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オタクが経済を回してるかはわからないが、種田梨沙は経済を回してる

(この記事は多数の人物が出てきますが全て敬称略でお送りいたします)*1

 

種田梨沙という声優がいます。人気声優だったようですが、現在は病気療養中の声優です。このたび、グランブルーファンタジーのIDが運営側の手によってバラされ、療養中にグラブってるという種田梨沙の私生活が明かされるという悲しい事件がありました。まあ私と種田梨沙というのはそこまで関係ありません。知り合いじゃないのはもちろんのこと、イベントすら行ったことないです。ただ単に彼女が声優やってるアニメを3本見たことあるだけです、ハイ。

 

…さて、グランブルーファンタジーといえばソシャゲとして有名ですね。私はグラブル未プレイですが、私の趣味とも密接な関係があります。そのことを述べたのがこちらのツイート。

f:id:EF_510_514:20170510215110p:image

 

R-1ぐらんぷりの表記を「グランプリ」ではなく「ぐらんぷり」にしてる抜かりのなさを見せながら、「休養前」を「休養前触れ」とtypoする恥ずかしさを見せつけていますが、グラブルの運営元であるサイゲームスは、M-1グランプリR-1グランプリキングオブコントというお笑い賞レースのスポンサーをなさっているんですね。ユーザーがグラブルで課金してくれるから今年もM-1がある、グラブルのおかげで私は新しい芸人の新しいネタを見ることができる、もう私はグラブルなしでは生きていけない体になってしまった!ありがとうグランブルーファンタジーグランブルーファンタジーよ永遠なれ!

 

 

…あんまり言ってると、「媚びるな!」と東京ダイナマイトハチミツ二郎に怒られてしまうのでこの辺にして話を進めましょう。先ほどのツイートに対する反応の一部がこちら*2

 それってお笑い好きな三上小又に還元してんじゃん!!!

 

オタクの金→アニメ作品→種田梨沙
↓ ↑原作提供     ↓
三上小又←芸人←R1←グラブル

 

なるほどなあ…

 

文章の状態だと見づらいので、図に落とし込んで加筆修正すると下図のようになりますね。

 f:id:EF_510_514:20170511000157j:image

 

このように、三上小又が描いた作品を買ったオタクの金が、種田梨沙やサイゲームスを通り、巡り巡って次世代のお笑い芸人を支えていることがわかりますね。いやあ、オタクが経済を回すってこういうことだったんですね。しかし、この図は多くの部分に間違いを含んでいます。種田梨沙が日向緑(みどり)という架空のキャラクターの声を担当していたり、ゆゆ式のアニメ化が三上小又のポケットマネーで作られていたりしますが、最大の間違いはゆゆ式難民はそんなにお笑い見てないということです。私はキングオブコント2017の観客をオタクで埋めたい*3と思っていますから、これはいけない。ということで、今回は私が見たことある種田梨沙出演作品である「ご注文はうさぎですか?」「きんいろモザイク」「ゆゆ式」に対して、それらのアニメが好きな人にオススメできる芸人を用意させていただきました!とりあえず種田梨沙が帰ってくるまでは彼らのネタを見て気を紛らそうぜ!気を紛らしているうちにお笑いにハマっちまおうぜ!そして、そのままキングオブコントの観覧*4に行こうぜ!

 

あ、あと逆にお笑い好きがこの記事を見る可能性もあるのでアニメごとに紹介文書いてます。

 

壱、ご注文はうさぎですか?

1、紹介文

 木組みの家と石畳の街*5で喫茶店を営む高校生たちの日常を描いたアニメ。種田梨沙は天々座理世役で出演。天々座ってすげえな…映画館かよ。

主だたるストーリーが皆無で、時々ゴリッゴリにワードセンスだけで勝負した生のボケを投げつけてくる作品。面白いは面白いのだけども、鋭い設定の発想とか優れた構成とかそういうのは一切ない。
なお、1期4話など構成がきっちりした回もあるが、そういう回は大体ワードのパワーが格段に落ちている。

 

2、ごちうさファンにオススメの芸人

2-1、ダイアン
 「職務質問」「カラオケボックス」などオーソドックスすぎる設定から、ゴリゴリにセンスを飛ばした独創的なボケを西澤がボソボソと言って行く漫才師。基本単発でボケながら1つだけ押していくボケを決めてちょこちょこ入れていくという、自身のセンスを完全に信じ切ったスタイルがたまらない。時にキレ、時に困惑しながらツッコミを入れる津田がまた絶妙。個人的にオススメのネタは「ドライブスルー」。

 

2-2、天竺鼠
 天才的発想力を持つ川原による破壊的なボケや設定でネタを繰り広げるコンビ。キングオブコントの決勝に3回進出しており、基本的にはコント師だが、THE MANZAI決勝進出もしている。
常に斜め上から斬り込んでいるアホでナンセンスなボケが特徴で、一度ハマると抜け出せない反面、賛否ははっきりしている。彼らのネタを見ると僕はめっちゃ笑うんだけど、何が面白いのかさっぱりわかりません!オススメのネタはキングオブコント2013の決勝で披露された「寿司」。ただ、初めて天竺鼠のネタを見る人がこのネタを見ると度肝を抜かれたまま度肝が帰ってこなくなる可能性が高いので、「ヤンキー」やTHE MANZAI決勝で披露された「ハンカチ」辺りから入ったほうが良いかもしれない。

 

2-3、スリムクラブ
独特の風貌と声を持つ真栄田が放つあまりに高い破壊力を持つボケに対して、内間がじっくりとした間と困惑の表情を浮かべるだけでさらに破壊力を高めていくという斬新な漫才で2010年のM-1グランプリの空気を荒らしながら準優勝をした漫才師。ボケの数が4分間で10個あるかないかなので、1つ1つのボケがよほど鋭くないといけないのだが、その鋭いボケを作れるのが真栄田という男なのだ。オススメのネタは2016年のM-1で披露された「山登り」。6年経って決勝の舞台に帰ってきたと思ったらより頭おかしくなってましたね。

 

2-4、石出奈々子

 いやあ、正直言いますとね?「もう書く芸人いねえなー」って思って。でも4組ずつ出すって決めたからには数合わせねえとなあって思って、とりあえず公式サイトに行ってストーリーのイントロダクションを読んだんですね。以下引用です。

この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。

 

ちっちゃくてクールなチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位的なかわいさの登場人物に、チノの同級生マヤ&メグ、常連客の青山ブルーマウンテン先生も加わって、ラビットハウスは今日も全てがかわいい!

 

ですって。いやあ、もし「軍人気質とかわいい、という単語を使って文章を作りなさい」っていう問題出されたらこの文章書きますね。いや、限界とかじゃないから。軍人気質とかわいいという単語が入った文章をこれしか知らないだけだから。

 話は脱線しましたけど、まあ上記の文章読んで「とりあえずかわいい芸人入れとくかー!」以外のモチベーションを失いまして。その結果、石出奈々子を選んだわけです。まあ、R-1ぐらんぷり2017で第3位ですからね、皆さんご存知ですよね。知らん奴はYoutubeでもなんでも良いから調べて見とけ!逆にそれ以外のネタ動画が違法合法問わず見つからねえんだよ!*6「石出」って「いしで」って打っても変換されないから「石出る」って検索窓に打ったら、尿管結石の話ばっかりサジェストされたんだよ!

 

弐、きんいろモザイク

1、紹介文

日本に詳しいイギリス人のアリスカータレットと、欧米に憧れる日本人の大宮忍他3名(おいこら)が、繰り広げる日常系アニメ。種田梨沙は日本人である小路綾役で出演。
ボケが設定やキャラクターなどに準拠しており、フリがしっかりしている。2期は教師の心理描写が出てきて学園ドラマみたいになったり、カレンとアリスのイギリスでの幼少期の思い出が語られたりと作風が割と変わる。僕は一期の方が好きです。ぜひ最終話まで見ましょう。あの最終話の感じが好きな人に悪い人はいない。
2人もイギリス人が出るのに対して、その設定を活かすこともあれば活かさないこともあったり、明確な作風が定まっていない。だから4組考えるのが一番大変でした!!!!!!!!

 

2、オススメの芸人
2-1、うしろシティ

「上京する友達の見送り」や「娘さんをください」など、日常生活や物語で見かける設定に対し、「上京する友達のキツいところをキツいと全部言ってしまう」、「結婚を申し込んできた男が俳優の夢を追っかけていて安定した収入がないが貯金は100億円ある」など一風変わった設定を吹き込んで、コントを展開するコンビ。捻った設定の中で自然に、しかし想定外の方向に展開していくコントにはある種の心地よさすらある。捻った設定、想定外の展開と言っても共感できる部分がきっちり残っているのが彼らの良いところ。オススメのネタは「集中治療室」。

 

2-2、THE GEESE

 ここも不可思議な設定が特徴で、設定の不可思議さ以外目立ったボケをしないところに凄さを感じさせるコンビ。具体的には「国語辞典で日本語を勉強している外国人」「歩行者教習所」などがある。出で立ちの雰囲気がシックなのがまた良いんだよねえ…。

 オススメのネタはキングオブコント2008でも披露された「卒業式」。

 

2-3、トップリード

 キングオブコント2年連続決勝最下位という凄いのか凄くないのかよくわからない記録を持っているコンビ。カッチリとストーリーを作るのが特徴でキングオブコント2011で披露された「先行く男」や、2人の刑事が狭い車中で最低限の小道具でドタバタする「張り込み」なんかはその展開に舌を巻く。ボケが面白いというよりもストーリー全体が面白いタイプなので見る人を選ぶというか、評価されにくい気はする。そういう人たちを選んで評価してこそオタクだよ(多分違う)。オススメのネタは「タバコ」。

 

2-4、わらふぢなるお

 今時、「アホな店員のボケに客がツッコミ入れる」という明確にボケとツッコミがはっきりしたコントをするコント師というのは激減した。いわゆる「設定を捻り、そこから展開していく」というコントが増え、いつの間にか設定を捻る形が主流となった。そんな2017年に、捻りのない設定の中で明確にボケとツッコミが分かれたコントをしているのが彼らである。今や彼らは「捻りのない設定」こそがアイデンティティという意味のわからない状態になっている。意味のわからない状態なのにキングオブコントではここ数年準決勝まで来ているらしい。オススメのネタは「タクシー」か「富士山登頂ツアー」。

 

番外編:和牛

 突然ですけど、きんいろモザイクの主人公である大宮忍のキャラクターというか設定ってすごいよな、と。アリスカータレットという「日本が好きすぎて日本に来た、日本文化に詳しいイギリス人」っていうのは創作ならまあ良くある設定に対して、「日本人だが欧米への憧れがあり、日本文化に極端に疎い」っていうのをぶつけてくるってすごいよ、一つの発明だよ、と。こんな発明が起きたコントなっかなかないんじゃないか?って思ったらね、あったんですよ。というわけで和牛のコント、「何で俺に聞くねん」。

 

 

参、ゆゆ式

1、紹介文
「ノーイベントグッドライフ」というキャッチフレーズを持つ。本当に女子高生3人が教室か唯の家か部室でダラダラとトークかネットサーフィンをしているだけというあまりにも、あまりにもな内容からか「難解」「哲学」「ハイコンテクスト」と言われている作品。実際には「プールに遊びに行く」だの「先生の家で鍋パ」だのイベントは起きているし、「ケチャップとマヨネーズってどっちが強いと思う?」だの「何でもマジカルってつけたら強そうになるよね」だの掘り下げたらめちゃくちゃ面白くなりそうな話題も出てくるのだが、それらをめちゃくちゃ面白くなる前にバッサバッサと切り上げるという天才なのか馬鹿なのかわからないことをやってのけている。
他の作品よりツッコミが少し早く、ワードに捻りがあり、声質が良い。最高。
「タオルタオル」「なんつってつっちゃった」「長めに寝ろ!」などの言語感覚がとにかく素敵だ。

 

2、オススメの芸人
2-1、磁石

 変わったスタイルの漫才というのをほとんどしない、いわゆるオーソドックスな漫才師。オーソドックスすぎたのか、M-1グランプリの決勝に一度も進出しないまま結成15年が経ってしまったが、THE MANZAIには4回中3回決勝進出を果たしている。「総書記系男子」「サマンサタバサ笹塚店」「同級生なんかね、みーんな同い年!」など言葉遊びのような中身のないボケを得意としている。オススメのネタは「親への手紙」。

 

2-2、ジャルジャル

めちゃイケやレッドシアターのレギュラーでお馴染みの芸人。キングオブコント2010で物議を醸した「おばはん」や、キングオブコント2009で披露された「しりとり」、あるいは「しつこいひったくり」や「嘘つき通す奴」のような一つのボケを引っ張ったシンプルすぎるコントが特徴で、「色々考えて作り込んだ結果ここまでシンプルになっただけ」とも「本当に遊んでるだけなんじゃないか?」とも思わせるつかみどころのなさがある。オススメのネタはM-1グランプリ2015で披露された「漫才」。漫才であるが、「お互いの話し方が気になって話が進まない」という形で、前述の「一つのことを引っ張る」という部分が反映されており、「お互いが相手のことは気になるのに自分のことは気にならない」という形でWボケを実現しているのは「くしゃみとあくびとげっぷ」や「幼馴染み」などでも行われていた形であり、何度か差し込んでくる「ことわざ」は「言い回しが珍しいヤンキー」や「驚いた話」のようなワードセンスで勝負する形のネタに近い。「本来漫才の最後にやることを中盤でやっちゃう」というM-1グランプリ2010のようで少し違う、メタ的なボケまである。ベストアルバムのようなネタなので一つ、ジャルジャルのネタを勧めるとしたら間違いなく「漫才」。このネタの影響を受けすぎて一本記事を書いたことがあるくらいには好きなネタ。

 

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/02/28/005059

 

2-3、東京ダイナマイト

 二人でダラダラとボケてダラダラとツッコミを入れるスローテンポな漫才師。ある時、「後輩であるノンスタイルの石田に漫才を見てもらって、ダメ出しをもらう…みたいな企画の特番」に出演していて、自分たちのネタを「ボケが遅いぶん早めにツッコミ入れる」と言及していた。これ。知ってか知らずか、完全にゆゆ式のことじゃないか、って。ゆゆ式って少しツッコミのテンポ速いんですよ。あと「風邪引け!」「(あまりにもベタなボケを)言わさねえぞ!俺の全キャリアかけて言わさねえぞ!」など捻りの効いたツッコミもゆゆ式との共通点と言える。オススメのネタは「通販番組」。

 

2-4、囲碁将棋

若手漫才師の一組で、先の磁石とは対照的に様々な設定、スタイルの漫才を作っているが、それらのネタの共通点は「本当に二人の雑談に見える」が「しっかり笑いどころはある」という点である。「マイナスにマイナスをかけるとプラスになるか?」という設定のネタや「悪魔の証明、つまり嘘が嘘と証明できない状態、なのを良いことに大嘘をぶっこく」ネタなど、見ていると頭が良くなりそうでその実中身のない脚本がとにかく良い。オススメのネタは「チア部」。このネタ見ると、チア部のことをもうまともに見れなくなります。

 

3、あとがき

 ここまで読んでくれましてありがとうございます。とりあえずYoutubeで見て、気に入った芸人はいましたか?いた方はそのまま他の芸人のネタも見てみましょう。いなかった方はすみません。この記事に書いてない方でも面白い芸人はたくさんいますから、他の芸人のネタを見てみましょう。

 

 

*1:前回の記事もそうだった気がするが気にしてはいけない

*2:ツイートは匿名にて公開していますが、「匿名だとしてもやめてほしい」「どうせ公開するんだったらID晒して宣伝しろやタコ」などの要望は@Ef_510_514へのリプやこの記事のコメント欄などで受け付けております

*3:理由は2つあり、1つはオタクは現実と虚構を分けるスペシャリストと聞いたことあるからで、もう1つはオタクの悲鳴を聞いたことがないから

*4:キングオブコントの観覧についてはこのブログの「オタクとお笑いと距離感の話」を参照のこと

*5:そういう名前の街、らしい

*6:TVでネタやったら大概違法アップロードされるし、事務所が厳しかったらR-1の動画も消されるはずなので多分TVでネタをやってない…