記録より記憶に残るめちゃイケをあえて記録する

こんばんは、オルソンです。ハリウッドザコシショウのモノマネみたいなタイトルで失礼します。

 

2018年3月31日。めちゃイケが終了した。わりかし世間を騒がせたので、普段めちゃイケを見ない人でもそのことくらいは知っているだろう。めちゃイケは終わってしまった。泣いても笑っても二度と帰ってこない…。が、実は一部帰ってきている。

どういうことかというと実は3/10からスタッフが選んだ記録より記憶に残る名作めちゃイケ企画ベスト10の10位から2位(1位は今夜放送の最終回という番宣オチだった)が再放送され、それがFODというアプリで4/8まで無料配信中である。尺がまちまちなのと、映像をよく見る限り編集された跡はあるが、めちゃイケはメンバーの一人である極楽とんぼ山本が謹慎をしている間、彼が映っているシーンは再放送されなかったため、一定より昔の映像は再放送が実質不可能(部分的ならまだしも今回のような丸ごとは特に)とされていたため、そういう意味でも貴重なのである。

そして、ガキの頃はめちゃイケの無茶する感じや身体を張る感じの笑いが笑えなかったが、今になって笑えるようになった、ただそれでもめちゃイケに手を出すことはほぼなかった私のような人間でも最後の残り香を、合法的にかつ無料で楽しむことができるのである。なお、TVerでも配信中と見せかけて、リンクを押すとFODアプリなしには再生できないので注意が必要だ。FODはGYAO!と違ってバックグラウンド再生できないという欠点もあるのでさっさと統一されてほしいものだ。バックグラウンド再生しながら書けないから執筆が遅れたやんけ!!!!とにかく、めちゃイケベスト10の記録、紹介を書いてみた。

なお、完全ネタバレナシで見たい人はさっさとブラウザバックしてFODアプリをダウンロードして、めちゃイケを見ましょう。

ちなみに、古畑任三郎シーズン1も全く同じ期間で無料配信しているのでそちらもどうぞ。あと、宜保愛子がついにFODに登場したらしいのでプレミアム限定ですが、財布に余裕があれば見ればいいと思います。僕は見ません。

以下、多少のネタバレあるので注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

めちゃイケを含む全ての番組、仕事を休んで入院し世間を騒然とさせたナイナイ岡村が143日後に復帰した回。前半は当時の時事ネタ(当然だが今見るとただただ古い)コントに載せた岡村復活で後半は新メンバーと岡村隆史の初絡み。笑いより大幅に感動が大きい回だったので反応に困るといえば困る回。めちゃイケやナイナイに思い入れがあればあるほど感動する回では。逆に、めちゃイケやナイナイに思い入れがさほどないなら後回しで良い。

 

めちゃイケメンバーが女子(?)プロレスラーに扮して、グラビアアイドルやマジのプロレスラーとプロレスする企画。この日(3/24)の夜の最終回の一個前の回の企画がこれだったのでその番宣も兼ねていたのだろう。この回だけ、シリーズのうちどの回にするのか絞れなかったのか総集編になっている。
最終回直前にも最終回にもやる辺りこの企画の推されっぷりを感じずにはいられない。藤井健太郎(水曜日のダウンタウンのプロデューサー的な人)しかりケンドーコバヤシしかり、面白い人ってプロレス好きな人が多い気がしますね、なぜか。
実際、思い返すとボケ数は少ないはずなのに絵力が強いぶん妙に満足感は残る映像となっている。でもプロレスなので暴力シーンが苦手な人は見ない方がいい。嫌なら見るな。

 

  • 第8位:濱口伝説のドッキリ映画編

濱口だまし」シリーズから映画編がランクイン。冒頭のトークで岡村が挙げていた株や大学入試は調べてみると2時間スペシャルなので、1時間尺に収まるものを選んだという部分もなくはないのだろう。ただ、岡村が「分かりやすい」と評していたように、「濱口が坊主になればドッキリ成功」という最終目標は絵力が強い。一人の男を坊主にするためだけに大がかりで緻密(?)な作戦を組むサマが最高だ。あと、「何度か濱口に坊主を回避するルートに入る選択肢を与える」という仕掛けも面白さの増強のほかに「濱口側にも非があるように見せる」という工夫になっているのが良い。

 

  • 第7位:雛形爆走雛祭り

2006年3月という雛祭りの時期に、女優でありながらめちゃイケメンバーである雛形あきこが「主役になりたい」と言い出して横暴を働く(というテイのコント)企画。当然「具体的にどのような横暴を働くか?」というボケがこの企画の肝だが、当時の人気企画をズラす形でボケるため私くらいそれらの企画に無知だと少しわかりにくい。なので、第9位を先に見ておくことでめちゃ日本女子プロレスを知らずにこの企画を見ることは回避しよう。なお、後半の「どぜうもん人生相談」「恋のかま騒ぎ」「岡村オファーシリーズゴルフ編」の方はスタンダードな企画なのでわかりやすく笑える。普通、前半の方をわかりやすくしていくのが構成として正解な気もするんですけどね(?)。
これをいうと分かる人には分かってしまうかもしれないけど、オモコロの記事広告のようなオチ方をします。笑×演というめちゃイケ同様今年3月末に終了した(と、言ってもめちゃイケの1/22倍くらいしか歴史を刻んでいないんですけどね。もっと刻め)、芸人が書いたネタを役者がやるネタ番組鳥居みゆきが書いた「雛形あきこ雛形あきこのファンに自動車で轢かれる」という最悪なコントが最高だったのを思い出しました。

 

  • 第6位:早く寝たら100万円

昼過ぎという放送時間が災いし、刑事訴追の恐れおじさんが刑事訴追の恐れがあるので、回答を差し控えまくるだけの映像に差し替えられてしまったので放送及びFOD配信が延期された回。
冒頭のトークでくっきーに「不思議な企画」と評された、企画趣旨自体はタイトル以上でも以下でもない企画である。要するに賞金100万円賭けたレースを「速く走ったら」とかではなく、「寝たら」に置き換えただけの企画。これも「早く寝たら」という分かりにくい結果を分かりやすくするために、高額な脳波計を使い、医学博士に見てもらうという大がかりなアホさが素晴らしい企画。まさかめちゃイケで「アルファー波」なんて単語を聞くとはな。
メンバー全員参加で5回も行うため、さすがにダレそうなものだが中盤のスタッフイジリ、序盤で寝すぎると後半支障をきたすという駆け引き要素などがそれを許さない。確認ランプとか睡眠認定時の絶妙なSEとか実況とか細かい作り込みが全部成功してるんだよな。決勝戦のアホすぎる作戦をするアホとその作戦に乗っかるアホのWアホ対決も必見だ。ちなみに、この後の企画を見た記憶があるので辿っていくと、この時の優勝賞金は「寝ただけで100万円を稼ぎやがったから」という理由である特殊な方法によって巻き上げられることとなる。
あと、めちゃイケにしては珍しく(?)ナレーションが誘導してくれないので、私が誘導するとテロップで表示される時刻に注目するのもアリ。

 

BPO企画」とも題された、バラエティをクレームでつまらなくしていると悪名高いBPOめちゃイケに出した意見書に対して「バラエティとしての決意表明」をする企画。「思考停止で中指を立てまくる」のではなく、あくまで「決意表明」なのがポイント高い。
タイトル通り、プロフェッショナルのパロディコントとして進み、「めちゃイケは安全性を考えている」ということで岡村自らがスタッフとテストをするのが基本的な構成。そのため、岡村が一番身体を張っており、若手芸人へのパワハラ的な要素が一切ないのが特徴だ。中盤で出てくる生コン車の嘘臭さは何なんだろうな…。
あと、オファーシリーズの時の裏話など、本当にプロフェッショナルっぽいこともやっていたりするのでそういう意味でも価値の高い回と言えるかもしれない。

 

  • 第4位:深野少年愚連隊

母親に黙って再婚された加藤浩次が、その再婚相手である深野さんに会いに行くという感動系の企画。………なのだが、それを岡村が茶化しまくったり、なぜか深野さんをドッキリにかけて人柄を観察したりすることで、着実に笑いも稼いでしまっている4位も納得な欲張りパック的企画。

97年放送ということで「とぶくすり」という単語、矢部の叩きの強さ、動画説明文の「※この番組は当時の交通規則に則って放送したものです。現在は法令によりシートベルトの着用が義務付けられており、自転車を運転しながらの通話は禁止されています。」という注釈などは時代を感じさせる。でも面白いんだよなあ…。

 

  • 第3位:お笑いバトルロワイヤル

当時流行した(らしい)バトルロワイヤルのパロディ企画。メンバーをわざわざ富士山麓に呼びつけ、お笑い武器という小道具を持って森の中へ逃げ、出会ったもの同士がお笑い武器を持って笑わせ合いをし、負けるととんでもない罰ゲームを受けるという、冒頭のトークのくっきー曰く「ゴリゴリのイカツい企画」。
各々がランダムで道具を持たされる、無駄に明るいお姉さん(後で調べたところ、ここも雛形あきこらしい。気づかなかったな。)によるルール説明、負けた側の死亡テロップなどパロディとしての完成度もガチガチだし、オチもいい意味でストンと落ちる良い企画。ただ、罰ゲームが本当にとんでもなく、過程が映像で流れないというシロモノなのが、大変人を選ぶのでそこは注意。こんな罰が土曜8時に流れたのは時代で済むけど、再放送時は14:30-15:30に流れたと思うと別の笑いが乗っかってしまいますね。こっちが刑事訴追おじさんに延期させられるべきだったのでは(?)

 

  • 第2位:岡村オファーシリーズ第9弾「ボクシング」

岡村オファーシリーズからもランクイン。説明文にあるように関東ローカルでの放送だった模様。2005年に2004年の27時間TVの企画の裏側に2003年から密着した映像を流しているという意味のないややこしさがある。
しっかりトレーニングしつつ小ボケを挟む岡村と付き添いとして遠巻きから着実にツッコミを入れる矢部のコンビがとにかくいい。でも、決してスカすわけではなく、最後はきっちりあるボクサーと試合をするし、そこまでに岡村は生真面目に練習をするのである。感動系だけど笑いどころがある、と言った感じの企画。あと、中盤のトレーニングと普通のめちゃイケを並行していたというシーンは当時の様々な人気コーナーが垣間見える総集編的詰め合わせ的な楽しみ方ができる。

お笑いにストイックなバラエティ、という像からは逸れてるけど悪くはない、というか最後までちゃんと見入っちゃったよ、うん。

 

 

以上が記録より記憶に残るめちゃイケのベスト10の記録である。個人的なオススメは第6位、第5位、第4位です。みんなも4/8までに急いで見よう!

(おしまい)

志磨りんのような博識で語彙力の高い女子高生を目指そう

みなさん、こんばんは。オルソンです。

 

みなさんはゆるキャン△というアニメをご存知だろうか?ゆるキャン△とはその名の通り、女子高生たちがゆるくキャンプをするだけのアニメであり、ギュッとしたら「キャンプはいいぞ」以上のストーリーやメッセージはないアニメである。ストーリーやメッセージでいえば8文字で終わるようなアニメがアメトーークマツコの知らない世界の単発企画ではなく、30分1クール(12話)やってしまい、それがダレることなく2018年冬アニメとしてポプテピピックに次ぐ2番手くらいの評価を得ることに成功できたのは、豊富なキャンプネタはもちろん、主人公である志磨りんの博識かつ高い語彙力によってキャンプの良さが様々な角度からプレゼンされていくからに他ならない。逆にいうと、昨今のオタクは語彙力なさすぎである。いいアニメ見ても「〇〇はいいぞ」しか言わねーんだもん。こんな語彙力の終わったオタクにならないためにはどうすればいいのか?

それは…

 

志磨りんのように本を読もう!

 

これに尽きる。志磨りんはソロキャンプの間よく本を読んでいる。これこそが、志磨りんの高い語彙力や思考力の源である。そこで今回はゆるキャン△のアニメで志磨りんが読んでいた本を紹介し、同じあるいは似たようなタイトルの本を脚で探すのではなく、Amazonで探し、実際に購入して読むでもなくただただリンクを貼るだけという、三日くらい前の火曜サプライズ(ウエンツ瑛士ブルゾンちえみ without Bと麹町でアポなし飯でした)くらい制作費の安い記事を作成した。ガルパンのようないいアニメを見ても思考停止で「〇〇はいいぞ」しか言えない語彙力の終わったオタクにならないために、あるいは「〇〇はいいぞ」しか言えない終わりきったオタクになってしまったいいぞオタクたちが語彙力を取り戻すために是非参考にしてほしい。

あ、最後に一つだけ。ゆるキャン△はいいぞ。

 

  • 第1話

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第1話、OP前は最終話への布石に回しつつ、志磨りんとなでしこの出会い、なでしこがキャンプにハマる、そして志磨りんのキャンプの基本スタイルを丁寧に描いた回。志磨りんが本栖湖のほとりでソロキャンプをした時に読んでいた本が超古代文明Xの謎」。裏表紙が象形文字というのがまたそそる。

超古代文明オーパーツの謎 (ほんとうにあった! ? 世界の超ミステリー) ポプラ社 https://www.amazon.co.jp/dp/4591131033/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_fi8TAbDDFVAXS

 

超古代文明 (Truth In Fantasy) 新紀元社 https://www.amazon.co.jp/dp/4775304356/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_pi8TAbKE5A2BZ 

 

日本超古代文明の謎―「新・日猶(ユダヤ)同祖論」 日本は世界文明発祥の地だった (ラクダブックス) 日本文芸社 https://www.amazon.co.jp/dp/4537021586/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_Fi8TAb6500K3M

超古代文明Xの謎」と一字一句同じタイトルの本はamazonでは一冊も見つかりませんでした…いや〜一体何がいけなかったんですかね〜…。というわけで比較的タイトルが近い本がこちら。1冊目のオーパーツというのは「Out Of Place ARTifactS」の略で、時代や場所とそぐわないはずの出土品のことを指すのだとか。ただ、1冊目は表紙のポップさとレビューから察するに子供用なので、志磨りんになるという目的からは逸れそう。ド初学用としてはいいんだろうけどね。3冊目はamazon評価が3.0としょっぱいのだが、解説文に「日本人ユダヤ人は同じ祖先だった」と書かれている辺りむべなるかな、といった印象。

 

  • 第2話

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「はじめてのアウトドアめし」。第2話で初っ端から志磨りんが校内で歩きながら読んでいた本。これを参考にアウトドアめしを作るとか作らないとかそんな話だったこの回。というか、志磨りんの料理スキル成長は地味にゆるキャン△の軸な気がする(この回で志磨りんはカップ麺しか作れないことが発覚する)コッヘルのゆるキャラ(?)が可愛いですな。我が家に12-13年前にはあった食品のカロリーが書いてあるだけの本に雰囲気が似てる。

はじめての野外料理―アウトドアでご飯をおいしく作るノウハウ集 (OUTDOOR SPORTS) 地球丸 https://www.amazon.co.jp/dp/4860670523/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_5s3UAbJ59WJFV

 

3ステップで簡単! ご馳走 山料理 小雀陣二の厳選レシピ53 山と渓谷社 https://www.amazon.co.jp/dp/4635450228/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_Rv3UAbZWKGQKQ

 

目で見る食品カロリー辞典−ヘルシー&肥満解消− 【2006年最新版】

https://store.shopping.yahoo.co.jp/netoff/0010579749.html

 

え?最後のYahooショッピングのリンクは何かって?表紙の雰囲気が一番似ていた食品カロリー辞典だよ。

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こちらは、野クルが図書館付近で980円のテントを組み立てようとしていた時に読んでいた本。タイトルは少し見辛いものの「九龍城からの使者」。九龍城というのは、香港にありながらイギリスの租借をなぜか逃れ、清の飛び地となるも、その後イギリスが圧力をかけて清の軍や官吏を退去させた結果1997年の香港返還まで、中国(ここでは清あるいは中華民国を指す)にもイギリスにも支配されなかった謎の空間のことらしい。なお、イギリスにも中国にも支配されなかった結果1940年代の中国内戦により人々が流入し、インフラの引き方ひとつ取っても無計画なスラム街が形成されたという。要するに誰の領土でもない宙ぶらりんの土地があったということである。なお、ソースはWikipedia

大図解九龍城 岩波書店 https://www.amazon.co.jp/dp/4000080709/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_dy4UAbFJZ7QE4

 

机上の九龍城 ケンカの合間にムダ話!?編 (少年チャンピオン・コミックス) 秋田書店 https://www.amazon.co.jp/dp/4253218237/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_Ax4UAbPFV7WNN

 

普及版1,500円シリーズ 九龍城(クーロンじょう) メディアリング https://www.amazon.co.jp/dp/B00005OUZJ/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_rO4UAbGMR16YM

表紙の赤い九龍城の本ということで出たのが大図解九龍城であった。「解体前に調査に入った建築家グループの資料をもとに、超高密度空間を大断面パノラマで再現し、全貌を明らかにする初めての大型絵本。」だそう。一応、絵本なんかい!「東洋の魔窟」なんて女子バレーボールみたいな名前が九龍城についてることもわかる。あと赤い表紙の本として、机上の九龍城という漫画が出た。机上の九龍城?Wikipediaによるとあらすじは「不良の吹き溜まり、楢蔵高校ことナラク。その頂点を目指すヤンキー3人組、九龍城こと九門晋平太、龍崎蓮治、城嶋保の3人が、ケンカの間に下ネタを中心としたムダ話を繰り広げる。」らしい。要するに、男子ヤンキー版ゆゆ式だな!

最後はもはや本ではなくゲームソフトだが、調べてもパズルゲーム以上の詳細がよくわからないし、simple1500シリーズじゃないのもよくわからないので、説明書でもソロキャンプの時に読めばいいと思います。

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麓キャンプ場なる有名キャンプ場で、有名観光地特有の値段上乗せ補正に頭を抱え、最終的に焚き火を止めて寝袋を被って済ますことを考えながら読んでいた本は徳川埋蔵金の謎」。徳川埋蔵金掘り当てたら、多少の観光地価格もなんのそので、たかだか数千円の薪や焚き火台なんて借り放題だもんな。志磨りんではなくなでしこの故郷である静岡は徳川家康の出身県なので何かしら埋まってるかもね。と思ったら、徳川埋蔵金江戸幕府大政奉還の際にこっそり埋めた埋蔵金(架空説アリ)なので、日光東照宮付近に埋まってる説が根強いらしい。

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このサジェストを見た時企画やめたろかな、と思ったけどまあ続けますよ、ええ。

徳川埋蔵金の謎を解いた イーストプレス https://www.amazon.co.jp/dp/4872570065/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_0U4UAbZQZ0X08

 

謎解き紀行 徳川埋蔵金 「かごめの歌」に隠された秘密 上 随想舎 https://www.amazon.co.jp/dp/4887481659/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_qV4UAbJCJHDP3

 

謎解き紀行 徳川埋蔵金 下 随想舎 https://www.amazon.co.jp/dp/4887481667/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_V04UAbBWHYYDD

徳川埋蔵金の謎」というタイトルの本はなかった。ねえのかよ!!!!!ありそうなもんだけどねえ!!!!!あと、ここで紹介した3冊は全てAmazonレビューの評価が☆1と大変悲しいので、詳しい蔵書は志磨りんに聞いた方がいいだろう。あと、かごめかごめの歌詞に徳川埋蔵金の隠し場所が隠されてる説があるらしい。ラッスンゴレライ原爆説みたいなもんかな?ちょっと本のメンツが不甲斐ないので、僕が埋蔵金という言葉を覚えるきっかけになった本を紹介しよう。しょーもないオチの後にもう一段オチる構成が秀逸な良作小説である。

かいけつゾロリのきょうふの宝さがし (25) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話) ポプラ社 https://www.amazon.co.jp/dp/4591061337/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_dX4UAbN6Q2R7M

 

  • 第5話

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免許取り立ての原付を転がして到着した長野の高ボッチ高原で、おそらくはじめてのアウトドアめしを読んで作ったのであろうスープパスタを食べた後の志磨りんがあったかい何かを啜りながら読んでいる本は「UFO遭遇ファイル」。このシーンには、UFO遭遇ファイルを読んでいると本当にUFOが現れる、という電車でGO!で0cm停車した時のような仕掛けもある。

超仰天! UFO&エイリアン怪奇遭遇ファイル200 (DIA COLLECTION) ダイアプレス https://www.amazon.co.jp/dp/486214392X/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_GbKVAbTJBAGYK

 

矢追純一UFO極秘ファイル―緊急スペシャル!! (バンブー・コミックス) 竹書房 https://www.amazon.co.jp/dp/4812459877/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_lcKVAbNBMG8XP

 

日清 焼そばU.F.O. ビッグ 167g 日清焼そばU.F.O. https://www.amazon.co.jp/dp/B00Z9P5Y3E/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_OkKVAbYZ68575

「UFO遭遇ファイル」という本はやっぱり見つからず。「超仰天!」とか「200」とかタイトルで、あるいは表紙右下に浜田雅功に似てなくもない男のイラストを描くような表紙デザインで、引きを作らないと売れないもんな。出版業界も大変である。芸能人による観測例も多数収録されているようで、概要には「木下優樹菜からジョン・レノンまで芸能人&有名人が語るUFO体験。」と書かれている。ジョンレノンの対極は木下優樹菜、納得いかなくもない。

またUFOといえば矢追純一、というわけで我らが矢追純一によるUFO極秘ファイルがあの指定暴力団の手によって、漫画化され、一般に流通している。絶版になったのか、中古しかないようだが。

3つ目に関しては「こういう小ボケを入れだしたということは筆者も飽きやがったな」という温かい目で見てくださると幸いです。

 

  • 第6話

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第6話は志磨りんが図書館で、そこそこの速さで本を閉じるシーンからスタート。そのため、スクショを撮るのが非常に大変だったこの本のタイトルは「宇宙と数学」。これまでの、オカルト感都市伝説感のあった本に比べるとだいぶ科学的なチョイスになった印象。というか普通に放送大学の番組(授業?)でありそうだな、宇宙と数学。

数学新書〈第41〉宇宙の数学 (1962年) 東京図書 https://www.amazon.co.jp/dp/B000JBD6Z6/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_S-4UAbEX35DZB 

 

数学の宇宙―アルファベット順の旅 現代数学社 https://www.amazon.co.jp/dp/4768703216/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_F54UAbQDCSE7Y

 

幾何学と宇宙 (UP応用数学選書 9) 東京大学出版会 https://www.amazon.co.jp/dp/4130640690/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_k64UAbZMQ4KBV

「宇宙と数学」という本も放送大学の授業もなかったが、「数学"""の"""宇宙」や、数学から一学問に絞った「幾何学と数学」など、惜しい本が目白押し。宇宙の数学は新書とありながら1962年発行の本なので注意!幾何学と宇宙も1982年と宇宙の数学ほどじゃないだけで大概古いので何の情報もレビューもない。しかし、こんな頭いい本読む志磨りん、頭いいな…(今更)。

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 メタル賽銭箱…もといコンパクト焚き火グリルを買った志磨りんが、何を作るか夢を膨らませるために読む料理本「ソトメシ」。中井貴一がナレーターを務めるNHKの番組みたいなタイトルですね。

サラメシ: ランチをのぞけば、人生が見えてくる 学研パブリッシング https://www.amazon.co.jp/dp/4054058175/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_HnKVAb3YGJ6P5 

 

レディスバイク 2016年10月号 クレタパブリッシング https://www.amazon.co.jp/dp/B01LD39YRW/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_KmKVAbMXBGNFD

 

気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫) 講談社 https://www.amazon.co.jp/dp/4062933977/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_RqKVAbXAP9NC1

とうとう、かすってるタイトルの本すらなくなりやがりました。腹たったので取りあえず、さっきの小ボケを蒸し返してやることにした。2冊目の「レディスバイク」は「ソトメシ amazon」で調べたら、最初に出てきた本。スキレットでソトメシする記事が載ってるらしいので、バイクに載ってソトメシを作って食べるレディ(要するに志磨りん)になりたい人は買えばいいと思います。そういう意欲のないインドアマンは3冊目のやつを買えばいいと思います。

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 コンパクト焚き火グリルの使い方である、「芝生でも焚き火ができる」という用法を想像する志磨りんも本を読んでいる。厳密には想像図なので実際に読んでいない気もするがまあいい。タイトルは「南極への道」。寒いキャンプ場で焚き火しながら寒い南極の本読むのかよ。

宇宙よりも遠い場所 1 (MFコミックス アライブシリーズ) KADOKAWA https://www.amazon.co.jp/dp/4040697979/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_zAKVAb8P2EG40

 

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 (てんとう虫コミックスアニメ版) 小学館 https://www.amazon.co.jp/dp/4091424600/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_DyKVAb31RRJ5N

 

南極点への道 (1969年) 朝日新聞社 https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9HR26/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_AsKVAbKH51JE9

ゆるキャン△と期を同じくしてやっていた南極アニメの原作を紹介。志磨りんもUFOや宇宙の本を一通り読んだから宇宙よりも遠い場所に興味を示したんですかね。南極アニメをもう一本。つい最近TVで見たけど、「カチコチ大冒険」という「ワンニャン時空伝」の次に終わってるタイトルのセンスに反して、意外にプロットがベタに熱かった(南極だけど)のでオススメ。子供向けだけど子供騙しじゃないという、ドラえもん特有のバランスがそこにはある。

そんなわけで小ネタで追いやってしまったけど「南極"""点"""への道」というニアピン賞が出ております。しかし1969年とはめちゃくちゃ古書だな…。

 

  • 第7話

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キャンプ場でビール飲んでる女がいると思ったら、志磨りんらの高校の教師だったという、言の葉の庭と全く同じあらすじのこの回。でも「鱈鍋美味しかった」って後日言っていたので味覚障害ではないようで何よりですね。丑三つ時に牛の幽霊が出る、という大して上手くないダジャレみたいな怪談が伝わる四尾連湖でのキャンプで志磨りんは炭に火がつくのを待つ時間で「三つ星心霊スポット」なる本を読んでいる。心霊スポットで心霊スポットの本読むなよ。丑三つ時だけに三つ星ってか。やかましいわ。

心霊スポットへようこそ Bの暗闇 いかだ社 https://www.amazon.co.jp/dp/4870514362/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_lKKVAb621SJ74

 

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン 童心社 https://www.amazon.co.jp/dp/4494004677/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_PFKVAbMY05WBR

「三つ星心霊スポット」のAmazonでの検索結果は0件。まあ、心霊スポットで三つ星って評価基準わかんねえもんな。なお、「心霊スポット amazon」で検索するとDVDばっかり出る。野外シアターでもすりゃいいんですかね。書籍にこだわると「心霊スポットへようこそ」シリーズ以外出なさすぎる。シリーズで、「(アルファベット1文字)の(単語)」というサブタイトルがつくので、Bの暗闇とKの恐怖を買って「BKB!ヒィーア!」と叫んだりして楽しもう。あとは、自分が小学生の時に読んでいた怪談レストランシリーズで一番それっぽい奴を紹介しておく。怪談レストランシリーズになぜレストランという設定があるかは大人になった今でもさっぱりわからないが、短編の怪談集であって、間違っても幽霊が出る訳あり物件をレストランにしてしまった男の話ではないということだけは説明しておく。

 

  • へやキャン△3話

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野クルメンバーが梨っ子スタンプラリーに勤しむ中一人髪を下ろして自宅で菓子をつまんでいる志摩りんが読んでいるのはUMAの正体」。読んでいる本の関暁夫感の強さは今に始まったことではないが、このシーンにより、志摩りんは本の帯は取らない派であることが発覚する(今までの本に帯がないのは、元々帯がないから、図書室の本だから、などで説明可能。自分のようにズボラなので帯は取らないが、ズボラだし執着してるわけでもないのでなくすタイプである可能性もあるが…)

タブーに挑む! テレビで話せなかった激ヤバ情報暴露します 八咫烏・裏天皇情報から危険すぎるUMAの正体まで (2014/05/24) 文芸社 https://www.amazon.co.jp/dp/4286152170/ref=cm_sw_r_tw_awdb_c_x_PsXlEb2YZQJK5

 

未確認生物UMA 衝撃の新事実 宝島社 https://www.amazon.co.jp/dp/4800256356/ref=cm_sw_r_tw_awdb_c_x_UrXlEbHXR881K

 

UMAの正体」という書籍は例によって例のごとく見つからない。なので、上記2冊を提示。「UMAの正体」という文字列が入っている惜しさを重視するなら前者、書籍の感じを重視するなら後者がオススメだろう。

 

以上がゆるキャン△一期で志磨りんが読んでいた書籍である。ビーノを転がしてソロキャンプへ行き、テントを立ててからこれら書籍を読めば今日から君も志磨りんだ!

(おしまい)

 

 

ネタパレに出て来たドリンクを作る〜3月号〜

こんばんは、オルソンです。

 

みなさんはネタパレという番組を知っているだろうか?ネタパレはフジテレビで金曜日23:40〜0:10で放送されている30分のネタ番組である。うしろシティやあばれる君などの若手芸人だけでなく、NON Styleジャングルポケットのような一度は売れた芸人まで幅広く扱っており、売り込む芸人を売れた芸人と抱き合わせセットで売ろうという構成が透けて見える素晴らしい番組である。ちなみに、土曜19時から放送されていた時代は頭痛が痛くなるくらい演出が終わってるネタ番組だったが、深夜に降格するのと引き換えに終わってる演出の数々が取っ払われた。鉄道でいうと、8両と6両を混合して走らせていたのに、両数を統一するときに沿線人口の減少を鑑みて6両の方に統一した新京成のような大英断である。

そんな、めちゃイケみなおかも終わった今、フジテレビが若手芸人を育成する番組としての負荷がかかりにかかることが予想されるネタパレだが、この番組は、劇場という設定があるためか、ゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーがある。「何で?」と思った方も多いだろうが、僕もわからない。でもゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーは確かにあるのだ。ゲストにオススメのドリンクを提供するコーナーあり、故に我思う、のだ。そして、この謎コーナーは2018年3月から(2月以前からすでに遂げていたかも知れないけど覚えていないです)、なぜかオススメドリンクのレシピが表示されるという謎のパワーアップを遂げた。というわけでそのレシピを元にドリンクを作ってみるというのがこの記事の趣旨である。なお「3月号」というタイトルからわかるように一応、連載する予定はある。

 

  • 3月2日

この日のゲストは小島瑠璃子。花火職人のコントで清く正しく美しい大どんでん返しをしたあばれる君、スタッフに4日前に衣装を聞き出させてまでこじるりとのペアルックを敢行し「小島あ瑠璃子」を演じたRGと坊主がやたらかましていた回。こういう変化球が過ぎるネタにはこじるりのコメントが冴える。この日のゲストへのオススメ芸人はセルライトスパ。やっぱり坊主じゃねえか。うしろシティはモヒカンだったけど。

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そんな、この日の小島瑠璃子へのおすすめドリンクはフルーティグレープジュース。「1晩漬ける」という行程は難しいようで実際は火を使わなくてもいいので獣でも作れる。

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まず、ワンカップ焼酎の空ボトルを用意する。ワンカップ焼酎の空ボトルはペットボトルと違って間口が広いので果物を入れやすく出しやすいのだ。ワンカップ焼酎の空ボトルを使うとボトルシップも簡単に作れるので皆さんも是非お試しあれ。

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1パック298円のイチゴと1個108円のリンゴというクソ安果実コンビをざく切りにしてボトルに適量詰める。ネタパレは全然分量を教えてくれない。歌ネタのとき歌詞のテロップ出すくせに。

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ここでブドウジュース登場。このブドウジュースは「ポングレープ」というあのポンジュースで有名なえひめ飲料がブドウジュースに参戦した謎の商品である。何で参戦したんだマジで。ちなみに、スーパーでの流通が少ないため自販機で150円で購入したが、秋葉原にあるえひめ飲料東京営業本部の麓にある自販機は130円なので秋葉原までの交通費が往復20円以下の人はそちらを使った方がおトクである。

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これで一晩待つ…と。

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突然、外ロケになったのでびっくりした読者も多いかもしれません、申し訳ございませんね。こちらが一晩漬けた完成品である。イチゴとリンゴがブドウジュースによって紫に染め上げられるのかと思いきや、実際はその逆で静脈血のような色だったブドウジュースにイチゴとリンゴの色素が溶け出し、動脈血のような赤色になったわけだ。味は…一番近い飲み物でいうと「ワインで『リンゴのようなフルーティな香りが味わえます』と書かれていて『いや、ぶどう酒なのに香りをリンゴで例えたらアカンやろ』と思いつつ試飲してみたら本当にリンゴの香りがするワイン」である。もっともイチゴとリンゴを実際にぶち込んでいるぶんこちらの方がより、リンゴとイチゴがマイルドに溶け合い融合している。これ美味いな…。またやろ…。ちなみに、漬け込まれたリンゴとイチゴは完全に虚無の味でした。

 

  • 3月9日

この日のゲストは橋本環奈。トップバッターのサンシャイン池崎が「音楽の先生として合唱の池崎パートを指導する」という変化球なセルフパロディをぶち込んでスタート。ゆにばーすが橋本環奈がゲストなのにしっかりした全編下ネタコントをぶち込んでもいた回。チョコンヌの「くぅ〜」がシリーズ化されている流れはいい意味でも悪い意味でもレッドシアター末期を思い出す。ゲストへのオススメ芸人であるきつねが日本全国酒飲み音頭や我が家では洋梨、などいつものネタをやってストックの少なさを見せつけた一方で、ジャルジャルのネタ本数が8000本ということが明らかになった*1回。

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そんな、この日の橋本環奈へのおすすめドリンクは「クリーミーオレンジジュース」。オレンジジュースを絞りたてかつ濃厚な味わいにすることにこだわるのは良いが、「クリーミー」の部分が明らかに難易度とコストを上げている。

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オレンジをあえて縦に切り絞り汁を出しやすくする、と。

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これがオレンジ一個分の絞り汁です。クソ少ないな、クソかよ。握力の問題かな?と思って強く絞ったら皮が破けたので多分握力だけの問題ではないんだろうな、クソかよ。スティックシュガーを一本入れ、一煮立ちさせる。なぜ一煮立ちでやめておくかというと二煮立ちも三煮立ちもやると果汁がなくなりそうだから…。

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氷を入れて急冷した後、「クリームは用意できないし、コーヒーフレッシュでいいか…」と思い家に放置され続けたコーヒーフレッシュをぶち込もうとしたところ、コーヒーフレッシュがクリーム状に固まっていた。やったぜ。というわけで完成。飲んでみると…うーん。絞りたてのフレッシュさやパルプ質が入ることによる食感のよさみはあるものの、クリームを入れた意味はよくわからない哲也…。TVと同じ量作る場合オレンジが10個くらい犠牲になりそうなのでそこまでして作るもんでもねえなあ…というのが率直な感想。

 

  • 3月16日

この日のゲストは、劇場に入る前からかましてきた中丸雄一。男がゲストのこともあるんかい。トップバッターはR-1王者なりたての濱田佑太郎。ネタパレの客はよく笑うし、よく拍手する。「どっちか迷ったらわろといて下さいよって決め台詞あるんですけど…」。ネタ後のトークも良かった。ジャニーズの件とノンストップで陣内と共演した時の話は面白かったな…。相席スタート花言葉を使った花屋のコント。9日のロングコートダディといい、よしもとの若手は情報性の高いコントをやらないといけないきまりでもあんのか。ネタ後のトークでは、山崎がいい女としていい男か見極めるために「彼女が『この服とこの服どっちがいいと思う?』と見せながら聞かれた時どうするか?」という話。この議題を濱田佑太郎の前で出す時点でいい女ではない(過激派)。

後半は、あいのりをそのままやることで「素人の演技が巧い」という意味不明な印象を残して行ったレインボー、時事ネタとして半ば強引にカーリングを取り入れた瀬良社長、地下アイドル握手会のアイドルとオタクの謎すぎるノリに振り回される剥がしのバイト君をトリオで演じたジェラードン、とあまりにニッチな設定が続いたカオス回だった。

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そんなこの日のおすすめドリンクは「スパークリングオレンジジュース」。オレンジシロップと炭酸水を混ぜるだけという、オレンジシロップと炭酸水さえあれば猿でも作れる超お手軽メニューだが、オレンジシロップなんて家庭にNEEEEEEE!!!!!!!

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と、横を見るとさっきのオレンジジュースの残りがあった。そう、これが世に言う二本撮りである。

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スティックシュガーをもう3本、累計4本入れた後、さらに煮込み水分を飛ばし粘性を出す。これでオレンジシロップは完成。

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オレンジシロップを炭酸水で割ったらスパークリングオレンジジュースの完成だ!ちなみにTVでは最初はシロップは沈殿していて少しずつ炭酸水と混ぜて行く感じのようだがいきなり混ぜてやったぜ!あと、パルプ質を濾過していないので汚く浮いてしまった。ネタパレのように、お客様に出す場合はオレンジ果汁の濾過も忘れずに!あ、味はファンタオレンジと全く同じ味がしました。ファンタオレンジは無果汁なのに、スパークリングオレンジジュースと全く同じ味がするので、コカコーラの企業努力は凄いな、と思いました。ただ、このくらいの黄色さでファンタオレンジと全く同じ味がするということはファンタオレンジが我々消費者にオレンジを想起させるために使われる着色料の量はとんでもないのだろう。この着色料が発ガン性を持ち…違う違う違う。お笑い番組の記事だから。そんな話したいんじゃないから。後味は自然な感じというかスッキリした感じだけど味はファンタオレンジそのものな、スパークリングオレンジジュース。試さなくていいと思います。

 

  • 3月23日

この日のゲストは優香。アキラ100%、ミキ、野爆くっきー&ガリットチュウ福島という最近フジに推されがちな芸人が多く出た回。電流イライラ棒のような大掛かりな装置を組んだアキラ100%、あんなの絶対笑ってしまう。野爆くっきーもお絵かきおじさんとウォークマンという前回と全く同じ流れなのに笑ってしまう。オススメ芸人は消防士で無駄にテンション高くてテンパっているというキャラが渋滞しまくった男女コンビ、キラキラ関係。正直渋滞しすぎてきちんとハマりきれてない。

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ところで、これネタパレ本編の間に流れた黒烏龍茶のCMなんですけど、めちゃくちゃキングオブコント天竺鼠のネタみたいですね。アメリカン天竺鼠

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そんなこの日の優香へのオススメドリンクはコットンコーヒー。「綿菓子」と「ヘーゼルナッツシロップ」というあまりにもどこで売ってるかわからない代物が2品も飛び出した割には、大方味の想像がついてしまうのが悲しい。いや、だって綿菓子入れたコーヒーってガムシロップ入れたコーヒーと全く同じ味やろ。

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どこで売っているかわからないものその1、綿菓子は無印良品で購入。パッケージに「4個」と書いてあるのは無印側のミスではなく、写真を撮る前に食べた私のミスである。ちなみに「綿菓子 売ってる」で調べたところ「綿菓子はどこで売ってるの?」という質問サイトがたくさん引っかかった。どうやら子供が「綿菓子ほしい」とダダこねた時に需要があるらしい。ネタパレ見て飲み物をマネしたいからという需要はぱっと見なかった。

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無印良品の名に恥じず小包装に文字が一切ない。完全に脱脂綿である。

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どこで売ってるのかわからないものその2、ヘーゼルナッツシロップは「ファミマのドリップコーヒーの機械の横」でクリア。無料で使い放題(一応アホ向けに言っておくと、節度は持とうね)である。

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というわけでアイスコーヒーを購入後ヘーゼルナッツフレーバーシュガーをコーヒーを注ぐ前にかける。こうすることで熱いコーヒーが直接かかったところはすぐ溶けるはずという寸法だ。

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完成したアイスコーヒーに綿菓子を置いたら、スーッと沈んでなくなったため写真が撮れなかった…。これではもし「いつ綿菓子入れたの?何年何月何日何時何分何秒地球が何回まわった時?」と聞かれても答えられない。捏造用の脱脂綿も買っておけばよかったな。味は、ヘーゼルナッツ風味のコーヒー。綿菓子を入れる意味はさっぱりわからなかったので、インスタ映え狙わなければ入れる必要ないでしょう。インスタ映えを狙う場合は私のように沈めて即消ししないように気をつけよう。

 

3月30日(金)は全力!脱力タイムズが1時間スペシャルなのでネタパレはない。よってこの記事はおしまい!4月号をやるかはやる気次第です、あしからず。

(おしまい)

 

 

 

 

 

*1:他の番組では、もう言ってるとかそういうことは気にしないように!

焼酎をいろんなもので割ってみよう

どうも、こんばんは、オルソンです。

 

 

突然だが皆さんは「焼酎」という液体をご存知だろうか?

焼酎というのは以前も弊ブログに出演したことがある*1が、入れると何でも酒になる魔法の液体である(詳しい定義や製法は各自調べてください)。この焼酎をいろんなジュースで割ったものが居酒屋で売られているわけだが、今回はさらに色々な液体を割って色々な酒を作った。その実験結果である。

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なお、今回はローソンのPBである、こちらの焼酎を使用した。

 

  • 魔剤

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まず、今回の企画のきっかけはサークル合宿の時に「焼酎の魔剤割りは旨い」という話を聞いたからであった。そういえばサークルとはちょっと前も会う機会あったのにサークル合宿を記事にする認可を取り忘れましたね、ワハハハハ。

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見た目はこんな感じ。以前の記事にも書いたように焼酎は透明なので何かで割ったとて色が変わることはない。

味は、魔剤が好きではなかったので気が進まなかったのだが、焼酎が入ることによって焼酎のクセと魔剤のクセが衝突し、調和し、甘みと炭酸でグビグビイケる酒になる。味は85点。

ただし、魔剤中のカフェインの興奮作用と焼酎中のアルコールの鎮静作用が拮抗するため、アルコール摂取量が過剰になりがちになって危ないので気をつけよう、てか飲むな。

 

  • 絶倫無双キング

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いわゆる精力剤ですな。弊サークルには合宿にこういうものを持ち込む輩がいます。

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これが、絶倫無双キング割り焼酎。飲むTENGAに色味は近い。飲んでみるとこれまた甘味が焼酎とマッチしていい感じ。

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なぜかと思ったら蜂蜜や果糖などがいっぱい入っていた。なるほどな。精力剤も魔剤とまた違ったピリピリ感というか独特の味があるのだが、それを焼酎が上手く調和させている。甘味と炭酸と焼酎は全てを受け止める。80点。

 

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健康といえば健康のための飲料、アクエリアス。魔剤割りが旨いとなると期待できるが果たして…。

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見た目は薄いアクエリアス。味は…甘味はともかく、アクエリアス特有の塩味やケミカルさが焼酎と合わない。人によっては好きかもしれないけど、個人的にはない。最近ネクターやカルピスなど市販ジュース割りの甘い缶チューハイがあるが、あれにケミカル要素がプラスされた状態。プラスすんな。72点。

 

  • 飲むヨーグルト

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ヨーグルトのお酒やカルーアミルクのような感じへの変化が期待できますね。

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こちらが飲むヨーグルト割り焼酎。見た目に変化あるわけないよな。飲んでみると…焼酎のクセとヨーグルトの酸味があるだけ。混ぜても混ぜても混ざらない。何だこれ。飲めなくはないけど、何だこれ。65点。

 

以前、バズっていたが、龍角散のど飴をペットボトルの水に入れ溶かすと、喉に優しい龍角散ジュースができる。合宿中、今年初めて花粉症になったのでどこから来るのかわからなかったから、喉が痛いのも花粉のせいだと思っていたら、風邪だった私は龍角散ジュースを作っていた。

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その際、私は高い代わりにハーブが多いこちらの龍角散を使用したが、マイルドミルク仕立てになっていたため、完成した龍角散ジュースは黄色がかった白濁液となり、同行者を気持ち悪がらせた。その時はなぜそこまで彼らが気持ち悪がったのかわからなかったが、黄色がかった白濁液って完全に精液である。そら気持ち悪がらますわ。あの時は申し訳ございませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

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 あの場を借りてお詫び申し上げたのに、精液焼酎を作ってしまっては反省の色なしと言われても仕方ないのでこちらのハーブが少ないがマイルドミルクゼロのスタンダード龍角散を使用。上写真のように焼酎に龍角散のど飴を適量沈めて、一晩待つ。梅酒と全く同じ作り方ですね。

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こちらが完成品。透明な龍角散色になりましたね。味は、ハーブの薬臭さと焼酎の酒臭さが戦って口の中が戦争になります。でも、甘さもアクエリアスより上なので、アクエリアス割りよりスルスル飲める、飲めるぞ…!さっきから甘味に甘えてばかりだな、甘味だけに。74点。

 

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実は日本発祥でお馴染み、カップヌードルカップヌードルと焼酎、日本人の心に沁みるもの同士のコラボレーション。

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普通にカップヌードルミニを作った 一旦麺をある程度食べてから焼酎割りを作っていく。すると…クッソ不味い。何と、焼酎をある程度しか入れないとカップヌードル味にしかならないのに、それを超えると焼酎の味しかしなくなる。なぜ?どうして?原理はわからないが、25点。これをやる唯一のメリットは「エビやコロチャーなどおつまみが酒と一体化してつまみやすくなること」のみ。

 

  • シーフードヌードル

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もう、日本人の心もクソもない結果になると薄々感づいてないと言ったら嘘になるが、もうやるしかない。ものつくり大国日本の威信にかけてシーフードヌードル割りを作るしかない。

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前回の反省を生かし、チビチビと焼酎を入れていく。…が、先ほど同様焼酎をある程度しか入れないとシーフードヌードル味にしかならないのに、それを超えると焼酎の味しかしなくなるという中和滴定ゲームに。ちなみにラーメンが焼酎味になっても麺も卵も全然合いません。15点。

 

  • MAXコーヒー 

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千葉県民の血液ことMAXコーヒー。本当にMAXコーヒーが血液だったら血糖値クロちゃん超え達成するね。これこそカルーアミルクができそう。なお、MAXコーヒーもコーヒーである以上カフェインが入っているため、魔剤割りの反省が1ナノも生かされていない。

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焼酎の量を調整するため先ほどのカップヌードルのカップを洗わずに流用。思いっきり油が浮いてしまった。ワインだったら最悪のマナーである。味は…飲むヨーグルト同様全然融合しねえ、混ぜても混ぜても焼酎を入れても入れても全然融合しねえ…。ただ、焼酎を結構な量入れても甘味の暴力で焼酎の味もほぼせずスルスル飲めるので、スーパーフリーやクライスなどの方々にオススメです。というかそれ以外用途がないです。つまりこの酒に正義はない。70点。

 

総評:焼酎は甘味と合うが、酸味とは混ざり合わず、塩味とは絶望的に合わない。

 

(おしまい)

オルソンブログ、総集編2の巻

こんばんは、オルソンです。

 

以前、弊ブログの記事が50に達したタイミングで総集編を行なった。

 

そして、100記事に達したら総集編をやろう…と思っていたのだが数え忘れにより何とこの記事が102記事目となってしまった。完全に不覚であった。そこで、今回は51記事めから101記事めでの計51記事から筆者が好きな弊ブログの記事ベスト10を発表する。

 

  • 第10位:11月11日は何の日?

 http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/11/12/000014

 

「11月11日は、1が棒っぽいからポッキー&プリッツの日だ」とかいうグリコのテキトーすぎる企業戦略に乗っかる消費者に警鐘を鳴らした記事…といえば聞こえはいいが、単純にこの由来がテキトーすぎる行事が嫌いすぎて勝手にネガキャンしてるだけの酒クズ記事。11月11日になると男女問わず昼飯の時間にポッキーで高い櫓組んだり、クラス全員で11月11日11時11分というもろ授業中にポッキー食おうとするとかそういうノリが本当に嫌い(現在形)。

そして、私はここから深く考えた。もし、グリコが「11月11日はポッキーの日」と言いださず、やおきんが「11月11日はうまい棒の日」と言いだしたら、どうなるか?その世界戦には「やおきんのクソみたいな企業戦略が…」と悪態をつく俺が生きているだけではないか?11月11日になると男女問わず昼飯の時間にうまい棒で高い櫓組んだり、クラス全員で11月11日11時11分というもろ授業中にうまい棒食おうとするとかそういうノリが本当に嫌いになっていただけではないか?トッポの日でもフランの日でも一本満足バーの日でも同じことでは???という結論に至った結果、この記事のような「自由化」という方針に至った。みんなも今年の11月11日はポッキー&プリッツの日からポッキー&プリッツを解放してみよう!

 

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/01/28/000006

 

弊ブログの「管理人が勝手に好きなだけで閲覧数はパッとしないコンテンツ」でお馴染み、一つのことに延々齧り付いくことでテキストを伸ばしていく記事。大体、声優の名前って読みにく過ぎんねん、内田真礼とか東山奈央とか松嵜麗とか。「万年大会役の内田真礼です」とか何個トラップあんねん。………3つか。

 

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/10/04/001041

 

キングオブコント2017準優勝にして、「TVから消えた理由」というタイトルの記事が5回くらい上がってるところを見たので、恐らくモグラ叩きみたいな出方をしているのであろう芸人こと、にゃんこスターのリズム縄跳びのネタを鮮度抜群の時期に徹底解剖した記事。こちらも「一つのことに延々齧り付く記事」だが、対象が徳井青空からにゃんこスターになったことでだいぶポップになったため、数字もそこそこ稼げた記事。タイトルの通り、キングオブコント2017のオンエアから数日後の更新記事だが数日と言わず即日更新したかったな…。

 

  • 第7位:アキバでハニトーを食う話

 http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/15/200330

 

第7位はタイトル通りアキバでハニトーを食うだけの記事がランクイン。ハニトーという糖分の多いものを食ったのが良かったのか「ただハニトーを食べただけの話」に小ネタを装飾、脱線して怪文を紡でいくサマが非常にオルソンブログらしくて良い。個人的に一番好きな件ははねトびからのボンタンアメの件。今読み返しても怪文としか言いようがない。

あと、なぜハニトーを食べたのかは記事に書いてあるので言っておきますが、旭駅本屋は早くハニトー食レポを書きましょう、味を忘れたなら食べ直してでも書きましょう。

 

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/11/000107

 

平昌五輪で物議を醸した「下町ボブスレー」。これは、そのニュースを元に個人的に下町情緒のイメージの73%を占める「こち亀」を融合させた時事ネタ兼版権ネタ。構成はこち亀頼りで、小ボケはニュース頼りというしょーもないと言えばしょーもない記事だが、個人的にはこち亀が好きなので、好きな記事である。あと、しょーもないとか言ったけど結構数字持ってた記事だった気がする。

 

  • 第5位:漫才とコントの違い

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/11/16/000345

 

第5位は、「永久保存版」との呼び声を高めていきたいと筆者が考えている所存である記事。M-1グランプリ2017決勝直前を機に前々から書きたいと思っていた、漫才とコントの違いを丁寧に考察した記事。今読み返すと、具体例を並べた後急に終わる印象があるな。まあいいか。

 

  • 第4位:【記事広告】GYAO!とかいう動画アプリがヤバすぎる話

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/02/18/000043

 

第4位はこの記事が好きというよりGYAO!が好き、ということでGYAO!のダイレクトマーケティング記事です。TV番組を見るだけならTVerを選んでおけば良かった気がしないでもないものの、M-1グランプリの準々決勝が配信されることや、よしログ2018年新春ネタ祭りが7月16日まで配信されていたりと、お笑いに強いところは結局GYAO!だよなあ、と思います。後半のおすすめバラエティはおすすめ順に書いていますが、しゃべくり007が信用を落としまくっているのと、勇者ああああのユルさにハマったのと、キングちゃん(最終回が4/1まで配信中)の企画が大当たりした時の爆発力の計り知れないさゆえランキングが変わりまくっております。リハーサルひっくり返し王はヤバいというか千鳥の通販が普通にコントとして出来が良過ぎた…。しゃべくり007は6番勝負とかやりやがって、何がキャベツ千切り対決じゃ、今度あんなんやったら社屋千切りにしたるからな、麹町もろとも。

コホン、えー、アニメもそれ相応に強く、ゆるキャン△の1-11話が3/26まで一挙無料配信されております、あとアクエリオンがどうとか見えたので多分古い作品にも強いんでしょう、ええそうでしょう(詳しくないのでテキトーに切り上げ)。

とにかくGYAO!はめちゃくちゃ良いのでみんなダウンロードして使いましょう。最後に言い忘れたけど、GYAO!は映画も配信しているので最近僕は超高速参勤交代をタダ見しました。

 

  • 第3位:透明飲料界に激震!透明ミルクティーに次いで透明〇〇が売られる時代に!

 http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/10/14/000040

 

第3位はフォロワーをドッキリに引っ掛けるという外道記事がランクイン。本筋は実験もといドッキリという水曜日の22時に赤坂の方から飛んでくる怪電波の悪影響を受けた素人の記事なのだが、焼き芋メーカーが弊ブログで触れられた現状では最初で最後のシーンであるなど、オフ会レポとして充実の小ネタ(自分で言うな)。この脱線小ネタこそが弊ブログの魅力である(自分で言うな)。あと、この時の俺、今以上に、にゃんこスター好きすぎるな。

 

  • 第2位:唐辛子シュワチンで勃起力を増強した話

 http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2018/01/19/000903

 

ブログ人気コンテンツでお馴染み、シュワチンが第2位にランクイン。当初、「スーパーやコンビニで市販されている炭酸水にちんちんを浸すのは飲み物を粗末にしている」というお叱りの声に対し、「じゃあ炭酸が出る入浴剤ならええんか?お?」とアオリー岡田になったのがはじまりだった「きき湯チン」。しかし、この記事のオチを行ってしまうと、どんな炭酸水よりも頼りになるのがきき湯という結果となる。読者を煽ることなんかよりもっと大事なことがあると気づかされた実験だった。

 

http://orsonblog.hatenablog.com/entry/2017/12/10/000237

 

第1位は時事ネタがランクイン。え?何が時事ネタかわからない?そもそもコンビニ行っただけでブログ記事にするな?いやいや、なぜ私がミニストップ四街道御成街道店に行くことにしたのか、そしてその道中も目的を果たせたのかも全て記事に書いてあるじゃん?読んでくれた方からは「記事の割にタイトルが貧弱」と言われ、自分も書いてて「さすがに引きがなさすぎるか…」と思ってにゃんこスターのつかみを盗用するなどしたのだが、タイトルの引きを変えないことには閲覧数は伸びませんでした。悲しいね。でも読んでくれた方からの評判はいいです。なので、ぜひ皆さんも読んで下さい。ただ、一応R-18要素はあるのでそこは自己責任で。

 

 

以上がベスト10である。選外としてはスーパーフライデー牛丼にちょい足しした記事*1R-1ぐらんぷり2018の準々決勝に行った記事*2撮り鉄雪中行軍の記事*3などの思い出系、東葛地区の鉄道網の終わりっぷりを自分の足で調べた記事*4、THE  W初回のネタじゃない感想文*5キングオブコントのルールの歴史*6といったお笑い系があった。

 

………選外多いな?

(おしまい)

あかつ、水曜日のダウンタウンで何かしらか成し遂げてる説

 2018年3月14日水曜日、水曜日といえば、そう水曜日のダウンタウンである。この回では「平均台の上でも人は何とか生活できる説」が検証された。この説の検証のためにあかつを含む5名の芸人が本当に平均台の上に乗って、賞金までつけて24時間平均台生活ができるかの実験を行なった。ご飯や暇つぶしの道具は特殊なクレーン(?)でくるのだが、平均台の上で寝てしまうと寝返りを打つスペースなどない。そのため、ウトウトしてしまったあかつが9時間程度で脱落、他の挑戦者も24時間平均台を達成することは叶わなかった…………というのはさておき、あかつが平均台から落ちた後きになるコメントを言っていた。それがこちら。

私、水曜日のダウンタウンで色々企画やらしてもらってますけど、1回も成し遂げたことないんで、何かやっぱりね、成し遂げたいですよね。

そんなわけであかつは「裸でスノボしたら風邪引く説」の検証でもしてるんか、という予告が流れたが、本当に彼は何も成し遂げていないのだろうか?気になって仕方がなかったので、あかつのWikipediaやインタビュー*1Twitterで「from:@akatsu_sumo 水曜日のダウンタウン」と検索して過去の告知を洗う、さらにブログにまとめてくれていた放送リスト*2と記憶、また2017年9月27日に放送されたVTR出演ランキングで「あかつの出演回数は9回」と公開されていたことなどから照らし合わせ、あかつの出演回を洗いに洗い、あんな動画サイトやこんな動画サイトから内容を確認し、あかつが本当に何も成し遂げていないのかを検証、時系列順(下に行くほど過去になる)に並び替えた。なお、この記事はあかつ出演回まとめとしても機能しなくてはならないと考えているので、「この説見逃してるぞ!」という声や下記の情報懇願パートについて何か寄せられる声があったらコメント欄などで教えてください。(2018年3月21日の説、2018年4月18日の説を加筆しました)

 

  • 大人が本気出せば本州最北端から雪だけ踏んで東京まで帰れる説

2018年4月18日放送。「大人が本気出せば〜だけ踏んで帰れる説」の第2弾。あかつが登用された理由はプレゼンターのノブコブ吉村曰く「根性があるし、スケジュールもある」。

福島県出身ということで「日本海側の方がいい」という知識を発揮したあかつだったが、シンプルに青森→東京を歩くだけでもものすごい日数がかかる上に、ルート変更を余儀なくされまくった結果単純計算で240日かかることが発覚したため、「雪のある道はトラック走行可能」、「雪のない道では周囲の雪を撒いてそれを踏む、撒き雪の使用可能(影の説の時に歩行者の影について行って交差点渡った時は怒られたのに…)」、「歩道に雪がある道の横の車道もトラック走行可能」とどんどんルールがユルくなり、最終的にはタバコをふかしたり、温泉に入ったりするほどの余裕を見せるあかつだったが、ロードヒーティングやトンネルに苦戦させられ「余計なもの開発してくれたよな」「誰だよトンネル作ったの」と悪態をつく、アンチロードヒーティングになってしまう。最終的に、栃木県で雪が雨で流れたため、撒き雪含めて雪がなくなる。気象予報士の森田さんに電話し、雪が残ってるところはないか聞くと「無茶苦茶だな〜」と笑われ、次雪が降るのはいつか聞くと「来年2月」と言われ、栃木県で立ち往生して検証が終了。検証結果は「また来年」という非常に短いものに。

ちなみに、この説でもあかつは「水曜日のダウンタウンさんでやらせてもらってますけど、全部中途半端に終わってるんすよね。今回は必ず東京に帰ります。」と言っていた。

 

お互いに負けるよう指示された八百長対決、逆に目が離せない接戦になる説、の第2弾。第1弾では腕相撲やビーチフラッグ、第2弾では綱引きやPKなどが行われた。あかつは相撲で参戦し、八木真澄八百長相撲を取ることに。土俵際でお互いが相手を押し出さないように気をつけながら、相手より先に土俵の外に足をつけるゲームとなり、最後は同時に転倒するという説を裏付けるかのごとき接戦だったが、ジャッジの結果この絶対に負けなくちゃいけない戦いにあかつは勝ってしまった。ネタバラしをされたあかつが「大相撲界はもう本当、100%ガチですんで、これだけは皆さん、勘違いしないでいただきたい」という余計すぎるコメントを残して相撲のシーンは終わった。

 

 

  • 世界で通用するネタNo.1、今ならRGのトランプ説

2017年10月18日放送。横田基地在日米軍を審査員にしてネタを披露。前回(ちなみに前回の映像は見つかっていないのであかつが出てたかすらわかりません!誰か教えてください…)の類似説で優勝したくまだまさし、今回の説の争点であるRG、関西大学でのサークル活動によって培われた高い英語力を買われてかキャスティングされたゆりやんレトリィバァ、そしてあかつの4名がネタ対決を行なった。「相撲」というアメリカ人に人気のコンテンツを利用したネタであることと、動き重視で言葉をそこまで使わないネタであること*3が理由だろう。水曜日のダウンタウンとしては珍しくガッツリネタを流した企画であり、当然あかつのネタもガッツリ流された。

ゆりやんのネタが一切外国人ウケしなかったこと、さらに本命のRGがトランプネタNGを出され、急ごしらえのネタをさせられ当然大スベりしたこと、が追い風となり、くまだまさしをも制してあかつが優勝。あかつはガッツリネタで優勝を成し遂げらていた。

 

 

  • 大人が本気出せば影だけ踏んで帰れる説

2017年7月19日放送。この年の梅雨明けは7月13日であり、収録が7月19日の少し前であること、さらにVTRの収録はVTRをパネラーに見せる収録のさらに少し前であることから、VTRが始まる前にすでに松本人志が「なぜこの企画を梅雨時期にやろうと思ったの?」と懸念を募らせる。1日では帰れなかったため、翌日に持ち越した結果、1日目に終わった場所と同じ陸橋であかつが雨の中佇むところでVTRは終了。検証も中止となった。検証結果は「梅雨にやる企画じゃなかった」。 言わんこっちゃない。

 

  • 花見のゴミを集めて桜前線と共に北上すればそのゴミで作った舟で津軽海峡渡れる説

2016年5月25日放送。プロデューサーである藤井健太郎が「説の響きを面白くしようとするとどうしても説は長くなる」というようなことをインタビューで言っていたが、それにしても長い説。ただ、今回比較してみると、国道1号線の説同様ごみ収集シリーズとでも言うべき説だったことがわかる。「見渡す限り水戸はゴミが無いっすもんね」「本当に綺麗ですね水戸は」など、余計なことを口走りまくった回。
ゴミ収集前に東京理科大学の教授にどのようなゴミを拾うべきか*4や船の形状を聞いておく、花見客とのペットボトル100本を賭けた相撲にあかつが敗北する、東京理科大学の生徒に船の建造を手伝ってもらうなどの苦労を経て、船は完成し「桜前船」と名付けられ無事青森を出航したが、カメラのバッテリー交換のためにスタッフの船に停船中、別のスタッフの船が潮に流されあかつも桜前船も挟まれ桜前船は浸水。何度応急処置をしても治らないまま、「もう、終わりだよ。終わり!」とあかつが匙を投げて終了。水ダウにしては珍しくスタッフの無能さが露呈した回であり、スタッフが2億%悪いと言わざるを得ない案件。

 

  • ちゃんこの味と相撲の強さ、その両方を兼ね備えた店こそ最強のちゃんこ屋説

 2016年2月3日放送。桜前線の説で書いた、水曜日のダウンタウン水戸市でちょっと色々あったのもこの回。

………一切映像を見つけることができませんでした………誰か内容を教えてください………

 

  • バンジーの直後、ちょっと身長伸びてる説

2016年4月27日放送。まあ、人間を宙吊りにすれば直後なら多少身長が伸びるんじゃないかという乱暴な説。この説の検証のために実際にバンジーしたのがあかつだった。バンジーを嫌がる件を乱暴にカットされて跳んだ結果、身長は0.7cm縮むという意外な結果となり、身長を伸ばすことを成し遂げられなかった。成し遂げるとかじゃなくて自然現象だけどな。なお、原理も乱暴にカットされたため不明である。

 

  • 国道1号線に落ちてる服を拾いながら歩いたら、名古屋ぐらいで全身揃う説

 2015年9月16日放送。裸の状態で日本橋から国道1号線を歩いて行くため裸芸人を起用することにしたが、国道1号線を歩くという長期戦になりそうな企画ゆえに、庄司智春や小島よしおら代表的裸芸人よりスケジュールの空いている芸人としてあかつが起用された…ということがVTRで述べられている。書いてて思ったけど「言わんでよろしい」の一言に尽きるな。先述のインタビューでは「敏感肌で潔癖なので辛かった」と語っていたが、日本橋から103Km歩いた静岡県函南町でズボンを拾って完結。「上着、ズボン、靴、帽子の4点が揃えば説立証」だったにも関わらず5本指ソックスや手袋まで揃えていた。というわけで、あかつは国道1号線のゴミで全身揃えるのを成し遂げていた。一つだけケチをつけるとしたら4日目の朝に箱根湯本で自転車を支給されたことだが、あかつがその妥協を許さない人間なのかはちょっと本人に聞いてみないとわからない。

 

  • ゴミ屋敷の住人、意外と何がどこにあるか把握してる説

2015年8月19日放送。説の検証をゲーム化することが多いのもこの番組の特徴で、この説はあかつに加え、アントニー、三四郎小宮、バイキング西村というお馴染みすぎるメンツ+たんぽぽ川村という計5人の連合軍とゴミ屋敷の家主で借り物競争5番勝負を行なった。1回戦の「耳かき」というお題に対して、何だかんだ屁理屈をつけられながら爪楊枝を耳かきと言い張られる、5回戦で突然三四郎小宮を殴るなど、クレイz…クセがすごい行動の数々に振り回された芸人連合軍だったが、結果は、2回戦で薬の場所をなぜか家主が自己申告したのを受けて臭い台所に突入したり、4回戦でクーラーのリモコンは外にない、というゴミ屋敷の家主の証言を無視して庭を捜索して発見したあかつのW手柄もあって、2:3で芸人連合軍が勝利した。すごいぞ、あかつ。

 

  • 早朝とつければ何でも面白い説

2015年5月20日放送。あらゆる競技に「早朝」をつけてドッキリ的にしてしまうという説。あかつは「早朝リレー」の赤チーム第3走者として検証VTRに出演。第3走者単独で見れば青チームの三四郎小宮とほぼ同時発進同時到着だったが、アンカーのなかやまきんに君が脅威の走りを見せ、4分9秒で赤チームの勝利。あかつは早朝リレーでも勝利しているぞ!!

 

 

検証結果:あかつはちょいちょい成し遂げている。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:http://www.ohtabooks.com/qjkettle/news/2017/12/10092118.html

*2:http://bagpipe-ps.hatenablog.com/entry/2017/11/30/001510

*3:なお、この放送によるとあかつはニューヨークアポロシアターへの出演経験もあるらしい

*4:少し考えれば分かる人は分かるかもしれないが発泡スチロールとペットボトルが正解

R-1ぐらんぷり2018感想

 3月6日火曜日の19時から21時に、R-1ぐらんぷり2018の決勝がオンエアされた。今更ながらその感想を書いておきたいと思う。

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弊ブログの閲覧数も更新していないのに3月6日を境にR-1バブルが来るという大変読者を裏切った形になってしまったことは申し訳ないと思っている。

なぜ、更新がここまで遅れたのか?それは私がサークル合宿に行っていてリアタイ視聴できなかったからだ。長い人生の中には準々決勝はリアタイで見れた*1のに決勝はリアタイで見れないお笑い賞レースなんかも出て来る…らしい。そんな合宿の時のことは許可が出れば記事にするかもしれないけどそもそも許可を取っていないという有様なのだが、それはさておき18時ごろに宿に着き明日の話をしたり布団の位置決めをしたりして、夕飯開始は19時。そして夕飯の店でもずーっとトークに花が咲き部屋に戻ったのはちょうど21時であった。これはサークル合宿の予定はまっっっったく悪くなく、火曜日の19時という非常にしょーもない時間に放送するフジテレビ側の問題である。キングオブコントM-1グランプリも土曜日やぞ。俺も「R-1は休日にやるだろうし、合宿は土日被せてこないからセーフやろ」と思ってたからR-1が平日になるって聞いて驚いたわ。そんで平日なのは仕方ないとして2時間枠なのに19時て。この国の社会に平日19時に、その日のやることが全て終わって、どっしりとTVの前に腰を据えてピン芸人たちのネタを2時間見れる人間がそうそういると思うなよ。土曜日の21時にやれよ。その週の土曜日21時IPPONグランプリて。いや面白いけど、このバカリズム大喜利で答えたフリップ全部繋げると地球から月までの距離になるといわれている宇宙時代にバカリズム大喜利するとこ見たいかよ。若手も育てろよ。何、AI-TVをとんねるずで押し出してくれてんだよ。まあAI-TV自体は演者はともかく、企画が終わってるのでそういう意味で打ち切りは惜しくないけど。

あ、そうそう以下感想なんでR-1ぐらんぷり2018のネタバレ要素がっつりあるので注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずはAブロック

「生姜」。息子のパソコンを借りた父親。その時見つけてしまった秘密のフォルダに入っていたのは……生姜の画像?

ルシファー吉岡お得意の下ネタコント。ただし、下ネタではあっても単なる低俗なネタではなく「生姜をオカズにしてるのか?」や「今日も我が家は平和です!」、「お前もうアウトだよ!」などのセリフまわしや、展開の掘り下げ方が実に良い。「生姜のフォルムがエロい」という着眼点からここまでのコントを作り上げる力に脱帽だ。トップバッターなうえ下ネタということで視聴者投票でも評価は芳しくなく、視聴者の中には不快感を示す思う人も多いとは思う。でもその不快感を馬鹿馬鹿しさが超えてくるだろ?*2そう言わざるを得ないコントだった。

 

雅楽モノマネ」。準々決勝と同じネタ。準々決勝で見た時は「イロモノなので別ルートから売れることはあってもR-1のような賞レースで評価されない」と思っていたら決勝まで来たので驚いてしまった。ネタは「細かすぎて伝わらないモノマネ」だが、従来のそれは「モノマネされてみると確かにわかる」か「モノマネ自体はわからないや顔や声が面白い」の2種類に大別できるが彼女の雅楽モノマネはそのどちらでもなくただただ「わからなさ」で笑いを取っている。

それを踏まえ、このネタを2度見すると確かにただのイロモノ芸人で切るにはもったいないくらい構成がよくできていることに気づかされる。序盤に笙を流し、服装も雅楽で固めることで手数を犠牲にしてでもキャラクターを浸透させる。だからこそ「モノマネをします」というセリフそのものがボケになる。そしてそのモノマネも1つ目で「モノマネのフリで専門用語が多い→モノマネ自体も言われてもわからない」の流れを提示したあと、2つ目のモノマネでは、フリの段階で専門用語をめちゃくちゃ増やし、モノマネ本編はめちゃくちゃ短くすることで1つ目より分かりにくさをめちゃくちゃ増強するという「右肩上がりの構成」の実現に成功している。そして、「笙を使わない」と言ってショートコントの件を挟んで、結局笙を吹いたと思ったら曲は「蛍の光」でネタ終了を知らせるという「共感の笑い」までも盛り込み、最後の平安時代の部屋あるあるでは平安時代関係ないことを言うRG的な笑いも取る。「雅楽モノマネというただただわからないことをする」というアイデアを笑いに変えるための構成面での仕掛けが目白押しだ。

惜しかったのはショートコントの件。あそこはちゃんとスベっておかないといけなかったのだが………。軽すぎる観客相手というのも難しいものである。

 

  • おいでやす小田

「ホテルの電話」。ホテルのフロントに601号室の尾崎という客から電話がかかってくる。それも度々かかって来て…。客自体の感じはTwitterでよく聞くアホな客といった感じだが、ホテルの内線電話を挟むことで、想像力の笑いを生む効果と電話を切ってからツッコミでキレることを自然する効果を生んでいる。「そんなちっちゃいシミ見つけられる奴が何でドライヤーの位置分からへんねん!」など電話一つ一つを散漫にしない工夫もある。良いネタだった…良いネタだったけどなあ…。

 

「ハゲの名は」。ある朝女子高生が起きると外見がハゲのおっさんになっていて…。準々決勝と同じネタであり、準々決勝では決勝の5倍くらいウケて、その日のトップウケだったネタ。直球の版権パロでも一番笑えるネタが一番審査員(視聴者投票含めて)に評価されて最終決戦進出というのが、なんともR-1らしい。

でも実際、君の名は。頼みな部分は「女子高生と入れ替わり」という設定のみで、宮迫や陣内が言っていた通り「間接的な自虐」というハゲネタの見せ方の新しさや、「ハゲの性欲ハンパないじゃん!」とか「ハゲとすれ違う時息止めてたし、念のため財布抑えてたんた!」のようなハゲに偏見をぶつける中盤以降のボケなどはオリジナリティとして評価されるべき部分なんだよな。準々決勝イチウケのネタは伊達じゃない。

 

 

 

続いてBブロック

  • 川邑ミク

 「レンタル彼女」。彼氏と星を見に来た彼女。しかし、彼女はレンタル彼女で…。レンタル彼女、確かに以前TVで見たことあったがこの設定は巧い。時代性の切り取りという観点でもそうだが、バイきんぐの教習所のネタのような叙述トリック的な設定も巧いし、笑いの作り方は多重人格のコントのそれなのに設定は多重人格ではないのも巧い。そして、このネタに欠かせないレンタル彼女の時のキャラとレンタル彼女の時間が終わって従業員のキャラになる時のキャラのメリハリをつけた演技も巧かった。今年は本当にハズレなしでレベル高かったとはいえ0票はちょっともったいないネタ。

 

  • チョコレートプラネット長田

 「ジェットコースター」。ここも準々決勝と同じネタ。単純にイマイチだったので準決勝進出の段階で驚いたのに決勝進出したのでもっと驚いた、というのが率直な感想。

しかし、じゃあ決勝でもイマイチ笑えなかったかというとそんなことはない。それは空気の違い、私自身の体調の違いもなくはないかも知れないがそんなことだけではない。ボケの多くを「ディメイキッド」や「アントラブルヘルメット」のような専門用語の難解さに絞ったからだ。これによりセリフとアナウンスが被っているという問題点を「セリフとアナウンスが被ってる部分のアナウンスは聞かなくても笑える、ということを提示する」という方法で解決している。笑いの取り方を絞るというのもわかりやすく笑えるようにするという点で良い工夫だったと言える。票は少し入りすぎな気がするけど。

 

 「昭和の日本の映画に出て来そうな女優」。これまでR-1にかけてきたゆりやんのネタというと一見一人コントだがその実一言あるあるネタや細かいモノマネであることが多かった。そのネタが個人的にハマれない芸人だったのだが、今回はそういう一言ネタじゃないちゃんとした一人コント。いわゆる形態模写の一人コントという点でいうと友近柳原可奈子横澤夏子とかなりの女芸人の先人がいるジャンルではあるのだが、「昭和の日本の映画の女優」に注目した先人はいないのでは。この段階でまさしくオンリーワンなネタなのだが、一人コントとしても「ひどいわ、先生」の天丼に、どんどん何言ってるかわからなくなる「私のことを何もできないお嬢様だと思っているんでしょう?」、終盤でバラされる先生に連れてってとねだっていた場所、とボケや構成がしっかりしていて、キャラだけに依存しすぎていない良作。これはハマったなあ…。意外と一言ネタより一人コントの方が向いているのかもしれない。

 

 「せっせいせいや」。せっせいせいやのリズムに合わせて、せいやが一発ギャグやショートコントや短めのモノマネを披露していく。そういえばイロモネアでも一発ギャグとショートコントとモノマネって境界ガバガバだよね。スモークにビクッとなった件は素なんだろうか?中身はさておき、せっせいせいや自体は新しい波24でもやっていたネタ。俺がせいやを見る目が変わっただけかも知れないけど、せいやの表現力というかコミカルさっていうのがここ最近急上昇してるような気がするんだよな。すべらない話でも内容はヤバいのにコミカルさで笑いに変えていっている印象だったし。今回のネタも持ち前のコミカルさでネタの散漫さとか発想面でやや甘い感じとかを吹っ飛ばした感じで、ウケこそしても審査員から評価をもらうとなると少し厳しい感じのネタ。あとどうでもいいけどエントリーナンバーの札は取れよ、ずっとプラプラしてたぞ。

 

 

ここからCブロック。

  • 濱田佑太郎

「 嘘やろと思ったこと」。生まれつき全盲の濱田が全盲のエピソード漫談をする。NHK新人演芸大賞をたまたま見たので個人的にはネタ及び優勝したとこを見るのは2度目。ただ、たかだか数ヶ月しか経っていないはずなのに新人演芸大賞の時より明らかに話術が上がっていたような。流れるような喋りで笑いにくいはずの「盲目」というテーマをグイグイ笑いに変えていく話術は見事としか言いようがない。「嘘やろと思ったこと」でテーマを固めているのに話題は様々なのも良い。個人的に特に好きだったのは最後の修学旅行の件とダーツの件。

ネタ感想はここまで。ここからは彼の「盲目エピソード漫談」というのを考えてみる。よく「障害は欠点でなく個性」とはいうが実際目が見えないよりは目が見える方がいいし、耳や身体など他の障害でもそれは変わらない。障害を持っていたらできない職業というのはどうしても多い。しかし綺麗事でも何でもなく「障害を個性」として仕事にできるのがが、常に個性が求められる職業ことお笑い芸人だった、と言えるのではないか。インタビューで自身のことを「ネガティヴ」と言っていたように彼のネタはぼやき漫談が多い。ぼやき漫談というのは松本人志千原ジュニアが得意としている「世間で常識とされていることや世間にいるアホな人を常識として見ずにツッコミを入れていく漫談」だ。この「常識を常識としない」という立ち位置に「視覚障害」でもって立ち、まんまとR-1優勝を果たした人物、それが濱田佑太郎なのだろう。彼を知って「同じ障害者として勇気づけられたので芸人になる」という障害者がいるとすれば、間違いなくそれはやめた方がいい。健常者でも多くの芸人が食べていけていないという事実があるからだ。ただ、彼のネタが障害者の見方に影響を与えるのは事実だと思う。

 

「プロポーズ」。 ある男性にプロポーズされた女性、しかしこの女性はそれを「男運が上がっているから」というとんでもない理由で断って…。準々決勝とは違うネタ。準々決勝やTHE W決勝でかけたネタと違って同じフレーズを被せるのがないのは、ストーリーとして見やすくなったような笑いどころという意味でむしろ見にくくなったような。紺野ぶるまが得意とする延々と毒の入った本音を独白していく一人コント。ニューヨークとかに近い芸風だけど、女性としてもピン芸人としてもこの芸風の人って貴重なのよね。全体的にもっとウケていいような気がするけど、こういう芸風がR-1の決勝でウケた試しってないのが悲しいところである。特に中盤、レストランの店内で「この可もない不可もないレストランで…」って叫ぶ件と登山にまで毒を吐くヘリコプターの件はもっともっとウケていい。

 

 「ツッコミカルタ」。以前のR-1では「脈絡のないフリップに延々ツッコミを入れる」というショートコントのフリップ版のようなことをして準決勝までは来ていたが決勝には来れなかった芸人。個人的な印象は「これだけ脈絡なしのセンスだけでここまで面白いなんて…」という思いと「構成なしで準決勝まで来れるならしっかりフォーマットを作ってくれば決勝来れるのに…」という思いが共存していた芸人だ。

今回のネタは「フリップ」を「カルタ」にすることで「頭文字を設定」というフォーマットを作ることで決勝に進出。ただこれだけでは、頭文字の設定も自作自演なので効果的とは言い難い。そこで「同じ絵札の頭文字違い(同じ絵札に2個以上ボケがある状態)」、「相田みつをそんなん言わんねん被せ」が効果的に効いてくる。カルタのルール説明含めてテンポがゆっくり目だったのも決勝の観客や一般視聴者には効果的だったのかもしれない。でもその分以前のハイテンポより手数は少なくなっているはずなのでもったいないといえばもったいない。

 

  • マツモトクラブ

 「ストリートミュージシャンの父」。ここも準々決勝と違うネタ。正直、準々決勝のネタの方が細かいボケが入っていて決勝向きだと思ったけどなあ…。ストリートミュージシャンという設定は2015年に彼が初めてR-1決勝に来た時のネタを彷彿とさせるが、親子という設定やショートコントのような見せ方は2016年にR-1決勝来た時のネタのよう。夢を追って働かずにストリートミュージシャンをやる息子の横を通る父という設定や、かつて父も夢を諦めていたという事実などストーリーに重みがありつつ、でも笑えるというマツモトクラブの持ち味がしっかり出たネタ。「登場人物の声を流すことで一人コントなのに登場人物を二人以上にする」というマツモトクラブが生み出した技法にもう一個新しい見せ方が載せられた感じだ。これまでのR-1だとストーリーの重みが評価をもらうという意味では邪魔になることもあったんだけど今回はちゃんと評価されたようである。ギリギリ最終決戦行けなかったけど…。

 

 

 

そんで最終決戦。

 「ハゲの名は」。ある朝ハゲのおっさんが起きると外見が女子高生になっていて…。一本目のネタを女子高生側から。かつて賞レースにおいて二本目で一本目と同じネタをやろうとして止めるという掴みをした芸人(年のM-1フットボールアワーや2014年のTHE MANZAI博多華丸大吉など)や一本目のボケの高々1個を2本目に持って来て天丼した芸人(2008年のM-1NON Styleや2013年のR-1の三浦マイルドなど)はいたが、ここまで1本目ありきのネタをかました芸人はなかなかいないのでは。

何しろ「犬じゃない!」とか「アラジン、トイストーリー、美女と野獣、オズと魔法使い…趣味が合う!」とかは1本目を被せたというより1本目ありきのボケだからなあ…。あと「ハゲにめちゃくちゃな偏見抱いている女子高生の父親がハゲ」と「ハゲにめちゃくちゃな偏見抱いている女子高生がブルースウィルスは好き」とかも面白いんだけど一本目との繋がりでいうとむしろ雑でもあったり。面白かったけど評価する、優勝させるとなるとさすがに厳しいのでは…。

 

 「お願いがあります」。街中で慌てながら走る女性、そのまま街中で「お願いがあります!」と叫び…。コントと見せかけて一言ネタといういつものスタイル。一本目を見て(意外と一言ネタより一人コントの方が向いているのかもしれない)と思ってしまった身としては(また戻っちゃったなあ)と思ったり。

ただこのネタを見てなぜ、彼女が結局一言ネタなのに違う設定のネタを作り続けるのか、がわかったような気がする。完全に憶測だが彼女は恐らくオスカー賞の授賞式(2015年)やイメージビデオ(2017年)のようにやりたい設定がまず出てきて、その肉付けとして「一言ネタにする」という流れでネタを作っているのだろう。そう考えると、ビジュアルでもキャラクターでも妙に完成された叫ぶおばさんの演技、BGMに合わせて踊られる無駄にキレッキレのダンスは「やりたいことをやりきる」という意味でベストアルバムのようなネタだったと言えるのかもしれない。一言ネタ自体は相変わらずベタすぎる気がしたけど、動きの笑いは生で見るとTVの2億倍は面白い(これもR-1準々決勝を見た経験)ので優勝もなくはないと思ってしまったな…。

ところで、設定のモチーフは「エイリアンが攻めてくるとか、そういう街中で叫ばれても誰も信じないような予言を一般人が1人だけ受け取ってしまったタイプの映画の冒頭」でいいんだろうか、ちょっと自信がない。この辺の世界観の曖昧さ、分かりにくさもやりたいことやった感が出ていて嫌いじゃない。

 

  • 濱田佑太郎

「漫談」。優勝した瞬間「僕、めちゃくちゃ噛みましたよ!?」と言っていたが気づかなかった。話術がしっかりしている証拠だ。ネタはフリが全部「嘘やろと思った話」で統一されていた一本目以上に散漫(「盲目」という別のテーマは当然ある)な漫談。序盤の優勝賞金のくだりは決勝進出者記者会見でもやっていたボケだと聞いていたけど笑っちゃったな。話術がしっかりしている証拠だ。「うちの(盲)学校の階段点字ブロックがなかったんですよ」で観客「ええ〜」、でもその間をすかさず「一番いるやん!」で埋めてからの「何このスパルタ教育」で悲鳴分きっちりウケ返す!話術がしっかりしている(ry。ここの瞬間最大風速は一本目より大きかったですねえ。優勝も妥当と言わざるをえない。

 

 

  • 総評

一言でいうと本当にR-1ぐらんぷり史上最高クラスの大当たり回じゃないですか?みんなそう言っていたような気がするけど実際に見るとその意味がよくわかりますね。ただその分M迫のネタ後コメントの引き出しの狭さが引き立ってしまうという。本当に全員面白かったし、「ピンネタの多様性」がそのまま「見れるネタの多様性」につながった非常に有意義な回だったのでは。過去2回の優勝者から見ると絶対勝てそうにない純然たる漫談が勝ったというドラマ要素も込みでよかった、本当によかった。ただ審査ルールに関しては一個だけTwitterでも言った文句が…

 

皆さんはどう思います?

(最後の最後に丸投げしておしまい)