M-1グランプリ2020感想文

どうも、あけましておめでとうございます、オルソンです。この記事ではシャレにならないくらいM-1グランプリ2020のネタバレをしているので、録画をまだ見ていない人はさっさとブラウザバックしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M-1当日は夜勤だったので、敗者復活戦のみリアタイというスーパートリッキーなプレイ。投票したのは、男女コンビでしかできない設定ながら、男女コンビとか関係なく普通に設定が面白いゆにばーす、前にTV(にちチャプだったかな?)で見た時より明らかに進化したヨーグルトネタを持ってきたうえに、「ご覧の皆さんの投票でリベンジさせてほしい来年ではなく今年の決勝で」と頼まれてしまっては入れないわけないは行かなかったキュウ、ある意味誰もやっていないWボケWツッコミを敢行し、テンションとボケの質で違和感をかき消したコウテイに投票。

キュウはマジでネタの面白さ以上の票が入るかと思ったら、意外と低い順位でしたね。あんなに頼んでたんだからもっと他の国民も入れてあげようよ!!!!!

他に好きだったコンビは「確認しようってめっちゃ言うやつが一番確認していない」という「こういう人いるなあ」感がたまらないロングコートダディ、「九九に変換したやん」など意味不明な記憶の実態が少しずつ明らかになるカベポスター、「誰が新鮮なマグロに火ぃ通すねん!」「え?じゃあマグロ生でって、どうやって食べるん?」「俺ずっと醤油持ってんねん!」など、よじょうのボケのわかりにくさとそれをリードする奥田の感覚が心地よかった学天即。キュウに頼まれてなかったら、ここからどれか一組入れてたなあ…。はっきり言って、和牛が敗者復活戦でハンバーグ作るネタやった回の方が2組しか考えなくて済むので迷いませんでしたね!!!!

それじゃあ、決勝戦の感想から。総評は……インディアンスにまとめてあります。

 

  • インディアンス

「ヤンキー」きむが昔ワルだった話をする横で田渕が延々とボケる…という漫才。ネタパレなど多くのネタ番組でやっていたという意味でも彼らの代表作だが、見る時期によってボケが少しずつ増えているネタでもある。

今年のM-1M-1ならではのピリピリ感がなかった。上沼恵美子がいつになく妙に優しかったのもあるが、トップバッターが敗者復活組だったことや、その敗者復活がインディアンスだったところが大きいと思う。

なにしろ、ネタ入って開口一番「急にあったかくなって痒いですね」と、アドリブをかまし、「シュウペイでーす!!!」と人のギャグを堂々と引用する。去年のような緊張などもなく、底抜けに楽しくやっていた。敗者復活戦と見比べると、「嘲笑」のところだけ順番が入れ替わっており、きむが上手くフォローしている。

 

 

 

「謎解き」ショーゴが謎解きパズルを持ってきた…が、全部おかしい。

「分かりにくい」と評されていたネタ。「ツッコミで分からせる効果」もあったが、意外と「分かりにくい」のは事実。と、いうのも一問目からやや謎解きとしてマジなやつだった。それこそ、最後の「タ抜き」くらいベタな謎解きが一問目だと良かったと思うが…でも、それだと、あの「い〜や……………」も最初になってしまうという…。構成とボケの面白さの両立って難しいのでは?(今更気づくな)

 

  • ニューヨーク

「爆笑エピソード」。嶋佐が話す爆笑エピソードがコンプライアンス的にアウトで…。ニューヨークはよく漫才とコントの二刀流と言われる(M-1でも言われてた)が、コントほど自由にできていない印象も否めなかった。でも、このネタは凄かった!「逃走中リタイアしただけで炎上する世の中やぞ!」「(もう時効ですよとか)そんなん言うな!」「人妻とメダルゲームだけはすなよ!」「古悪いことしてる!」のような、嶋佐ごと他の誰かを斬る屋敷のツッコミ!これがニューヨークの持ち味よ!

軽犯罪がネタの主軸なので重いボケというかあまりに大嘘は入れづらいと言う問題も、「休みの日の両津勘吉」をキーにボケるという捻りと「犬のウンコ」で解決していたように見えた。別のネタ番組でもそうだったけど、ちょいちょい「ウンコ」に全幅の信頼寄せるよねこのコンビ。

 

  • 見取り図

「マネージャー」売れたら個別にマネージャーがつくのに憧れる。見取り図がM-1で漫才コントをかけるのは初。結構しゃべくり漫才だと話が飛び飛びになるコンビなので、漫才コントになると筋が通って見やすい。………実は移動しまくっているので話は飛んでいるのだが、移動中も「晒し首」「車ないんか!」とボケているので飽きも飛躍も感じない。いつになく強めの暴力多めで強力なネタだった。

 

  • おいでやすこが

「カラオケ」こがけんがカラオケで歌うネタがイマイチ盛り上がらないらしい。今年のM-1の「軽さ」「お祭り感」を出した2組目のコンビ。「寝て起きたら漫才しか残ってませんでした」と、つかみでR-1をイジり、本ネタはこがけんの「知らん曲」をおいでやすが「大声でツッコミ入れる」というピン芸人2人の「1+1=2」みたいなネタ。このお祭り感においでやす小田の大声ツッコミがバシッとハマるという…。「前奏しらんけど歌入ったら知ってるやつ」、「さくらんぼかと思ったら違うと思ったらさくらんぼ」、「普通に小田和正歌うだけ」と「知らん曲」の一本道にはならないように構成してある上で、なのは言うまでもないが、ボケもツッコミも面白かった!

 

 

 

「フレンチ」高級フレンチに行くことになった野田がマナーを教わる。せり上がり正座→「どうしても笑わせたい人がいる男でーす」のコンボはどうしたって笑ってしまう。この上沼恵美子との対立構造も、今年のM-1の「軽さ」を作る要因となったか。

2018年の敗者復活戦(や、その前の予選)でやっていたネタなので初見ではなかったが、村上がかかってたなあ…「違う!違う!」声出てたなあ…。このコンビは、野田のマイムが上手いのか村上のツッコミが上手いのか分からないくらい両者が凄い技を持っているのが良い。

 

 

  • オズワルド

「改名」畠中が改名したいらしい。…というぶっ飛んだ話を伊藤が肯定しすぎずに受け止めるスタイル。「静かに見たかった」という松本人志のコメントは分からんでもないが、オズワルド伊藤の凄さは、「意外と決めるところで大声で決められるところ」だと思っているので………。「えーらばれちゃった!」「俺にビビりすぎて畠中のことひてぃにきって言うようになってんだけど〜!」…など。

あと、やっぱり話が飛ばずに一個のストーリーとして紡がれていく感覚が気持ち良すぎるんだよな…ABCの時もそうだったけどツカミを本ネタに活用するのが巧いし、「お前ず〜っと口開けてんなあ!」ももちろん巧いし…。

 

  • アキナ

「楽屋」単独ライブの楽屋にある女性を連れてこようとしている山名。「好きなん!?」

何がいかんのか明確に見えにくいが……でも、確かにM-1決勝では一番笑わんかったネタ(相対比だけど)。いや、でも絶対ちゃんと面白いはずなんだよなあ…前回の「大人びた赤ちゃん」のネタはトップバッターでガッチリハマったが、今回は後半戦なのにベタ過ぎたのはあったか。ただただネタ順の問題な気がするな、これは。

 

 

  • 錦鯉

「パチンコ」長谷川がパチンコ台になりたいからなってみる。2700の「キリンスマッシュ」のような賭博を題材にした天丼ネタ。もちろん「レーズンパンは見た目で損してる」がハマらないとおしまいなのは言うまでもないが、そのギャグはあくまで軸程度にとどめて「それは高知だ」「7!7!7!リーチ!」などの小ボケを充実させている。そこが「キリンスマッシュ」や「ナカジマックス」などと圧倒的に違う。こんなトリッキーな隠し球持ってたんだなあ。

 

 

「恋愛」………これでタイトルいいんか?松本人志も言っていた通り「何漫才なのか分からなかった」ぞ。………とは思うが、ウエストランドは井口がどんどん話をとっ散らかしていくサマが魅力だと思う。今更ウエストランドに「筋道を立てた漫才」を求める方がおかしい。おかしいのだが、M-1で評価されるかというと…ねえ?「可愛くて性格のいい子はいない」「偏見じゃない!これは統計だから偏見じゃない!」「お笑い好きな女の子が好きなのは仲良しコント師なんだよ!」「自覚があっても自我が勝つから!」「サッカー部でベンチだったうえに、ベンチから色々言ってベンチから退場になってるんだぞ!」「お笑いは何もできなかったやつの復讐なんだよ!」などエピソードやツッコミを乱射し、ほとんど出し切ったんじゃないかと思わせるようなハチャメチャなネタだった。

あとは河本のヤバさが伝わる時間がもっとあれば………CM行く前に事務所が同じでもないガッテンガッテンをしていた河本の……事務所の飲み会で太田光をぶっ叩いてからSNSを禁止された河本のヤバさが…もっと伝われば…。

あと、これはそんなに気にしなくてもいいかもしれないけど、上戸彩抜きすぎじゃない?

 

 

 

  • 見取り図

「故郷」2本目はしゃべくり漫才できた見取り図。昨年同様の形式で、「ただの暴力やから!」「どこが合戦やねん!見取り図が明石で待ち合わせしてるだけやから!」など、ボケツッコミは面白いけど、話の飛び飛びぶりがどうしても気になってしまう。………いや、普段の雑談も話が飛び飛びである以上、一番「漫才」なのか…!?やはりM-1で優勝すべきだったコンビって………何でもないです。

 

 

「電車」電車で絶対に吊り革につかまりたくない、が、電車がとにかく揺れている。

「電車がとにかく揺れる」というその一点突破のネタ。一本目のようにコントから出ることもない。何だこれは、何なんだ。初めて見た時は「漫才でも何でもねえだろ」と思って余計に笑ってしまったが、「電車」という設定含め、意外とコントでは表現のしようがないネタである。そういう意味でこれは間違いなく漫才なのである。このコンビの場合、コントでできる、コントでしかできないネタならコントでやるもんな。「シャドウ」とか「おじさんの傘」とかな。いやー、漫才王おめでとう!

 

 

  • おいでやすこが

「誕生日の歌」誕生日の歌を少し変えるだけで盛り上がる歌にできるというこがけんこがけんの長い歌においでやすがツッコミを入れ続け、歌が止まることはないという点でマヂラブと被っている構成が惜しいところ。現役漫才師に勝てない点である「掛け合い」を、「掛け合いを減らす」ことで解決するメソッドが裏目に出るとは。構成は違えど感想は一本目と似ている。一番好きだったのは「ケーキは別のやつに持ってこさせえ!お前の負担デカすぎるやろ!」この期に及んでこがけんを心配してるのが面白かったな。

優先順位をつけて「まえせつ!」を楽しもう

どうも、こんばんは、世界に4人くらいしかいない「まえせつ!」を1〜11話まで通しで見た人間の一人こと、オルソンです。

 

 

 

「まえせつ!」とは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが企画協力しているお笑いが題材のアニメで、真っ当にいいアニメでもないが、チャー研のような突き抜けもないため、マジで誰も見ないアニメ界のエアポケットでもある。しかし、チャー研のような突き抜けがないということはチャー研よりは面白い!………ということで、見なくてもいい話を切り落とし、面白い回だけ見れるように情報をまとめるのがこの記事の役目である。別に見たところで得をするわけではないし、「安達としまむら」や「おちこぼれフルーツタルト」も一挙配信されているので、そちらも見ていないなら、そっちを優先しよう。そして、見たところで得をするわけではないが、不必要な話を見て損はしないようにしよう。それがこの記事の目的だから………

 

え?M-1の感想?書く気はあるけど、M-1決勝は1/31まで配信されとるのに、まえせつ!は1/11に11話一挙配信終わる時点で優先順位どっちが上かは明らかでしょ。

 

  • 優先度:高

・4話→5話

以前の記事*1で解説済み。タレント名鑑の「田舎でモノマネ芸人、バレる?バレない?クイズ」を彷彿とさせる地方営業の観客のリテラシーの低さを巧妙にイジった怪作であり、このアニメがクソアニメとして捨てられてはいけないことを確信させた一作。無論、以前の記事で語り尽くしたので今更言うことはないが…一つ補足しておくと、4話は5話へのフリなので、最悪見なくても良い。

 

・7話

大阪旅行回。旅行というイベントが噛むことによる面白さが引き出されているのはもちろんだが、吉本の本丸に突撃とあって、主人公たちがNGKの開演前にNGKの舞台の構造に触れるなど、吉本興業の宣伝臭は最高潮に達し、さながら進研ゼミから来るDMのアニメ化の様相を見せている。主人公が発する「間違いない…子供の時に見たあの人たち…(ネタバレ自粛)さんだったんだ…」というセリフは、他のアニメじゃ絶対に聞けないと断言できる超名シーンで、3分くらいずっと笑った。座王の左下でしか見たことないのよ、その人。

また、全編にわたって「サブリミナルスパイク」という存在しない演出が用いられており、そちらも必見である。

 

・8話

大阪旅行回後編。よしもとクリエイティブ・エージェンシーCOOL JAPAN PARK OSAKAを宣伝するための回なので、7話同様のCM臭さをキープ。面白さで見ると「優先度:高」と言うほどでもないのだが、松浦景子とスパイクの独占インタビュー映像があるため、そういうのが好きな人は必見である。このアニメは何なんだ、何を内包してくれてるんだ。

また、後述の9話につながる回でもあるので、そういう意味でこの回の視聴は必須。

 

 

・9話

「まえせつ!」史上最大級の大どんでん返し回。もちろん「まえせつ!」史上最大級の神回であり、第9話だけにナインティナインを彷彿とせずにはいらないが、大どんでん返し回なので他の回を見ずに手をつけることは許されない回でもある。……でも、4→5→7→8→9とたどっていけば結構なんとかなっている気もする。

 

  • 優先度:中

・10話

優先度は「高」と「中」の間くらい。要するに余力があったら押さえておきたい回。冒頭のヤンキー車のディテールを筆頭に宣伝臭などではなくまっすぐ面白い展開が多く、七福神巡りでの記念写真の見せ方はなんだかんだ言ってよしもとクリエイティブ・エージェンシーここに在りと言った感じである。9話のどんでん返し後とあって、ある登場人物のエンジンがかかっているのも素晴らしい。

この絵柄、この感じで、意外と平和に収まらない展開があるのも、他のアニメと一線を画していて好き。

 

・3話

主人公たちが無限大ホールへ行く回。急にディテールが細かくなり、宣伝臭が立ち込めてくる回だが、のちの7→8話に比べるとそういう実在人物イジりお笑いはだいぶこじんまりしていたような気がしてきた。全く面白くないわけではないが、9話の前に見ておくとフリが溜まるだけの、見る必要が特にない回。

多分、無限大ホールに行ったことある人なら、もっと楽しめる気がするので、無限大ホールへ行ったことある人は見た方がいいかと。

 

・2話

優先度「中」と「低」の間くらい。面白さで言うと大したことない反面、まえせつ!がどういうことをしたいアニメかを説明・紹介している回なので、見ておくべきか(でも、時間がなければ、公式サイトのあらすじで済ませてしまっても良い)。

1話のカスすぎる縦軸とは打って変わって、漫才のクオリティが悪くなく、今後このアニメが悪くないものとなるであろうという期待に満ち溢れている回だが、別にアニメは順番に見ないといけないなんて決まりはないんだから、順番に見なくていい。

 

・11話

優先度「中」と「低」の間くらいその2。このアニメは旅行に行かないと面白くならないという致命的な性質がありますな。

マジで見ても見なくても、あってもなくても良いような回。というか、後半の尺の使い方が絶対に「違う」んだよ!!!

 

  • 優先度:低

見ると大損する回。つまらなさすぎて大声で泣いてしまった回

・第1話

OPで「ツカミは大成功」って言ってるけど、ツカミで大失敗しとるがなwwwというアニメ全体の屋台骨を犠牲にした面白ギャグのための回。要するに、本当につまらない回。おそらく、国民全体を見渡しても25分見通せる人の方が少ないと思われるゴミカス回である。

まあ、そういうウケ方のギャグがあるってのは芸人のエピソードとしてはあるあるなのでそこを縦軸に1話完成させてしまうのは、チャレンジングではあるが、でもやっぱりチャレンジしすぎというか、チャレンジという名の放り投げだと思う。

こんな回だが、9話の大どんでん返しへのフリとしての機能が意外にあるので、そこは評価できる気もする。

 

・第6話

9話の大どんでん返しへのフリとしても機能しない点で1話よりも劣るゴミカス回。元々、主人公ではない漫才コンビに注目したスピンオフ的な回であり、横道に逸れているのであってもなくてもいい回のくせに内容はガッツリ重いという救いようのない回。9話へのフリになることもほぼないので、6話以外全部見て、なおも余力があるなら、見るのを止めないくらいの回である。1話完結ではないのだが、6話についてはすっ飛ばしてもどうにでもなります。

 

  • 総括

「まえせつ!」の見どころは9話だが、9話だけを見ても仕方ないので1〜8話はできる限り多く見ること。ただし、1話と6話は積極的に捨てる。逆に、5話と7→8話はしっかり見る。こうなると残るのは2〜4話だが、この3つは配信期限と相談。なお、4話は5話へも9話へもフリになっている回なので、2〜4話のうちでは最も見ておきたい回と言える。

コース分けは…

5→7→8→9

4→5→7→8→9

3→4→5→7→8→9

2→3→4→5→7→8→9

を配信期限に合わせて。個人的オススメは4→5→7→8→9

9話まで見てしまえば、残りは2話。そこは、まあ、時系列順でいいんじゃないの?と思うが、11話に期待しすぎないこと。11話は意外と捨ててOK回です。

 

それではみなさん、超絶ハッピーなまえせつ!ライフを!!

(おしまい)

駿台模試のふざけ方が悔しすぎたから、俺も大学入試共通テスト予想問題作り直した

  • まえがき

以前私はこんな記事を書いた。

 

 

のちに、こんなツイートがバズった


これは悔しい。私は「大学入試共通テストに会話文を書くのは、もう、会話じゃなくて文だから」と思っていた。あと、大学入試共通テストは嫌いだがお笑いは好きだ。しかも、会話文にするならするで、名前はどういう基準!?と本気で思っていた。私は本気だった。なのに、なぜ、このふざけ方が思い付かなかったのか!というわけで、今日はこのふざけ方をします!このふざけ方をしたいから、予想問題作ります!

 

なお、数学IAのみなうえに、図が面倒な統計と設定を考えるのが面倒な

 

  • 第1問

たけし「いやー、世の中ね、興奮すること色々ありますけどね、一番興奮するのは命題が必要条件か十分条件必要十分条件か見分ける時だね」

みきお「間違いないね」

みきお「あれ?昨日まで何もなかったのに、こんなところで命題を必要条件か十分条件必要十分条件か見分ける店ができてる、興奮してきたな」

たけし「いらっしゃいませ、こんにちは。いらっしゃいませ、こんにちは。いらっしゃいませ、こんにちは。」

みきお「ブックオフか!」

みきお「あれ?ここ、命題を必要条件か十分条件必要十分条件か見分ける店だろ?メニューねえじゃん」

たけし「お客さん、踏んでますよ」

みきお「何で床にあんだよ!えー、メニューが

p:3つの内角が全て異なる

q:直角三角形でない

r:45°の内角が一つもない

か…」

たけし「えー、じゃあまずは、『pまたはqならば、rである』つまり『3つの内角が全て異なるか直角三角形でないならば、45°の内角が一つもない』真か偽か」

みきお「ややこしいわ!『【ア】』って言えばいいだろ!そっちでも真偽一致するんだから!」

たけし「ということで、『pまたはqならばrである』こちら、真ということでよろしかったですか?」

みきお「おい、待て待て待て。俺その言い方嫌いなんだよ。ちゃんと言い直せ」

たけし「すいません、『p or qならば…』」

みきお「そこじゃねえよ!なに、pやqの発音よくしてんだよ!『よろしかったですか』の方だろ!」

たけし「あ、ですか?の方ですか?」

みきお「うるせえな!」

たけし「で、『pまたはqならばr』の方は真ということで…」

みきお「そんなわけねえだろ!【イ】とか【ウ】とか反例あんじゃねえかよ!」

たけし「というわけで『pまたはq』は『r』の何条件でしょうか?」

みきお「【エ】だろ」

たけし「正解です!おめでとうございます!」

みきお「正解したぞ、何か貰えるのか?」

たけし「ホタテですね」

みきお「ホタテ!!!!」

 

(1)空欄【ア】に当てはまる言葉を選べ

 

 

(2)空欄【イ】、【ウ】に当てはまる言葉を選べ。

1、直角二等辺三角形

2、内角が30°、45°、105°の三角形

3、正三角形

4、三辺の長さが3、4、5の三角形

5、頂角が45°の二等辺三角形

 

(3)空欄【エ】に当てはまる言葉を選べ。

1、必要十分条件である

2、必要条件であるが十分条件でない

3、十分条件であるが必要条件でない

4、必要条件でも十分条件でもない

 

 

 

  • 第2問

ひとし「あのー、この前ね、コントライブをしたんですよ」

まさとし「あー、何かやってたなあ!」

ひとし「チケット料金10000円でライブしたんですけども」

まさとし「高すぎるやろ!誰もけえへんやろ!」

ひとし「来たわ!来てくれたわ!来てくれた人おんねん!」

まさとし「まあまあまあ…」

ひとし「まあまあまあ…やないねん!謝れ!来てくれた人に!いや、来てくださった人に!」

まさとし「それはすいませんでした。ちなみに何人来たん?」

ひとし「60人くらいやね*1

まさとし「少なっ!全然来てないやん」

ひとし「来てるわ!来てくださってるわ!謝れ!来ていただいた方に!1万円払ってくださった方に!謝れぇ!」

まさとし「うるさいなあ…でも、実際、もうちょっと値下げしたら売れたんちゃうん?」

ひとし「いや、1万円でやるってのが…このライブの醍醐味やから」

まさとし「たとえば、10000円から値段をx %引いたら、観客が0.5x %増えるとしたらさ…」

ひとし「まあ売り上げをy円として、yをxで表したら…y=【ア】円にはなるよねえ」

まさとし「じゃあ、yの最大値いくつやねん」

ひとし「x=【イ】のとき、y=【ウ】になるよねえ」

まさとし「金額も人数も自然数に決まってるやろ!」

ひとし「痛っ!え!?何でこんな計算したのに叩かれなアカンの!?」

まさとし「まあ、だから【エ】円でライブしたら売り上げ最大だったんちゃうん?」

ひとし「それでライブしておもろいか?【エ】円のライブっておもろいか?10000円だからおもろいって言ったよなあ?」

まさとし「ンハハハハ」

ひとし「あと、x %値下げしたらx/2%くるっていう仮定も何やねん!?根拠がないやん!」

まさとし「ンハハハハハハ」

ひとし「10000円まで値上げしたからおもろいねん!何回言うたらわかんの!?」

まさとし「ンハハハハハハ」

 

(1)【ア】に入るxの式および、【イ】〜【エ】にはいる値を求めよ

 

  • 第3問

ひろゆき「この写真見てよ」

f:id:EF_510_514:20201215203727p:image

ひろし「秋山とパンのオープニングだね」

ひろゆき「この写真の秋山とパンを見たらさ、この映像がどこで撮られたか分かると思うんだよね」

ひろし「なるほど、秋山の身長を175cm、フランスパンの長さを70cm、東京タワーの高さを333mとして考えてみよう」

ひろゆき「それだけじゃ不十分じゃない?【ア】の長さも必要だよ」

ひろし「確かにそうだね、でもそれは【イ】写真を見れば、54.7cmくらいだと分かるよ」

ひろゆき「なるほど、じゃあ、身長と目の高さは大体同じかつ、秋山から見て、フランスパンの先端と東京タワーの先端がちょうど重なっているとすると、目線の角度はだいたい【ウ】度ということが三角関数表(省略)からわかるね。」

ひろし「ということは、東京タワーと秋山の距離は【エ】mになるね」

 

(1)【ア】、【イ】に当てはまる語句を考えて入れよ

(2)【ウ】、【エ】に入る値を求めよ

 

  • 第4問

あきお「37x-9y=1っていう不定方程式があるよね?」

あきお「これは不定方程式だけど、xとyが自然数だとしたら、多少は定まるんだよね。yが最小のものだったら(x,y)=(【ア】,【イ】)だよね?そして整数kを用いたら(x,y)=(【ウ】k+【エ】,【オ】k+【カ】)と表せるんだ」

あきお「ということは、37の倍数と9の倍数の差が1になる最小の自然数は【キ】と【ク】になるんだよ」

あきお「いい?ここから話は急展開を迎えるからね?フリーメイソンの悪魔の数字666を素因数分解すると、666=【キ】になるよね?」

あきお「さらに、任意の自然数nについてnとn+1の最大公約数は【ク】であり、n(n+1)が【ケ】の倍数である」

あきお「ということはn(n+1)が666の倍数になる最小のnはn=【コ】のときでそのときn(n+1)=【サ】になるんだよ」

あきお「そして、n(n+1)を2で割ると、1からnまでの自然数の和になるから、666は1から【シ】までの自然数の和、すなわち小さい方から【シ】番目の『三角数』なんだよね?繋がったよね?」

あきお「信じるか信じないかはあなた次第です」

 

(1)【ア】〜【シ】に入る自然数を求めよ

 

*1:この文章は「寸止め海峡(仮題)とは無関係です。なぜなら、実際の人数が分からなかったので…

THE W審査システム「勝ち残りノックアウト方式」を徹底考察

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

この記事はTHE Wのネタバレ925%でお送りしておりますので、危ない人は避けてください

 

 

 

女性芸人限定賞レース「THE W」。2017年に始まったこの大会は、色々とアレな演出や運営などにより、某深夜番組で「もちろん毎年めちゃくちゃ面白い」などと大皮肉をかまされていたのも今は昔、今年は某プライムタイム番組が「はなしょーさんTHE W決勝進出おめでとうございます」と素直に祝福するような賞レースとなった。

そんな賞レースでも悪い面がないわけではない、それが審査システムこと「勝ち残りノックアウトシステム」である。1人目はネタ披露後すぐに2人目がネタを披露するが、2人目のネタ披露後に1人目と2人目で勝敗を決め、買った方が3人目のネタと戦い、勝った方が…を繰り返すという、キングオブコント2014最終決戦と全く同じシステムだが、「審査員ごとの順位がわからない」「欲を言えば審査員の点数が見たい」「ネタ順によって最終決戦進出者が変わるのでは?」「勝ち残りノックアウトシステムっていう名前がダサい。こんなダサい固有名詞は『高輪ゲートウェイ』以来」「あ、そうだ。ダサい、と言えば出囃子でネタを披露するショータイムの前に小声で『ショータイム!』って囁いてるのも超ダサいっすよ」などという声が上がっている。

 

しかし、本当に順位は分からないのだろうか?パズルっぽい感じでアレをアレしたら順位は分かるのではないか?という思いで、今この記事を書いている。早速本題へ、とその前に…

 

 

パズルっぽい感じでアレしたらぱぱっと順位がわかるシステム、通称「PPAPシステム」の説明をしてからにしよう

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まず、これはWikipediaを丸写しにした、各審査員がどっちに入れたかを表す表である。「表す表」ってBKBみたいですね、ブンブン!

PPAPシステムの肝はこの表をよりわかりやすくすることにある。と言うわけでまず

 

1、どの審査員の順位を知りたいか決める

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というわけで、まずは決めないと始まらんのです。オンバトラテ欄のようになってますが、これは、Aブロックの視聴者の投票結果を不等式に直したものです。この不等式に直すということがPPAPシステムの肝なのです。

 

2、不等式を一本にしようとする

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これをな、

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こうじゃ!

簡単に言うと、「A<B、B<Cのとき、A<B<C」ということです。

これにより、順位が分かるところは分かるけど、分からないところは分からないという千鳥の漫才のような状態になります。

 

3、全てのパターンを考える

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分からないところは分からない、とは言っても、にぼし<バナナより、にぼしはバナナより上に来ないことがわかります。これにより、順位が確定できずとも、絞ることができるということです。

へ?ターリーターキー?

えー…その…

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すいません、順位が分かるとか言ってすいませんでした。ターリーターキーは全然分かりませんでした。でも、紅しょうがより上には来ないのは確定、つまり視聴者1位は「紅しょうが」で確定ということです。

経験者なら分かると思いますが、SPIという就活用の知能テスト的なやつはこんなんばっかりです。俺のSPIでの経験が火を噴くぜ!

 

  • Aブロック

まずは、Aブロックから。

「嫌な女あるある」というTHE Wのトップバッターにふさわしい題材を持ってきつつも、それを「シンデレラの新解釈」という要素に落とし込み、さらに「人は勝算があるのに挑戦できない時に涙を流す」と言った小難しい話をしっかりとトーンの強弱で聴かせる山田と、そんな山田の術中にハマったりハマらなかったりして、適切なスピードで漫才を引っ張る藤本のコンビネーションが「単なるトップバッター」以上のトップバッターだったTEAM BANANA。そこに「監禁している女にオードブルとハムスターと拳銃が廻っているベッドメリーを見せるコント」をぶつけたオダウエダ。感情が爆発して縄が切れてからの展開は「理」が1ミクロンも入る隙間がない、まさに「立入禁止の不条理空間」であった。自分はめちゃくちゃ笑ったけど、家族はポカンでした。回転しているオードブルを見て笑わない父母から回転しているオードブルを見て笑う息子が生まれることはあるらしいです。その後のにぼしいわしは…「もうええわ」などではなく「あれバリきしょいよな」で終わる部分や、「こうやって追い込むのやめて!」と言いながら雲梯で前後にしか逃げないところは面白かったが、正直去年のが好きだったかなあ…オダウエダ直後だったのもあるかもだけど。その後の紅しょうがは、「〇〇ですよね?」というシステムや間に技術は感じたが、個人的にはあんまりだったので、満票はめちゃくちゃ意外だった。その後のターリーターキー。地味に「何かムズくて」っていうワード好きだった。捻ったのもいいけど、こういう直球も笑っちゃうんだよな。良い感じのベタさが良かったが、これに勝ったスパイクのネタも見たくなっちゃうな、オイ!

そんな、Aブロック。*1視聴者の審査結果は前述の通りなので次はヒロミから…と、言いたいところだが、実は視聴者とヒロミの審査結果は全く同じである。もちろん順位も全く同じ。ヒロミは6名の審査員の中で、最も視聴者目線を持っているのである。

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そんな、視聴者とヒロミの審査結果を見てみると、オダウエダとにぼしいわしが下位で、紅しょうがとTEAM BANANAが上位という「ザ視聴者」な結果。え?私ですか?視聴者ですよ?お笑い好きは「視聴者」をどこか舐めてる。よくないという自覚はある。

さて、続いては久本と田中の審査(ここも、全く同じ審査結果だったので)。

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後半は「紅しょうが」を高く評価し、最終決戦に導くも、序盤は上位を決めかね続けており…
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直してみると、久本・田中両氏の支持も虚しく惜敗したオダウエダが1位かもしれないという結果に。オダウエダファンの皆様は「久本雅美田中卓志の1位はオダウエダだったのかもしれない」という希望を胸に生きてください。こういうのって、絶対都合が良い方を信じた方がいいと思うので…。

続いて、川島の審査

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不等式を一本化する前から、TEAM BANANAをめちゃくちゃ推していることが分かる不等式ですが…
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直してみたところ、川島の1位はTEAM BANANAで確定しました。この答えを自分で導き出した時は「ヒッ」と細悲鳴が出ましたが、落ち着いて考えると、誰も何も悪いことしてませんでした。なお、TEAM BANANAへの支持が熱すぎるため、1位以外の順位は一切確定しません。

続いて、リンゴの審査

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まあ見ての通り…
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にぼし<バナナ<しょうがラインがしっかりと。こちらは紅しょうが1位確定である。他の順位も気になるところだが…。こちらも2位以下は闇の中である。

続いて、哲夫の審査だが…

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紙が狭くなってしまった。一人で膝を抱え泣いている少年よ、わしらが笑顔にするぜ!紙が狭い!
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そんな、哲夫の審査、なんと言ってもオダウエダ一位確定!!!!あの「99点」の件は小ボケでも何でもなく大マジだったことがハッキリ伝わった。これは激アツでは。なお、実際に最終決戦に進出した紅しょうがは3位以下確定。何というか、独特の審査をする人である…知ってたけど。

 

  • Bブロック

続いて、Bブロック。

トップバッターからAマッソがTHE Wでしかできないネタこと映像漫才を披露。「ピーターパン認可書めっちゃ書いてんで」などを分かりやすくするためにも映像が効果的に働いており、新しくて面白くて2本目が見たいっていう最高の極致のようなネタだったが……意外と「20秒で10個ボケるのが村上ではない」とか新しさゆえの穴もあったかも……いや、でも…あんな呆気なくゆりやんレトリィバァに制されるかね…???ゆりやんの「カツオ」はオールザッツ漫才のネタとネタの間で見たことがあったが…うーん…見たことがあったからということではなく、自分が芸人のネタに「オールザッツ漫才のネタとネタの間みたいなユルさ」を求めていないのかもしれません。だから、平場などはともかくネタのゆりやんで笑った記憶があまりないんですね。もっとカッチリを求めてしまっている。じゃあ何で回転するオードブルで笑ってたのかよく分からんのですけども。うーん。吉住は一本目はもちろん、やっぱり二本目が………一本目のが初見で、二本目のが見たことあったんですが、最後の「友達から?」の追加で支店長も大概ヤバいというかなり味わい深いネタになっていたので驚いた。もちろん「支店長と吉沢亮ってどっちがイケメンかなあ?」「私たちに明日が来る保証なんてどこにもないんだよ」「すぐ撃つじゃん…」なども好きだった。一本目は、「仕事と恋愛の両立」というテーマで最近見たアンナチュラルの1話の終盤を思い出したものですが、ラスト感動させといて「セーフ!」で持っていくのはある種二本目と対極の戦略なんだよなあ…。その後のはなしょーは、2人とも色々なキャラ演じられるのが本当に強い!セリフ面での印象が薄いものの、いや、逆に言えばセリフ面での印象が薄くともコントを見た満足感がしっかりしている!しかし、「お手玉」といい、「プレシオサウルス」といい、なんではなしょーの伏線回収はこんなにあざとくないんだろうか。ぼる塾は田邊さんがかかりすぎてるのが気になる以外は普通の……と思いきや、「いつも以上」を用意せず決勝来るわけはなかったですね。それを用意してるってだけで嬉しいし…実際面白いじゃん…。

そんな、Bブロックの審査。まずは視聴者から…

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Aマッソが視聴者審査では勝利。久々にちゃんと審査に不満が出ましたね。あそこまでやって勝てないのはどうすれば良いんだ。
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そんなわけで、視聴者審査を並び替えると、ゆりやんが最下位確定というわけで、視聴者は知名度でものを選んでいないと結論づけるのは、大きな思い違いをしているんでしょうか?吉住が3位以下なのでそうなのかもしれません。Aマッソの順位がわからず「1位かもしれない」で止まっているのはめちゃくちゃ不満です。まあ、仕方ないか。

続いて、ヒロミと田中と哲夫の審査。田中の審査は誰かとかぶる宿命らしい。

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3名とも、吉住の支持が相当に分厚い。1位が誰なのかは見なくても…

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はい、吉住1位確定。3名から支持を受けたら、そりゃ納得の最終決戦でしょう。なお、Aマッソの順位は低く、ヘタすりゃ最下位である。もしかして、この3名……Aマッソの例の件をまだ許していないのか?????

続いては久本の審査

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ゆりやんと吉住を高く評価しているが…果たして…
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何と、まさかのゆりやん1位演出。後半の吉住は妥協の吉住だったようだ。いや、でも、まさかなことないか。久本が好きそうなイメージ全然ないネタではないか。うん。

続いて川島の審査

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Aブロック同様、極端に吉住を推した審査が目立ちますね。直すと、もちろん…
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吉住1位確定ロードにAマッソ登場。Aマッソと吉住にしか票を入れていないため、誰の順位も確定しない波乱の展開に。川島の中でAマッソ1位説は推しておきたいところです。審査コメントめっちゃ良かったし。

最後にリンゴの審査

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いや、吉住の評価低いな!これは逆にどんな不等号が出来上がるか…
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案の定吉住最下位演出。真実を暴くことが本当に正しいのかよくわからなくなってしまいました。いや、よく優勝したなあ、まあ3名の支持があるから当然っちゃ当然か。

 

  • 結果

今回の結果から1位かもしれないリストを作るとこのようになった

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興味深いのはAブロックの「オダウエダ」の多さである。もちろん、「かもしれない」止まりながら、実はオダウエダにとって最も都合のいい択の元ではオダウエダと紅しょうがは引き分けなのである。BブロックはAマッソが推定の中ではそこそこ健闘しているが…それにしたって吉住が強い。ということで、吉住の優勝は自然の摂理であり、あまりにも納得の結果だったのである。吉住、おめでとう!

(おしまい)

 

*1:ここまで読めば分かると思いますが、オルソンはTHE Wの感想記事をこれと別に書く気など毛頭ありません

「下手な歌手の歌より沁みる芸人の歌」があるから、お笑いはやめられない

2020年11月28日放送のゴッドタンを配信で見る。

 

 

この日の企画は「マジ歌オーディション」。普段はゴリゴリド深夜のバラエティであるゴッドタンが、年末年始になるとプライム帯と深夜の境目にやってくる。その時の企画が「マジ歌選手権」。芸人が歌ネタではなく、しっかりマジな歌を持ってくると言う企画なのだが……………

 

歌ネタではない、とは言いながらも歌詞で笑いを取っていく曲が多いのは事実で、そう考えると歌ネタではあるかもしれない。とはいえ、この日の出演者は、マセキ公式チャンネルのコントより、個人チャンネルの歌の上手さがバズっているパーパーのほしのディスコを筆頭に、歌唱力はしっかり高い芸人ばかり。そんで、歌詞はこの記事のタイトル通り、「下手な歌手の歌より沁みる」のである。そんなわけがない、と思うかもしれないが、そんなわけはある。ものの例えとかでもなく、沁みる。なぜか。理由は二つある。

 

一つは、「業の肯定」ということである。業の肯定、とは立川談志が落語のことを評した言葉である。業とは、人間のズレ、間違い、悪意といったものであり、その存在を認知させるものが、落語(お笑い全般でもある)ということである………というか、要は「共感」のことと、個人的には解釈している。

 

そういう点でいうと、トップバッターのヒコロヒーの歌は秀逸だった。自身についてくる厄介な出待ちのおっさんが「ニッチェは神対応」などと、ニッチェを引き合いに出してくることに気付いてしまい、「ニッチェさんのせいだよ」と半ば八つ当たり気味に結論づけるこの歌は、優しさが時にどこかで人を傷つけるという人間の業を肯定したマジな名曲ではないかと思う。

 

その後も、義兄がとんでもない有名人になってしまった芸人の情けなさをヒップホップにしたオッパショ石、ヤバいTVスタッフのヤバさを歌うだけのラランドサーヤ、相方との不仲を歌にしたパーパーほしのと、いずれも「俺の靴下あいつのお下がり」「EXITと同じマンションという変な自慢」「慣れてきたんだねクズなこの僕に嫌い続けることに飽きたのかな」と、いずれも感情の機微を、そして「業」を汲んだ名曲揃い。しかし、これだけで芸人の歌を「下手な歌手より沁みる」と言い切るのはさすがに本職に失礼であり………

 

というわけで、お笑いが歌手に勝る点がもう一点ある。それは、お笑いの「何でもアリ」さである。今や、お笑いにもコンプライアンスの波が押し寄せていると言われているが、それでも、こうして歌手のマジ歌と芸人のマジ歌を並べると、お笑いはまだまだ自由がある。「廊下で霜降りとベタベタ(中略)フワちゃんと仲良いアピール見せつけられるのキツい」などと、無限に裏方に悪態をつき続ける曲を出せる歌手がいるか?「コンビを組んだ時は女として見てた」と、相方への大セクハラを自首できる歌手がいるか?そんな曲をメジャー歌手がリリースしたら、大騒ぎも大騒ぎだろう。特に、今や歌手もコンプライアンスの波が押し寄せ一やらかし一アウトだろうから。

 

お笑いというのは「笑い」さえあればいい、その手段は実質無限、そんな「何でもアリ」ぶりが、自分がお笑いが好きな理由だったなあ、と、芸人たちのマジ名曲を聴きながら改めて思い出した、そんな回でした。年末特番も楽しみです。

 

 

まえせつ!、それは我々と一緒に「オモロ」を考えさせるアニメ

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

まずはツイートを交えた近況報告から………

 

 

えー、こちらの賭博ですが、今回の記事で、私オルソンは「まえせつ!」という名の大賭博に大勝利したことを伝えさせていただきます。

 

まず、「まえせつ!」というアニメについて説明しよう。このアニメは、吉本興業が監修している、世にも類い稀なる「下積み芸人」を主題としたアニメである。Twitterの検索窓に入れると「寒い」「つまらない」など、雪国の水道管だったら100点満点のワードが並ぶことでも知られている。OPのサビで「ツカミは大成功〜♪」と歌っている割には第1話が一番面白くなくて見てらんないことでも有名。

 

そんな、まえせつ!だが5話を見たとき……………いや、正確には4→5話の流れを見た時に、「このアニメ見てよかった」と確信した。そう、私はなんだかんだ言って、アニメ視聴賭博に勝利したのだ。あ、皆さんは1話から見なくていいです、設定を公式サイトで確認して4話→5話をつまみ食いしとけば大丈夫です。むしろ、そうした方が面白さが伝わりやすいと思うので、そうしてください。これは「まえせつ!は公式サイトで設定確認してから4話と5話つまみ食いしとけば大丈夫おじさん」との約束だぞ!

 

 

以下は、そんな「まえせつ!」の良さ・恐ろしさについて語っていくが、語ろうとするとネタバレは不可避なので、有料配信サイトにて「まえせつ!」を見れる方は4話→5話を見てからここに戻ってくること推奨です。

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんな「まえせつ!」の4話のあらすじは………

第4話「えいぎょう!」

 

山梨の温泉旅館に嫁いだ、なゆたの姉中間はじめから、週末に旅館での営業の依頼を受けた、「とこなつ」「R凸」「ふりいくっ」の6人。
グルメや温泉を堪能し、いよいよ初めての地方営業の舞台に立った「とこなつ」と「R凸」だったのだが…

 

(公式サイトより引用)

というわけで、この回では下積み芸人である主人公らが、初めて地方営業に行く回となっている………あらすじが「だったのだが…」で終わっているが、第5話のタイトルが「ばんかい!」であることからもわかる通り、「とこなつ」も「R凸」も、旅館のジジイババア相手にチンチンにスベって終了する回である。…………が、この時の彼女らの漫才が、面白くなかったかというと、そんなことは全くない気がする。フル版は第2話にて放映されているが、銀行強盗というベタな設定の漫才コントが、朝生祇なゆたのフワフワしたボケによってどんどんベタではない方向へ脱線していく「R凸」、「スイーツ食べ放題で元を取る」という漫才の設定にはあまりないテーマを極限まで掘り下げた先に、しっかりしたオチをつけてスパッと終わるしゃべくり漫才を見せた「とこなつ」、ともにM-1準々決勝進出でGYAO!配信射程圏内のネタだったように思うが、旅館のジジイババア相手には一切ウケず。その後、2組の先輩にあたる「ふりいくっ!」は、袖で「スイーツ食べ放題なんて行ったことなさそうな客だし」と真っ当な指摘をしつつ、舞台へ。ジジイババアをイジるネタで、場を盛り上げていき、2組は「客層に合わせてネタを変える」という経験不足を見せつけられたのであった……が、このときの「ふりいくっ!」のネタは、ジジイババアをテーマにしたフリートークで、「ネタ」としての作り込みを感じさせない。それでも、この場には、この「フリートーク」が一番刺さったのである………というところで4話はおしまい。

 

第5話:ばんかい!

 

初めての地方営業で見事にスベった「とこなつ」と「R凸」の4人。
「ふりいくっ!」の富田は、そんな4人を元気づけるために外に連れ出す。
富田に連れていかれた場所で4人はあるものを目にする。
地方営業最終日、4人は笑ってもらうことができるのか。

(公式サイトより引用)

まあ、タイトルの通りばんかいできるんですけども。そんな5話、ばんかいの仕方がとにかく恐ろしい。

5話で「ふりいくっ!」の富田は、今回の地方営業先である、山梨の旅行に2組の漫才師を連れ回す。その結果、2組は山梨のネタが多数手に入り………山梨をイジった新ネタを作り、4話と同様の客層相手にウケてウケまくる………のだが、このときの山梨イジリネタが、まー、4話と比べて明らかに面白くない。もちろん、ネタの制作過程を見てしまったから、というのもあろうが、それにしたって、明らかにネタの「オモロ」の筋力が落ちている。しかし、現場はウケており、目の前の客を楽しませている。4話の時に「とこなつ」と「R凸」が披露した本ネタと、明らかにフォームも違う。ここで、我々は「面白いとはなんなのか?」「面白いからウケる訳でもないのか?」と、オモロへの向き合い方を、とこなつやR凸とともに考える時間となる。「面白いと楽しいは違う」という、ジャックナイフと呼ばれし頃の千原ジュニアの言葉も思い出さずにはいられない。

吉本興業は、ネタ監修を行なっている某現役吉本芸人は、この流れに乗じて

地方営業やオンバトの地方収録に対して、何か言いたいことでもあるんじゃないだろうか???そう思うと、こっわいアニメやで。

4→5話の段階で、自分にもなんとなくわかる範囲で、しかしそれでいて、あまりにも生々しい営業のリアルを突きつけてきた「まえせつ!」。思えば、最も見てらんないことでお馴染みの1話では「誰も笑ってないギャグがある」という、意外と多くの芸人の売れる前のエピソードとして聞くようなリアルを持ってきていた。あの、第1話はリアルを描写するために「ツカミ」を犠牲にしたものだったのである。また、4→5話ではあまり直接的に出てこないが、「ふりいくっ!」よりさらに売れた漫才師として「JKクール」というコンビが出てくる。

「JKクール」は、ハイスクール漫才に優勝して、現役女子高生ながら吉本興業に所属しているコンビである。吉本興業監修であるため、進研ゼミから送り付けられる漫画のような広告臭の拭えなさには目をつぶってあげたいところだが、それ以上に「時事漫才」として、「魔女の宅急便の黒猫の話」→「電車の中のジジイの話」と話をスライドさせていく漫才や、「三角関数に関する話」というマジのクラスの隅っこみたいな漫才などJKクールの漫才が作中で一番つまらんことには目をつぶれないとところである。が、このつまらなさ、もしやわざとなのではないか???という疑念が沸々と………。なんだなんだ!!!キャラだけで売れてて、ネタの中身がロクでもない芸人がいるとでもいいたいんか!!!!キャラだけの芸人が売れる現状に何か言いたいんか!!!!モデルは誰かおるんか!!!!………ひとまず凄んでみたが、忌野トーシローである私がここに口を突っ込む権利・意義はあるのか?もしかしたら、ないのかもしれないが、実は、「まえせつ!」こそが、そういう権利を与えてくださっているのかもしれない。そう思うと、このアニメは笑えるかはさておき、「面白い」と思ってしまうのです。私は6話も見ますし、7話も見ます、なんなら12話で、どうオチるかも、見ます。ええ、見届けてやりますとも。

(おしまい)

Go to 関西旅行

※この記事は、Go to キャンペーンとは一切関係ありません

 

どうも、オルソンです。

 

 

弊社の長期休暇はGWとお盆なのですが、皆さんご存知の通り、今年の上半期は自粛ムードが漂い、旅行に行くことは叶わなかったのである。

 

しかし、今は自粛ムードがあの時よりは緩みつつある。さらに、こっちが次のGWまで自粛している間に鉄道は変化を続けている。今年のGWは武庫川線も行く予定だったんだぞ!!!!!!!!行く予定だったんだからな!!!!!!!と、いうわけで、弊社の振替休みを利用して日帰り遠征を敢行した。これはその時の紀行文である。

 

というわけで、最終的に行き着く先を鶴橋に決めて、旅行スタート。鶴橋までの切符を買う………と、思ったら600kmまであと少しチャンスだったので、少し大阪市外へ区間を伸ばすと………600km割引適用成功!!!!やったね!!!!600kmチャンスは当日の朝気づきましたからね。いやー、我ながら当日の朝にこんな頭が回ったもんだ。

 

というわけで、まずは、朝早くの横浜を目指し、朝早くから移動を始める。あまりに真っ暗なので本当に夜が明けるか不安になったが、ちゃんと明けてきた。

 

さて、なぜ私はわざわざ朝早くの横浜駅にいるのか?それは、コイツを撮るためである。

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  そう、サンライズ瀬戸・出雲。「翌朝の新幹線で出るより早く東京(下りは岡山)に着く」ことをウリとして、今なお生きながらえる寝台特急だ。もっとも「寝台を某建設会社と共同開発したら、鉄道の耐火性などの兼ね合いで大揉めしたので、後継車は現れない」というウワサもあり、いつ消えるか油断ならない。

ちなみに、鉄道車両を撮るのも一年以上ぶりでぶっつけサンライズだったが、どうだろう?早打ちだったり、後ろがどれくらいまで入るかの見込みが甘かったりしたが、前からこんなもんくらいしか上手くなかった気もする。

 

撮り終わったら、新幹線で西を目指すべく、新横浜へ!横浜駅崎陽軒は7:00開店(コロナ禍前は6:00開店)と言うことで、つまみを調達!横浜線が横浜まで乗り入れるやつか乗り入れないやつかで迷いかけたが、それでも新横浜で酒を買う余裕はは見せつける!

というわけで、こちらが本日の朝食。崎陽軒横濱チャーハンは、シウマイ弁当より具(シウマイ含む)が減るけど、チャーハンで酒を進める荒技が取れるのが魅力である。というか、このチャーハンが普通に美味い。「オカンチャーハン」ではあるんだけど、只者じゃなさもある。

 

新幹線は名古屋に着く。ここでは名鉄を撮る。パノラマスーパーのオリジナル塗色はもういないらしいが……意外といるかもしれないし…あと、いろんな形式の晴れカット撮っておきたいし…

名鉄名古屋までなんとか辿り着くも「4両」」と「4番線」を見間違えて、名鉄の大迷宮で逆走しそうになったうえに、一本見送る。この後行く撮影地の最寄駅「西枇杷島」は各駅しか停まらないが、名鉄は各駅が極端に少ない。結局、東枇杷島まで行く各駅に乗って歩くことに。こんな解決法ありえないというか、電車に徒歩で勝つって、わしゃ農家になる前のTOKIOかよって思うんですが、どうでしょう名鉄

西枇杷島二ツ杁間の柵が低いところで撮影。一応、名古屋に近い分本数は多い、と言いたいところだが、東枇杷島西枇杷島の分岐点より岐阜寄りなので犬山線の列車は撮れない。そんな、実は言うほど本数なさげな撮影地で撮った写真がこちら!

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6000系

1976年から1985年に製造された通勤型車両。名鉄の現役車両としては最古参にあたるが、製造年数の長さもあって、しばらくは主力級の活躍が続く模様。

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6500系

こちらも通勤型。ではあるが、セミクロスシートを採用する余裕を見せつける。それでも2編成だけオールロングシート編成が存在するようだ。

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3100系

名鉄の特急は一般車+特別車という編成で、特別車のみ特急料金を取るという列車が多い。そして、この1800系はパノラマスーパーなどに一般車を増やすために生まれた列車である。だからパノラマスーパーと塗色も一緒………のはずが、この列車は真っ赤な普通列車に増結されているし、パノラマスーパーは前述のリニューアルによってこんな塗色ではなくなってしまった。何なんだコイツ。

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2000系

中部国際空港開業時に誕生。空港アクセスを担うことにもなった名鉄による全車特別車仕様の特急列車である。「ミュースカイ」と言う愛称で知られているため、撮影も乗車も時刻表さえ見れば大変容易である。

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2200系

ミュースカイの色違い………と思いきや、こちらは全車特別車ではない。こちらも中部国際空港開業時に製造された列車ではあるが、「ミュースカイ」的な愛称はない。

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2200系

この撮影で7回くらいきた。撮り飽きすぎて鳥山明になると、流し撮りに挑戦したくもなるもんである。

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1200系

パノラマスーパー。最後の最後でやっときた。ブラックフェイスを雑に取り入れて変にツルツルなのが特徴。前の方が絶対良かった。

名鉄本線にはあまりパノラマスーパー自体が来ない、と言うことがよくわかったところで撤退。なお、帰りも無駄な粘りで乗るべき列車を見逃し、西枇杷島まで歩いている。しかも、西枇杷島まで歩く途中、高校生の大群を見かけ、そのまま大密に巻き込まれるというゲームオーバーぶりを見せつける。しかし旅程は崩すことなく、名古屋では帳尻を合わせ、次行くべくは島本である。が………結論から言うと、この撮影地の訪問はハズレだった。

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まず、やってきたのはスーパーはくと。元々、線路が南西に伸びているので午後すぐに側面に日が回らないのだが、13時でもしっかり回ってない。

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さらに、島本駅周辺のみを覆う謎の暗雲の襲来により全体的に日が回らなくなる。

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そして、よく考えたら223系しか撮ってない。思えば、特急はスーパーはくと以外自分で捨てたとして、221の列車線運用は前に来た時よりさらに減っていたのかもしれない。残念無念。

というわけで、最終目的地である鶴橋へ、さっさと移動。コリアンタウンとして知られ、焼肉屋がめちゃくちゃ多い…と相席食堂でやっていた鶴橋では、ただただ近鉄線のホームにいるだけで焼肉屋の匂いが凄い。あと、コンコースに駅そばみたいな感じで「焼肉ライク」って店があったぞ???撮影前にここで昼飯とする。全然、東京や千葉にもあるチェーン店らしいが、大盛況だった。というか、普通に美味かったぞ…。

近鉄鶴橋で撮影したのは以下の通り。近鉄は形式が難解なので、とりあえず来たやつは全部撮る(失敗することはある)。

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1220系

編成番号が「1026」なのに1220系で合ってるんだろうか、多分合ってないんだろうな。合ってないとしても直す気なし太郎なので悪しからず。バイビー。

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21020系

2002年に登場した、名古屋〜難波を結ぶ「アーバンライナー」の新型で、「アーバンライナーネクスト」と呼ばれる。「ゆりかご式シート」という新しい座席が採用されるなど、当時の新技術が盛り込まれている。

 

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80000系

特急「ひのとり」という列車だが、要するに「アーバンライナー」の後継。こんな豪華そうな列車(実際本革シートなど内装も豪華らしい)を、都市間移動の特急に使ってしまうという非常にワイルドな車両である。2020年3月デビューの最新型だ。

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阪神1000系

阪神本線近鉄大阪線は、阪神なんば線によって繋がれている。これにより、JRと競合する関西において弱点になりがちであった「乗り継ぎ・乗り換えが多い」という欠点を打破し、名古屋や奈良と難波までのみならず尼崎を経て神戸まで一つの線路で繋がっている。そんな近鉄線に、阪神から乗り入れてくる通勤型車両がこの1000系である。

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23000系

伊勢志摩ライナー」として、伊勢方面への観光特急として名古屋・難波・京都から出発する列車。1994年の志摩スペイン村の開業にあわせて生まれ、2013年の伊勢神宮遷宮に合わせてリニューアルされるという、伊勢志摩と運命を共にしている列車である。

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21000系

アーバンライナー」の車両の元祖。1989年に登場し、私鉄初の120km/hを実現。2003年に内装をリニューアルし、前述の21020系と内装を合わせ、「アーバンライナープラス」と改名された。

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撮影後は、駅を降りて焼肉屋へ向かう。ギッチリと店が詰まっているサマはアメ横を思い出させるが、アメ横よりはだいぶコリアンタウン化しており、チヂミ屋とキムチ屋が軒を連ねに連ねる。

そんな、相席食堂で亀田史郎が3150のロケをした場所をすり抜け、「鶴橋ホルモン本舗」なる石直球な店を発見。ホルモン盛り合わせをつまみに酒を飲むことに。

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コリコリしていたり脂がジュワッと出たり楽しい食感。特に新発見だったのは「レバー」個人的に苦手だったのだが、レバー片をレアで焼くと弾力が楽しくなる。レバーってレアでいっていいのかは不明だが、今のところ体調不良がないので多分大丈夫だろう。

ホルモン盛り合わせは、メニューと盛り方が違うので、どれがどのホルモンかは全くわからなかった。が、美味しかったのでよしとする。

この頃になると外はもうすっかり暗くなり、撮れる鉄道写真などない。「じゃあ、もう帰れ」と言うことになるが………京都で新幹線に乗り換え、名古屋でひかりに乗り換え、浜松で下車した。ここで晩飯だ。鶴橋のホルモン?あれは………えーと、その……おやつです、はい、おやつ。

と、いうことで、浜松で私オルソンはめでたく、さわやか童貞を卒業する運びとなりました!!!イェイ!!!

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さわやかの店内は、空間除菌のために緑茶ハイを噴霧しているので、安心して食事ができますね。

注文したのは「げんこつ倶楽部」というセットメニュー。げんこつハンバーグとライスとスープとドリンクのセットだが、キャンペーンにより普通にげんこつハンバーグとライスを単品で頼むより安い。

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そりゃまあ、ドリンク付けるよねってことで、店内にいる横澤夏子をインストールしたフワちゃんのおっしゃる通り、カンパイからはじめることにした。一人だけど。

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あと、ピリ辛ポテトってのを単品で追加したのだが、しっかりバカ辛かったので美味いけど気をつけましょう。酒どころか全然白米進むくらい辛い。

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が、今回の主役はもちろん、げんこつハンバーグである。鶴橋で肉が焼けるサマを見たばかりでも、人は肉が焼けるサマを見ると興奮する。「あ、こんなところで肉焼けてんじゃん、興奮してきたな」とは伊達みきお氏の言葉である。

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さわやかの特徴は、この「半生」ぶりである。自分も行くまで知らなかったが、げんこつハンバーグは球体のため、地球のコアの部分は生肉となる。それが、自分の机に来てから半球に切られ、鉄板で焼かれる。これにより、表面はこんがり焼けているが、生肉のフワッとした食感もまた楽しいという、「つくね」的な食感の変化の楽しさがある。しかし、生肉を味わわせると言う芸当、肉が新鮮でないのはもちろん、つなぎに小麦粉などを使っていたらできない芸当である。まさに牛100%の力を思い知った。

 

このあとは、東海道新幹線で帰宅。ひかり号だから新横浜までノンストップだぜ〜〜〜〜〜〜い!!!と思ったら、掛川駅で減速し、通過線上で停車。どうやら、三島駅で人が線路に侵入したらしい。参っちゃうね………。新幹線なので充電用コンセントはあるし、それに合わせて充電器はあるが、自分のiPhoneは充電しながらイヤホンを挿せないので………それでもリクライニングとコンセントと車販があるからギリギリ一泊くらいは凌げなくもない……でも、静岡まで出るだけだったらホームライナーの方が速かったのかな…………というか2時間遅れれば払い戻しだけど…2時間遅れたら終電がないな…結局損じゃん…損正義じゃん…と考えていたら1時間くらいで復活し、無事帰宅成功。いやー、世の中には松本伊代早見優みたいなやつがいるもんですね。

(おしまい)