いてもたってもいられず、桜撮り鉄を敢行してしまった話

  • まえがき

どうも、オルソンです。

 

 

今回は、撮り鉄紀行文である。

 

桜と鉄道、この2つが重なる写真は古くから撮られている。鉄道が外を走る限り、桜や海などの日本の風景と日本の鉄道が絡むことは少なくないわけであり、そういった写真は、鉄道写真の中でも一つのジャンルを築いている。

 

 

ただ、この「桜と鉄道」意外なほど意外と簡単に撮れる写真ではない。まず、場所が限られるというのがひとつある。例えば、ニュース番組でよく使われる桜の名所として「上野の山」があるが、上野の山には鉄道が通っていないため、桜と鉄道の写真は撮れない

 

…いや、上野の山に鉄道が通ってはいるか。上野の山の地下を京成が通って京成上野駅に着くもんな。こち亀にも載っている「博物館動物園駅」とかもろに上野の山の真下だもんな。でも、地下だから結局桜と鉄道の写真は撮れないじゃん、結論が合ってたら変な指摘しなくていいじゃん。ねえ?????

 

 

まあ、上野の山を例にしなきゃ良かったといったところで、桜と鉄道の難しさはもう一つある。

 

それは、桜が意外とすぐ散るということである。いかにも「4月の顔です」感を出しに出して出しまくっている桜であるが、実際には咲いてから一週間もすれば花は散り、あとには葉が残るのみである。

さらに、4月という時期がら天候は不安定であるため、「桜が咲く休日に晴れる可能性」すら運と確率の世界である。あと、せっかく満開になったあとに春の嵐が吹き荒れると、無惨にも桜が散る。

 

そんななか、2024年の桜はやや開花が遅かったこともあってか、春の嵐をしぶとく乗り切り、4/13、14の土日に快晴となった。このチャンスは無駄にできないということで、今回桜と鉄道を撮りに行く運びとなった

 

 

  • やっと本題なんだぜ

ということで、本題として何の鉄道を撮りに行くかというのもあるが…

 

 

 

秩父鉄道パレオエクスプレスとした。

この期間、パレオエクスプレスはSLに旧型客車を引き連れている。一度は「SL+旧客自体は高崎でいくらでも撮れるからなあ、というか撮ってるし」とスルーしていた秩父鉄道だが、沿線に桜並木があり、上記の条件が重なるとなると話は別である。こうして、私は秩父鉄道の桜並木を目指すことにした。

ただ、前日まで仕事だったこともあり、11時ごろ起床し、のんびり出発。熊谷行の方のみに絞ることでのんびり出発しようという魂胆である。

3月の九州旅行*1とGWの座席予約が重なり破産しそうになっているのを、休日おでかけパスで対応。往復だけでまあまあ元取れるからな。

まあ、道中は地味そのものです。千葉県から熊谷への道中なんか無風ですよ。無風なはずなのにいつの間にか、ローカル線に乗っており、1時間も待てばSLが来る。これが秩父鉄道の凄いところです。ということで、大麻生駅付近の桜並木で撮った写真をどうぞ。

7500系

東急から譲り受けた車両。秩父鉄道には東急から譲り受けた車両だけで3形式が走っているほか、都営三田線6000形が走っている。以前は元国鉄101系が走っていた時代もあった。

6000系

西武101系の車両に、西武元レッドアローの座席を取り付け、急行として走らせている列車。ところで、なんでこんなセピアがかっているんですか?光線が側面にもあんまり当たらなくなったのを、自動色調補正したからですか?

パレオエクスプレス

本番である、めちゃくちゃ煙出る前提の撮り方してしまっていて、恥ずかしい限りですね。昨日は出ていたらしいです。

桜並木自体はこんな感じである。桜と鉄道、2つを欲張らず桜だけ撮れば綺麗だったのかもしれない…。

桜と四種踏切。東京から1時間で、こんな風景が見れるとはねえ。

桜と大麻生駅

というより、桜関係なしに大麻生駅のポテンシャルが高すぎる。木造の屋根、色褪せたコカコーラの看板、ベンチの広告も色褪せている、ホーローの駅名標に電話ボックス。ちなみに、電話ボックスの貼り紙によると電話ボックスを破壊する犯罪が横行しているらしい。

 

 

このあと、熊谷駅まで来たということで…

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ぎょうざの満州に行った。ぎょうざの満州とは埼玉ローカルの美味すぎる中華屋である。ここで酒をいっちょ飲んで帰ることにした。

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メンマと塩茹で秘伝豆

ハッキリ黒い粒が見えるほどかけられたメンマと、塩味よりも豆本来の旨味が濃く、かみごたえもほどよい塩茹で秘伝豆。ともに180円……と言いたいところだが、写真はハーフサイズなので100円である。ただでさえ安いのにハーフサイズまであるのが嬉しい。

ちなみに、秘伝豆はラー油をかけるとコンビニで売ってる麻辣青豆みたいな味になる(食感は当然そのままで)。後半味変してみるのもオススメです。

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一口食べちゃったけど、キムチ。中華屋だがなぜかあるキムチ。アミの塩辛的な旨味が濃い…が辛さも同じくらい濃く、旨味と辛味がバチバチに争い、高めあうキムチ。これもハーフサイズ100円。安すぎる。

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水餃子と焼き餃子

ぎょうざの満州の餃子は野菜が多いので、かみごたえしっかりで、脂がくどくないのが特徴。あと、餃子が2種類あるのも嬉しい。さすが、ぎょうざの満州である。具を味わうなら水餃子だが、焼き餃子の厚い皮のパリっと感ももちろん捨てがたい。まあ、3個入りなら両方頼んでも500-600円程度なのだが。

 

 

ということで、最終的にぎょうざの満州ダイレクトマーケティングの記事になってしまったが、秩父鉄道は武骨な電気機関車がまだまだ現役だったり、撮り鉄のターゲットとしてまだまだ研究の余地がありそうであった。色々な撮影地を探ってみようと思う。あと、ぎょうざの満州は千葉県にも出店してください。お願いします。

(おしまい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:あああ

SAKURAIクイズをもっとやりたい!だから作ってもらおう!

  • まえがき

どうも、オルソンです。

 

 

 

オールスター後夜祭のたびに、SAKURAIクイズを作っております。しかし、最近、SAKURAIクイズの制作者がめっきり減っております。というか自分とあともう1人しか知らないです。交換日記じゃないんだぞ。

 

 

ということで、今回はSAKURAIクイズの作り方を紹介していきます。なお、

SAKURAIクイズをもっと作ってほしい!総集編!

https://quiz-maker.site/quiz/publish/hUPj3720231024233402

こちらのクイズメーカーと全く同じ文面ですので、総集編とはいえクイズを解きたい方はこちらをまず見てください。解説でしか読めないのは読み返しにくいと思うので、そのために記事があります。

 

 

  • 羅列型

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そのままだとバレそうなので和訳しているのが、「3年半前の粗さ」ですが、ブレンドSのOPである「ぼなぺてぃーとS」という曲の歌い出しである。こういう羅列を見聞きしたときに「SAKURAIクイズだ!」と思えるかが、SAKURAIクイズを作るカギとなる。ちなみに、ぼなぺてぃーとの意味は、ブレンドSではなくシンパイ賞の芸人が貧乏メシ紹介するコーナーで覚えた。

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これは、家族旅行で絵本の美術館か何か行ったときですかね。売店はらぺこあおむしのコーナーにこの5個の果物が書かれたTシャツを見つけたんですよね。そのとき、「これだ!」と思ってスマホのメモにストックしました。自然発生していた羅列は即ストックを!

これが「ぼなぺてぃーとS」、これの歌い出し聞いて「SAKURAIじゃん!」って思えるようになろう。意識すれば意外と簡単になれるから。

 

  • 共通点型

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こちらは羅列ではなく共通点自然発生とでも言いますか、「何か最近タイムショックのパロディちょこちょこ見るなあ」と思ったところから作問した問題です。最低4つ揃えば「何か多いよなあ」からのSAKURAIクイズ行きで納品できるので「何か多いよなあ」の感覚を大事にしてほしいですね。

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そうは言っても、4つ以上のものの共通点を見出すのは難しいでしょう。実際は、2〜3個のものからしか共通点を見出せなくても、あとで考え抜いたり調べたりすればどうとでもなります。この問題は最初は「板尾創路」と「伊集院光」だけでした。そのあと、途中で口封じで殺される「角野卓造」を足して…………最後の最後で「松嶋菜々子一人二役で双子になる回」を思いついたときは「俺天才か?」と思いましたねえ。はあ!?

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これも、ラヴィット!見てて「KANA-BOONのボーカルって谷口鮪っていうんだ」から作ったクイズですね。モシモシとかたつむりは絞り出せたのですが、あと1人が絞り出せず調べた結果、「平成墓嵐の舵木まぐろ」に到達したのですが、舵木まぐろは2023年1月に急逝していたし、あとメンバーに中学時代の知り合いがいました。君らには、「メンバーにマグロがいるグループいねえかな」と調べまくった結果、知り合いが平成墓嵐になっていたうえに、それと別にメンバー死んでいたことがわかったときの気持ちがわかるか?

 

  • 特殊な名称

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もう中学生のおグッズという番組で渡辺直美のプロデュースするカラコンが食品の名前で色を示しているというのを知りました。こういう「変わった名前の付け方」はSAKURAIクイズにしやすいですね。ちなみに、私が作るSAKURAIクイズの選択肢に、正解にしろダミーにしろ「〇〇の歌詞に出てくる単語〜」が多いのはダミーチェック(後述)が楽だからです。

 

  • 僕はお風呂で身体洗う順番型

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SAKURAI本人の代表作である「僕がお風呂で身体洗う順番〜♪」これも、工夫すればクイズ出題可能。インターネットには変な箸の持ち方をしている芸能人をまとめたサイトがあるので、そこで自分と同じ箸の持ち方の人を探す。解答側は4人の箸の持ち方を知っているか、消去法を使うことで俺のことを知らずとも解けるというわけ。ちなみに、ダミーチェック(後述)により、「西野七瀬」から「白石麻衣」に差し替えています。

 

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いわゆる「専門用語」を響きや単語の意味合いから何となく当てさせる「たほいや型」のSAKURAIクイズ。ある意味一番ベーシックなSAKURAIクイズかもしれません。例えば、9問目は「農作物の品種名って意外とユニーク」がスタートだった気がします。ただ、8問目に限っていえば、「マリオカートのコースって食べ物多いよね」で作ったので、そういう意味では共通点型でもあります。

ちなみに、2023春から使っている「選択肢を変えない縦軸」は、せっかく考えた選択肢を捨てずに作問できるので実は縦軸ありのが楽だったりします。

 

  • ダミーチェックにご用心!

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SAKURAIクイズの思いつき方として、うっすら「何か多いな」と共通点を見出して育てる、何かの羅列を見かける、そしてたほいや型と紹介しましたが、4択考えたあとに「本当に答えが1個か?」というチェックは必須です。複数回答にしてもいいけど、さすがに難易度高すぎるし、難易度の上がり方も綺麗じゃない。ということで、悪魔の証明ではありますが、ダミーがたまたま正解になっていないかダミーチェックをしましょう。

 

 

 

ということで、SAKURAIクイズの思いつき方を様々書いてみました。皆さんもぜひ作ってみてください。でもダミーには気をつけてください。それではさようなら。

 

ラヴィット!カフェに行ってきました

こんにちは、オルソンです。

 

 

 

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フォロワーの方から、誘いを受けまして、本日ラヴィット!カフェに行ってきました。誘ってくださったいいさん、ご一緒してくださったうっらいさん、アサノさんありがとうございました、この場を借りてお礼申し上げます。

 

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どうしても、ごちうさのコンカフェに見えてよくない看板

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これはもう、雀荘の看板だろ

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BOX CAFE &SPACE、コンカフェやるための貸し出し施設らしい。原宿には色んな業態がありますね。

 

入り口からラヴィット!の装飾があって良いですね。ほかにも装飾・看板はあったので、ぜひ行ってみよう!

 

店内はラヴィット!にゆかりのあるBGMが流されていました。「ラヴィット!ランキングで評価する一流料理人が紹介されるときのBGM」のギターソロ部分が聞けるのはラヴィット!カフェだけ!

 

以下は撮らせてもらった料理の写真です。4人で行くと食べ切れないしさすがに払えない量のメニューを頼めるのが良いですね。

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ラッピーカレー。ご飯の色が気になるというか、何ご飯なんだろうとは思うがそれ以外は普通に美味しそう。

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私が頼んだ「石田家特製もやしのすき焼き」味は……そうですね、もやしとすき焼きのタレの味がします。

普通にもやし炒めのバリエーションにあってもいいような味。ただ、牛肉とか春菊とか入れるともっと美味しくなるかもしれません、何となくそんな気がします。

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もやしのすき焼きとセットになっている「9度目の麦茶」TVで見るより麦茶色をしており、多量(と言っても2〜3口分くらい)に口に含むと、突然麦茶になります。

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逆バズーカブリトー

説明不要の逆バズーカをモチーフにした料理だが、意外と野菜の鮮度が良さそう。

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銅鑼が鳴るほど冷たいシェイク

前回も話題になった、マジで銅鑼を鳴らしてくれるシェイク。

散々写真撮ったのに、自分は写真撮らせるのを忘れておりました。この場を借りてお詫びさせていただきます。

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超酸っぱいラッピージュース

「炭酸水で飲みやすくなった」と説明されますが、実際は炭酸水とラッピージュースが別盛りなので、せっかくだから原液を飲んでから口直しで炭酸水を飲むのが普通か。

飲んだところめちゃくちゃ酸っぱかったし、歯がジャリジャリしてきたので、多分酸で歯が溶けたし、こんなもの常飲しているラヴィット!レギュラーは数十年後全員歯がなくなっていると思います。それが分かっただけでも良かったです。

 

グッズも売っていたので購入しました。私が購入したのはアクスタ×2

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ラヴィット!カフェ限定、ラヴィット!カフェフリップ付きのアクスタ。

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お金を払えば買えるアクスタ

このあとは、原宿を徘徊して、時計屋の無料体験(?)を少し見たり、女性用下着屋の上に日本酒屋があるテレビ千鳥みたいな建物を見つけたりとテキトーにブラブラ…途中「友達がやってるカフェ」を見つけ、「ラヴィット!でやってた店だ!」となったのをきっかけに、「テレビ千鳥でやっていた配管マンの店」が原宿だということで調べて行ってみることに……

 

その店は、店先から…そのニューヨークの地下鉄並に落書きが多く「Fuckin Tourist」などと書いてある始末。さらには、服屋なのに何かを叩く音まで聞こえ、我々は逃げるようにその場をあとにした。店先の写真を上げる気も起きんよ…。

 

そのあとは、竹下通りを通過してみることに。日曜なので人が多い。りんご飴専門店のすぐ横にいちご飴専門店、おもしろTシャツ屋さん激戦区、監視カメラの多すぎるセブンイレブン、苺わたあめ専門店などを抜け、途中ガチャガチャの機械がマジで100台はありそうな店にだけ入った。いやー、セブンイレブン以外は東京じゃないと成り立たないだろ…東京すげえわ…。

 

ということで、竹下通りを抜け、原宿駅に着いたので解散となった。最後に、アクスタを初めて買った私が発見したことをこの記事の〆とさせていただきます。

 

 

 

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アクリルスタンドを裏返すと、かまいたちの夜みたいになる

 

 

終わりで〜す

(おしまい)

 

 

【春の九州旅行記番外編】ただ、ちょっと思い出しただけな話

どうも、オルソンです。

 

 

近ごろ、車椅子での映画館の使用なんて話が取りだたされてますね*1

 

そんななか、わたくし、この春九州に行きまして、その紀行文が前回の記事だったわけですが、そこで見かけた車椅子系のエピソードを、書こうかなと思います。

 

 

ちなみに、前回の記事はこれですが、番外も番外なので読まなくてOKです。

春の九州旅行記

https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/03/17/214422

 

 

 

 

あれは、1日目の昼過ぎ、博多駅に戻る電車で起きた出来事だった。

 

博多駅で電車を降りるつもりだった私は、電車が到着するちょっと前からドアの前に、荷物を持って立っていた。

 

ドアが開くと、さすが博多駅とあって、ホームの上には多数の乗客がいたが、その中には車椅子に乗っている方と、赤ちゃんを乗せたベビーカーを連れている方がいた。

 

近年、いや近年といっても結構前からだが、椅子の方が電車に乗る場合、駅員がホームと電車の間の隙間を埋めてスロープにするための折りたたみ式のボードを持ってきてくれる(画像参照)

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JR九州とて例外ではなく、駅員がボードでスロープを作り車椅子の方はスムーズに電車に乗っていった。

 

その後、駅員はその折りたたみ式のボードを畳んだ。畳んでいる途中、ベビーカーを連れている方と目が合った駅員は軽く会釈をしてから折りたたんだボードを持って、戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、終わりでーす。

(おしまい)

*1:もう、取りだたされてないとかそういうのやめよう。進めないから。

春の九州旅行記

こんにちは、オルソンです。

 

 

 

今回は、年度末に有休消化の指令が出たのを利用して、九州に行ってきたことを記事にさせていただきます。

 

 

  • 一日目

さて、九州であるが、どうやっていくか?夜行バス、新幹線、LCCとあるが……まあ、LCCと夜行バスって早めに予約しないと大して安くないんでね。結局速さ重視でLCCを使うことにした。

福岡空港は、博多駅から地下鉄で5分という都会ど真ん中にあるのが特徴である。飛行機が高度を下げていくと、博多の街が少しずつ大きくなっていく。いろいろな路線の線路が見える。このまま飛行機が真下に落ちたらとんでもないことになるんだよなあ…そう思うと、人の作った安全システムってすげえよなあ…。さすがに空港周囲は開けてきたところで着陸。写真を撮っていなかったですが、福岡空港着陸はやってみるといいと思います。巨人になった気分になるので。

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これは、帰りに撮ったので、突然写真が夕方になってしまったが、福岡空港の滑走路になっていない裏側から撮った写真。空港の周りがこんなに街中というのはなかなかない感覚。

福岡空港に着陸し、博多駅へ向かう。

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さて、博多駅ですが、駅ホームに豚骨ラーメン屋がある。この豚骨ラーメン、写真は素ラーメンという一番安いラーメンなのだが、490円だが、素といいつつねぎは入っているし、紅ショウガと高菜は卓上だから入れられるし、何よりホームで食べれる麺類にしては美味しすぎるので結構オススメです。

さて、この時点で11:30。弥生が丘駅で撮影を行う。

キハ185

特急「ゆふ」、「九州横断特急」に使われている車両。JR初期ではなく、国鉄型末期の車両である。

787系

1992年デビュー。奇抜なデザインで競合となるバスから乗客を奪おうというJR九州のデザイン戦略の最初期の作品。30年以上走っているとは思えないデザインではあると思う。

EF81貨物

九州は鉄道の架線が交流なので、関東とは貨物の機関車が異なる。EF81は交直両用の機関車である。

813系+305系

1994年デビュー。JR九州のデザイン戦略は通勤電車にも根付いていることがよくわかる赤く派手な列車が特徴。デザインからは古さを感じさせないが、金属光沢はもう失われている。

811系

青帯なので、リニューアル済みの車両である。811系は1989年デビューと、JRド初期の車両であるため、2016年からリニューアルが開始された。

キハ72形

博多〜湯布院を結ぶ特急「ゆふいんの森」に使われている車両。ハイデッカーで2階展望席があり、ラウンジなども備えているという、豪華めな車両。ちなみにデビューは1989年。

雲が多くなってきたので、ここで撤退。

博多駅に戻り、ここからは食事をしまくっていく。

博多駅の駅ビルにある「天神ホルモン」という店へ向かう。

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ここで丸腸ホルモン定食を注文。丸腸とミックスホルモンが半々で入った定食である。めちゃくちゃ美味かったですが、ラヴィット!で紹介された飯なので、あとはこちらの記事をご覧ください。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

ちなみに、ラヴィット!でぼる塾が福岡のメシを紹介しまくるので、福岡のメシは大概ラヴィット!で事足ります。あと何回か、このリンクが出てくる覚悟はしておいてください。

このあとは、時間稼ぎと腹ごなしを兼ねて中洲川端付近をウロウロした。

具体的にはこういうのを見つけたりしていた。姫路駅にある揖保乃糸のやつとかこういうの好きなんですよねえ。懐かしさもあるし。

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さて、今回行った屋台は「ともちゃん」である。2023年末「酒のつまみになる話」で松本人志も行きつけとして紹介したらしい。前回九州旅行したとき*1も行ったのですが、美味すぎるので博多行ったら行っちゃうね、しょうがないね。

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そんな「ともちゃん」に開店30分前から並び、歩道でこんなことしていいのか、とお節介を言いたくなるほどに燃え盛る炭火を見ながら開店を待つようにしても一巡目に入れず、トータルで一時間くらい待った。また、屋台が狭いので座席を詰めに詰め、それでもということでリュックを屋根の上に乗せてから注文をした。屋根の上て。インドの電車じゃないんだぜ。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

そんな、大盛況すぎて俺の荷物がインドの電車状態になった屋台「ともちゃん」はラヴィット!で川島明行きつけの屋台として紹介されておりましたのでこの記事へのリンクをもって、「ともちゃん」の紹介は終わりとします。

ともちゃんで調子に乗って6000円くらい吹っ飛ばしてしまったので、このまま宿へ向かってもよかったのだが、もう一軒行くことにする。ただまたお腹いっぱいになったので、途中のブックオフに寄って腹ごなしをする。さて、ブックオフで少しディグったので目的の屋台へ向かい……あれ?肩が軽いぞ?リュックがない!どこへ……あ、そうか、インドの電車だ!ということで、ともちゃんに一回戻る。店主がわざわざ謝りながら荷物を下ろしてくれた。接客の温かさも、ともちゃんの魅力です。

そんなわけで、一回ともちゃんに戻ってから次なる屋台へ。
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その屋台とは「雲仙」。この屋台も、ラヴィット!でぼる塾が紹介した店ですね。

【随時更新】ラヴィット!で出てきたもの買った、食べた - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2024/01/02/002433

メシをラヴィット!に決めさせると楽ですねえ。しかも今のところハズレなしと来たもんだ。ケータイのメモに美味そうな店入れ続けよう。

このあと、ちょっと急げば間に合いそうなので、快活CLUBへ急ぎ、「水曜日のダウンタウン」をリアタイすることにした。楽しく見させてもらったが、その影響で1時間分宿泊料金が高くつき、4500円というビジネスホテルみたいな宿泊費になってしまったがまあよい。

 

  • 二日目

天神を8時前に起床。早起きしないから宿泊費が嵩んだってのもありますね。そろそろ快活卒業かなあ。

朝食はソフトクリームで済ませて、水城へ向かう。水城は、鹿児島本線としては珍しく、線路が東西に走っており午前中に順光となる撮影地である。最初はめちゃくちゃ曇っていたが、10時になってから晴れてきた!いいぞ、いいぞ!

キハ72形

特急「ゆふいんの森」、この頃はまだ晴れていなかった。

787系

通常の787系より黒く光るこの車両は「36ぷらす3」という全車グリーン車orグリーン個室で大正風の和洋折衷の内装になっている特急である。

特急「ゆふ」

885系

2000年にデビューした、博多〜長崎を結ぶ「かもめ」と小倉〜大分を結ぶ「ソニック」に導入された。北九州を走る特急に充当されており、「かもめ」に充当されると「白いかもめ」、「みどり」に充当されると「白いみどり」と時刻表で呼ばれる。ちなみに、振り子式が導入されている。

783系

1988年導入。JR化初期からいる古株。扉が車両の真ん中にあるため、適度に個室感がある内装が特徴。九州初(日本でも2番目)の在来線130km/h運転を実現した車両である。その頃とは塗装も内装も大幅に変わっており、オレンジ色なのは、ハウステンボスへ向かう特急「ハウステンボス」の塗装である。ちなみに、後ろには特急「みどり」が連結されている。

811系

解説は先述したが、これは赤と青の帯なので、リニューアル前の車両。

813系

813系もリニューアル車があるが、それはバスくらい行き先の表示がデッカいので、これもリニューアル車ではない。

EF81 450番台

国鉄民営化のあとに作られたEF81である。

787系

側面の光線が芳しくなくなってきたが、とにかく晴れた787系である。

このあとは、久留米へ向かった。久留米では鳥栖駅のかしわめしを売っていると聞いていたが、実際には売っていなかった!久留米駅に駅弁はないらしい!無念!

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ということで、せめて悪あがきとして駅コンコースのファミマで福岡っぽいものを買い、昼食とした。資さんうどんの焼きうどんは確かに福岡風の柔らかうどんでタレが染みて美味しい。めんツナかんかんは辛口とあって、結構辛いが、ツナの隙間に明太子の粒を感じる。

さて、久留米駅では九州新幹線を撮影した。N700系を撮ったあと、5分後にやってくる800系を撮って難なく撤収する予定だったが、切り遅れてしまい、一時間待つハメになってしまった。こんなに800系の割合って小さくなっていたんですね。

N700系7000or8000番台

東海道新幹線に入ることがないN700系。2011年に九州新幹線が博多まで開通したときに、山陽新幹線と直通するために作られた車両。

800系

2004年に九州新幹線が部分開通したときに導入された。………20年選手!?

JR九州のデザイン戦略が「和風」になり始めたきっかけくらいの車両だった気がする。

このあとは、この時期に九州にやってきた最大の目的を撮るべく、羽犬塚に向かった。この九州旅行最大の目的………それは

 

 

 

SL人吉である。

SL人吉は、2024年3月23日に運転を終了するSL列車。SLは人気でも、メンテナンスが大変なんですって。3枚目は、久留米駅にあった地元高校生による看板。

久留米駅で新幹線を撮っていると見えた煙。一瞬マジで火事なのかと思ったが、下にSL人吉が止まったときの煙だった。よかった〜。

SL人吉を撮るために移動する前に久留米駅で撮れた「ゆふいんの森」。この記事で「ゆふいんの森」唯一の晴れカットである。晴れカット撮れました!激Vです!バンザーイ!

九州新幹線高架下を通るSLが撮れた。撮るものは撮ったのでもう撤収のみだが、寄り道はする。

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まずは、鳥栖駅のホームにある「中央軒」のごぼう天うどんである。シャッキリ食感が暴力的な太いごぼう天と、どのうどんを頼んでも、柔らかく煮込まれて優しい味が染みたかしわがついてくる。ほぐされたかしわが柔らかいうどんと絡むし、鶏の旨みが少しずつ出汁に滲み出ていく。うっかり鳥栖駅で降りちゃうくらいには美味しいのでオススメです。

さて、鳥栖から博多に戻るときは、「最後くらいは」ということで特急に乗った。
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やってきた特急は787系。JR初期車もどんどんなくなりつつあり、いつ無くなるか分かったもんじゃないですからね。
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特急の中では、先ほどの中央軒で買った「かしわめし」と「缶ビール」をかます。かしわめし、先ほど紹介したかしわがご飯に載せられており、汁がない分本領が発揮されている。また、白米ではなく鶏の出汁で炊かれているので、ご飯にくまなく鶏の味がついている。一個だけついているシューマイもまた美味しい。こちらもオススメ。

博多駅ではお土産を購入した。
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博多玉露まんじゅう

博多通りもんのメーカーである「明月堂」が作っている饅頭。歯で噛むのではなく、歯を当てると崩れる食感は通りもんそのままに、玉露の甘さと苦さと香りがブワッと鼻と口に広がる。通りもんより好きなのだが、福岡に玉露のイメージがないのと、通りもんより少し高い*2のとでなかなか広がらない。

このあとは、福岡空港から飛行機に乗って帰還した。搭乗する際「お座席、非常口になります」と言われ、何気なく聞き流してしまった。その結果、非常口なので窓がないとか自分の座席の前が逃走経路になるので荷物を全て上に置かなきゃいけないとかはあったが、まあいいかな、と思っていたが、「非常口のしおりをご一読ください」と言われて、ご一読してみると…

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・キャビンクルーが非常口を完全に開放するまでの間、他のお客様を制止すること

・キャビンクルーの指示に従い、機外が安全であることを確認して、非常口ドアを操作し開放すること

・脱出スライドが膨らんだ後、他のお客様を速やかに脱出させること

・脱出スライド下において、後から脱出するお客様を援助すること

・速やかに機体から離れて遠くへ避難するよう声をかけること

いや、責任が大きすぎやしねえか〜!?

乗客のうちランダムで選んで抱えさせるにしては、

責任が大きすぎやしねえか〜!?

(おしまい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2023/05/08/000458

*2:通りもんは1個140円で玉露まんじゅうは1個200円。1個60円差だと6個で360円差となり、6個入り1400円となる。6個入りで1000円くらいで博多土産となる菓子は通りもん以外にも結構あるので、なかなか競争に勝てないのだと思われる

255系とか撮影記

どうも、こんにちは、オルソンです。

 

 

今回は、ダイヤ改正でいなくなるとかそうでもないとか言われている255系の撮影に向かった日のことを書こうと思う。それでは、よろしくお願いします。

 

 

まず、某駅から千葉駅へ向かう。ここで、乗り換え兼朝食の時間とする。

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この日は、そばいちという駅そば屋で朝定食とした。朝定食なんてやってるんですね。納豆をかき混ぜてそばにぶち込み、そばを啜りきってから残っためんつゆと納豆と生卵をご飯にかけてさらに啜った。

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あと、千葉駅の駅弁屋で「チキン弁当のからあげ」も購入。550円と手頃かつ美味しいのに、あるときとないときがあるので、つい確認してしまうし、あったら買っちゃう。冷めてもスパイスが程よく効いてて、肉も柔らかめで美味しいのでオススメです。もっとずっと売っててほしい。

チキン弁当のからあげを持って、内房線に乗車。何のトラブルもなく、終点上総湊で乗り換え、浜金谷で降りる。浜金谷は、鋸山の最寄り駅とあって、多くの登山客が降りて行った。

そんな鋸山とは逆方向に無限に走る。というのも、9:10浜金谷着で新宿さざなみは9:40浜金谷着と、時間が少ないのである。何とか走りまくり、撮影地に到着。

1分くらいでお目当てがやってくる。ギリギリの行程すぎて気づかなかったが、電車に枝がまとわりつくように被ってしまう。まあ、しょうがないということにして、戻る。

とはいえ、ただ255系を撮って戻るだけではもったいないし、電車の待ち時間もあるので、ここで早めの昼ごはんとする。

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金谷食堂というところで、房総フライ定食をいただく。黄金アジを筆頭にカレイとメバルもついている。黄金アジフライが旨いんですよねえ。マジでアジフライがフワフワなのである。黄金アジフライ食べるまでアジフライがフワフワと言われてもピンと来なかったし、他のフライとの優位性も感じていなかったのだが、一気に好きになりました。他の白身魚のフライも美味しかった。

浜金谷駅に戻り、内房線に乗る。五井で乗り換え、小湊鐵道に乗る。光風台で降りて撮影を行うためである。

キハ40

国鉄型であり、小湊鐵道が最近導入した車両。まさか、千葉県がキハ40見れる場所になるとは思わなかった。

キハ40

少しずつ光線が悪くなっている。

小湊鐵道も本数がけして多くないので、途中で近くのスーパー「しげのや」に行く。千葉のご当地スーパーらしいが、千葉県出身千葉県育ちでも知らなかったですねえ。しげのやでは千葉県産の刺身を多く扱っており、刻みしょうがやネギが散らされているのも嬉しい…が、それらの刺身にはどうやら醤油がついておらず、無料で取れる醤油もない模様。ということで………

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オモコロで見た旨い牡蠣を買った。これと、朝買ったからあげをつまみに酒を飲む。いくら何でも意味がわからないので、せめて酒だけは千葉の地酒を買った。ちなみに、牡蠣は丸々として旨味たっぷりだった。

キハ200

小湊鐵道の標準的な車両。最も新しいものでも1977年製造という約50年選手。

キハ200

最後の撮影チャンス。夕暮れのいい光線で撮れてよかった。

このあと、光風台から帰還した。

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帰還するときの列車はキハ40であった。小湊鐵道のキハ40はまだまだカラーバリエーションある。またリベンジするしかないね。

(おしまい)

 

 

 

 

THE W2023の勝ち残りノックアウト形式を考察しよう2023

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千原ジュニアの座王の「言いにくいことを叫んでください」というお題の回答から失礼します、オルソンです。

 

 

さあさあ、今年もこの季節がやってまいりました。THE Wの結果考察記事でございます。

THE W審査システム「勝ち残りノックアウト方式」を徹底考察 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2020/12/16/011018

 

THE Wの決勝の結果を考察しよう2021 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2022/01/02/021747

 

THE W勝ち残りノックアウト審査を考察しよう2022 - オルソンブログ https://orsonblog.hatenablog.com/entry/2022/12/21/113519

THE Wでは勝ち残りノックアウト形式という独特な審査方法を採用しております。それゆえに、ブロック間の順位が不明瞭という特徴がありますが、そこを筋道立てて考察し、明瞭にした結果昨年はAマッソが優勝という考察結果になりました。筋道をしっかり立てて辿っていったらそうなったんだもん、後味悪いけど。

 

そんな闇を持つ審査システムが続投されたため、今年も考察を捗らせていただきます。いや、誰かが考察しないと、順位が分からない審査方法って、何〜!?

 

  • Aブロック

煽りVTRで「シンデレラストーリー」多用したら本当にシンデレラのネタやってる場合は何かネタ被りみたいになっちゃうだろハナタレと思うまいあんつのネタから始まったTHE W。縦軸というか設定をギャグの羅列に乗せることで羅列ではなくする手法をもってしても、見失いかける手数は…ギャグと「これが12時まで…」「トカゲがイグアナに」などのツッコミが混在していたのが…とはいえ、「右手は指揮者で左手チンパンジー!せめて意味のあるやつにしてちょうだい」は笑ったが…。はるかぜに告ぐは、一年目ということを差し引いても素晴らしい。「物パクる根性ないもん日本人」「岸和田の人、まだデカいと早いがカッコいいと思ってんねん」など偏見の笑いをワードセンスで成功させているのも、「傘のちゃんとした捨て方知ってる?」「なくすとられるで世界を循環しててん」などビニール傘だけで展開を転がせているのも…。もっとキャラが認知されたり、使い方が見出せると、さらにハネそう。そういった部分が完全になくなり、中堅の落ち着きすら感じさせたのがスパイク。「キレ方が静かで陰湿」というのとボクシングを掛け合わせる設定がまず良いのに、それ以前のツカミがあって、「最後の客」「ツバを吐く」「何で会話できてんの?」などの展開を入れるタイミングが絶妙で、「あれ〜〜〜私そんなこと教えました!?」「止めましたよ!」など松浦の漫画みたいなツッコミがあって……これは優勝しちゃう!とTHE W見始めて最初に思ったネタですね。2本目も「だってぇ!!いつもユカさんの靴下ぁ!!真っ黒なんだもん!!」の言い方だけなのに面白い。言い方と間が完璧なだけなのに………あ、そうか、言い方と間が完璧だったら、もう完璧なのか。スパイクに続いたがゆえの0票感あるやす子、元々の回文の荒さに、「(国家)は入れてはみたけど全然気に入ってない」「虹が出ているとか金髪の人とかそう描かなきゃいいところをそう描いている」「回文ではなく怪文というチェック」「これは作ったとき面白いと思った」など、洗練されたフリップネタと真逆の要素が笑いに繋がっていましたねえ、ニンというか、少なくとも裏笑いとかそういうのではない、ないけども洗練されたネタではない。そんな、Aブロックの審査結果がこちら!

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野田、友近、哲夫とその他4名で審査傾向がハッキリ二分されていますね。あんまり審査傾向が割れると、解くパズルの数も増えるので、たかだか二分で済んでよかったです。

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では、野田・友近・哲夫審査員の結果をもとに、順位づけを行う。画像の上にある3つの不等式は、審査結果を表している。この審査結果をもとにすると、スパイクが1位であることはわかるが、それ以外の順位はよくわからないということがわかる。左と真ん中の不等式を見るとはるかぜに告ぐが最下位に見えるが、やす子の位置がわからないことには、はるかぜに告ぐが最下位ということは確定していないのである。ちなみにスパイク以外の3組の並び順は、「はるかぜに告ぐ<まいあんつ<やす子」、「はるかぜに告ぐ<やす子<まいあんつ」、「やす子<はるかぜに告ぐ<まいあんつ」の3通りまで絞れることは分かっているが、この3通りについては3名の審査員が同じ審査傾向とは限らないことに留意する必要がある。
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田中、川島、塚地、そして国民投票の審査を整理すると以下の通り。こちらもスパイク1位以外の情報はない、なぜならやす子が何位かわからないから……ってあれ?審査傾向はスパイク来てからは一緒で、異なるのはまいあんつとはるかぜに告ぐの並びだけじゃね?だとしたら、さっきとここで書き方違うのおかしくね?まあ、とにかくスパイク1位以外は何の意味もなさない考察となりました。余談ですが、CMあおりの「4度目の決勝進出スパイク」の4度目は、決勝進出決定後コロナ感染で決勝出れなかった分も1回にカウントしてます。そういう部分はしっかりしてる。意外と。

 

 

  • Bブロック

芸術家肌の変な陶芸家という設定がゆるーく伝わってから、「何で結婚できるんですか?」でぐっと掴んだハイツ友の会のコント。芸術家肌の変な人のディテールが全て「何で結婚できるんですか?今のところ血の繋がっていない人と共同生活できる要素が一つもないんですけど」に収束するという構成は強力だが、そこへの固執から展開はどうしても少なめ。一方、相撲部屋という独自の設定で、どこをイジっているかの明言を避けつつ「イタイ新規VSイタイ古参」というWボケWツッコミを見せた紅しょうが。双方のイタさの割り振りも完璧!2本目でも、熊元の方こそパンツ丸出しとわかった時優勝は確定といっても過言じゃなかったですねえ。最終決戦は音声トラブルの有無に関わらず圧勝だったと言えるでしょう。変ホ長調は「電子チケットは緊張する」「展覧会と水道屋が陣取り合戦してる」などのあるあるの精度が高い一方で「アベノマスクのガーゼでカイワレ育てた」の破壊力もある。梵天は姉妹ということでボケもツッコミも口悪いというキャラクターがいい。最後に「うちの食育が終わってるのがバレてしまったよ」となるのも。「お前今日1000万持って帰れなかったらどうするつもり?」という決勝でしか言えないセリフぶち込みも好き。そんな、Bブロックの審査結果がこちら!

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国民投票含め、全審査員が同じ審査をしております。ここまで解くパズルが少ないと、つまんねえですね。

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それ以前に、紅しょうがが圧勝すぎて、そもそもパズルがつまんねえですね。こんな有様なので、紅しょうが以外どういう順位でつけたのか?その答えはわ・か・ら・な・いとさせていただきます。この状態は、去年もBブロックで天才ピアニストが起こした現象なので、ここ2年間の傾向として、THE Wで優勝しやすいのはBブロックのトップバッターということになりますね。Bブロックのトップバッターになって圧勝できれば優勝できます。どうやったらBブロックのトップバッターになれるのか、どうやったら圧勝できるのか?その答えは、わ・か・ら・な・いとさせていただきます。

 

  • Cブロック

ゆりやんレトリィバァVSあぁ〜しらきという名勝負(?)から幕を開けたブロック。ゆりやんのハムスターがエアーなだけでしかないエアーハムスターショー(そもそも本当のハムスターショーよく知らんし)も面白かったし、「本当のエアハムスターは私たちなのかもしれません」って怖いようで全然意味わからんし、ゆりやんゆりやんたる所以が良い方に転がり続けていたネタだと思うが、あぁ〜しらきがカオスさで食らいつく!妖怪角刈りおばさんって何だよ、別におばさんが角刈りしてもいいって考えたら妖怪でも何でもないんだよ。あと「角刈りになるとヘビに懐かれるのよ」っていう聞いたことない角刈りあるあるは何だ、あとフリがエアドラムなのも何なんだ。賞レース決勝でこんなにどっちでもいいことないですよ、と思っていたら麒麟川島が「これ、どっちも負けっていうのはないんですか?」プレイヤーとしても視聴者としても色々なお笑いに触れているはずなのにまだそんな感覚が生きていること自体が素敵すぎますね。ぼる塾は、結構田辺さんのニンというかキャラに頼っていた印象で、ちょっと評価しづらいかと思うが、それ言い出すと前2組も評価しづらい。何なんだこのブロック。そんな、カオスブロックを丁寧なコントでかっさらったのはエルフだった。ありそうな架空配信ソフト「ポテポテ」の語呂からして面白い。「めっちゃ私の妹や」、「ポテポテ」「ウィ〜!」オチのことを考えるとお父さんがお茶を知らないところだけおかしくないか、と思うが…ところで、ネタ順次第では角刈りしらきVSすっぴんエルフがあったと思うと熱いブロックですね。その上で、2本目の漫才のつかみが「間に合いました〜!ハッシュタ〜グ!」なのはちょっとズルすぎる気も……いや、THE Wだけはこれくらいズルくていい……のか?そんな、Cブロックの審査結果がこちら!

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野田審査員、友近&川島審査員、その他4名で合計3通りの審査傾向に落ち着きました。

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そんな野田審査員の審査を見ると、見たことない形になりました。1位も最下位も確定しないやさしい世界が広がっています。
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友近&川島審査員も、1位は確定しない形になりましたが、最下位だけはしっかりと確定しました。しっかりと確定すんな。
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哲夫、田中、塚地審査員と国民投票の傾向は以上の通り。完全に順位が確定となりました。全順位確定したのはこの企画やってて初めてだと思いますし、初めてにして4人もの審査順位を確定できたのは嬉しい限りですね。

 

  • 考察

ここから、さらに考察を進める。以下の表は、ここまでの結果を元にして、各々の審査員が誰を一位にしていたかを記したものである。ただし、1位が確定しない場合は全パターンを記したものである。

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去年の考察結果では、普通に1位のグループに投票するシステムだったらTEAM BANANAかAマッソが最終決戦進出するはずだという旨のことを書き散らかし、あわよくば予言になることを狙った結果*1、AマッソはTHE W2023不参加、TEAM BANANAは体調不良に伴う活動休止という結果に終わった。今回は最終決戦3組とも揺らぎのない結果となりました。AブロックのスパイクとBブロックの紅しょうがは言わずもがな、Cブロックもエルフ1位確定が4名いるので、あぁ〜しらきやゆりやんがこの牙城を崩すことはできなかったのである*2そんなわけで、考察パズル面においてはとても順当かつ平和な回ということがわかったところで、来年の予言をさせていただく。来年優勝するのは…………Bブロックのトップバッターだ!!!!

 

(おしまい)

 

 

 

*1:2020→2021オダウエダ優勝はこの方法で当てています

*2:とはいえ、野田クリスタルがあぁ〜しらき1位と思っている可能性があることも、友近ゆりやん1位と思っている可能性があることも、ロマンがあると思いませんか?