岡山旅行の話

これは2018年の5月5日のこと。前々回の記事の通り、就活を無事終わらせた私は岡山に高速バス弾丸ツアーを行った。直前予約かつGWというバス料金的にも人の多さ的にも最悪な時期の旅行だが果たして…。

 

 

5月4日の夜、岡山行高速バスに乗るために私は東京鍜治橋駐車場に行く…前に、有楽町駅で降りてあるところに寄り道した。その場所は「かごしま周遊館」。少し前に家族で出かけた時に行ったら旨そうな梅酒があったのだが、ランチかつ家族とだったので頼まなかったものだ。なので、まず梅酒とつまみを頼んで一人呑みしにきたのだ。岡山行く前にかごしま周遊館に寄るという意味不明さだが、俺が行きたいときに俺が行きたい所に行きたいように行く、なぜなら俺の一人旅だからだ。

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今回食べた、梅酒とミミガー。なお、ミミガーは写真では見えないが下にゴーヤを敷くという賛否両論を招きそうな構造なので、ゴーヤ嫌いの人は注意しよう。

この梅酒があまりにも旨い、トロっと甘くて梅のさわやかな香りと酸味もあるのに、焼酎が負けることなく、さりとて辛すぎることなく主役の梅を立てる味で最高。1杯540円だがその価値はある(確信)。アルコール度数40なのにそれを一切感じさせない飲みやすさが恐ろしい。1杯で済ます予定が旨すぎて2杯頼んでしまった。

いい感じに酔ったところで鍜治橋駐車場とかいう今回の宿の出発地点へ。確認作業もそこそこにバスに乗り込むと、椅子の上に自分で膨らませるタイプの首枕とアイマスクと毛布があった。杉崎高速バス最高!杉崎高速バス太っ腹!天才だよ、杉崎高速バス!定刻通り22時ちょうどに発車した天才杉崎高速バスの高速バスは、イントネーションがガッタガタで、何の素材を切り貼りしたらこうなるかもよくわからないものだった。いや、「岡山駅到着は8時40分を予定しております」がガタガタなのはわかるけど、「休憩時間は放送を控えさせていただきます」とかはどのバスでも使うんだからちゃんと録っておけよ!

枕を膨らませて、毛布を掛け、しばらくTwitterをイジったらアイマスクをつけて一旦寝る。…しばらくして目を覚ますと、時刻は23:30。バスは停まっている。そこでカーテンを少し開けて覗いてみると、周りにトラックがいっぱい止まっていた。足柄SAで休憩のようだ。通路側の人も起きている。そこで、通路側の人に断って、トイレやコンビニへ行くことに。コンビニでは飲み物だけ買っていこうとしたが、足柄ということはもしや…?アレがあるんじゃないか…?と思いながらコンビニを隅から隅まで捜索し、発見した。富士宮焼きそばカップ麺!しかし、お湯を入れて3分待って食べきる時間はもうない。なので、バスへ撤収すると自分の隣にいた通路側の人は毛布をかけて、アイマスクもして完全に寝ていた。なので、起こして窓際へ。というか寝るなよ。俺が帰ってこないと思ったのかよ。思うなよ。戻るよ。戻ったら俺はあんたを起こすんだよ。なのに何で寝ちゃうんだよ。

とにかく、足柄SAを出発したバス。自分もアイマスクをつけて寝る。が、寝れない。いったん目を覚ますと寝れないんだよな。苦戦しているとバスは急カーブを曲がり、やがて止まった。時刻は1:00、浜松PAだ。ここでもコンビニに行き、今度は「バリ勝男」という鰹節のチップを購入。たまに祖母の家からやってくるおかかふりかけと全く同じ味がした。チップの面積は広いのでこぼさず食べやすいとは思うが。

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着々とたまる静岡土産

本腰を入れて寝る。目が覚めた。朝だ。前の椅子に掛けた水を飲み、アイマスクを取る。時刻は3:00。3:00!?全然朝でも何でもなかったのである。これが逆浦島現象ですか。当然、何とか二度寝する。今度はちゃんと放送に起こされる形で起きる。8:00に岡山駅着。だいぶ早く着いたな、オイ。

まずは朝ご飯。近くを見まわし、ローソンへ向かう。ローソンでお湯を乞食して、昨晩買った富士宮焼きそばにお湯を入れる。乞食と言っても飲み物も買いましたからね。そういう問題じゃないと思う。富士宮焼きそばカップ麺は旨い。魚粉が旨い。魚粉がソースにも合うという発見こそが富士宮焼きそばの全てと言っても過言じゃないからね。あらゆるカップ麺で相当上位に入る好きさなのだが、全国販売が結構前に終わったのかどの店でも見なくなっちゃったのよね、富士宮焼きそばカップ麺。

朝飯を終えたら、新倉敷へ向かう。まず、岡山に行った目的の一つである「EVA500の葬式」がある。EVA500はエヴァンゲリオンとタイアップした500系である。5月13日にラストランを迎え、ハローキティの柄に変えられてしまうのだという。自分はエヴァンゲリオンにはあまり興味がないのだが、EVA500系のデザインがかっこよかったので撮りたかったのだ。ハローキティはねぇ…、かわいいことはあってもカッコイイことはないからねえ…。駅先に出ると午前順光のはずが順光ではなかった。なぜ…?と思いながら、撮影したが、放送で気づいた。ここ新大阪方面ホームだ!新大阪方面の列車撮るのに新大阪方面ホームいたらアカーン!という、ケアレスミスを正して博多方面ホームへ。ミスをただした後も新幹線は何本か来たが、通過列車はかなり速い。新幹線の法的定義を考えれば当然だが200キロは出ている。なのでミラーレス一丸をもってしても切り位置を遅れた。なのでEVA500以外まともなカットは撮れず!閉廷!

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EVA500。500系といえば、その高いデザイン性から人気を博したのぞみの花型だった…今はJR西日本管内(山陽新幹線)のみの運用、こだまメイン、8両に減車される、など栄枯盛衰を感じさせる。今回のEVA500のようにタイアップに使われることも少なくない。

この後は、妹尾に移動し、瀬戸大橋線を撮る。瀬戸大橋線はしおかぜ、南風、マリンライナーといった本四連絡列車が多数走る路線だ。しかも、岡山~茶屋町間は宇野線も乗り入れている。

撮影地への移動中、Google Mapが「コンビニエンスコデラ」という謎のコンビニの存在を示唆する。こういう謎のコンビニとの出会いが地方の醍醐味である。早速行ってみよう!

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と、思ったら閉まっていた。コンビニが閉まることってあるんだ…。あるか。コンビニが閉まらないと思う方が間違いだった、と思い直す。にしても、店の扉に開店時間が書いてないのはどうかと思うぞ、店として。

撮影地に到着した。

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アンパンマンロッコ。まさかまだ現存していて、今日が運転日だとは岡山駅で放送聞くまで知らなかった。トロッコは32系の改造車で後ろの動力はキハ185系の改造車だ。

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8000系アンパンマン塗装。走っている所を前から見るとアンパンマンが飛んできてるみたいで少しかっこいい。

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8000系通常色。初期のJR四国が本気で作った振り子式特急型車両。8600系という後継車が一応登場しているので、ヤバいと言えばヤバいかもしれない。

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2000系。JR四国の車両で、日本初の制御付き自然振り子式気動車。エンジンを動かすと発生する反作用ゆえに無理だった振り子式を、2台のエンジンを逆方向につけて、反作用と反対の作用で打ち消させるというワイルドな方法で乗り切っている。最高速度が120キロなので、130キロ化改造されたN2000系というグループもある。なお、振り子は土讃線用に開発されたため、瀬戸大橋線では使われない。

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前述の2000系の貫通型とアンパンマン塗装。

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5000系+223系5000番台

岡山と高松を結ぶ快速列車マリンライナーには3両がJR四国の5000系、3両が223系5000番台という6両編成で運転されている。もっとも、5000系の一号車が2階建てで2階がグリーン車、1階が普通車になっていること以外、内装にさしたる変化はない。なお、マリンライナーの2階はグリーン車指定席なので快速なのに18きっぷでは乗れない。定期列車としては珍しい例と言える。

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113系。1963年に製造された国鉄型で、以降の国鉄の近郊型の標準となった。JR東日本でも東海道線総武快速線などで使われていたが、現在は全廃となった。しかし、JR西日本では前面幕をLEDにしたり、内装を223系と同一にしたり、なぜか塗料をケチるためだけに色を単色にしたりといった改造を受けながら走っている。広島にすら227系という新車が入った今、国鉄車王国と化しているのはほかならぬ岡山なのだ。あと、もしかすると115系の方かもしれないね、知ったことか。

撮影地から撤収。なお余談だが、撮影地付近に信号があり、それが青くなるとすぐに近くの踏切が鳴り、列車がやってくる。この辺りは過密ダイヤをうかがわせる。千歳線然り鹿児島本線然り、乗り入れの多い路線は普通にスジ屋が頭抱えがちである。

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岡山県は自分が見た限り、カラスよりサギの方が多い。いい県だね。こういう県が土方が土手の下で糞遊びしてたなんて風評被害にけがされないことを祈ります。

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パイプの上で甲羅干しする亀。のんびり甲羅干ししていた亀だったが突然波でパイプが揺れ、ポトリと落ちた。大丈夫か?と思ったら、亀は泳いでいた。なんじゃそりゃ。

途中の岡山駅で駅弁を購入し、中庄に移動。ここは、山陽本線伯備線が入り混じっているので、サンライナー、やくもなどを撮影した。

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この日の昼飯、えびめし&デミカツ丼。紐を引くと温まる方の駅弁であり、2つの岡山名物がハーフ&ハーフで入った一挙両得な弁当。ただ、えびめしはほぼソースかけご飯だし、デミカツ丼はカツにデミグラスかけただけで、ボルガライス(福井県の料理)と被ってるしで、さして美味しくない。岡山はグルメに恵まれない。土産屋の店頭という、一番客に見せたいはずの土産が、R-1ぐらんぷりの予選を見に行った新宿ルミネにもあった「千鳥のクセがすごいあられ」だった時点で気づくべきだった。

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115系(多分)。先述の113系をベースに登坂性能を大きく上げた車両で、山陽本線セノハチを超える区間中央本線などに投入された。こちらも113系同様、徐々に活躍の場を減らしている。

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103系…ではなく、113系3800番台。113系の中間車を先頭車化改造し、前面をツルッツルにしてしまった、JR西日本が世界に誇る珍車。

 

さきほどから気づかれていると思うが、何故か側面が逆光である。何で…?

 

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117系サンライナー117系が定期運用されている数少ない地区の一つが岡山であり、サンライナーに固定運用であるため、撮影もしやすい。117系は元々京阪神地区に初めて新快速を作るときに競合し鉄を出し抜くために作られた、いわば国鉄が初めて本気を出した車両である。そのため、2扉オールクロスシートでラッシュ時には弱い。サンライナーは岡山と福山を結ぶ、ラッシュ時のみ運行される快速である。なお、以前はサンライナー用塗装というのがあったが、今は単色化計画によってやっぱり黄色一色にベタ塗りされてしまった。

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381系。国鉄が開発した振り子式列車。自然式振り子特有の裾絞り構造が特徴的。かつては、しなの、くろしおなど全国のカーブ線区で導入されていたが、今ではこのやくもだけが381系を使う唯一の列車となってしまった。一部の列車はパノラマ型になっている。

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213系。当初はマリンライナー用に国鉄が作ったが、今は伯備線宇野線などに使用されている。

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今回の遠征で唯一成功(?)した流し撮り

 

夕方になってしまったので、高速バス出発時間まで岡山観光をする。岡山城もその横の後楽園という庭園も、GWなのでライトアップなどのイベントをやっていて夜まで営業しているようだ。

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岡山駅前の桃太郎像。

岡山市電に乗って、岡山城へ。路線図をテキトーに見たため、乗り間違える。乗り間違えた分は歩いてごまかす。

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途中、ショボすぎるスクランブル交差点を通過して…。

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岡山城に到着だ!!!

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後楽園は川の向こう。なんか伝説のポケモンがいそうですね。

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岡山城と椿。どっちにピント合わせればいいか迷ったので両方撮る。

岡山城の中へ突入。チケットを買って入ると案内のお姉さんに「エレベーターで4回までお上がりください」と言われる。エレベーター?岡山城は城なのにエレベーターがあるらしい。一発で攻め入られて終わるぞ。城にしては階段も緩やかで天井も低くない。これは城じゃなくて城型博物館ですね、間違いない。

そんな城型博物館では写真の撮れる展示と撮れない展示が入り混じっていた。基本的に解説文とレプリカがセーフで本物がアウトっぽい。

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やたらと綺麗なシャチホコ。なお、岡山城天守閣は岡山駅からほど近いため高い建物が多く、見通しはそこまでよくない。

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岡山市に自生していた、形の美しさから「笠松」と呼ばれていたらしい松。左の看板によると「天然記念物に指定されていたが、松くい虫によって枯れた」らしい。人間は自然に勝てないことを思い知らされる。

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レプリカ丸出しすぎる駕籠。

本物なので撮影不可だが、日本刀も展示してあった。親子連れが日本刀を見て、その母が「トマトとか切れそう」と評していて笑った。また、岡山城の歴史も書いてあったが、城主が歴史には疎くてねえ…大阪城くらいメジャーな城の城主は知ってるけど、岡山城主なんか知らんし、知らんから誰か見ても「誰?」ってなるよねえ………小早川秀秋なんて言われてもさ…小早川秀秋!?小早川秀秋関ヶ原の戦いで西軍に着くと見せかけて裏切り、東軍に勝利を招いたあの小早川秀秋が城主だったこともあるらしい。ちなみに、他にも2-3人が時代を超えて城主になったため、石垣の積み方など建築様式にいろいろな時代が混ざっているのが特徴なんだとか。はえー。

岡山城を堪能したら、後楽園へ移動。ちなみに岡山城と後楽園の入場チケットは200円くらいおトクになるセットがあります。よかったね。f:id:EF_510_514:20180516220453j:plain

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ライトアップされた岡山城。中写真右下に映り込んでいるたこ焼き屋は閉店しており、ただ単に岡山城の景観を破壊するだけの存在と化している。

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後楽園を一望できる展望台もある。なお混雑により入場規制をしていた。

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これらの屋敷も、今や着付け体験などを行っている屋敷型博物館である。

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マスカットビール。岡山の地ビールらしい。ビールにマスカットを混ぜた味がする(語彙力不足)。実際、ビールってそのままだと苦いので多少副原料が入ってる方が好きだな、とこれを飲んで思った。

さて、来たはいいが、思いのほかライトアップが貧弱な後楽園。展望台や鯉の池などもあるが、思うように写真が撮れない。

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救世主現る。救世主と言っても鯉に関してのみで展望台が意外に狭くて朝の西船橋駅の11、12番線ホーム行階段前みたいに入場規制をかけていたことやライトアップが貧弱すぎてピント合わせるのにも一苦労することや、昼間はやっているらしい雉を飼っていた小屋が夜なのでやっていないことや、マスカットビールを買った辺りでカバンに家の鍵がないことに気づき「岡山に落とせば泥棒はこないけど、こんなライトアップおが終わってる庭で落としたら探すのは骨だぞ…」と思いながら家の鍵を探したらカバンの別ポケットにあったことで浪費した時間と寿命や、屋敷でやっていたイベントがほとんど終わってしまっていたことや、そもそもそんなイベントに参加していたらバスに間に合わなくなることを救ってはくれないが、これを使えば鯉を操って照明まで誘導するのも楽なはずだ!!100円玉2枚を池に投げるなんてクソベタなボケをかましている場合ではない!!

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誘導が上手くいっている例。エサが照明のないところまで流れたら終わりで、それ待ちで照明まで動かない鯉が少なくない。

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鯉がいっぱいいる池に限って照明がないので、思いっきりフラッシュを焚いた。

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鯉にピントが合わない。これはこれで綺麗。

さて、後楽園観光が思いのほか長引いてしまった。ヤバいヤバい。何がヤバいって高速バスの時間が決まっている以上、夕飯の時間に余裕がなさげなのだ。とりあえず、えびめしデミカツ丼津山ホルモンうどん、と全ての岡山名物が揃ってそうな店に飛び込む、が、混んでいた。撤収!岡山駅まで戻り、コンコース内で土産を買ってから、夕飯を選ぶ…が、津山ホルモンうどんの店はない…そのほか岡山名物の店もない………というわけで、讃岐うどんのめりけんやに入った。美味いけど、そんな香川頼みでいいのか岡山駅。もっとプライドを持て岡山駅。岡山名物が食えなかったのが癪すぎて、ままかり寿司も買ってしまった。店選びが悪かったのか、ほぼ酢の味しかしなかった。

高速バスに乗り込み、東京へ帰る。帰りも、アイマスクと枕と毛布の支給でおなじみ、杉崎高速バスだった。ありがとう杉崎高速バス。神だよ、杉崎高速バス。素晴らしいよ、杉崎高速バス。

帰りのバスは、自動放送が終わってる切り貼りだったり、不当に夜中に目が覚めたり、休憩時間に飲み物買いに行ったら出る時は起きていた通路側の人が帰って来たらガッチガチで寝てたり、行きと大体同じことが起きただけなので割愛。

5月6日7:40。バスはサンシャイン池袋のターミナルに着く。あとは朝ご飯を食べて帰るだけだ。実はこの日の朝ご飯はもう決めていた。ラーメン大好き小泉さんというアニメ*1がある。このアニメで「24時間営業の煮干しラーメン屋が新宿にある」とやっていたのでそこへ行こうと思う。だったら新宿行の高速バス乗れよって話なのだが、予約がギリギリのギリだったからね、仕方ないね。ちなみに池袋でこの時間開いてるラーメン屋というと日高屋くらいしかなさそうだ。

日高屋くらいしかなさそうな池袋を後にして、地下鉄副都心線新宿三丁目駅に出る。

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これが「我が煮干に一片の悔いなし」の提灯、でもお馴染みの24時間営業のラーメン屋「凪」である。というかアニメでも提灯のインパクトがデカすぎて「我が煮干に一片の悔いなし」っていう店名だと思ってたわ。あと、普通に新宿ゴールデン街ど真ん中なので気をつけましょう(何を?)

ちなみに、自分が行った朝は、何とTVクルーが来ており、そのせいで待ち時間が長くなる旨を店員から説明を受ける。長くなる、と言っても10分あれば店に入れたわけだが、ただ知らん奴が知らん奴を撮ってたぞ?撮ってた奴は知らん奴でいいけど撮られた方も知らん奴だったぞ?いいのか、それ?いいか悪いかというよりどこのTV局だ?

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凪ではラーメン大好き小泉さんの聖地であることをおおっぴらに推している。万に一つ凪の店主が人でも殺した場合「容疑者はアニメが好きで…」と報道されてしまう可能性が高いと言える。なお、店が狭いため撮影チャンスに乏しく、下写真は食券機の前なので「食券を買いながら」か「帰り際」しか撮るチャンスがない。次回来るときはミニドローンでも持って行こうかな、と思ったが、図書館でおでんをドローンに吊るしてそのおでんを顔につけるシーンをTVで見たとき意外とドローンがうるさいということを思い出したので、やめることにした。

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理科室のホルマリン漬けみたいになっている酢。煮干しが入っているため、酢を入れても煮干しの旨味が薄まらない。この店に来た以上我々は煮干しから逃げられない、逃げられないのである。

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コシがあるが硬すぎない麺が、醤油のしょっぱさよりも煮干しが濃いという魚介系の中でも魚介が暴力的に濃いスープに絡むラーメン。乱切りでシャキシャキと噛むほどに味の出るネギや、一反も麺という平たく伸ばしたワンタンの皮に近いがよりコシ強めの麺(?)がスープの新たな味わい方を教えてくれる。完飲。

というわけで、朝食が終わったので帰ろうと思ったのだが、ここで偶然、別の聖地を発見してしまったので、そこも巡礼する。その聖地とは…

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この角度では分かりにくい&看板も見えにくいでしょうが、朝までそれ正解で松本人志が「よ、で始まる怖いもの」に挙げていたことでも名高い、吉本興業株式会社です。吉本興業自体、ダウンタウンからパンサーまで日本の芸人の半数以上を抱えし超大手事務所であり、この社屋自体もガキ使でフジモンが芸人の卵たちからの質問を全て「顔デカイからや」で打ち返す回など、TVでよく見るのでお馴染みだと思います。全然見ないしお馴染みじゃないですか、そうですか。

 

この後はまっすぐ帰り、荷物を片付けて二度寝して閉廷した。

(おしまい)

 

 

 

 

 

*1:漫画が原作だし、実写ドラマ化もされてるという指摘は、筆者もわかっているのでしないようにネ!

ネタパレに出てきたドリンクを作る〜4月号〜

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

もう2度とないんじゃないかと思われた若手芸人向け週刊ネタ番組の新興が、今年4月からきております。「にちようチャップリン」という番組が毎週日曜22:00から放送されていまして、この番組「こそこそチャップリン」という深夜番組がゴールデンに昇格するカタチで始まったんですが、ゴールデン番組化にあたってゴールデン番組っぽい演出がされてしまったので第2回くらいで見るのを辞めたんですよね。いわゆる「深夜番組がゴールデンになると、深夜っぽい感じじゃなくなってきてつまらなくなる」っていうアレなんですが、それが2回で来るって史上初じゃないですか?ギネス申請すればよかったのに、と思って見るのをやめていたんですが、何と2018年4月から1年間ネタバトルする番組にシフトしまして。1年間ネタバトルっていうと大仰すぎて引くかもしれませんけど、ルールは違えどオンバトとやってること一緒ですからね。いやー、演出も悪くなくて(決してよくはない)、以前のにちようチャップリンの演出スタッフは歯車の上に寝そべってミンチになったのかな?なってないにしても、よいネタ番組が増え、若手芸人が売れる機会が増えるのはいいことです。ただ、にちようチャップリンというタイトルですが、水曜日のダウンタウンとは異なり、チャップリンは出ないので注意してください。1年間ネタバトルと言いつつ8月くらいに打ち切りになっちゃったらそれはそれでめちゃくちゃ笑うけど、そんなことにならないように皆さんも見て視聴率に貢献しましょう。僕は録画します。

 

すっかり、にちようチャップリンの話をしてしまったが、今月のネタパレに出てきたオススメドリンクはこれだ!!!!

 

  • 4月6日

年度の境目特有の特番ラッシュにより、ネタパレは消滅。ま、この次の日がENGEIトライアウト&ENGEIグランドスラムだったし多少はね?トライアウトはさらば青春の光の工場とかゆにばーすの水素水とかありネタというか過去にも賞レースでかけたネタやTVで見たことあるネタ多めな中、序盤から「ジャケットからちりめんじゃこが出てきた」などのワードセンスを匂わせつつも尺に合わせてブラッシュアップした結果「ラーメン屋になりたいという生徒に進路相談の説教するはずがなぜか女芸人の話になる先生」というネタが「女芸人になりたいという生徒に説教する進路相談の先生」という直球のメタネタに変わってしまっていたAマッソ、「面白い人」の話に芸人持って来るやつに長く言葉巧みにツッコミを入れるウエストランド辺りは最高だった。

グランドスラムは平場でもネタでも一貫してるあのキャラのちゃんとしたキャラコントという「正解」を持ってきたブルゾンちえみwith B、トライアウト勝利組で彼ららしいオチの台本以上にヤンキーを演じる二人の演技力の向上をうかがわせたアルコ&ピース、マジでしょーもないことしか言わないバッファロー吾郎Aもとい八公太郎、1回見たネタだがやっぱりオチが秀逸な東京03、「イチチチチ」以外ほぼボケなしなのに二人ともコミカルでずっと面白かったジャルジャル、斬新なシステムがすでに面白いのに斬新なシステムに則った言葉がちゃんと面白いので出オチになりそうなもんなのに全くダレない千原ジュニアめちゃイケ最終回が尾を引いた博多華丸・大吉あたりが印象的。

また別のネタ番組の話しちゃったね。ハイ次。

 

  • 4月13日

この日のネタパレは録画されていないというポカをやらかす。そのため、この日のゲストだった桜井日奈子がオープニングトークで「芸人さんのネタをYoutubeとかで見ます」と言っているのをYoutubeで見ることに。良い子はマネしないでね。

来年のM-1までにあのシステムというか独特なツッコミが消費されないかちょっと心配な一方、テンポを変えたりと試行錯誤も見える東京ホテイソンがトップバッター。生徒会選挙の48対2という結果に「貴乃花親方の負け方〜!」は笑う。キングオブコントで準優勝した時のネタながら映像がYoutube公式チャンネルのものになっていたチョコレートプラネット、あのネタ今見ても面白いけどなあ…。オススメ芸人枠から昇格したロングコートダディ、「大人びすぎた子供」というありがちな設定だが雰囲気とボケはどこか独特。永野は「餅を喉に詰まらせた森進一」という、「森進一のモノマネ」というやり尽くされたベタに永野の狂ったバカを載っけた「分かりやすく狂った永野」を魅せたいいネタ。ありゃマヂカルラブリー野田もTwitterにわざわざ書いて絶賛するわ。あのネタに関してはちょっと芸風も似てるし。オススメ芸人は3時のヒロイン。曲に合わせて一定の動きを繰り返すというコロチキっぽさの拭えぬネタ、でもツッコミやフリ方には技術を感じる。

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そんなこの日のオススメドリンクは「野菜とフルーツのコールドプレスジュース」。コールドプレスって言われても何のこっちゃわかりませんが、にんじん、りんご、オレンジをジューサーにかければ大元のジュースができるそうです。ジューサーなんか使うなバカ。あと先月もいったけど分量を書け。このジュースの場合、にんじんを他の奴に対してどれくらい入れるかってめちゃくちゃ大事だろ。

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文句はこの辺にして、さっさと作りますかね、濃縮還元ではなくストレートにこだわりつつも、この3本を混ぜるだけ、という非常に簡単な製法でお届けいたします。

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完成品がこちら。混ぜるだけの工程はカットしてやったぜ。ちなみに、目分量だけど1:1:1で混ぜ、振っています。

味は、人参の苦味を果物の甘味が抑えてるような、果物の甘ったるさを人参の苦味が抑えてるような…。1:1:1だと少し人参が弱いのでもう少し入れても良かったかもしれない。あと、味自体は全然違うけど、わざわざ高めのジュース3本も買うくらいなら充実野菜でよかったね。

 

この日のネタパレは70分スペシャル。そのためか、いわゆる「タブレットによる若手芸人紹介コーナー」などなく、瀬良社長や東京ホテイソン、きつねなど過去に好評だった若手や、バイきんぐやNON STYLEといった過去に賞レースで優勝した芸人らで固めたメンバー。

この日のゲストはきゃりーぱみゅぱみゅと、終始的外れなネタコメントを残し後半で「南原だけが肩を持つ」という扱い方を覚えた加藤一二三。この日ほどきゃりーぱみゅぱみゅが常人に見えたことはない。

トップバッターはトレンディエンジェル。いつも通りハイテンポの漫才を繰り広げる。バイきんぐは単独ライブだとちょこちょこやってるらしい、かなりクレイジーなネタ。いくらバイきんぐといえどあんなに乱射したら客によってはウケんぞ。NON STYLEは抜群の安定感。M-1の時と比べるとテンポがやや落ちて、わかりやすくなった感。ほぼ動きだけで笑わせる石田の技量は改めて凄い。いつものあるある言いたいに原曲PV風のアレンジをかましたレイザーラモンRG、安定したキャラと見せかけて最後に仕掛けた瀬良社長ことアルピー平子。スペシャル仕様だけど力み過ぎてはいないのが良い。ナイツは最後のM-1の敗者復活戦でかけたネタ。最初見た時は「ラストチャンスでこれ…?」と度肝を抜かれたが、その時より塙の粗暴なツッコミの粗暴さが増している。フル尺だったのとか、屋内と屋外の違いとかもあるんだろうけど。「何で見たことねえのに存在しってんだよ!」「電気ねえのに何でカラオケあるんだよ!」。東京ホテイソンはいい意味でも悪い意味(?)でもいつも通り。本当、M-1までに売れ過ぎて逆に上がれない感じにならない?大丈夫?きつね、もボケ方の幅の乏しさが気になるところです。レインボーは、また平和なコントを…。最初見たネタが「綺麗だ…」だったから印象アレだったけど、今の所「綺麗だ…」のネタ以外全部おもろいな…。いや、このネタも「綺麗だ…」に近いネタなんだけど。

野性爆弾くっきー&ガリットチュウ福島のドミノ中継。せっかく組んだドミノを破壊、「年上だぞ!」と言っておいて年下など意外にベタなボケが多め。でも、最後はしっかりぶちかます。マジで何なんだ。最後のガリットチュウ福島のモノマネの「ジュニアの福島越え」が最高。「IKKOが唯一心を開ける友人」がこの番組中で一番笑ったとこかも。

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放送時間2倍で演者が2倍ってことで感想も2倍だったが、おすすめドリンクは1杯で安心。ベリーベリーストロベリーという、イチゴ、牛乳、コンデンスミルクをミキサーにかけそこにイチゴジャムまでぶち込むというイチゴと乳しか入ってない一品。ジャムと生でイチゴを分けた意味、牛乳とコンデンスミルクで牛乳を分けた意味は何なんでしょうか?あとミキサーなんか実家にあるけど音がうるさいのでこっそり使えない調理器具を持ち出さないように!わかったね!

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まずこれが今回のジュースの原料のうちの乳担当。当然このまま入れる。

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イチゴというのは意外に単価が高く、イチゴ100%ジュースというのはジューサーバーやハニーズバーに行かないと手に入らない(しかも結構高い)。そこで、今回はあるスーパーで、イチゴを購入した。本来イチゴは潰れないようにパックに入れられて売られるのが普通で、こんな袋に入れて売られることなどありえないのだが、イチゴを潰してイチゴジュースを作りたい場合は、イチゴを袋に入れると良い。

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イチゴを5回くらい潰したところで袋に穴が開き、赤い汁が出た時は「あるかもと思ったけど早すぎるだろ」とウケてしまったので、皆さんが作る際は最初から2重袋にするといいと思います。

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これが出来上がったイチゴジュース、に「量が多すぎて牛乳などが入る余地がなくなったこと」と「固形分が意外に多かったこと」の2つの問題点を解決するために固形分を食べるという処理を施したもの。ビニール袋からジュースを出すときにもっと潰すつもりで押し出せば後者の問題は解決した気がする。まあいいか。

続いて、イチゴジャムも用意しなくてはならない。が、イチゴは単価が高く、しかも牛乳200mlパックのような「ちょうどいい量での販売」がほぼ行われていない。そこで、頭をひねった結果、イチゴジャムが適量入った食品を見つけてしまいました!!!!

 

 

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それがこちら!ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ジャムパンはジャムを多量に含む食品であり、ジャムを効率よく摂取したい方にオススメなんです!

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おそらく、世界初、ジャムパンの解剖写真がこちら。下の方をよく見ればわかるように、最初はパンをかじって取り出そうとしたが、一かじりでジャムまで到達できないという、なぜか2chのコピペにされてしまった井上マーのすべらない話みたいになってしまったので上からこじ開ける解剖作戦でジャムを取り出した。

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※余ったパンには余った練乳をかけて、管理人が美味しくいただきました。

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肝心のジュース作りの方はランボー怒りの無慈悲カットをし、完成したのがこちら。TVで見る以上に固形分が多いですな。

味は…美味い。これまで、市販のジュースに例えてしまうことも少なくなかったこの企画のドリンクですが、イチゴのフレッシュな酸味と自然な甘味は市販されている無果汁or果汁1-2%程度のイチゴミルクとは全然違う味である。あんなもんばっか飲んでちゃダメよ、虫入ってるし。ちなみにイチゴジャムを入れるとイチゴの濃度を下げずに甘味をアップでき、練乳を入れると牛乳の濃度を下げずに甘味をアップできるわけです、考えられていますね。これは美味い。

 

 

  • 4月27日

この日のゲストは村上佳菜子。トップバッターのシソンヌ。「自宅にヘビが出ることに違和感を抱かない男と、その自宅に泊まる友達」という背景ごと魅せつつ、ヘビが死ぬ時に「ギューッ!」と泣くというシステマチックさも光るシソンヌらしいネタ。それにしても、何で村上佳菜子はゴリラの顔真似とヘビの断末魔のモノマネがあんなに巧かったんでしょうか?「前半に畳み掛けるな」というメタネタに「ポテチ、最初からガーッて行く?」や「俺、朝起きたらすぐ三食食べるから」などのわかりやすい例えや「藤井四段の顔マネすんな」の後にもう一オチ足したりした四千頭身。AI-TVも終わってしまった以上、この番組くらいしかフジテレビが四千頭身を売り込める場なんてないからねえ…四千頭身に限った話ではないけど。チョコレートプラネットのカレー屋のネタも以前見たときは「単位が他店とズレてる」という設定に沿ったネタだったのに、「ただの黄色い紙」「(ただの黄色い紙を)七夕の時に使っていただければ…」など、そのシステムから逸脱しすぎたボケが足されまくっていたような。「入っちゃってる、というのは〜?」の言い方だけであれだけ押せる松尾はやっぱり天才プレイヤー。私は彼らはもっともっと売れるべきだし、何ならキングオブコント2014準優勝した段階でもっともっともっと売れるべきだったと思っております。タブレット芸人から昇格した宮下草薙。草彅剛に似てる方が宮下なんですね、ややこしい。暗くてネガティブなキャラクターとか、本題のハワイ旅行とか以上に、香港のイメージがVISUALBUMの「マイクロフィルム」というコントのような、コテコテのイメージで止まっていて、それでいて描写が丁寧なのが最高。最後は、村上佳菜子にオススメするタブレット芸人、青色1号。細かい設定に細かいボケ、さらに細かいキャラクターが噛み合った傑作コント。別のネタも見たいなあ…。

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そんなこの日のオススメドリンクは「アイスほうじ茶スパイスラテ」。インスタ使ってないのにインスタのフィルターかけたみたいになったので、とうとうカメラにガタがきたか?と思ったんですがレンズ拭いたら直りました、じゃあ撮り直せって話なんですけどね、ハッハッハッハッ!(笑って誤魔化す)

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どうも!筋肉料理研究家のマグマオルソンです!まず皆さん自販機でほうじ茶ラテを買ってきてください!このままでは普通のほうじ茶ラテ!しかし、ここからがネタパレ流!

ミュージック、スタート!

https://www.youtube.com/watch?v=vx2u5uUu3DE&sns=tw

(0:26辺りから)

ドゥンドゥン!デレデデン、デン♪

 

ドゥンドゥン!デレデデン、デン♪

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ブシルソード、ロッキンハーディ♪(ガムシロップを投入します)

 

ドゥンドゥン!ドゥレデデン、デン♪

ドゥンドゥン!ドゥレデデン、デン♪

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アイモロギーチョアベスプターコロヒアマンシャウエッセン(生クリームを投入します。どこからどう見ても生クリームです。コーヒーフレッシュではありません。)

 

ドゥンドゥン!

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ヤーッ!!!(シナモンを投入したら完成!)

オチはシナモンをコップの横にこぼすのが正解なんでしょうけど、掃除が面倒なのでやめました、すみません。

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こちらが完成品。かき混ぜて、と…

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そういえば自分、高校の時に「海藻を黒焦げの炭にして、それを粉にして、その粉を水で煮出してヨウ素を取り出して、海藻中のヨウ素量を調べる実験」をした時、ビーカーに水を入れてから炭の粉を入れるのではなく、炭の粉をビーカーに入れてから水を入れないと沈まないよ、と化学の先生に注意された後、別の海藻で同じ操作する時にまた水に炭の粉を入れたのを化学の先生に注意されて…というのを3ループくらい繰り返したんですが、何と全く同じミスを繰り返してしまいました。無念。この記事をその時の化学の先生が見ていないことを祈ります。

味は…最初にほうじ茶ラテの味を知るために飲んだらほうじ茶の香ばしさがイソジンみたいな味になって襲ってきたのですが、シナモンを入れることでそれが全て消滅し、ほうじ茶と牛乳(とシナモン)の味だけが残る。そしてほうじ茶ラテとシナモンの相性が抜群!シナモンのベストパートナーは焼きリンゴだと思っていたが、ほうじ茶ラテは焼きリンゴ超えたね。焼きリンゴくんはほうじ茶ラテにシナモンをNTRされてしまいました。悲しい。というかなぜ、ポッカはほうじ茶ラテにシナモンを入れずに販売してしまったんでしょう。次回はネタパレを見習ってシナモンを入れるべきだと思います。と、ネタパレが若手芸人の育成や私たちの笑顔だけでなく、ポッカの商品開発にも貢献したところで今月のドリンクはおしまい!

(おわり)

東西線のお話

こんばんは、オルソンです。

 

 

本日、就活が終わった。いや、終わったというよりは終わらせた、といった方が正しい。インターンの時に入れてもらえることになっていた(コンプラ)にある(コンプラ)という会社に入社できることになっており、辞退も可能だったのでその会社より条件の良い会社ばっかり受け、そして全落ちした。

いわゆる、きちんとしたバックアップ存在下での就活により、(あれ?就活ってゲーム、単純にバランスがアカン、クソゲーでは?)と俯瞰で見えてしまう。何しろ、履歴書に自分のことを正直に書いて選考を落とされると、履歴書のどれがいけなかったのかわからない。志望動機か?長所か?性別か?はたまた名前の画数か?河合模試のように解答解説付きで帰ってはこないのである。また、サイレントお祈り*1辺りから分かるようにゲームの主導権は完全に企業が握っている。投稿フォームタイプの800字程度の作文3問と言うヘビーなESを送らせてから説明会だったのに、説明会の30分前の会場にあと少しで着くってタイミングでES選考落ちメールを送ってきた(コンプラ)という会社は忘れねえからな、忘れてやらねえからな。また、選考基準で差別的なことを書けないがゆえ「高学歴募集!」と書いていないが、雇用実績大学を見ると早稲田、慶応、東大、京大、しかないのでそっ閉じした企業もあったし、中には「お茶汲み」などそれっぽい単語を匂わせて男性を弾く(逆もあるんだろうな、匂わせる単語は思いつかなかったが)企業もあると聞いた。そういう企業には履歴書送っても当然落ちる。まあ、書類審査通っても面接で落ちたら履歴書手書いた手間も元の木阿弥なんですけどね!あと、交通費が飛ぶ。時間が飛ぶ。履歴書代も飛ぶ。そんで普通に全社落ちたしな。なので、強力な後ろ盾があるのに就活する意味は本当にない。

これ以上の就活語りは本当に本気で就活する(した)人々に任せるとして、就活と同じくらいクソなのが朝ラッシュの東京メトロ東西線の混雑度である。東京メトロはその名の通り東京23区を網目状に結ぶメトロなので、朝ラッシュに混雑がすごいのは当たり前体操だが、東西線は特に酷いとされる。そんな朝ラッシュの東西線に就活のために2回ほど乗った。

1回目は西船橋から乗車。西船橋東西線の起点だが東葉高速線総武線に乗り入れているため西船橋始発は多くない。そのためすでにパンパンである。乗車口に人がクソほどいるのにやって来る列車にも人がクソほどいるのである。電光掲示板の一番上に表示されている列車にはまず乗れない、いや気合いめっちゃ入れれば乗れるし実際自分は乗ったけど。ただ、乗ったらその闘いは終わるわけではないどころか、駅での乗車なんかまだ始まってすらいないことに気づかされる。まずパーソナルスペースという概念はない。当たり前のように自分の周囲は人でギチギチに包まれて、身動きは取れなくなる。これで自分の手が女性客の胸や尻に当たっていて、「痴漢です」と言われたらどうすれば良いのか?北村晴男弁護士はしくじり先生で「私は今から何も触らない!DNA検査をやってくれ!」と叫べば良いと教えてくれたが、あの教えは東西線のラッシュという「どう考えても人と人が人種、信条、性別、社会的身分、または門地をを問わずすし詰めにされ、人と人との触れ合いが生まれてしまうパターンを配慮していない。というかあの授業、何でしくじり先生でやったんだ。行列のできる法律相談所でやれよ。全国の旨い差し入れとか、ゲストが会いたくない人と会わせてみるのとか、もういいから。そういうことばっかやってるから法律相談所の前に行列ができるんだよバカタレ。エビ反りになって筋肉を痛めそうになっている自分を乗せた痛筋快速…もとい通勤快速は原木中山で停車する…が、ホームが遠い。少し調べてくれれば分かることだが、東西線の通勤快速は原木中山には止まらない。しかし、現に自分の通勤快速は原木中山に止まっている。なぜか?前の列車が詰まっているからだ。そのため、通勤快速は通過線に停車している。通過線に停車って「別冊TV Bros.まるまる一冊TBSラジオ*2」みたいですね。せっかく通勤快速は浦安までノンストップなのに一切それを生かせていない。しばらくするとゆーっくり発車する。当たり前のことだが、浦安までノンストップなので浦安まで客は増えないけど減らない、つまりエビ反りのままである。なのに原木中山で止まるし、ゆーっくり発車していく。早く行かんかい。そんな想いも虚しく、何度か駅ですらない場所に停車する。そして列車は浦安に着いた。ドアが開いたが、何と自分がこの日乗った通勤快速はワイドドア車。ワイドドア車はドアが広い分乗降時間を短縮できる一方、この日の自分を含めかなり多くのお客様が「ドア前のお客様」となり、進路を邪魔しないように降りることを要求される。降りたが最期、また気合いを入れて奴隷列車に乗り込まなくてはならない。………挫折した。私はここで通勤快速をやめました。いやー、時間的余裕を持って正解でしたね。そもそも、通勤快速という優等列車だから混むのであって各駅停車に乗れば空いて…………………なかった。同じ列車が来たのかとすら思った。仕方ないので乗り込む。鞄を足元に落とす。足で鞄を挟む。ものすごい圧力の人の波に鞄が流されないようにしっかり守る。守りながら足を車内奥に進める。エビ反りになる。変な声が出そうになる。何なら実際に出す。ドアが閉まる。浦安から何駅か進んで初めて東西線は地下鉄らしく地下に入る。混雑率は変わらず、下手なハンバーグより肉の密度が濃い。客のことを肉と呼んでいるが、まああの待遇は人間の運び方ではない。そして地下鉄は地下の駅でもない謎の暗黒空間に止まる。自分も正直少し怖かったし、閉所恐怖症の人が乗ってたら間違いなく発狂するはずだ。でも発狂する客はいなかった。発狂する客はいないのに数分程度遅れている。日本の鉄道は正確とかいうアレはデマです。そして列車は茅場町に到着。ここで降りるぞ…と思いきや客もここで降りるらしい。肉の波が押し寄せる。一人一人の力は小さくとも、多くの客がうねりを生み出す。足元に置いた鞄を取る、取っている間にも後ろから衝撃波は来る。流れ行く鞄とはぐれないようにしっかり捕まえる。そして自分の意思と関係なく押し出される。通勤快速でも各駅停車でもない、人波の暴走特急だ。降りたら降りたでホームが混んでいた。エスカレーターも左右どっちも詰まっていて右が急ぐとか関西では左だとかそもそもどっちかに偏って乗るとエスカレーターの寿命が縮むとか、そんなこと言ってる場合ではなかった。でも日比谷線はやたら空いていた。日比谷線ホームの空気が美味しかった。

2回目も目的地は茅場町。今回は前回の反省を生かし「西船橋始発の時刻を調べる」という技を披露。7:30にその列車はあったのでその数分前に西船橋に到着。しかし、数分前という読みは大甘の甘のあまんきみこ。なんと、7:30の始発はもう来ていたし、席は全て埋まっていたし、次の始発で座れるのを狙う戦士はもう列をなしていた。次の始発は7:40。この始発で座れなければ7:50でもいい。俺は時間に余裕を持って行動している…。が、何と7:50発の西船橋始発などない。そう、乗り入れだ。朝は東葉高速線に加えて総武線にも乗り入れるため、西船橋始発が本当にレアになる。具体的にいうと8:40まで始発はこない。つまりこの椅子取りゲームに負けたら始発チャンスは実質もうない。列車が意外とすぐ来た。乗り込む。ザッ、という音がした。わずか1秒で全ての椅子が埋まった。自分もこの1秒で座席をゲット。こうすればあとはのんびり行ける…はずがそうならないのが東西線だ。いや、最初は良かった。ほぼ立ち客もいなかった。しかし、各駅停車として各駅停車で客を乗せると前にも見た地獄の混雑だ。地獄の混雑でも座って入れば関係ない、そう思っていたが地獄の混雑相手にそれは通じない。なぜなら、地獄の混雑だからだ。自分が座っている目の前でおっさんがエビ反りになっていた。いや、この前の自分もそっち側だった。だから自分はそっち側の気持ちが分かる人間のはずだ。そう、このおっさんは自分の意思でエビ反りしているんじゃない、エビ反らさせられているんだ。そしてエビ反りしたおっさんの膝の皿がちょうど座っている自分の膝の皿に当たる、当たる当たる。これが辛い。もちろん座っているから立って詰め込まれてつくねができる一歩手前になるよりは辛くないはずだ。しかし、「あなたは辛いと言っても周りはもっと辛いのよ」その声がどれほど日本人から「辛い」という愚痴を奪い、ストレスに昇華させていったのだろうか?辛いことを辛いと言えない、そんな社会はまるでこの東西線のように息苦しい。そうだろう?辛い時は辛いというべきだろう?ということが考えられるのはひとえに自分が座っているからである。座っていると広告を見る余裕も生まれる。住○不動産が八千代緑が丘駅前にマンションを分譲するらしい。するな。こんなに混んでいるのに、これ以上マンション建てたら地獄だろ、穴場でも何でもないんだぞ、工事中止しろ。何が駅前メガシティだ、うしろシティの星のギガボディみたいに言うな。そして列車は茅場町に着く。人波に乗っかれば降りられる、と思っていたのだが。が、が、が。ga!ga!ga!、これじゃ、スロウスタートのオープニングだが、何と目の前の膝の皿に膝の皿を当てて来た、いや当てさせられていたおっさんは茅場町で降りなかった。おっさんは身動きが取れない。取れるのにあえて自分の膝の皿を攻撃していたら最悪だからだ。そんなわけで膝の皿膝蹴りおじさんがバリケードおじさんになる。隙間を縫って車内中程に入る。車内中程、それは降りる客のメインストリーム。相変わらず土石流が背中を押す。そこに自分の意思、自分のペースなどない。ところてんのようにガンガン詰まってニュルンと押し出される。茅場町だ。このあと日比谷線に乗り換えて(コンプラ)にある会社に面接に行った。受かっていれば、毎日あの東西線に乗っていたのかもしれない…まあ落ちたんですけどね!

(おしまい)

 

*1:選考を落とす「お祈り」を、「二次選考の連絡をしない」という形で知らせること

*2:https://www.tbsradio.jp/238229

【お詫び】結局飲み物を粗末にしてしまった話

どうも、こんばんは。オルソンです。

 

 

今回はシュワチン記事、何と記念すべき10本目である。10本目ということは当然10回シュワチンしている。1回目の記事では「二度とやりません」と書いておいてもう9回もしている。まあ、このブログのオチが「僕はやりません」で終わることは往々にしてあるし、その結果結局やってしまうことも多いのである。

スマホなしで待ち合わせ*1とかねえ!!!

 

10回ともなるとリンクを貼るのは面倒だし、読者がそれを読むのはもっと面倒なのでハイライトでお送りしよう。

「炭酸水に陰茎を浸すと勃起力が上がる」そんな情報がツイッターに流れて来た。この情報、画像に陰茎の浸し方まで書いてあるのに「勃起力が上がる」というのがどんな現象かは書いていなかった。そこで私、オルソンが勃ち上がり、実際にやってみた。確かに精液の生成量、粘度、勃起時の陰茎の硬度上昇が見られ「これが勃起力の増強か〜!」となった。なお、この時はまだこのブログは開設されてなかったのでツイッターでの発信にとどまったが、のちに助言を受けてブログにもまとめる。

その後、閲覧数の伸びという意味ではシュワチン記事は好評だったので、ただの炭酸水ではなく炭酸飲料である飲むTENGAや振って飲むタイプの炭酸ゼリー飲料にも陰茎を浸したり、交互浴の考えをシュワチンに取り入れたりもした。

これらの記事は概ね好評だったが、一部苦情として「炭酸水や炭酸飲料といった飲み物を粗末にしている」という意見があった。これに対してオルソンは「じゃあ、炭酸泉モチーフの入浴剤なら食べ物じゃないからセーフですよね?」というめちゃイケのプロフェッショナルのパロディとして、BPO加藤浩次鈴木紗理奈チョコレートフォンデュにしたのを怒られたのに対して、生コンならセーフといって岡村隆史が尋常じゃない量の生コンを浴びた回と全く屁理屈でハイ、論破!そして、この入浴剤に「血行促進の唐辛子成分入り」である「きき湯ファインヒート」を選んだ結果、それが強炭酸水や飲むTENGAを抑え、もっとも勃起力を上げるものに俺が選び、シコって、スカッとジャパンしたというお話。

後半でお台場色が強くなったものの、だいたいこんなところである。なぜ、飲むTENGAはきき湯ファインヒートに負けてしまったのか?それは飲むTENGAには確かに漢をアゲる成分が含まれているが炭酸の量は少ない。一方きき湯ファインヒートは300リットルの風呂一回分をコップ一杯の水に溶かしたため炭酸や唐辛子がとても濃い。ここに飲むTENGAの敗因がある。

 

https://m.youtube.com/watch?v=0E00Zuayv9Q

ヒョロヒョロヒョロヒョロヒョロ〜

 

ドゥドゥパドゥ♪ドゥドゥパドゥ♪ドゥドゥパドゥ♪ドゥッパドゥ♪ドゥドゥパドゥ♪ドゥドゥパドゥ♪ドゥドゥパドゥ〜⤵︎

 

 

I have a飲むTENGA〜♪

 

I have a きき湯ファインヒート♪

 

オォン!

 

飲むTENGAきき湯ファインヒート

 

 

 

 

というわけで、飲むTENGAに炭酸と唐辛子成分をブーストした飲むTENGAきき湯ファインヒートチンを行います!!!!!!!!!!!

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と言うわけで左が飲むTENGA、右がきき湯ファインヒートである。それぞれ単独でのシュワチンはすでに行なっているが…

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今回は以前の記事*2にも出てきた、焼酎のボトルを使って2つを混合する。以前の記事と蓋の色が違うのはそういうことです。なお、飲み物に入浴剤を投入した時点で飲むことはできなくなったため、シュワチン後の廃液はトイレに廃棄いたしました、この場を借りてお詫び申し上げます。

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以前書いたように飲むTENGAは大変鮮やかな黄色であり、服につくとカレーより取りにくい悪魔のシミと化すうえに、カレーよりシミになった例が少ない分対処法も少ないため、全裸シュワチンが推奨される。

ここから写真はナシ。なぜならきき湯ファインヒートを入れた途端突沸してしまい、撮影してる場合ではなくなったから。ピンクグレープフルーツのような色を経て、最終的にタバスコと全く同じ色になって笑うしかなかったですね。ちなみに陰茎にはもう染みる染みる。でもきき湯ファインヒート単独と同じようっちゃ同じような感じ。いわゆる、「飲むTENGAの炭酸量はきき湯ファインヒートの炭酸量と比べて大変小さいので0に近似してよい」っていう話ですな。

 

肝心の効果は…一番際立つのは堅さでしょうな。血気盛んな陰茎はもう、釘を打てるのではないかと思うほどに堅く硬くなった。また、粘度が高いのに水分量も多い精液が出た。そして、明らかに遅漏になった。そういう意味でも粘りが出たんだねえ。効果が2〜3日後と大変早く出るのも嬉しい。過去の記事にも書いたけど、2-3週間要するものもあったのでね。言うまでもないけど、効果が出る速さも効果の強さもこれまでで最強というか今までのとは格が違いましたね、ハイ。

(おしまい)

 

 

 

 

水曜日のダウンタウンこち亀検証SPの関連ネタ小ネタまとめてみた

こんばんは、オルソンです。

 

2018年4月11日に水曜日のダウンタウンこち亀検証SPが放送された。水ダウもこち亀も大好きな自分としては、それはもうかつてやよい軒にあった「黒酢酢豚定食」というその名の通り黒酢酢豚の定食なのに副菜に麻婆豆腐が付いてくる定食くらい、楽しませていただいたわけだが、今回はそんな水ダウこち亀SPのSP仕様になったOPの解説や、今回の実写化の元になった話に関連した話を紹介していく。

なお、元ネタになった話の方は何か無料公開されてるっぽいのでそっちで確認すればいいと思うよ、うん。

水曜日のダウンタウンコラボ記念!「こち亀」説検証エピソード大公開!! https://www.shonenjump.com/p/sp/1804/kochikame/

次回は、両さんらが東京23区を捜査訓練で逃げ回る回や、のぞみ号に乗った部長から軍用ヘリを使ってエロ写真を取り戻す回が実写化されたら嬉しいですね。

なお、私はこち亀全巻のストーリー、タイトル、それが何巻何話か把握している超人ではないため、こちらのサイトを参考文献とさせていただいた。

http://www.maxaydar.net/kame/index.html

こち亀データベース

 

 

なお、この記事は水ダウこち亀SPはもちろん、こち亀のネタバレをアトランダムに含むので注意!

 

 

  • 日本一のテキトー男

OPでは「高田純次が『高田純次です』と挨拶してるシーン、TBSのアーカイブ全部調べても出てこない説」の高田純次があてがわれていた………が、両さんがめちゃくちゃテキトーな男であることは言うまでもないことである。部長をして「ゲームの合間に仕事をやっているんだろ?」と言わしめる(73巻「ボーナス戦線異状なし!の巻」)夜勤中にコンビニで酒を買った帰りにゴミ捨て場の電気ストーブを5台近く使って最終的にボヤ程度の火災を起こす(63巻3話「夜勤パニックの巻」)、寮の一室で勝手にゴキブリを養殖し、その後放置(76巻6話「ゴキブリ大行進!の巻」)などそのテキトーエピソードには枚挙にいとまがない。

 

  • 始末書

「始末書の両さん」これは1巻1話のタイトルであると同時に、この時配属された新人であった中川にまで知れ渡っていた両さんのあだ名(悪名ともいう)である。63巻3話「夜勤パニックの巻」で、派出所にボヤを起こしたのに便乗し、始末書を全て焼却………したところを部長に見られ、3倍の5000枚に増やされる、116巻8話「祝い隊・出勤!!の巻」では、始末書10000枚記念を盛大に祝福される、と連載中は順調に始末書を重ねた、多分今も重ねていることだろう。

 

  • 佃煮で寿司屋のあの娘も射止めろ

両さんの実家は佃煮屋の息子、一方OPでデカく金色のテロップが出た「超神田寿司」はこち亀2桁代原理主義者過激派にとってこち亀がつまらなくなった戦犯とされている、両津が警官をしながら住み込みで働いている寿司屋である。何?警官は公務員だから副業禁止だ?黙れコンプライアンス

最初に働いたきっかけは119巻7話、「両さん板前になる!?の巻」。擬宝珠纏という婦警に手を出そうとしたヤバい男から纏を守るために、ヤバい男の顔面を23発殴って874のおっさんにしてしまったために謹慎になった両さんに、纏が謹慎中の職場を紹介するという形で働いた。この擬宝珠纏とは、のちの120巻4話「両さんのミレニアム婚!!の巻」で結婚寸前まで話が進むのだが、ある理由によりオジャンになる。

元々手先が器用な両さんは板前としての技術習得が早く、警官よりよっぽど寿司屋の収入の方が大きい………が、134巻3話「纏と両さんの寿司バトル」や191巻9話「がんばれ秋葉原店の巻」など、支店を出すと、金儲けに走り、そして大概潰す、という両さんが板前になる前から何度も経験しているはずの破産パターンに入ってしまう。

 

  • 白鬚橋

後述のフュラーリの前にチョロっと入った、やや聞き取りにくい単語「白鬚橋」。下町の実在の地名が出ることでお馴染みこち亀ではあるが橋の場所が南千住と、確かにこち亀に出にくい立地をしており、特殊な機構を持つ勝鬨橋や、両さんの実家に一番近い橋である吾妻橋と比べると明らかに出演頻度は低い。

ただ、79巻4話「白鬚橋の思い出の巻」という、白鬚橋を巡る両さんの弟である金次郎の思い出話が、金次郎からだけでなく兄である勘吉の視点からも語られる回があるほか、82巻7話「ザ・セイフティドライバーの巻」では隅田川に架かる橋シリーズという扉絵シリーズの一つに含まれる形で扉絵を飾っている。

 

  • フュラーリテスタオッサンドナイシテマンネン

56巻1話「ニセ車販売店を探せ!の巻」に登場した、「コロッケの正しい食べ方」(50巻6話「下町グルメの巻」)、「ビールを地面に撒く会」(94巻1話「日本酒密造計画!!の巻」)、「並べ師」(194巻5話「本庁配置係の巻」)などと並んで、こち亀の中ではなぜか有名になっているギャグの一つ。

ストーリーとしては「両さんの知り合いがポルシェを98万円で買った、というがあまりに安いので中を調べてみるとエンジンがダイハツ製で馬力も低いので、文句を言いに車屋に行くと、『うちは本物の『ポルシ』や『メルデセスベン』、『マークⅡ(ソーズ)』を売っているんだ』と開き直られる」という回だ。そんなナイツの漫才みたいなバッタモンカーの中でもひときわ目を引いたのがこの「フュラーリテスタオッサンドナイシテマンネン」である。

この車も他の製品と同様、ガワはフェラーリそっくりだが、エンジンは650ccの2気筒で、両さんをして「こりゃ脱穀機と争うな」と言わしめた名車。

 

ダウンタウン、の和訳は下町でいいんだろう、そういう小ネタなんだろう、そういう小ネタをそういう小ネタと解説するなよ俺。

亀有もダウンタウンのはずだが、それはさておき浅草は両さんの故郷。実家である「よろづ屋」という佃煮屋は度々出るが、両親揃って出払っていたり、店の中にいたりすることが多く、両さんの親が佃煮を売っているシーンはほぼない(売り場自体はあるので、106巻3話「浅草お盆グラフィティの巻」ではマリアが代わりに接客をした)。

106巻3話「浅草お盆グラフィティの巻」や78巻9話「兄として…!の巻」のように両さんや弟の金次郎が結婚の話となると実家が出るほか、ドラマの聖地となったり(72巻1話「親父は強かった!の巻」)、派出所旅行の宿になったり(47巻8話「東京散策!?の巻」)した回もある。

また、両さんの幼少期を語る回でも当然実家は出てくるわけで、「浅草物語」というタイトルの話もある(57巻8話、続編が125巻9話)。

 

  • ベッドの下に日暮寝てても

日暮熟睡男、とは4年間寝て1日だけ起きるため4年に1回(西暦が4で割り切れる時、基本的に閏年と同じルールだが2000年にも出演した。)しか出演しない警官である。「4年に1回しか出ないキャラが10回も出ている」という事実はこち亀の長期連載ぶりをうかがわせる伝説的事実と言えるが、1000年に1回しか出ないキャラがルールを無視して3回くらい出ているので何とも言えない。

なぜ、4年に1回しか起きないのにクビにならないのか、というと超能力が使えるからなのだが、超能力の使用に多大なエネルギー消費を伴うため、警官になった当初から1日18時間睡眠というコアラ並の睡眠時間であり、それがだんだん伸びたのだという。

4年間寝ると4年間部屋が放置されるので部屋が荒れる、というのが一時期までのお約束であり、日暮自身科学が好きなために趣味で薬品を混ぜたり色んな動植物を交配したりしてから寝るため、部屋は完全に古生代していた(81巻1話「忘れて!日暮くん…の巻」)。なお、細かいことを言うと日暮は布団派だが、「ベッドの中に人がいる、が一番怖い説」のネタもはさむために「ベッド」という歌詞を入れたのだろう。布団派と言っても布団が畳ごと溶けていたり(41巻6話「五輪男・日暮熟睡男再登場の巻」)寝てる間に巨大食虫植物に消化されかけていたり(62巻4話「五輪男・日暮巡査の秘密!の巻」)するわけだが…。

 

  • 葛飾ラブソティー

アニメ版こち亀のOP。1997年5月4日〜1999年7月25日にかけて使われたのち、2003年10月12日〜2004年12月19日の間はヤムヤムversionというアップテンポなアレンジの入ったバージョンが使われていた。

水ダウSPでは、OP映像の「葛飾良いとこ一度はおいで」の部分でAメロが、CM入る前のジングルでイントロが使用された。

また、OP後半の「中川に沈む夕日5時のチャイム帰ろうか」は、「葛飾ラップソティー」という曲らしい。葛飾ラブソティーのヒップホップアレンジだが、この曲がこち亀アニメのOPになったことはない。

 

水ダウでは「バラエティで一番こすられてる写真はオレ(タカトシのタカ)説」のVTRに出演。その時にもこすられた幼少期の写真をなぜかTwitterアイコンにしている。

アニメ版のこち亀両さんを演じた声優にして、舞台版こち亀の主演かつ脚本・演出担当という、おそらく実在する人物では2番目に両さんのイメージを受け持っている人物(1番はおそらく秋本治)。ただし、なぜか実写ドラマ版では両津勘吉役でなくその父である両津銀次役での出演となった。

水ダウSPでもOPの最後の「こち亀検証SP」のタイトルコールとして声のみ出演し、EDのスタッフロールにも「アニメ版両津勘吉役」として掲載された。

 

御所河原組の組長の針に子分ダイバーが潜って魚釣りを成功させる「接待釣り」。この検証によってデヴィ夫人イカを釣り上げていたが、75巻5話「イカ釣り船上バトル!の巻」では派出所メンバーとのイカ釣りバトルに勝利したい両さんが、他人の釣ったイカにもう一回針をつけて釣り上げることで優勝するという接待釣りトリックを自分に使う悪用を行い、無事優勝した。

 

  • ボーナス争奪戦

水ダウSP本編では「くすぐられたら、借金取りにくすぐられて給料を自白した両さんのように給料を吐くのか」という、こち亀らしくない検証のために使われた回。

ボーナス争奪戦は借金取りがボーナス支給日に葛飾署を張って、両さんがそこから何とか逃げるという戦いを挑む回。毎年やっているわけではないがシリーズ化はされており以下のようなバリエーションがある。

43巻4話「ボーナス争奪戦!の巻」

48巻2話「ボーナスプラン!の巻」

53巻5話「ボーナス争奪戦!!の巻」

73巻3話「ボーナス戦線異状なし!の巻」

78巻1話「ネオ・ボーナス争奪戦!!の巻」

145巻8話「ボーナス争奪戦'04の巻」

両さんもある方法でボーナスを軽く小さくして借金取りの目を逃れようとする(方法は違うが、53巻5話「ボーナス争奪戦!!の巻」と73巻3話「ボーナス戦線異状なし!の巻」が該当)などの策を練る一方、借金取り側もGPSを仕込んだり(78巻1話「ネオ・ボーナス争奪戦!!の巻)と策を練る。そして、オチはどちらも得しない展開になり、「戦争は何も生まない」という教訓を残すのが恒例となっている。なお、77巻8話「給料を追え!!の巻」では通常の給料でも争奪戦を繰り広げている。

 

  • TVの企画

水ダウで実写化された「駄菓子を10万円分買う」というのは両さんが参加したTVの企画だが、両さんがTVの企画に参加することは多い。なぜならTVの企画に参加し、優勝すると賞金が入るからだ。

しかし、これらのTVの企画で本当にTVでできるものは貴重である。滝で流しそうめんしたり巨大な鍋に油を入れてそれと耐熱服を使って天ぷらを作る大食い競争(87巻8話「世界グルメ大会!?の巻」)や、不正解になるとライオンの入っている檻が少しずつ開いていくクイズ(98巻4話「世にも危険なクイズ!!の巻」)、火山の火口に入れたチョコボールを食べて銘柄を当てるゲーム(94巻7話「スナック菓子通選手権」)、鎧兜をつけて15キロ泳ぐ(42巻5話「鉄人レース!!の巻」)などコンプライアンスBPOもあったもんじゃない、何でもありな企画が目白押しだからである。

そんな中今回実写化されたのが、駄菓子を10万円分購入する企画だったわけだが、そこに水ダウとしての大食い競争という味付けが入ることに。そして両さんはかなりの大食いで、142巻9話「やけの大食い!?の巻」では大食い競争の賞金で食べながら稼ごうとしたり、とんでもない量の出前を10分で食えるか麗子と賭ける回(66巻3話「100万円イートハンターの巻」)があったりする。

 

  • ゴルフ

水ダウ本編では「街中ゴルフ」を実際に敢行したが、こち亀には変なところでゴルフをする回は意外に多く、今回の水ダウの元になった回の他にも、街中ゴルフが高じて首相官邸自衛隊富士演習場をもゴルフコースにしてしまった回(91巻4話「大都会ゴルフ!の巻」)、マジの大自然無人島で行った回(139巻1話「大自然ゴルフの巻」)、団地をゴルフコースにした回(178巻3話「省スペースゴルフの巻」)、果てはARで変な映像を出しまくってゴルフゲームした回(182巻4話「ARゴルフの巻」)などがある。

また、ゴルフは部長や中川の趣味でもあるため、派出所メンバーが普通(?)にゴルフをする回(129巻2話「アンラッキーホールインワンの巻」)もある。

 

  • 熱海

今回の水ダウで、サイクル×野球のミックスルール対決のためにぬかるんだグラウンドで自転車を走らせまくってもらえたり、街中ゴルフを敢行するために丸々住民が出払ってくれた離島があったりと、大の大人がこち亀の真似事をすることに怖いくらい協力的だった場所、それが熱海である。

水ダウもこち亀も知らない人にとっても、熱海といえば温泉のある観光地というイメージを持つ者は多いだろう。そのため、こち亀では22巻9話「今夜は無礼講!!の巻」や82巻5話「最後の熱海旅行!?の巻」など、署員旅行の行き先となり、酔った両さんらが暴れ、グラウンドにタイヤ痕なんて屁でもないような破壊活動を行う犯行現場になりがちである。それでいいのか、熱海。

 

(おしまい)

お酒を飲む話

こんばんは、オルソンです。

 

 

本日は、お酒の食レポをする。するったらする。

 

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まずはこちらのキルシュワッサー。その名の通り、ワサラー団が密造した酒………ではなく、洋菓子の材料であるブランデーの一種である。洋菓子の材料であるため、酒売り場ではなく洋菓子の材料売り場に置いてありがち。サクランボを発酵させたあとにそれを蒸留した酒でありアルコール度数は39度。サクランボの香りがするという。

早速原液を飲むと、これが異常にアルコールの辛苦さしかない。多少サクランボは香るのだが誤差の範囲。ストロングゼロのチェリー味をよりストロングにするとこんな味だろうな、と思う。水割りにするとストロングを通り越してバイオレントなアルコールが和らぐが、サクランボの香りも当然和らぐので飲めたもんじゃない。炭酸にすればアルコールだけ弱体化させてごまかせるかもしれないが…。みなさん、サントリーのケーキマジックシリーズを飲むのはやめましょう。ケーキマジックシリーズはケーキの香りづけに使いましょう。

 

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続いての酒はベルモルトブラック。ベルギーのビールである。ベルギーの…というか国産でないビールは高いというイメージがあるだろう。しかし、例外はある。それは輸入元の国ではビールとされているが日本では発泡酒になる場合だ。この「国ごとの定義の違い」が洋物ビールを発泡酒としてくれるのだが、ベルモルトは330mlで95円程度と大変安い。セブンアンドアイ限定商品なのだが、同じくセブンプレミアムのTHE BREWという女芸人No.1決定戦みたいな名前の発泡酒が350mlで123円であることを考えると大変お得である、わかっただろうか?

もちろん安くても味が終わっていたら、終わりなのだが、これがね、美味いのよ。ヨーロッパビールそんなに飲んだことなくても「あ〜これがヨーロッパのビールの香りか〜!」と言いたくなるようなイソジンの燻製みたいな香りがするのに、スルスル飲めてしまう魅力がある。というよりイソジンの燻製を求めて次の一口また一口…と飲んでしまう。炭酸が控えめなのも飲みやすい理由だろう。ただGoogleのサジェストに「ベルモルト まずい」と出るので、ない人はないんだとも思う。試してみる価値はあると思うよ、何せ100円未満と下手なジュースより安いので。

 

  • 鬼殺しSTRONG

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続いては「鬼ごろしSTRONG」。鬼殺しって「おにころし」って読むもんだと思っていたが、「おにごろし」なのね。jubeatに「隅田川夏恋歌」という曲が収録された時、曲名が「すみだがわなつこいうた」なのか「すみだがわかれんか」なのかわからなくて、正解発表が収録から1年以上経ったイベントでDJ YOSHITAKAが「すみだがわかれんか」って言ったことで正解が分かったみたいな読み方の判明の仕方ですね。

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ちなみに「20度」だって。焼酎かよ。

実際飲むと、完全に消毒液。安くて度数が高いので酔いコスパはいいけど、それだけ。通常の鬼殺しよりアルコールのえぐみ、実際の濃度ともにかなり強く、マッハで頭痛を伴う悪酔いをする。鬼殺しというか俺も死ぬわ。

 

以上で酒のレポは終了。どの酒も安いので気になったら飲んでみよう!

(おしまい)

 

記録より記憶に残るめちゃイケをあえて記録する

こんばんは、オルソンです。ハリウッドザコシショウのモノマネみたいなタイトルで失礼します。

 

2018年3月31日。めちゃイケが終了した。わりかし世間を騒がせたので、普段めちゃイケを見ない人でもそのことくらいは知っているだろう。めちゃイケは終わってしまった。泣いても笑っても二度と帰ってこない…。が、実は一部帰ってきている。

どういうことかというと実は3/10からスタッフが選んだ記録より記憶に残る名作めちゃイケ企画ベスト10の10位から2位(1位は今夜放送の最終回という番宣オチだった)が再放送され、それがFODというアプリで4/8まで無料配信中である。尺がまちまちなのと、映像をよく見る限り編集された跡はあるが、めちゃイケはメンバーの一人である極楽とんぼ山本が謹慎をしている間、彼が映っているシーンは再放送されなかったため、一定より昔の映像は再放送が実質不可能(部分的ならまだしも今回のような丸ごとは特に)とされていたため、そういう意味でも貴重なのである。

そして、ガキの頃はめちゃイケの無茶する感じや身体を張る感じの笑いが笑えなかったが、今になって笑えるようになった、ただそれでもめちゃイケに手を出すことはほぼなかった私のような人間でも最後の残り香を、合法的にかつ無料で楽しむことができるのである。なお、TVerでも配信中と見せかけて、リンクを押すとFODアプリなしには再生できないので注意が必要だ。FODはGYAO!と違ってバックグラウンド再生できないという欠点もあるのでさっさと統一されてほしいものだ。バックグラウンド再生しながら書けないから執筆が遅れたやんけ!!!!とにかく、めちゃイケベスト10の記録、紹介を書いてみた。

なお、完全ネタバレナシで見たい人はさっさとブラウザバックしてFODアプリをダウンロードして、めちゃイケを見ましょう。

ちなみに、古畑任三郎シーズン1も全く同じ期間で無料配信しているのでそちらもどうぞ。あと、宜保愛子がついにFODに登場したらしいのでプレミアム限定ですが、財布に余裕があれば見ればいいと思います。僕は見ません。

以下、多少のネタバレあるので注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

めちゃイケを含む全ての番組、仕事を休んで入院し世間を騒然とさせたナイナイ岡村が143日後に復帰した回。前半は当時の時事ネタ(当然だが今見るとただただ古い)コントに載せた岡村復活で後半は新メンバーと岡村隆史の初絡み。笑いより大幅に感動が大きい回だったので反応に困るといえば困る回。めちゃイケやナイナイに思い入れがあればあるほど感動する回では。逆に、めちゃイケやナイナイに思い入れがさほどないなら後回しで良い。

 

めちゃイケメンバーが女子(?)プロレスラーに扮して、グラビアアイドルやマジのプロレスラーとプロレスする企画。この日(3/24)の夜の最終回の一個前の回の企画がこれだったのでその番宣も兼ねていたのだろう。この回だけ、シリーズのうちどの回にするのか絞れなかったのか総集編になっている。
最終回直前にも最終回にもやる辺りこの企画の推されっぷりを感じずにはいられない。藤井健太郎(水曜日のダウンタウンのプロデューサー的な人)しかりケンドーコバヤシしかり、面白い人ってプロレス好きな人が多い気がしますね、なぜか。
実際、思い返すとボケ数は少ないはずなのに絵力が強いぶん妙に満足感は残る映像となっている。でもプロレスなので暴力シーンが苦手な人は見ない方がいい。嫌なら見るな。

 

  • 第8位:濱口伝説のドッキリ映画編

濱口だまし」シリーズから映画編がランクイン。冒頭のトークで岡村が挙げていた株や大学入試は調べてみると2時間スペシャルなので、1時間尺に収まるものを選んだという部分もなくはないのだろう。ただ、岡村が「分かりやすい」と評していたように、「濱口が坊主になればドッキリ成功」という最終目標は絵力が強い。一人の男を坊主にするためだけに大がかりで緻密(?)な作戦を組むサマが最高だ。あと、「何度か濱口に坊主を回避するルートに入る選択肢を与える」という仕掛けも面白さの増強のほかに「濱口側にも非があるように見せる」という工夫になっているのが良い。

 

  • 第7位:雛形爆走雛祭り

2006年3月という雛祭りの時期に、女優でありながらめちゃイケメンバーである雛形あきこが「主役になりたい」と言い出して横暴を働く(というテイのコント)企画。当然「具体的にどのような横暴を働くか?」というボケがこの企画の肝だが、当時の人気企画をズラす形でボケるため私くらいそれらの企画に無知だと少しわかりにくい。なので、第9位を先に見ておくことでめちゃ日本女子プロレスを知らずにこの企画を見ることは回避しよう。なお、後半の「どぜうもん人生相談」「恋のかま騒ぎ」「岡村オファーシリーズゴルフ編」の方はスタンダードな企画なのでわかりやすく笑える。普通、前半の方をわかりやすくしていくのが構成として正解な気もするんですけどね(?)。
これをいうと分かる人には分かってしまうかもしれないけど、オモコロの記事広告のようなオチ方をします。笑×演というめちゃイケ同様今年3月末に終了した(と、言ってもめちゃイケの1/22倍くらいしか歴史を刻んでいないんですけどね。もっと刻め)、芸人が書いたネタを役者がやるネタ番組鳥居みゆきが書いた「雛形あきこ雛形あきこのファンに自動車で轢かれる」という最悪なコントが最高だったのを思い出しました。

 

  • 第6位:早く寝たら100万円

昼過ぎという放送時間が災いし、刑事訴追の恐れおじさんが刑事訴追の恐れがあるので、回答を差し控えまくるだけの映像に差し替えられてしまったので放送及びFOD配信が延期された回。
冒頭のトークでくっきーに「不思議な企画」と評された、企画趣旨自体はタイトル以上でも以下でもない企画である。要するに賞金100万円賭けたレースを「速く走ったら」とかではなく、「寝たら」に置き換えただけの企画。これも「早く寝たら」という分かりにくい結果を分かりやすくするために、高額な脳波計を使い、医学博士に見てもらうという大がかりなアホさが素晴らしい企画。まさかめちゃイケで「アルファー波」なんて単語を聞くとはな。
メンバー全員参加で5回も行うため、さすがにダレそうなものだが中盤のスタッフイジリ、序盤で寝すぎると後半支障をきたすという駆け引き要素などがそれを許さない。確認ランプとか睡眠認定時の絶妙なSEとか実況とか細かい作り込みが全部成功してるんだよな。決勝戦のアホすぎる作戦をするアホとその作戦に乗っかるアホのWアホ対決も必見だ。ちなみに、この後の企画を見た記憶があるので辿っていくと、この時の優勝賞金は「寝ただけで100万円を稼ぎやがったから」という理由である特殊な方法によって巻き上げられることとなる。
あと、めちゃイケにしては珍しく(?)ナレーションが誘導してくれないので、私が誘導するとテロップで表示される時刻に注目するのもアリ。

 

BPO企画」とも題された、バラエティをクレームでつまらなくしていると悪名高いBPOめちゃイケに出した意見書に対して「バラエティとしての決意表明」をする企画。「思考停止で中指を立てまくる」のではなく、あくまで「決意表明」なのがポイント高い。
タイトル通り、プロフェッショナルのパロディコントとして進み、「めちゃイケは安全性を考えている」ということで岡村自らがスタッフとテストをするのが基本的な構成。そのため、岡村が一番身体を張っており、若手芸人へのパワハラ的な要素が一切ないのが特徴だ。中盤で出てくる生コン車の嘘臭さは何なんだろうな…。
あと、オファーシリーズの時の裏話など、本当にプロフェッショナルっぽいこともやっていたりするのでそういう意味でも価値の高い回と言えるかもしれない。

 

  • 第4位:深野少年愚連隊

母親に黙って再婚された加藤浩次が、その再婚相手である深野さんに会いに行くという感動系の企画。………なのだが、それを岡村が茶化しまくったり、なぜか深野さんをドッキリにかけて人柄を観察したりすることで、着実に笑いも稼いでしまっている4位も納得な欲張りパック的企画。

97年放送ということで「とぶくすり」という単語、矢部の叩きの強さ、動画説明文の「※この番組は当時の交通規則に則って放送したものです。現在は法令によりシートベルトの着用が義務付けられており、自転車を運転しながらの通話は禁止されています。」という注釈などは時代を感じさせる。でも面白いんだよなあ…。

 

  • 第3位:お笑いバトルロワイヤル

当時流行した(らしい)バトルロワイヤルのパロディ企画。メンバーをわざわざ富士山麓に呼びつけ、お笑い武器という小道具を持って森の中へ逃げ、出会ったもの同士がお笑い武器を持って笑わせ合いをし、負けるととんでもない罰ゲームを受けるという、冒頭のトークのくっきー曰く「ゴリゴリのイカツい企画」。
各々がランダムで道具を持たされる、無駄に明るいお姉さん(後で調べたところ、ここも雛形あきこらしい。気づかなかったな。)によるルール説明、負けた側の死亡テロップなどパロディとしての完成度もガチガチだし、オチもいい意味でストンと落ちる良い企画。ただ、罰ゲームが本当にとんでもなく、過程が映像で流れないというシロモノなのが、大変人を選ぶのでそこは注意。こんな罰が土曜8時に流れたのは時代で済むけど、再放送時は14:30-15:30に流れたと思うと別の笑いが乗っかってしまいますね。こっちが刑事訴追おじさんに延期させられるべきだったのでは(?)

 

  • 第2位:岡村オファーシリーズ第9弾「ボクシング」

岡村オファーシリーズからもランクイン。説明文にあるように関東ローカルでの放送だった模様。2005年に2004年の27時間TVの企画の裏側に2003年から密着した映像を流しているという意味のないややこしさがある。
しっかりトレーニングしつつ小ボケを挟む岡村と付き添いとして遠巻きから着実にツッコミを入れる矢部のコンビがとにかくいい。でも、決してスカすわけではなく、最後はきっちりあるボクサーと試合をするし、そこまでに岡村は生真面目に練習をするのである。感動系だけど笑いどころがある、と言った感じの企画。あと、中盤のトレーニングと普通のめちゃイケを並行していたというシーンは当時の様々な人気コーナーが垣間見える総集編的詰め合わせ的な楽しみ方ができる。

お笑いにストイックなバラエティ、という像からは逸れてるけど悪くはない、というか最後までちゃんと見入っちゃったよ、うん。

 

 

以上が記録より記憶に残るめちゃイケのベスト10の記録である。個人的なオススメは第6位、第5位、第4位です。みんなも4/8までに急いで見よう!

(おしまい)