時間はお金じゃ買えないよ

こんばんは、オルソンです。

以前、このブログで記事にした通り、私は深夜のアニメやバラエティは専らGYAO!を使って見ています。ドラマもGYAO!で見ています。が、このドラマ、が特に曲者です。というのもドラマというのは1時間あります。CM抜いたらそんなにないだろバカ、というツッコミは一旦無視するとして、アニメや深夜バラエティは大概30分(CM抜いたらそんなにないけど)ですがその倍あるわけです。しかもGYAO!には東進の授業のように1.1倍、1.2倍…と早送りする機能がありませんから、当然1倍で見ることとなります。つまり約60分のドラマを1話見るのにかかる時間は約60分です。今、皆さんの頭には「レモン一個分に含まれるビタミンCはレモン一個分だぜ」と語りかける陽気な黒人が浮かんでますね?これがメンタリズムです。さて、アニメや深夜バラエティやドラマはTVで放送された後、最新の回に差し替えられるというシステムです。つまり、1週間のうちにどこで見るかをある程度決め打ちするという方法が取れるわけですね。いやあ、よかったよかった………で、終わる話なんかしたいのではなく、アニメやドラマには「一挙配信」という配信のシステムがあります。これは、あるアニメやドラマの1作品の全12話(2クールあるアニメだったら24話だし、ドラマなんかだと特番やスポーツが挟まって10話くらいしかないこともあるんですけどね)が期間限定で無料配信されるシステムです。この「一挙配信」というのがもっと曲者で、一挙配信でも無料配信期間は1週間であることが多く、こちらの視聴ルーティンを的確に破壊してきます。そして、そろそろ平成最後の夏クールが終わろうとしています。平成最後の夏クールが終わると、平成最後の秋クールが来るのですが、このクールとクールの隙間で一挙配信というのが起きやすいわけです。今、TOKIOの松岡が「大恋愛」という新ドラマを秋クールにやるということでその番宣のために「天国に一番近い男」と「マンハッタンラブストーリー」というかつてTOKIO松岡が主演を務めたドラマが一挙配信されています。また、TBSはこれと同時期に湊かなえの映像化不可能と言われたり言われなかったりした「夜行観覧車」や「Nのために」、「リバース」が配信されています。いいですねえ、ミステリー。ひとたび見てしまうと、どんなにストーリーが面白くなくても謎が解けるまでは見てしまいますよねえ。まあ、今の3作はわりかし評判良かった気がしますが。そうそう、評判良かった、といえば「下町ロケット」も一挙配信されております。これも小説原作でしたねえ。作者が池井戸潤、ということで。名前見たときの第一印象がハンバーグ師匠なのは鉄板のあるあるネタでしょう。また、日テレもクールの狭間で特別ドラマをやるという理由で「過保護のカホコ」を一挙配信しております。GYAO!というか、主にTBSオンデマンドに言いたいのですが、1日って24時間なんですよ?知ってますか?それとも日本人の9割は無職の暇人なんでしょうか?だったら、8時間寝て16時間をフルに使えば余裕のよっちゃんで見れるね、つってね、バカヤロウ。当時もツイートしたんですが、FOD(フジテレビオンデマンド)も、めちゃイケ最終回直前に傑作選10本無料配信すると同時に古畑任三郎一期を一挙配信してたなこの野郎。いつも通りにバラエティやアニメ見つつ、これらの一挙配信見ようとしつつ、学校や職場行くなんて無理すぎるだろコラ。時間はお金持ちも貧乏人も平等だって世にも奇妙な物語(フジテレビ系)の三浦春馬が変な薬飲んで記憶飛ばす話の前にタモリも言ってただろ。クールの狭間に一挙配信を一挙に配信しやがって。永続的に無料一挙配信は無理でも、無料一挙配信を流動的にやって時期をバラけさせることできねえのかよ。できねえ理由がねえだろ。配信の時期変えて、どの時期にどのドラマを無料一挙配信するか決めるだけだぞ。技術的には全然できるだろ、やらねえだけだろ。でも、よく考えたら何で無料でGYAO!見てる我々乞食視聴者のために無料配信するアニメドラマを決めて、流動的に差し替えなきゃいけないんでしょうね?GYAO!サイドに言わせたら金払わんかい、って話ですよね。ゆっくり見れるときに有料レンタル買ってゆっくり見ろって話ですよね。そう考えると時間はお金で買えるのかもしれません。「こんな文章書いてるヒマあったら、一挙配信を少しでも見進めろ、乞食」と言われないように、0:30から30分以上かけて作ったこの文章を1:17に投稿したら、僕は寝ます。おやすみ。

(おしまい)