二郎にちょい足しするためにセブンの二郎を買い続けた男の話

  • まえがき

 セブンイレブンで販売されている二郎系ラーメンこと豚ラーメンに関してある情報が入った。

セブンイレブンの「豚ラーメン」麺がさらに美味くなったらしいが果たして…? | オモコロブロス! https://omocoro.jp/bros/kiji/184904

(情報を得てからこの記事を形にするまでだいぶ時間ががかったので古い記事です。あとこの記事も7月の記事扱いです。)

実際食べてみると確かに当初より麺が二郎っぽくなっている。しかし、それでも二郎を差し置いて選ぶメリットは見出せ………いや、待てよ?二郎というのはサイドメニューが貧弱である、そして飲食店に持ち込みはマナー違反、とくればコンビニで買える二郎系には「ちょい足しできる」という大きなメリットがあるのでは…?というわけで10品調べてみた。

 

  • 白米

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まずはラーメンへのちょい足しとしてはあまりにベタな白米。白米が売っていなかったため、塩むすびを採用。すでに豚ラーメンに、血圧が114514倍になるほどの塩分が含まれているというのに。

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麺以外の具をできる限り残しつつ、麺をほぼほぼ食べきってから…
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塩むすびをドーンして箸で切り崩す。

まあ、二郎味のご飯って感じで最高。さっき麺を食べたにも関わらず、ニンニクと醤油のガツンと感でサラサラと茶漬けのようにご飯が進む。でも、茶漬けのサッパリ感はなく、後で腹が爆発しそうになる。というか、これスープに漬けるより炊き込むなり炒めるなりした方が美味そうだな。まあいいや。

 

  • 穂先メンマ

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続いては、普通のラーメンにはあるのに二郎系にはないものでおなじみ「メンマ」なお、これ以外の写真はない。仕事の荒さが光る。

今回丸々一袋入れたため、麺よりメンマが多くなってしまい、結果的にヤサイをマシマシマシしたかのようになってしまったことはそこそこ反省せざるをえない。ただ、穂先メンマのラー油と豚ラーメンのスープは合うし、適量であればアクセントとなりうる。でも、入れすぎるとメンマと麺ともやしで食感の違う細いものが混ざり合うのが何とも言えず、何とも言えない。

 

  • すみれ味噌ワンタンスープ

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撮影場所が定まらず、メタリックな背景な上に、横になっちゃってすいません。続いても、セブンプレミアムの最高傑作の一つ、すみれ監修味噌ラーメン…をベースにしたワンタンスープである。

「すみれ」、マツコの知らない世界カップ麺特集でマツコデラックスが絶賛していた。その後、超能力によってリンカーンラーメン王決定戦を見た際に、ナイツ土屋が参考にしていた店と知った。
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………インモラルな生活ぶりがわかったところで、スープをインしたものがこれ。本当にラーメン二郎に他店のスープを持ち込んでぶっかけたら出禁不可避でしょうが、そういうことを平気でできるのがコンビニ飯の魅力と言えるだろう。

食べてみると、完全に味噌ラーメンになった。豚ラーメン特有のコッテリした豚骨とかキリッとした醤油とかが全て「すみれの味噌スープを引き立てるベース」になってしまったのだ。まさかベースになる才能があったとは…。でも、わざわざこうやって混ぜるくらいなら普通にすみれのカップ麺買った方が安上がりでしょう。すみれのカップ麺が太麺になるのはちょっとアリだけど。

ちなみにこれを食べた後、余ったすみれのスープを飲んだら、薄味に感じたのでこれを常食すると舌と腎臓が同時にぶっ壊れます。

 

  • オリーブオイル鯖

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夜の公園から失礼します。個人的に気になっていた「オリーブオイル鯖」。サバ缶のオイルをオリーブオイルにしてしまった一品。いつか食べようと思っていましたが、まさか豚ラーメンにちょい足しすることになるとは思いませんでしたね。

豚ラーメンってニンニク+麺ですよね?そこにオリーブオイルが入るわけです。ということで、具沢山で美味しいペペロンチーノができることを期待しております。
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入れた結果がこちら。食べてみると、ペペロンチーノにこそならなかったが、これが凄い旨い。鯖の旨味が豚骨と合うし、オリーブオイルの感じも控えめながらオイリーに主張。もちろんニンニクと合わないわけもない!これは凄い。相当オススメですよこれは。

 

  • いなばチキンとタイカレー

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缶詰2連続。イナバタイカレーシリーズより、イエローカレーが参戦。本当はグリーンカレーが良かったんですけどね!!!
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入れてみた結果はこれ。糖質制限のために、ライスをヤサイに変えたカレーライスに見えなくもないですが、下は糖質も塩分も脂質もギッシリなのでご安心を。

食べてみると、うーん。カレーと二郎系という濃い味同士の衝突の結果、双方のシナジーを打ち消しあってしまった。無味になったわけでも不味いわけでもないのだが、豚ラーメンのスープをカレーが潰しているようにも、カレーの辛さを豚ラーメンのスープが薄めているようにも思える………絶対別々に食べた方が良かった………。グリーンカレーで試さなかったのはもはや不幸中の幸いですらある気がしてきた…。

 

  • さけるチーズ

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続いてはさけるチーズ。チーズが豚ラーメンをどうまろやかにしていくのか。
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意外とさけるチーズが溶けず苦労し、(粉チーズのが良かったかも)と思ったが、チーズと豚ラーメンによってコクと乳脂肪がプラスされ、概ね成功。ただ、自宅でとろけるチーズを乗っけてチンする方が美味しい気もする。

 

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以前Twitterには書いたことあると思うんですけど、暴君ハバネロはお菓子としては相当辛い、辛すぎる代物なのだが、調味料としてみると妥当なんですよね。しかも、原材料としてハバネロはもちろん、チキンエキスも入っているので辛さと旨味が入っているという。暴君ハバネロはどう考えても調味料なのである。
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このように砕いて入れる。この記事のちょい足し史上1位です。最初はサクサクだった暴君ハバネロの食感が少しずつ溶けて変わっていくのが面白い。もちろん、食感が面白いだけでなく、暴君ハバネロの辛さが豚ラーメンとベストマッチ。最高です。

 

  • サラダチキン

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お次はサラダチキン。豚ラーメンの課題であるペラチャーシュー一枚という肉感の薄さをこの肉塊がどこまで補ってくれるか!?
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粗めにほぐして載せたら完成。味は………まあ、肉は肉でも全然違う。豚と鶏じゃ全然違うのはもちろん、鶏の中でも特に脂が除去されたサラダチキンは豚ラーメンの具としては全然違う。量が多いので食べ応えはアップしたけど、それだけ。

ただ、健康の象徴であるサラダチキンを不健康の象徴である豚ラーメンの汁に漬け込んで食うと背徳感の味がする。そういう意味ではオススメです。

 

  • 納豆

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納豆。何だかんだ言って、ちょい足しレシピに登板しがちな食材な気はする。
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こちらが納豆を入れた豚ラーメン。けして、探偵ナイトスクープのヤバい回ではない。

う〜ん、納豆と豚ラーメン、なかなか上手く噛み合わない。醤油と納豆で上手く合いそうなものだが、一切そんなことはなく。納豆は豚ラーメンの汁より納豆のタレの方が合う、もやしや麺には納豆のタレより豚ラーメンの方が合う。そんな当たり前のことをなぜか身をもって教わった、そんな気がした。

 

  • ボロネーゼソース

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ミートソースで洋風豚ラーメン!果たして…
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こちらがぶっかけた後。………何でしょう。豚ラーメンがトマトソースをトマトソースが豚ラーメンを乗っ取ろうとした結果、何かユニークな味に。トマトソースに時折ガツっと醤油や脂が入ってくる感覚がなんか良い。ニンニクも双方に合うし、個人的には結構アリ。