MARU GAME!&MARU GAME!!25話あらすじ完全公開

MARU GAME!

  • 第1話:なんだかホントに香川来た気分です

高校を卒業後、幼い頃に夢中になって啜っていたうどん《釜揚げうどん》を制作した食品会社《トリドール》に就職した涼風青葉。新入社員として社会人一日目を迎えた青葉は、朝の満員電車に揺られながら、《トリドール》へと出社してくる。工場の前まで来たもののこのまま中に入ってしまっていいのだろうかと躊躇してしまい中々一歩が踏み出せない青葉。そのとき出社してきた先輩社員の一人である遠山りんに声をかけられ、青葉は無事に《トリドール》の中へと案内されるのだが……。

 

  • 第2話:これが大人のおろし生姜…

青葉がウドンキジーコネルナーを志すきっかけとなったメニューある《釜揚げうどん》。その最新作を制作するチームに配属された青葉は、憧れの八神コウがリーダーを務めるキジ班でコネルナーとして働き始める。どん兵衛以外の料理経験のない青葉は、勉強としてコウから渡された「きょうの料理」を進めていく。勉強は順調に進み、参考書も半ばに差し掛かった頃、ついにコウから初仕事を任されることになった青葉。その内容はうどんの生地をコネリングし、おろし生姜と合うように製麺していくというもので……。

 

  • 第3話:ネギ入れすぎたらどうなるんだろう?

無料という誘惑からネギを入れすぎてしまった青葉。急いでざるに戻したもの衛生的にセーフかどうかはわからない。このままネギを食べすぎたらどうなるんだろうとセルフサービスの店の中で青葉は不安を募らせる。そんな青葉に同じように天かすを入れすぎてしまったゆんが声をかける。テーブルにある醤油をかければ何とかなるかもしれないと言う青葉に対して、過去の経験から食物繊維も油分も食べ過ぎは尊厳崩壊のもとと返すゆん。しかし話題はそこから胃腸が強いかどうかの話になり、青葉とゆんの二人はコンビニでヨーグルトを購入することになるのだが……。

 

  • 第4話:初めてのかしわ天…

青葉が《トリドール》に入社してからそろそろ一ヶ月。コウから任されたエビ天の制作も3体目が仕揚がろうとしていたそんなある日、青葉はりんから鶏肉の揚げたやつを手渡される。これまで安くてデカイ野菜かき揚げしか食べたことない青葉にとっては人生で初めてとなるかしわ天。嬉しそうに笑顔になる青葉に対して、りんは初めてのかしわ天を何うどんに使うか決めているのかを尋ねる。使い道をまったく考えていなかった青葉はキジ班の面々はどうだったのかと聞くと、それぞれが何うどんでかしわ天を食べたのかを話し始める。

 

  • 第5話:そんなに釜揚げ安いんですか?

青葉が初めて作ったうどんの3D生麺に様々なトッピングをつけるはじめ。苦労して作った3D生麺がどんな風に食べられるのか気になって仕方のない青葉は仕事に集中することができず、自分にも見せて欲しいと頼む。茹で釜の中でまるで生きているかのように動く3D生麺に感動する青葉。後輩から仕事を褒められて嬉しいはじめは、1日なので昼飯の釜揚げうどんをおごるなど青葉に先輩風を吹かせる。そんな二人の様子を見ていたコウは、りんの使っていた釜揚げうどんの桶が割れたと聞き、お使いに行かせることを思いつく。

 

  • 第6話:営業……停止とか?

コウから頼まれていたうどんの3D生麺を全て作り終えた青葉は、完成の余韻に浸る暇もなく1枚の仕様書を手渡される。コウから告げられた次の仕事は仕様書を元にウドンキジを作るウドンキジーコネルの仕事だった。1本だけとはいえ、初めてのウドンキジーコネルに迷走し、自信を持って捏ねることのできない青葉。そして同じ年齢の頃にはすでにメインのウドンキジーコネルナーとして仕事をしていたコウと自分を比べ落ち込む青葉を見かねたコウは、青葉にウドンキジを作っていたとき楽しかったかどうかを聞く。

 

  • 第7話:麺の管理はしっかりしてください

青葉の作ったうどんの3D生麺がねじれを起こしていると注意にやってきた麺匠のうみこ。些細な茹で方のミスが大きなエラーに繋がることもあるのだからと気をつけて欲しいと厳しく接するうみこだったが、怯えた青葉の姿に少し言い過ぎてしまったと後悔する。お詫びに何かできないだろうかと考え、自分が大切にしている小エビが入ったデカめの天かすを青葉にプレゼントすることに決めたうみこ。手のひらに乗せられたプレゼントを見た青葉はプレゼントされたものが何なのかわからずに戸惑ってしまう。

 

  • 第8話:夏限定メニューだぁああ!

テストが終わり、大学生になって初めての夏休みを迎えたねねは、さっそく遊びに行こうと青葉に電話をかける。ねねは青葉に夏休みがどのくらいあるのか聞くが、青葉から返ってきたのはほとんどの客が冷やし麺を注文しているために忙しく、夏休みが取れるのは9月か10月になりそうというものだった。働きづめになっているのではないかと青葉を心配するねね。そんなときねねは大学の構内の掲示板にトリドールが提供している「鬼おろし肉ぶっかけうどん」の広告が貼ってあるのを見つける。

 

  • 第9話:蕎麦頼んじゃいけないんですか?

青葉の作ったうどんの3D生麺のキジにそば粉を入れたらどうなるかを確かめていたねね。蕎麦の香りが鼻を突き抜け、麺つゆにも調和する生麺を見て、問題なしと試食を続けるねねに対し、うみこがそもそも蕎麦を提供することは想定していないのだから異物混入として報告してくださいと返す。そこにしずくがやってきて、蕎麦を出すのは裏メニューだと告げるが、初耳のうみこ。そんなうみこにしずくはお品書きに書いてしまったらつまらない、口コミでこっそり広がる蕎麦にこそ浪漫があるのだと言うが……。

 

  • 第10話:明太子ごはんってうどん屋でうどん食べないためのメニューの抜け穴…

ウドンの開発も終盤に差し掛かり、忙しさが増してきたある日の土曜日。休日出勤のために会社に向かっていた青葉は駅前でコウと出会う。駅前にある美味しいと評判のファーストフード店の本日ポテト全サイズ150円という呼び込みを聞いた二人は、自分たちと同じように休日出勤しているであろうキジ班のみんなへの差し入れとして、ポテトのLを買っていこうと決める。しかし、ひふみを始め、ゆんやはじめも考えることが同じことを考え、みんなで食べようと思ってとそれぞれポテトのLを買っていて……。

 

  • 第11話:麺匠が昨日、TVに出てましたよ

牛すき焼きうどんがメディアに対して初お披露目となる丸亀製麺加古川一号店。業界関係者だけが行ける企業日のチケットを渡された青葉たちはコウから加古川一号店に行くことを命じられる。数多くの業界関係者たちで賑わう加古川一号店にやってきた青葉たちはが販売してあるブースへと向かう。ブースのキッチンで調理される自分たちが作ったウドンや具を見て感動する青葉たちは、同じくキッチンを見ている来場者たちのウドンへの評価の声を聞き、ついに発売されるんだと実感し始める。

 

  • 第12話:天丼一つ頼みました!

ついに発売日を迎えた牛すき焼きうどん。店頭での様子を見るために、青葉はキジ班のみんなと大手ショッピングモールのある街へと出掛けていた。街の一角にある大手ショッピングモールの前にやってきた青葉たち。しかし先に来ているはずのひふみとはじめの姿が見当たらない。ショッピングモールの開店を待つ人々の行列に並んでいる二人を見つけた青葉は、私たちスタッフは試作品を食べているはずなのになぜ並んでいるのか疑問に思うが、スタッフであっても天ぷらはもらえないことを聞かされ、行列の後ろに並び始める。

 

 

  • 第13話:私、関西風スキ焼きとかは初めてなので…

マスター明けには社員旅行に行くことが恒例となっているトリドール。牛すき焼きうどんがマスターアップし、社員旅行でスキ焼き屋にやってきた青葉たち。一面の銀鍋を前にしつつも、子供の頃の失敗もあって雑炊の食べれない青葉はコウと一緒にうどんでゆっくり〆ようとするが、コウが少し体調を崩していたため、おとなしく寝ていなさいとりんに連れていかれてしまう。ひふみが作ってくれるということもあり、謎の黒い玉での〆に挑戦してみることにした青葉は、意を決して〆に謎の黒い玉を食べるのだが……。

 

 

 

MARU GAME!!

  • 第1話:パスタ食うところを見られてしまいました。

青葉が高校を卒業し、ウドン制作会社「トリドール」に入社してからちょうど1年が過ぎ、かつての自分のように新入社員が入社する季節がやってきた。釜玉うどんとカルボナーラの違いもわからない新入社員だった自分が、コウたちに助けられながら少しずつ成長し、ついに先輩になるんだと思うと、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。緊張をほぐすために「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とトリドールの入り口でウドンキジコネリングの練習をする青葉だったが、出社してきたりんの口から告げられたのは、思いも寄らない言葉だった。

 

  • 第2話:これじゃあただのそうめんだにゃー!

お花見でしずくから発表された新作メニューのウドンコンペ。高校を卒業し、入社したばかりのコウの釜揚げうどんが「トリドールシンメニュー」のウドンコンペで選ばれたように、参加すればチャンスは誰にでもある。しずくたち企画班が作った企画書を読み、試行錯誤を繰り返す青葉だったが、調理は思うように進まない。コウの席を覗き込むとすでにたくさんの試作麺が出来上がっていて、そのコシの強さに圧倒される青葉。それでも青葉は挫けずに努力を続け、ついにウドンコンペ当日を迎える。

 

 

  • 第3話:……うー、どん旨い!

コウと二人で調整し、決定はヌードルディレクターであるコウが行うという条件付きではあるが、念願叶って新作メニューを任されることになった青葉。ウドンコンペで捏ね上げた生地が、すでにひふみの手によって3D生麺になっているところを発見した青葉は、ウドンキジで質問があれば何でも聞いてくださいと話す。そんな時間があるなら早く具の方を進めるようにとコウに注意される青葉だったが、3D生麺を前に議論を交わす先輩たちを見て、ウドコネとして何か発言しなければと焦り始める。

 

 

  • 第4話:この…のびめんめ!

グルテンフリー」はアレルギー患者向けのパンとして始まり、その高い健康志向からアレルギー患者たちだけでなく、疑似科学信者たちの支持も得て、パスタの製作やウドンキジ手打ちのライブまで行われるようになった大人気タイトルである。この度、2年半に渡って続いたグルテンフリーの協会長が交代し、新たなスタートを切ることが決まった。そして初代としてのファイナルライブが開催されることになり、グルテンフリーの大ファンであるはじめは、何とかチケットを手に入れようと販売サイトにアクセスを試みるのだが……。

 

 

  • 第5話:や、素手で天カス触らないでよ!

キジリーダーとして勇気を振り絞り、青葉とゆんに3D生麺の進捗確認をするひふみ。コウがキジリーダーだったときのクセで、つい締め切りのサバを読んでしまう青葉だったが、特に疑うこともなく青葉の言葉を信じてしまうひふみの様子に、慌てて本当のことを伝える。その一方で本当は間に合わないのに、大丈夫だと返事をしてしまったゆんは、結局最期まで遅れてしまいそうなことを言い出すことができず、本当のことを打ち明けたときのひふみが落ち込んでしまうのではないかと頭を悩ませる。

 

 

  • 第6話:あぁ…熱いなぁ…

ウドンキジーコネリングの仕事も順調に進み、ボツや微調整のチェックも含めて、青葉のデスクに積まれていくウドンキジの数々。厚い小麦束となったプリントを見て、ウドンキジーコネルナーとして着実に仕事を進めていることへの実感から思わず微笑む青葉。ゆんやはじめと話をしているうちに、日刊サイゾーなどに掲載される宣伝用の写真であるキービジュアルの話題になり、コウからもメインのウドンキジーコネルナーとしてキービジュアルを撮ることになると告げられた青葉は、プレッシャーを感じてガタガタと震え出す。

 

 

  • 第7話:すごく熱い出汁が注げる

うみこと一緒に面接官として麺匠の採用面接をすることになった青葉。麺匠のことがわからない自分が面接官をやっても大丈夫なのかとうみこに聞く青葉だったが、面接にやってくる麺匠の実力はすでに把握しており、今回の面接は素行調査のようなものだという。よく状況を掴み切れないまま、面接室の入り口のドアがノックされ、ゆっくりとドアが開く。失礼しますという元気の良い言葉と共に面接室に入ってきたのは、青葉がとてもよく知っている人物で……。

 

 

  • 第8話:茶々娘*1がいいと言ったんだよ

専門学校からインターンとしてやってきた紅葉やツバメたちの歓迎会の幹事をすることになった青葉たち。はじめが言うには、歓迎会や送別会、そして忘年会などの幹事の責任は重く、上手くこなせたかどうかで評価も変わってくるという。もし失敗してしまったらと緊張を隠せない青葉に対して、失敗だけでなく、成功し過ぎても、この先ずっと幹事をやることになると告げるはじめ。しかし、成功し過ぎず、失敗し過ぎずという中途半端な結果では記憶に残らない社員になってしまうのではと青葉は頭を抱えてしまう。

 

 

  • 第9話:ショウガくらい入れなよ!

遊園地にインセクトコンタミのヒーローショーを観にやってきたはじめとゆん。ショーが終わり、握手をするために列に並んでいたはじめに声をかけてきたのは、はじめが専門学校生の頃の友達アッキーだった。東京に出てきて何をやっているのかを聞かれたはじめは、ついデザイナーをしてるとはぐらかしてしまう。おまけにアッキーの前では恥ずかしくて、昆虫たちを除去をすることもできないはじめ。そんなはじめをからかうゆんに対して、はじめは専門学校生の頃にHACCPやISO14001が好きなことを隠していたと告げる。

 

 

  • 第10話:ダシ醤油がどんどん薄くなっていくんだよ

はじめが作った仕様書の通り、PECOの中に組み込む具、「だるま型の天ぷら」のプログラムを組み上げるツバメ。しかし、出来上がったウドンを見たはじめは何かが物足りないと告げる。何が物足りないと感じる原因なのかがわからずに、青葉やゆんに意見を求めるはじめだったが、違和感を解消するには至らない。ツバメにも作っていて面白かったかどうかを尋ねたはじめは、ツバメから出てきた何気ない一言で足りなかったものを理解するのだが、仕様書を描き直してしまうと納期に間に合わないと言われて……。

 

 

  • 第11話:鶏肉が骨を抱えてるのか?

麺匠の仕事を次々に片付け、うみこに食事のスピードが速いと褒められたツバメは得意顔でねねを見る。そんなツバメの態度が面白くないねねは、PECOの試食作業の合間に読んでいた店員向けのマニュアルの中で、ツバメの書いたマニュアルの一部が、もっと短くまとめることができるのではないかと指摘する。うみこの評価が下がってしまうかもしれないと焦り、余計なことを言うなとねねに怒るツバメ。その場に居づらくなってしまい、キジ班のブースへとやってきたねねは、紅葉おろしをツバメの巣につけたものがどんな味なのか聞くのだが……。

 

 

  • 第12話:ぜひ食ってくださいね!

 ついにPECOがマスターアップを迎え、お披露目とウドンの宣伝を兼ねた完成記念イベントが開催されることになった。PECOの前評判は高く、キッチン前に設けられた客席は満員御礼。会場へとやってきた青葉たちは関係者席で大根をおろし、しずくやコウが調理するキッチンを眺めていた。前もって決められていた段取りとは異なるサプライズなどがありつつも無事にイベントは終了し、製麺所に集まった一同。そこで聞かされたのは、思わず耳を疑ってしまうような、にわかには受け入れがたい話だった。

 

*1:讃岐うどん屋のガイドブックにも載っている、香川県にある讃岐うどんが提供されるメイド喫茶