スパイが該当)が、このネタはイジリ方が新しいというかなんというか。雨宿りという設定のコントなんかなかなかないし、そこからどうイジって行くかという点でクオリティが高い。個人的にかなり好きなネタだ。

 

  • 地下室〜拷問〜

堤下を拷問する板倉、しかし堤下がなかなか目覚めないようで…。ネタバレすると拷問というタイトルでありながらなかなか拷問しないのが印象的。ある面では堤下こそがボケと言えなくもない。「目が覚めたようだね」の言い方や、拷問室の雰囲気にそぐわない「コロコロ」「ファッション雑誌」「ジョナサン」といった細かいくすぐりを引っ張ったネタ。以前にあった同系統のネタ「妖刀村雨」より明らかにパワーアップを感じる。普段のインパルスと違う部分が見れるネタだ。

 

  • エナジーゴールド

板倉演じるサッカーの沢本選手を起用し、栄養ドリンクのCMを撮りたい堤下だったが、沢本選手の演技力は絶望的で…。これもいつものインパルスからは遠いコント。というのも、「演技力が絶望的なのはサッカー選手だから仕方ない」という設定に「CMの監督である堤下が、沢本選手の大ファン」という設定が上乗せされているため堤下は沢本選手に対してキレるにキレられないのである。そのため、キレるだけでない堤下の感情の機微がよく見えるコントになっている。また、演技力が絶望的と分かったあともう一展開あるのだがこの一展開がまた面白い。少し長いが2人の演技力で魅せている面白いネタ。

 

以上がインパルスのオススメネタ10選である。個人の感想なので「アレが入ってないぞ!」と言った苦情は聞くけど受け付けません。以上!